会派日誌

2007/4/23 月曜日小さくても「県民の命を輝かせる」県民のための会派として改選後の新県会へスタート 

若葉色が輝き青空に映えて、新緑の木々が爽やかな季節になりました。
通勤電車の車窓からは、薄紅色の桃の花や黄色の菜の花が美しく、日ごと彩りを増しています。信州のコモンズを感じさせる田園風景は、淡い春色が混じりあい水彩画のような透明感で心を潤してくれます。

本日10時から団会議を行いました。正式に小林東一郎議員(中野市・下高井郡)が「トライアル信州」に所属してくださる意向を明らかにして下さり、新たな出発になりました。
会派名や基本姿勢、指針・施策等について話し合いの結果、会派名は現状の「トライアル信州」に決定。今後の基本姿勢、指針・施策等に会派のあり方については、田口議員も共に考えてくださり、急遽2時から会見場にて報告を行ないました。
新体制での県議会では、政党色濃い大きな会派の再編が行なわれている中で、新「トライアル信州」のスタートにあたり、たとえ少人数の小さな会派でも、県民の目線で県政を捉え、県民一人一人の思いが通じる県政へと、「県民のためにキラリと輝く存在」でいて欲しいと心から願いました。
県民の皆様のご協力を頂きながら、施策の一つ一つが県民の暮らしを守る視点で行なわれているかチェックしていく会派として頑張りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
以下は、記者会見でご報告させていただいた会派の方針です。

私たちが目指すあるべき姿
—新しい風「トライアル信州」—
 社会や経済の状況変化、そして住民意識や価値観の多様化などにより、戦後日本の成長を支えてきた「日本型システム」が制度的疲労をみせています。
 そのなかで、国も地方も避けられない「改革」が求められています。新たな国のあり方や地域のあり方などが生活者の視点で語られはじめています。「国から地方へ」「官から民へ」と大きな流れのなかで私たちは生活しています。
 しかし、どのように大きな流れが生じようとも、その改革の原点は一人ひとりの生活や声に依拠することであり、それなくして県民の政治や行政への信頼を獲得することはできません。
 私たちの住む長野県はここ数年大きな変革を体験し、また新たな変革期を迎えています。
 国は道州制導入を視野に入れ、より地方行政のスリム化を図ろうとしています。
 しかし、これらは一歩間違えば歴史や文化、地方に根付く人々の絆を断ち切る危険性を抱えています。
 私たちは自然豊かな信州信濃の歴史や文化、風土を大切にし、新たな改革にトライする風として県民の期待に応える決意です。
 私たちは、私利私欲のない改革への信念と行動力をもって、地域の代弁者として「対話と現場主義」を信条とし、220万人の県民と共に、活力にあふれ、未来に夢を託せる平和で、優しく温かい長野県を目指し責務を遂行します。
—以上—

会派の指針

【会派名】    
    トライアル信州
【会派構成】
    代 表   島 田 基 正
    副代表   永 井 一 雄
    幹事長   今 井 正 子
    政策担当  小 林 東一郎
【基本理念】 
   「県民一人ひとりを、大切にする県政」
「県民一人ひとりに、光を当てる県政」
   「県民一人ひとりの、声を生かす県政」
   「県民一人ひとりが、元気の出る県政」
  自然豊かな信州で生活する人々の「いのちと暮らしと平和」を守り、格差と競争が同時に進む現代社会の中で「豊かな信州」「温かな信州」「元気の出る信州」を220万県民と力を合わせ、現在と未来を担う県政を築きます。
【基本方針】 
1.借金返済に軸足を置き、財政再建プログラムの再構築で県財政の健全化を計り、全ての事業は「必要度」「緊急度」「費用対効果」の視点で審査し、また税の有効活用を計るため県民参加による事業評価制度の充実をめざします。
2.県民生活の中に常に県政が在り、県議会があるために「生活と県議会」(仮称)などの県政報告会を会派主催で開催し、対話と信頼の県議会を築きます。
3.「自立と連帯」「協働と自己責任」の姿勢を確立し、引き続き県政の改革の旗手を務めます。
4.慣習による議会運営や議員権益を排し、政務調査費の使途基準の厳格化や第三者による「県議会活動評価制度」など新たなシステムをつくり、県政をより身近なものにします。
5.経済優先の社会がもたらした「環境破壊や地球温暖化」、過度の競争社会がうんだ「都市と地方の格差」や「生活の格差」などを是正し、真に豊かな暮らしが実感できる県政を築きます。
6.事実に基づく調査活動を積極的に行い、県議会として県政を厳しくチェックし、実現可能な政策提言を行なうとともに、国に対して積極的に意見書を提出します。
7.議会改革を推進します。(長野県議会基本条例制定。正副議長の任期2年制。議会運営委員会及び代表者質問は全会派とすること。)
8.若者が希望を持って定着できるよう信州の自然豊かな資源を活用して、地域経済の活性化を促します。又、資源循環型社会の構築を目指し、食料やエネルギー等の自給率の向上を図ります。
9.「安心・安全・豊かさ」が実感できる地域社会をつくるため、福祉・医療・子育て・教育の充実を求め、セーフティーネットを整備していく。国の制度に対しても県民の目線に合うよう改正を唱え、地方から政治を変えるよう努めます。
10.定例県議会ごとに会派作成の「県政レポート」(仮称)を発行し、県議会と県民の絆を深めます。

