会派日誌

2020/5/22 金曜日子どもの気持ちに寄り添う政策を!

甲子園大会中止、無念である。子どもは甲子園や中高体連大会や文化祭の中止は望んでいない。子どもの目線で考える大人はいないのか。コロナの対策に対しても子どもは検討委員にも審議会や専門家会議にも加われない。意見を言う機会がない。国では高校生18才には選挙権を与えたが、真剣に且つ対等に意見を聴く姿勢はない。

今、子どもは誰も九月入学を検討してくれとは言っていない。すべて「大人」達、行政や政治家や専門家や大学の先生等の会議で決定していく。そんな検討をする時間があるなら現実の授業やクラブや大会がどう工夫したらできるのかを 財政も含め考えてほしい。

「過密化」が問題なら、子どもが多様化し減少するにもかかわらず、半世紀にもわたる小中高40人学級を35人学級 30人学級に変えたらどうか。今月7日 から元通りの登校に戻した村では、不登校だった生徒も登校した。又 分散登校の生徒はクラスが少数となり「授業がわかり易い。質問しやすい。しっかり教えてもらえる」と言う。

コロナを教訓に国は「四十把ひとからげの教育」を先進諸国並みの数にし一人一人を大切に、検査等も優先し安全を整え、早急に子ども達の望む「教育」を実現してほしい。

令和2年5月21日
今 井 正 子

信濃毎日新聞「建設標」に投稿しました。

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