会派日誌

2005/7/28 木曜日『土用の丑』の本日、島田議員の社会衛生委員会は南信地区の現地調査  午後から今井議員は広報委員会で登庁

つい先日まで雨にぬれる紫陽花の美しさに心が満たされていましたが、いつの間にか蝉が鳴き、ヒマワリの花が元気に咲き、夏本番になりました。
本日28日縲怩Q9日にかけて、島田議員は所属する社会衛生委員会の現地調査に参加し南信地区を廻っています。日程は、下記の通りです。

 ★7月28日(木)
伊那合同庁舎 (伊那市)
     概況説明
   上伊那地方事務所
   上伊那福祉事務所
   南信労政事務所
   伊那保健所
   看護大学 (駒ヶ根市)
   阿南病院 (阿南町)
 ★7月29日(金)
特別養護老人ホーム「きりしま邸苑」 (飯田市)
   飯田合同庁舎 (飯田市)
     概況説明
   下伊那地方事務所
   下伊那福祉事務所
   飯田児童相談所
   飯田保健所

午後1時から長野県議会が発行する広報の編集についての打ち合わせのための広報委員会が開かれ、今井議員が登庁されました。

2005/7/27 水曜日台風一過 信州の空に明るい青空が広がりました。 議会棟では『百条委員会』が開かれ重苦しい雰囲気です。

台風災害が心配された大型台風7号は、長野県への土砂崩れ・農作物等への大きな被害もなく離れていき安堵感を味わいました。
台風一過、信州の空は青空が広がり始め、強い夏の陽射しが戻りました。
本日、午前中に行われた協議会を経て、午後1時から議会棟第1特別会議室において、『県下水道事業に対する知事後援会幹部の働き掛け等に関する調査特別委員会』(百条委員会)が行われました。
この委員会には、『トライアルしなの』は会派人数が少ないということで、正副委員長を含め17人もいる委員会のメンバーにもなれないことから、一県民として途中から傍聴をさせて頂きました。
委員会は下記の進行予定項目に沿って行われました。

<進行予定>
 1.開会宣言
 2.日程宣言
  付託事件の調査
 3.記録の提出要求について
 4.委員会運営に関する留意事項について
   ?証人の宣誓及び証言中の撮影及び録音について
   ?証人補助者の出席について
   ?証人のメモ等の持参について
   ?記録提出期限の延長について
   ?宣誓書の署名捺印について
 5.次回の委員会日程について
 6.閉会宣告

県側への「記録の提出要求」については、各会派からの要求を各自読み上げ、75項目の資料提出要求がなされました。その中で県民クラブ・公明の柳田議員が、<松林経営戦略局長ら県職員7人の「個人使用の手帳」の写しまた実物の提出>を求めた事項に対して、『共産党』の毛利議員が、『憲法に保障された個人の自由や市民権上からみても、個人的につけている私的なノート、例えば議員でいうと議員手帳等にあたると思うが、自分におきかえて考えてみると、それらには私的なことも書いてあるし、私的な事で会う相手名等様々なことが書かれており、それを提出となると何にも関係の無い人にまで迷惑がかかる場合が出てくるのではないか。それらはプライバシーに関わる問題。越権になるのではないか」という主旨の撤回を求める発言をされ、「そこまでの提出を求めることは如何なものか」と疑問を投げかけられました。『あおぞら』の林議員も同様の疑問を呈されましたが、柳田議員の説明と賛同する志昴会の高見沢議員の発言で、『プライバシーに配慮して要求する。』ということになりました。
指名された7人の中に、私のように個人的使用の手帳にスケジュールの記載をしていない方がおられれば別ですが、重要ポストで多忙な県職の皆さんですので、きちんと記載されているとすれば、県職員という立場は私的部分をそこまで拘束されてしまうのかと大変気の毒に感じました。
警察や検察のような取調べがこれから行われるのでしょうか?
8月9日に協議会が開かれ、10日から3日間集中的に証人尋問が行われる予定です。
証人尋問は、証人の希望や人権に配慮した上で、原則公開されること。証人が助言を求める補助者(弁護士など)の同席を求めた場合は、委員に諮った上で認める等が、小林委員長よりのべられ異議なしで決定しました。
傍聴しているとき、『百条委員会』の設置が可決されてから、多くの県民の方達から、「百条委員会なんて事より、何で県民の生活を守るために県議は時間と税金を使ってくれないのか」「そんなことを調べるために百条委員会がつくれるのなら、オリンピックの帳簿問題のときにはなぜ作らなかったのか。県民は皆不思議に思っていても確たる答えがなかった」等々よせられた沢山のご意見が頭をよぎりました。

2005/7/25 月曜日23日に関東地方で震度5の地震発生 自然災害は今年もまだ続くのか?