2007/4/17 火曜日上田公園の桜が今年も見事に咲きました。 本日各派代表者会と団会議行なわれる

先週末14日の土曜日、前夜の風雨で桜の花がどうなってしまったかと案じながら上田公園へ行ってみました。
満開を少し過ぎてはいましたが、今年も綺麗な桜の花が咲いていました。
堀には散った桜の花びらが見事な絵模様を描き、咲く花と散る花の美しさが一体となって春の趣深い風情をかもし出していました。
本日10時30分より、改選前の各派代表者会が行なわれ、島田議員が出席しました。5月7日縲怩P1日までの臨時議会について検討がなされました。
各派代表者会終了後、団会議を行い、今後の会派の運営、政務調査計画等についても話し合いました。
新しい体制での会派運営にあたり、新メンバーが増えることを願いました。

2007/4/12 木曜日各地で桜が満開  昨日(4月11日)上田にて団会議

例年より早い桜の開花は各地で満開となり、春爛漫のオーラを人々の心に与えています。
昨日「トライアル信州」では、午後から木の香漂う上田支部にて団会議を行ないました。
選挙後初の団会議となり、お互いの労をねぎらいながら、今後の会派の体制・方針・政務調査活動についてに話し合いました。
今後も田口議員からも、政策等のアドバイスを頂きながら「県民会派」の姿勢を貫き「県政」に臨んでいく事を確認しあいました。
田口議員は少し遅れて奥様とI秘書と共に到着。
「残念な結果となったが、これからも社会や県民のために役立つ活動をしていきたい。」と、決意を述べられ、会派への政策提言等アドバイスもしてくださるとの事でした。
とても美人でステキな奥様と、寄り添い支えあう仲睦まじい様子が伝わり、周りの皆が温かな気持ちになりました。
永井議員は、とりわけ田口議員とは社民党での長いお付き合いを通じて、お互いを信頼し尊重し合って、心を開いた真の仲間であるだけに、落胆もひとしおと感じられますが、又、県民のために、皆で力を合わせやっていこうと再起を誓い合いました。
田口議員には、無念を乗り越え、持ち前のガッツある男気で、前向きに前進して欲しいと感じました
次回団会議は、各派代表者会が行なわれる17日(火曜日)に合わせ行なうことにしました。

2007/4/11 水曜日:県議会議員選挙終わる 温かい御支援有難うございました!

季節は巡り、いつのまにか梅や杏、桜が咲き、春を告げる草花が色とりどりに可憐に咲いています。
八日の日曜日に投開票された県議会議員選挙には、皆様から温かいご支援を賜り、心から感謝申し上げますと共に、厚く御礼申し上げます。
「県民一人一人に光が当たる県民の為の県政」。生命が輝く「緑の信州」。安心して暮らせる「豊かな信州」。支えあう「温かい信州」を目指し、決して県政を後戻りさせないよう願っての県議選でした。
結果は、我が会派にとって思いもかけない悲しいものとなりました。
松本市で田口議員が惜しくも票が届かず残念な結果となりました。
『常に政治に対し真正面から立ち向かい、理想を持ち青年の心を失わない姿。
「和の心」を持ち続け、不器用なほど常に逆境に勇気を持って立ち向かう姿。
そんな県会議員が落選してしまいました。
有権者の本物を見極める目や心が未だ十分に育っていないと感じられる信州長野県の現実を痛感しました。』と、田口議員を応援している方が残念がるように、田口議員は、長野県民にとっても、長野県議会にとっても、我が会派にとっても、松本市にとっても、本当に必要な方だと思います。それだけに、今だに結果が信じられず心が痛みます。
松本市議会議員時代から松本市民のために、農薬の空中散布中止等、市民の命を守るための多くの環境問題や様々な問題に誠心誠意取り組んできた田口議員ですから、県政に送り込めなかった事は、松本市にとって、とても『もったいなかった』と思います。
選挙後、県議会棟は新たな会派の編成で慌しい雰囲気に包まれています。
既に解散を決めた会派もあり、かつての長野県議会に戻りつつある事が実感されます。
そのような状況の中で、田口議員の存在は大きな意義を持つ筈でした。
一県民として今後の長野県政を思うとき、絶対に必要な方だと思っていました。
それなのに・・・
結果はなんと無情な事でしょう。
田口議員のあの明るい笑顔とひたむきな表情、強い信念があふれた優しく温かい存在が会派から消えてしまうと思うと、ただただ淋しく悲しく無念な思いです。
事務局の私でさえこのような心情ですので、田口議員の心を去来する思いを推測すると心が重くなります。

お蔭様で島田議員・永井議員・今井議員は厳しい選挙を勝ち抜き当選させて頂きました。
本当に有難うございました。心より御礼申し上げます。
今後は、県民の「いのち」と「暮らし」を守る県政のため、自律協働の県政の実現に全議員で頑張りますので、宜しくお願い申し上げます。

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