会派日誌

2004/2/27 金曜日本日2月県議会開会。県民の為に実りある議会に!

ふと今朝我家の庭を見たら、福寿草が咲いていました。春の訪れが遅い信州。我家の庭で、毎年真っ先に咲く花が福寿草です。今まで気がつかずにいましたが、昨夜から降った雪の中から、黄色の可憐な花が春の訪れの遠くないことを知らせていました。今日から始まる定例議会。県民の為に実りある議会となるよう、雪解けの中で春を告げる福寿草のように明るく爽やか・暖かさを感じる議論、県民の為に、前へ進む明確な論議の展開を望みます。

★2月定例議会が本日27日開会になりました。
田中知事は、一般会計総額8758億円の新年度当初予算案や条例案の議案説明を行いました。その中で「政策の流れを中央集権的な物から『コモンズ』中心の地域からの流れに変える」と述べられ、国の「三位一体改革」の影響で、360億円の歳入不足等に直面した県財政を「未曾有の財政危機に直面している」とし、財源不足に対応すべく県財政の立て直し案として、県職員の寒冷地手当て削除等の条例案を提出しました。寒冷地手当て削除に関しては、「労組との合意」が無いまま提出され、議会での対応が注目されています。
世の中全体が厳しい経済状態の中で、税金を納税している一般の県民の中には、会社が倒産したり、リストラされたり、ボーナス等出無い会社が多い中、同じ寒さの長野県で働いている一般企業で「寒冷地手当て」がついている企業があるということは殆ど聞いたことがありませんというような意見が「トライアルしなの」にも多くよせられています。「寒冷地手当て」というものがどういうものなのか、県民が納得出来る説明が必要であると感じます。
「一般企業に置き換えて考えてみると、倒産寸前の会社が社員に手当てはどうしますかと聞いていたのでは倒産してしまう。倒産しない為には痛みは当然・・・」という意見も寄せられています。県民の目線では、どのような判断がされているのでしょうか?
知事の議案説明の根底に流れる「コモンズ」の意識の深さ「一人一人の県民」「人々が暮らす地域」は、「集落創生交付金制度」「コモンズ新産業創出事業」「コモンズによるみどりのアクション事業」等に生かされていると思います。

★延会後議員は、知的発達障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム・長野」の開会式に出かけていきました。タレントのKONISHIKIやKiroroからの応援メッセージや歌も披露され、開会式に花を添える予定です。

2004/2/26 木曜日明日は2月定例会開会。今週は団会議・勉強会の連続です。

明日27日から3月26日まで、2月定例会が開会となります。
「トライアルしなの」では定例議会へ向けて、24日開催した団会議では、一般質問等議会対応についての打ち合わせを行いました。

★本日26日も午前中団会議を行い、午後1時から4時頃まで、県の教育委員会から、組織改編に伴う新たな「信州教育振興庁」構想について、「30人学級」「高校教育」等につき説明を頂き、意見交換を行いました。
「トライアルしなの」には、教育問題に関してはとりわけ熱意と情熱を持っている元教員の今井正子議員がおり、現場での体験を通しての意見・問題点等、現場の生の声として伝え、要望していました。
その後、明日から長野市を中心に開幕する知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピック日本冬季ナショナルゲーム・長野」に関して説明を受けました。この大会が参加者に事故もなく、素晴らしい大会となることを祈ります。

2004/2/23 月曜日2004年度一般会計当初予算案の勉強会開催

春の訪れの遅い信州でも、昨日の日曜日ははとても暖かで、陽射しも明るく、梅の蕾も膨らんできて春の気配が感じられました。しかし、今日は又、風が強く、雪も舞っています。そこまで来ている春ですが、まだまだ訪れは先のようです。

今日は午後1時から団会議を開催。活発な意見交換が行われていますが、2時からは、20日に発表された県の2004年度当初予算案について、経営戦略局財政改革チームの志村参事より説明を受けました。総額8758億円で、前年度当初比598億円。6.4%減という3年連続のマイナス予算です。
国の三位一体改革による地方交付税の大削減などの影響で歳入が当初見込みより大幅に不足する事態に対応し、92年度以来12年ぶりに9000億円を割る規模にとどまる事となりました。
歳入不足に対し、寒冷地手当24億円の削減、県単独事業など投資的経費の削減、事務的経費の見直し等合わせて90億円の歳出を抑える方針。様々な質問が飛びかい予定時間を大幅にオーバーしてしまいました。
その後、ダム関連についての取り組みに対し、県の担当者から説明を受けました。又、稲荷山養護学校についての今までの経緯についても担当の職員から説明を受けました。
今週末の27日には、2月定例議会が開会となります。
目下、全員白熱した意見交換が行われている最中です。大いに練り上げて、2月定例会では真の県民益を実現していくよう成果を挙げて欲しいものです。

2004/2/17 火曜日会派控え室が引越し。午後田中知事と懇談。

今朝は、「フォーラム改新」に2名の無所属議員が加わり、4名から6名の会派「緑のフォーラム」になった影響で、会派控え室の引越しが行われました。昨日の団会議の際、議員個人の私物は各位まとめて頂くようお願いしての引越し。県の職員の方々にもお手伝い頂き、前「政信会」の控え室へ移りました。今まで南向きで緑の木々と空が見えていましたが、北側で窓から空が見えず陽も当たらない部屋なのでとても寒いとの事。午前中に荷物を運び、午後は整理にあたりました。何とか落ち着ける控え室になりました。

