雪の溶けた我家の庭に黄色い花をつけた福寿草が咲いていました。春の訪れを一番に知らせる可憐な花です。よく見ると、水仙もチューリップも芽を出し伸び始めていました。信州の冬の厳しい寒さにも耐えて、新たな生命力が活動を始めました。
いよいよ明日から弥生3月、春の訪れが遅い信州にも、暖かな春の気配が着実に訪れています。
アジアで初のスペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会は、26日(土)夕方、長野市のエムウェーブで開会式が行われ、『皆で集い、共に楽しもう』をテーマとした8回目の冬季大会がいよいよ幕を開けました。長野県議会では、議員が開会式に参加するようになっており、我会派からも、島田議員と今井議員が感動あふれる開会式に臨みました。
開会式では、笑顔が輝く全選手団がギリシャを先頭に入場。観客が拍手で応え、会場は大歓声であふれました。
安川SO冬季世界大会・長野理事長、ティモシー・シュライバーSO国際部長、田中長野県知事が歓迎の挨拶。皇太子殿下は、「大会を機に知的発達障害のある人々の社会参加が進んで、誰にも温かみのある社会の創造が進むことを希望します」と述べられ、選手宣誓・聖火の点灯・小泉首相の開会宣言がなされました。
式典では、信州長野県を代表する勇壮な御諏訪太鼓・獅子舞等の伝統芸能などが披露されて盛り上がり、信州の豊かな自然と文化に彩られた演出で満員の場内に温かな優しい楽しい時が流れました。
世界各国から集った選手は、8日間にわたるスポーツの祭典で、『頑張る勇気』を認め合い、競います。
27日(日)、島田議員は東京からいらした身体障害者の方を案内して牟礼村のいいづなリゾートで一日交流を深め大会に臨みました。
2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会の概要
1 大会の名称
正式名称 2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会
2005 Special Olympics World Winter Games
通 称 スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野
Special Olympics World Winter Games Nagano Japan
2 開催時期
2005年(平成17年)2月26日(土)縲鰀3月5日(土) 8日間
開会式 2月26日(土) 長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)
競 技 2月26日(土)縲鰀3月4日(金)
閉会式 3月5日(土) 長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)
3 大会理念
・ 2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会は、アジアで最初に開催される世界大会であり、オリンピック、パラリンピック、スペシャルオリンピックスの三つのオリンピックが同一地域で開催される世界的に意義のある大会である。
・ 知的発達障害のあるアスリートが個々の目標と可能性に向かってベストを尽くす競技の舞台を多くの市民の積極的な参加により創りあげ、勇気、喜び、感動を分かち合い、『皆で集い、共に楽しむ』大会を目指します。
・ スペシャルオリンピックスムーブメントを広げるとともに、スポーツを通じて平和で、障害、国籍等を超えた心のバリアフリーを世界に向けて発信し、誰にも開かれた人に優しい地域社会の創造を目指します。
4 大会テーマ
“Let’s Celebrate Together!”(皆で集い、共に楽しもう!)
5 競技会場地
長野市、山ノ内町、白馬村、牟礼村、野沢温泉村
6 参加人員
86か国・地域
選手団 約2,700人(アスリート約1,900人、コーチ約800人)
(うち日本選手団150人(アスリート109人、コーチ41人))
ファミリー 約1,200人
ボランティア 約8,500人
メディア 約1,000人
7 実施競技及び会場
・ アルペンスキー (山ノ内町:志賀高原一の瀬ファミリースキー場)
・ クロスカントリースキー (白馬村:白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ))
・ スノーボード (牟礼村:いいづなリゾートスキー場)
・ スノーシューイング (野沢温泉村:オリンピックスポーツパーク)
・ スピードスケート (長野市:長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ))
・ フィギュアスケート (長野市:長野市若里多目的スポーツアリーナ(ビッグハット))
・ フロアホッケー (長野市:長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング))
8 ライセンサー
スペシャルオリンピックス国際本部(Special Olympics, Inc. :SOI)