23日の土曜日、東京の町田市に住む親友と電話で近況報告等をしているさ中、「あっ、すごい地震!揺れてる、揺れてる。凄い!」「今まで感じた事がない位の揺れ方よ。」と、しばし会話が途切れましたが、ニュースでその地震が東京都を始め、神奈川・千葉・埼玉各県でも震度5だったとの事。突然のことで本当に驚きました。
首都圏では電車が停まり道路も渋滞し、交通網がマヒ。エレベーターが一時止まったり、怪我人も発生。東京都での震度5の地震は、1992年2月以来で、震源地は千葉県北西部、マグニチュード(M)は6.0との事です。
関東地方の地下は、地震の巣窟のようで、関東大震災規模(M8.0)の地震も200縲鰀300年間隔で起こる可能性を持っているとの事で、そのような事態が発生したときのことを予想すると、本当に恐ろしい思いです。ここ数年来、世界各地で続く自然災害を思うとき、地球の警鐘が鳴り続いているのだと感じます。
長野県では、1985(昭和60)年に、長野市上松の地附山で起きた地滑り災害からまもなく20年が経とうとしています。
災害は、突然やってきて、多くの人の命を奪います。災害に備え、常に防災に対する心がけが必要だと感じました。

先週の後半20日縲怩Q2日には、商工生活環境委員会の東信地域の現地調査があり、島田議員と今井議員は共に地元議員として対応。又、今井議員は、R254号線等の道路について土木部へ陳情に来た地元近隣の町村長さん達と意見交換をおこない、貴重な現場での生の声に耳を傾けました。

2005/7/19 火曜日今井議員信州大学で講演 「共生社会への課題: マイノリティとジェンダー」  田中知事も超満員の会場で公開講義最終日

本日、午後2時20分より、松本の信州大学経済学部の金早雪教授の授業に、今井議員が講師として招かれ、講義を行いました。授業は、「共生社会への課題: マイノリティとジェンダー」をテーマに、既に何人かの講師がそれぞれの課題に合わせ授業を受け持ち、今回の今井議員が最終回との事でした。 
金早雪(きむ ちょそる)教授は、背が高く颯爽として、とても理知的な魅力的な素晴らしい女性で、信州大学で既に、18年も教鞭をとっておられるとの事。(1986年信州大学経済学部助手、専任講師・助教授を経て、2001年教授)
授業の進め方も、学生の心を捉えた的確な進め方で歯切れが良く、親しみが持てました。テレビカメラを通じて、県内各地の会場を結んでの授業でしたが、今の時代の授業はこのような事ができるのだと改めて感心しました。
今井議員も、信州大学で英語の講師をされていたことがあり、懐かしい大学での授業で、『水を得た魚』のように活き活きと講義され、長い教員生活の経験が余裕を生むのか、とても内容のある良い授業でした。議員としても、全てのことに情熱を注ぎ、一生懸命で行動的な今井議員ですが、もしかしたら議員より学校の先生の方が適任・・・かな?と思うほど、楽しそうな美しい笑顔で、爽やで温かな印象の授業を展開されました。私も若い学生さんに交じり、40年ぶりに大学の授業を受け、青春時代に戻ったような懐かしい思いをしました。
共に授業に参加させて頂いた事で,男女共同参画に対する20代の考え、県政や政治に対する姿勢・把握状況・合併問題に関する考え等が解り、良い政務調査の機会を与えていただいたと思いました。
今井議員の授業内容は、下記の通りです。

授業題目
「共生社会への課題:マイノリティとジェンダー」  金早雪先生担当
授業日2005年7月19日(火)     講師  県議会議員 今 井 正 子

1.はじめに
 自己紹介と政策決定の場(議会) に進んだ過程

 ・信州大学教育学部大学院 教科教育研究科(英語専攻) 修了
 ・2003年2月まで信州大学で一般英語の講座を持つ
 教育学部・工学部・理学部対象。まれに1年時の経済学部生
 ・千葉県の高校で5年、長野県に戻り、中学・高校・短大・大学で25年英語を教える傍ら、
環境問題や教育問題で地域で協働生活をし、又、町おこし、まちづくりに取り組む中、2003年4月議員に当選。
 文教企業委員・決算特別委員、農業振興議連の委員・長野県PTA親子読書推進の会、水と緑の会・水辺の会に所属し、20年来活動。

2.教育の世界でのマイノリティとジェンダー
? 30年前の教育界における女性の位置
  ? 教育改革の中におけるマイノリティとジェンダー

3.議会での男女共同参画
? 女性(婦人) 参政権(公民権)-= 婦選運動  平塚らいてう氏・市川房枝氏
  ? 現在の議会構成と日本における共同参画の経緯
  ? 世界における女性の議会進出とクォータ制

4.終わりに
   政治は生活の基本。
   若者の政治への関心・参加が、地球や県・国・世界を変える。
   勇気を!
   Where there is a will, there is a way.