1時から知事との懇談会を予定していたので県民ホールで待ち、1時30分過ぎに会議の終わった田中知事・青山出納長と議員報酬問題について、政務調査費について、三位一体の改革について等意見交換を行いました。
政務調査費については、前日の16日、島田代表が旧「県政会」の平成13年度の会計担当者として政務調査費の精査中間報告を行いましたが、精査は、通帳の紛失や精査に必要な十分な資料を見せて頂けない状況であったので、責任ある、県民の納得が得られる精査ができなかったという事ですが、今年度からの政務調査費は領収書の添付が義務付けられており、使い方も説明責任が果たせる透明度の高い使い方になっています。
旧県政会を除名された島田議員にとって、当時の状況下では、使途内容等について知りうる状態ではなかったと思われますが、会計担当者として、監査人の指摘事項や政務調査費の使途内容等につき慣例とはいえ全く知らなかったことに対して、深く責任を感じている様子です。
田中知事は、1人あたり月額29万円の政務調査費を見直すため、来年度一般会計当初予算案には1年分は計上せず、4か月分だけ計上し、8月以降の分は6月補正で対応するとのお考えを述べました。

2004/2/16 月曜日先週から、団会議・研修会と続き、今日も団会議です。

立春も過ぎ暦の上では春。陽射しは明るくなってきましたが、今日は、また雪景色です。
このところ、団会議・研修会と続き、今日も目下、団会議開催中です。
会派日誌担当の事務局櫻井が、不注意から足を捻挫。その上、父のような存在であった叔父の逝去と続き、休むことが多く会派日誌が滞り申し訳ありませんでした。

★2月10日、午前中団会議開催。告別式で横浜まで行かなくてはならず休ませていただいた事務局にかわり、定例議会中お世話になっている県の臨時職員である藤本さんに留守をお願いしました。藤本さんは、大変きちんとした信頼できる方なので、安心して仕事を任せることができ、本当に助かります。

午後は、「しなの鉄道」社長の杉野正氏を講師としてお招きし「しなの鉄道の現状と課題(経営健全化対策)」についてお話を伺い、意見交換を行いました。
第三セクター会社「しなの鉄道」の経営再建問題で、県は来年度同社への貸付金103億円を株式に振り替え、併せて、減価償却費を圧縮するために減損会計を導入する方針を示しました。杉野社長は、原価償却費を圧縮したとしても「それを上回る利益を稼げるかどうか、運賃の12%値上げも考えないと赤字経営は続く」との事。研修内容は、木内県議のホームページに詳しく載っておりますのでご参照ください。

夕方から、教育問題についての勉強会を開催。
「平成15年度学力実態調査結果の概要について」教育委員会の教育指導課から、「ゆとりある教育」(学習時間が1/4も減)の実施により、計算力等の学力の低下が出てきている現状を説明をしていただきました。
又、稲荷山養護学校開校の遅れについて説明を受けました。
12月定例議会で提出された補正予算案が否決されたことにより、木材の調達が間に合わず工事の遅れが生ずるためで、子どもたちや親御さん、先生たちのためにも、このようなことが無いよう、トライアルしなのでは宮川県議が「原案賛成」の立場で賛成討論を行ったのですが、否決された経緯があります。(詳しくは、12月26日のトライアルしなのと12月22日の宮川県議のホームページをご覧下さい
県が「長野モデル」として、何よりも子供たちの教育環境を熟慮し、検討に検討を重ねた事業であるだけに、議会での議決の重さを感じます。
より良い方向で、学校が一日も早く開校となるよう願います。

★本日16日の団会議の議題は、「2月定例議会への対応について」です。
団会議に先立ち、共産党県議団の小林議員、無所属の林議員、北山議員と議員報酬のあり方について議論し、議員報酬の削減に関して「議会運営委員会検討委員会」の検討課題に加えていただくよう、「トライアルしなの」は「共産党県議団」と連名で、宮沢敏文議会運営委員長へ申し入れ書を提出いたしました。
それとは別に朝宮川県議は、県民協働ネットの永井議員と無所属の北山議員の連名で田中知事へ、議員報酬を削減するため、県特別職報酬等審議会条例に基づいて報酬改定を審議する審議会を設置するよう申し入れを行いました。

2004/2/6 金曜日2月5日 トライアルしなのは「長野県観光協会」について研修しました

廃止が検討されている外郭団体について研修しているトライアルしなのは、昨日の5日の午前10時から12時半近くまで、「長野県観光協会」について、協会から、井手隆司専務理事をはじめ3名の方々にお越し頂き、会派控え室で現場の声を聞かせていただきました。
「観光県としての長野県のポジション」について、「博報堂」の調査をもとに「実際に観光で来たことがある人が多い割には、再び来たいという人の比率(リピート率)が高くない」との指摘がありました。又、「信州の観光地として、豊富な観光資源を活かしきれていない」「貧弱なマーケット戦略」「低いホスト意識(おもてなしの心)」「情報戦略の欠如」など、観光県としての意識をもっと高める必要があることが指摘されました。
更に今後の環境協会の戦略として、「三大都市圏や九州・広島・台湾・韓国・中国をターゲットにした市場開拓」「個人で働くことに慣れている団塊世代の取り組み」「インターネットビジネスの拡大」「件の持っている観光情報センターのリニューアル」「新たなイベント展開」をして今後5年間に「観光収入の対前年比3%増(毎年)」「全国スキー人口のシェア40%確保」「海外客のシェア3%」「観光協会を新社会にして自立し黒字化していく」などの目標についてもお聞きしました。
井手隆司専務理事は、民間の観光関連会社(スカイマーク)からおみえになった専務さんであり、鋭い分析と、説得力ある人を引き込む話術でレクチャーくださり、大変良い研修になりました。
「信州」は、自然に恵まれた美しい県であり、誰もが訪れ、楽しめる県として更なる飛躍ができるよう、夢ある観光ビジョンを伺う機会となりました。

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