9 主 催
特定非営利活動法人2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会実行委員会(開催契約主体)
(Games Organizing Committee for the 2005 Special Olympics World Winter Games (NPO) : GOC)
特定非営利活動法人2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野(大会運営主体)
(2005 Special Olympics World Winter Games, Nagano (NPO) : SONA)
GOCからの業務委託契約を受けて、2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会
運営委員会の支援を得ながら、大会運営業務を行う。
10 ノンスポーツプログラム
トーチラン
・ 500万人トーチラン
・ 国際法執行者トーチラン
(ファイナルレグ) 2004年9月縲鰀2005年2月 500万人トーチラン委員会が日本全国で
実施
2005年2月中旬 ギリシャで採火 2月19日 統火式(松本城)
2005年2月20日縲鰀2月25日 長野県内トーチラン
2005年2月26日 最終ラン
ホストタウンプログラム 2005年2月22日縲鰀2月25日
ヘルシーアスリートプログラム 2005年2月26日縲鰀3月4日
グローバルユースサミット 2005年2月26日縲鰀3月5日
スペシャルオリンピックスタウン 2005年2月25日縲鰀3月5日
11 大会運営費
28億円
< 概要はSOホームページより>
昨日代表質問が終わり、本日は本会議がありません。
アジアで初めて開催されるスペシャルオリンピックス冬季世界大会は明日26日開幕し、8日間の大会が始まります。今夜は前夜祭が行われ、世界各地、何万人かの手を経て走り継がれ、県内は2コースに分かれて各地を廻った聖火が善光寺で一つになり明日の開会式を待ちます。
天候が心配ですが、アスリートの方々もボランティアの方々も全ての大会に関わった皆様が、有意義な素晴らしい時を共有できるようにと祈ります。県内各地でのホストファミリーとの関わりも「人と人との優しい絆」を強めてくれたと感じます。又、不眠不休のような状態で頑張って下さっているスタッフの方達に心から感謝です。どうか成功しますように!何事もなく無事に輝く笑顔で終わりますように!心から祈ります。
皇太子殿下は23日、45歳の誕生日をお迎えになられました。当初スペシャルオリンピックスに愛子様を含めたご家族でご参加になられるかも・・・・と期待されましたが、夢はかないませんでした。しかし、過日は奥志賀高原でスキーをご一家で楽しまれる等、妃殿下も大分お元気になられたようでホッと一安心です。
皇太子殿下が誕生日の記者会見で最近感銘を受けた詩を朗読されましたが、この詩は一昨年「トライアルしなの」が北欧へ視察した際に、島田代表が視察前に読んでおいた方が良いと紹介した本 <『あなた自身の社会』スウェーデンの中学教科書>に載っていた詩です。
島田代表は、この本を数年前に求め感動し、この『子ども』という詩をコピーし、島田事務所の壁に貼ったり、自らのノートに貼って持ち歩いていました。この度の皇太子様のご発言で本屋さんではあっという間に本が売れてしまったようですが、我が会派の書棚には一昨年から並んでいた本です。
「子ども」
ドロシー・ロー・ノルト
批判ばかりされた子どもは 非難することを おぼえる
殴られて大きくなった子どもは 力にたよることを おぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは 鈍い良心の もちぬしとなる
しかし、激励をうけた 子どもは 自信を おぼえる
寛容にであった 子どもは 忍耐を おぼえる
賞賛をうけた 子どもは 評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した 子どもは 公正を おぼえる
友情を知る 子どもは 親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは 信頼を おぼえる
可愛がられ抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じとるることを 覚える
<『あなた自身の社会』スウェーデンの中学教科書収載>
SO(スペシャルオリンピックス)は26日の開催日が間近かとなり、長野市内の雰囲気が国際色豊かになってきました。
今大会の運営は、8千人を超すボランティア(多くの善意の方々や行政の職員他)の協力・尽力により成り立っています。86の国、地域から約2700人の選手団が集い、スキーやスケート等の技を競います。
SOの意義や理念や活動について、開催県の県民としてもっと積極的に理解しなければいけないと思っています。今回の世界大会が盛会裏に、又有意義に行われる事を心から祈ります。知的障害者に対する温かい思いやりを持ち、偏見をなくし、理解を深める事がSOを開催する意義だと考えます。