今井議員の授業に対して学生さんからも、男女共同参画を進める上で、まず女性が参画できるよう、社会環境を整えるべきであるという主旨の質問や意見等が出ました。

又、4時20分から5時50分まで、田中知事の信州大学公開講義『信州ブランドの創造』第7回「信州ブランドを創る」縲恆濠・€怩ェ、同じ信州大学構内で行われ拝聴しました。
教室内は溢れんばかりの人で、若い熱気がムンムンしていました。
一般参加の方も多く、聴いている年齢層が広かったです。
学生の場合、新聞を取っている人が少ないという事が今日の授業で判明したので、県政や知事の活動等、どの程度身近なものとして感じているか判りませんが、長野県の基本戦略「優しさ・確かさ・美しさ」を基盤とした信州ブランドの創造を改めて心から願いました。

2005/7/16 土曜日夏到来 各地で熱気溢れる『夏祭り』  15日は、東京で行われた研修会 『自治政策講座in東京』竏衷Z民と生きる自治体運営-に両議員参加

本日16日より月曜日の『海の日』にかけて、三連休の所もある中で、私の住んでいる上田市では夏の到来を告げる『夏祭り』の一つ『祇園祭』が、関係各位のご尽力と、約5000人の神輿の担ぎ手や、祭りを支える各自治会の皆様・多勢の見物の皆様の情熱で賑やかに行われました。市内の39自治会から約90基の神輿が参加し、市内中心街を練り歩き、浴衣姿が目立つ多くの見物客と共に大いに「祭り」を盛り上げました。市内は活気に溢れ、祭りは夜最高潮に達し、拍子木や笛の音、法被姿の担ぎ手の威勢のいい掛け声が街中に溢れました。
『夏祭り』はこのあと、二週間後の『上田わっしょい』、8月の花火大会・盆踊りへと移ります。
祭りは『コモンズ』が最も実感できる行事で、地域や町内住民の活力溢れる協働で成り立ち、心の交流が深められる良い機会だと感じます。私の住む町でも、朝から20代縲鰀80代の皆さんが出て、互いにお喋りを楽しみながら「おむすび」を握り、祭りに備えました。同じ町内に住んでいても、日頃なかなか顔を合わせる機会が少ないので、お互いを知り合う良い機会にもなります。
 
 『トライアルしなの』では、7月15日(金)に会派研修として東京の五反田ゆうぽうとで行われた『自治政策講座in東京』竏衷Z民と生きる自治体運営-に両県議が参加しました。
講義は、朝から夕方までびっしりと行われ、大変有意義であったとのことです。

★講座No.1 『自治の原点と議会の役割」
(講師) 自治体議会政策学会会長 竹下 譲氏(四日市大学総合政策学部長)

★講座No.2 『保険制度の再構築-介護保険・医療保険』
     (講師) 高木安雄氏 (慶応大学健康マネジメント研究科教授・同研究科委員)

★講座No.3 『自治・分権と三位一体改革』
     (講師) 神野直彦氏 (東京大学)

★講座No.4 『談合社会を変える竏抽Jかれた行政』     (講師) 武藤博巳氏 (法政大学)

★交流会

2005/7/12 火曜日閉会後の静寂  議会棟は一変して別世界

昨日で6月定例会が閉会。一般の県民や議員、県職員、報道関係者で活気が溢れていた議会棟は、一変して静寂そのものになりました。
慌しい日々が夢のようですが、議会中に溜まってしまった日常業務に追われた一日でした。
議会中に、民主的な議会運営を願い「日本共産党長野県議会議員団」と「あおぞら」「トライアルしなの」で、下記の要望を議長宛に提出しました。

                     平成17年 7月 8日
県議会議長 萩原清様

              あおぞら代表 林 奉文
              トライアルしなの代表 島田基正
              日本共産党長野県議会議員団団長 石坂千穂

 以下の通り申し入れます。
 委員会の委員の配分方法について、従来の会派勢力比率を基準とした方式(ヘア・ニーマイヤー類似方式)に不都合が生じたとは承知しておりませんが、今回なぜ従来の方式からドント方式に変更されたのか理解に苦しむところです。
 委員の配分方法には種々の方式がありますが、ドント方式は通常、多数政党に有利な仕組みとされ、本来この議席の配分方式は数千、数万と言う規模の投票結果に適用すべきもので、委員会の委員配分にドント方式はなじまないと考えます。百条特別委員会での採用が決まった、「ドント方式、定数17名」と言う選択は、トライアルしなのを代表からはずして、尚且つ最大会派が其々3議席確保できる方式と言うほかありません。
 より、少数会派が参加しやすい制度を選択するならば、修正ドント方式であるサン・ラグ方式にするべきところです。とりわけ、議会運営委員会などは、数の論理によらない運営で委員を配置すべきあり、改めての検討が必要です。
 以上の理由から、ぜひ、今後の委員会の定数と委員の配分方法についての再検討を申し入れます。
 上記の申入れについては、僭越ながら、文書にてご回答下さるよう御願い致します。

以上

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