県議会2月定例会は、22日から3日間、所属会派議員が6名以上の交渉権を持つ6会派の代表質問が行われます。
昨日は、『自民党県議団』を代表して萩原清議員と『緑のフォーラム』を代表して木下茂人議員が行いました。
本日は『県民クラブ』の柳田清二議員と『志昂会』の保科俶教議員が質問をされました。発言時間は60分程度となっていましたが、一人で答弁も含め4時間をかけて質問される議員もおられました。明日は『日本共産党長野県議会議員団』から藤沢詮子議員と『県民協働・無所属ネット」の竹内久幸議員が代表質問を行います。
2005年度当初予算案についての質問が多い中で、市町村支援を目的とした『信州ルネッサンス革命』推進事業(コモンズ支援金)の配分等(答弁で現地採択7割・本庁3割)に付いても議論がなされました。
その他、「県の情報公開について」「組織の再編について」「任期付職員の問題について」「教育問題について」「雇用対策について」「組織・人事について」等の質問が多く、各会派共1年に1度の代表質問ですので、多岐にわたり議論がなされました。
11会派がそれぞれ切磋琢磨し、勉強している現在の県議会の状況は、3縲鰀4会派しかなかった時代とは又違って良い意味でそれぞれが刺激を受け合っていると感じられます。県民のため、更なる精進を心から期待します。
吹く風はまだ冷たい中で、陽射しが明るく暖かくなり、溶けた雪の下からもう草花の芽が出始めていました。
本日も本会議はありませんが、明日からは代表者質問が始まり、いよいよ大事な予算問題を議論する2月定例会の一般質問も始まります。
今議会は次年度県政の根幹となる重要な定例議会ですので、県民のために、県民が望む「本質の議論」が展開され、真の県民益のための前向きな議論をして欲しいと望みます。
議会と県とが両輪となり、県民の幸せのための提案に共に取り組んで頂く事が、長野県がより良い住みよい県になっていくのだと思います。
本日も、午後1時から『総務委員会』が開かれ「県の情報公開の問題」について4回目の審査が6時近くまで行われました。
参考人として下水道公社関係者、および当時の下水道課長が招致され、審議されたそうで、田中知事に直接聞かなければならないことが多く、結論はでなかったそうです。明日からの質問のなかで、又何度か質疑が繰り返されるのでしょうか????
16日の開会日の日、長野市のある御婦人(少しお年を召していらっしゃる方)が会派の控室にお見えになられました。その方は、12月定例会の際、深夜まで一般質問が及んだ日に、傍聴にお見えになっており、冷えてきて大変寒かったとの事。何人かの議員さんが通りかかった中で、今井議員が「寒いでしょう。これをどうぞ。」とひざ掛けを貸して下さった。議員の中にもこんな優しく親切な方がいるのかと、あの時のご親切は一生涯忘れないと御礼に見えました。その時、会派の控室で一杯の熱いお茶を頂いて身体が温まり、やっと人間らしく戻れたとの事。その夜は底冷えのする寒い夜でしたが、、今井議員の温かな思いやりがどんなに有難く嬉しかったかを話されました。「思いやり」と「一杯の熱いお茶」が、人の心を暖かく出来た事を嬉しく思い、その日の事を改めて思い出すと共に、改めて今井議員の人間性の素晴らしさを思いました。
全国知事会議へ田中知事が出席という事で、開会日が一日早まった関係で、本日は本会議はありません。
10時30分より「総務委員会」が開かれ、都合で登庁できない両県議の変わりに傍聴してきました。
「県の情報公開をめぐる問題」は、当時「私的メモ」として処理し「不存在」だった文書が、一転して公文書として公開された経緯の中で、当時の経営戦略局参事、下水道課職員、下水道公社職員、知事秘書が参考人として招致されていました。大変重要な問題として捉えられた今回の件は特別であるのか判りませんが、このような場面が初めての私にとっては、総務委員会があたかも法廷か、警察の取調室であるかのような錯覚を覚える程で大変緊張しました。そのような状況下で審査が展開されているのを聴いていても、事前に十分な事情を理解していない私にとっては、メモをとっていても頭の中がスッキリと整理されず、聴けば聴くほど、頭の中が堂々巡りをしてしまう有様でした。
複数の参考人の意見をそれぞれ聴取すると、矛盾点もあるように感じ、実際「真実は一つ」である訳ですが、通常の日常生活の中でも、言葉の受け取り方は様々で、言った人と受け取った人との気持ちが一致しない場合もあったり、言った言わないの世界になると判断がなかなか難しい事もあります。とりわけ、公職についている方達の場合、県民に説明責任を果たすべき義務を生ずることもあるので、本当に大変な事だと思いました。
自分の記憶を正確に保つには、克明な行動メモを取らない限り忘れてしまう事もあるし、気が付かずにやっていることもあるので、本日の委員会審査でのやり取りを聴いていて日ごろの自分を大いに反省しました
世の中がIT時代になり、今まで文書や電話、直接話さなければ伝達できなかったことが、パソコンのメールで伝えられることが当たり前になってしまった昨今、どこまでが公文書なのか難しい判断が要求されると思います。議員が要求するように、公費で買ったパソコンで扱われ、共有するメールが公文書として公開対象となるならば、それ相応の配慮も必要になってくると思われます。しかし、一県民の私が不思議に思ったのは、県のメール内容等様々な資料が証拠資料として何故県議会議員の手元にあるのかなという事でした。
結局、本日中には委員会が終わらず、明日又継続して審議が行われることになりました。
今朝上田は雪と風が強く冬景色に戻ってしまったような感じでしたので長野はさぞかしと思い電車に乗りましたが、長野へ近づくに従い雨模様となりました。
いよいよ本日より2月定例会が始まります。
「トライアルしなの」では、9時30分より社会部より説明を頂き、予算勉強を行いました。
11時からは、議会運営委員会が開催され、今井議員がオブザーバーとして出席しました。
昼にはスペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野 支援議員連盟総会が開催され、大会開催計画等につき説明を受け、島田・今井両議院はSOオリンピック支援グッズを買い求め両腕に抱えて部屋に戻ってきました。
1時から、会期37日間(3月24日まで)の2月定例県議会が始まりました。田中知事、教育委員会委員長、警察本部長、公営企業管理者から平成17年度の当初予算に関する提出議案説明が行われました。
平成17年2月県議会定例会における知事議案説明要旨
本日ここに、平成17年度当初予算案をはじめとする信州・長野県の重要案件に関する御審議の機会を得ました。
提出議案の説明に先立ち、新年度の県政運営に向け、私の所信を申し上げます。
平成12年(2000年)10月の就任以来、私は、県民の目線、税金を納める者の立場に立った県政を、そして、当たり前のことを、当たり前に語り合える開かれた県政の実現を目指してまいりました。「行政とは、220万県民の命を守り、真の県民益をもたらすべく、継ぎ目のないサーヴィスを提供する機関である」との哲学に基づき、日々の仕事や議論を通じて、こうした理念を職員と共有し合える職場環境と県政運営を心掛けてきました。
他の多くの都道府県では、国会議員であったり、市町村長であったり、経済人であったり、学者であったり、基本的に知事という存在は、行政組織の外から訪れるものです。知事が代われば県政哲学も県政運営も変わるのだと、職員は理解しています。無論、その議論の過程では知事も部長も係員も臆(おく)せず意見を述べ合うでしょう。しかし、一旦、方針を決めたなら、明確なリーダーシップの下で県民のために皆が力を合わせる。それがパブリック・サーヴァントの要諦(ようてい)です。民間企業とて、同じでありましょう。
が、長野県は私の就任前、県職員出身者が40年以上の長きに亘(わた)って県知事を務めてきました。ですので、就任から間もなく、当時の複数の県幹部から、田中知事は県職員の仕事の仕方に歩み寄ろうとしない、と”苦言”を呈されました。私たちは県民に喜んでいただくサーヴィス業である、と述べた際にも、サーヴィスなどという商いを行うために公務員となったのではない、と”反論”されました。
そういうものだろうか、と私はしばし悩みました。しかし、程なく、サーヴァント・リーダーとしての私は、パブリック・サーヴァントである職員とともに、私利私欲とは無縁の県民サーヴィスに邁進(まいしん)すべきなのだ、と心得ました。幸いにして4年間で着実に確実に、従前にもまして県民のための奉仕者として働くことに喜びを見出してくれる職員が増加しています。あるいは中には、高い目線でも平気だった往時を懐かしむ職員も、ごく少数、残っているかも知れません。が、私は彼らや彼女らも必ずや近い将来、ともに真の県民益創出のために働く意欲を抱いてくれる、と信じています。
なぜならば、信州・長野県に暮らす人々は、常に向上心を忘れない、民度の高さで知られるからです。私は、そうした地で学び、働き、暮らす方々のために仕える自分の人生に、喜びと誇りと感謝の念を抱いています。
から始まる知事議案説明は、福祉、教育分野等「弱い立場の人、少数者の立場に立っている」内容のものであり、報道の問いに対し、島田代表は「信州モデル創造枠の事業は県民一人一人に光を当てる事業」として評価していました。
全ての予算は、その成果が本当に県民一人ひとりに還元されるようになっているかどうかが厳しく問われなければならないものである事とした、平成17年度の当初予算案とその他の案件に関しては、平成17年度の当初予算総額は、一般会計8,530億5,719万4千円、特別会計2,745億6,309万6千円、企業特別会計381億3,873万1千円であり、特別会計は公債費特別会計など11会計、企業特別会計は病院事業会計など4会計となっています。
社会が厳しい経済情勢の中で、県は更に乏しい財政の中での予算案を立てなければならず、本当に大変だと思います。
明日は『総務委員会』が午前10時30分から開かれ、知事が公文書公開請求をされた文書を公開しないよう指示した?と県職員が証言している、県の情報公開に関する問題点について質疑が継続される予定です。