県会は26日の二月定例会最終日に、本会議で6常任委員会(総務警察・社会衛生・商工生活環境・農政林務・土木住宅・文教企業)と、議会運営・決算特別・県議会選挙区等調査特別の各委員会構成を決め、約1ヶ月間開催した二月定例会を閉会しました。
トライアルしなのでは、各県議とも常任委員会は前年度と同じ委員会で継続。議会運営委員会は、会派内で毎年順番という事に決まっているので、新年度は田中県議が委員として務めます。決算特別は前年と同じ今井県議。今井県議は選挙区等調査特別委員会を強く希望していましたが、他派から同じ地区内の県議が出ており地域的に重複してしまうという理由と、上田上小地区の県議が他派から誰も出ていないので島田県議にお願いしたいという要請があり、残念ながら涙を呑みました。
今日の議会棟は、問題が山積の議会で賑やかな毎日が続いた日々が嘘のように急に静かな別世界になりました。定例会が終わったら、早三月も残り少なくなりました。月日の流れは夢のようで本当に早いです。
新聞記事も、このところ合併特例法期限まであと1年となった合併問題が大きく取り上げられています。地方分権を旗印にした国の三位一体改革が不安視される中で、より強く合併を推し進めようとする姿勢に対し、県内の首長の中では、地域の将来は住民自身で決めていこうという自律した住民自治の流れも出ています。
既に合併問題の是非を問う住民投票も各地で行われている中で、最も大切なことは、住民一人一人が合併問題に対して大いに学び自己判断できるだけの知識を得ることが重要だと感じます。
本日の本会議で組織改編の条例改正案が否決され、県の人事は白紙に戻されました。人事異動は家族も共に異動なので、転校問題等も伴うことから、既に内内示が出されており、引越し作業を始められている職員もあるとの事。父が国家公務員で、全国を転勤して歩いた我家の引越しの様子を思い浮かべながら、ご家族の方々はさぞ戸惑いを感じられるであろうと思います。
そして、改めて県議会での議決の重みを感じます。
県議会の様子を、ある一般県民の方から、「議会での議論は、もっと県民が求めていることを議論して欲しい。議場でのやりとりをきいていると、矛盾と時間の浪費と税金の無駄遣い。議場でやることは他にあるだろうという感じがする。」と言われてしまいました。取り上げてもらいたい問題の認識が一般県民と議員では違うのでしょうか?県民の目線と議員の目線とかけ離れているのでしょうか?
今議会でも何人かの議員が質問を繰り返した「稲荷山養護学校の当初予定の06年4月開校を求める決議」の採択にいたるまでの過程を思うとき、12月定例会での一般質問のやり取りとの矛盾を感じた人は多いはずです。
大変重い意義を背負う議会での議決を改めて感じている今議会です。
今控え室のTVに、表現センターでの知事の記者会見が映し出される中で田中知事は、「返す返すも残念だ。人事の内内示は取り消す」「嫌なのは田中か改革か。最初から否決ありきの県議会での議論は、県民にとってのぞましいものではない。」と無念さを露にされておられます。正にその通り。
県議会・県の理事者・県の職員の方々・県民のそれぞれの思いは「長野県が長野県民のために良い県」を望んでいる筈。その一つの方向へ向かい、皆で創るという意識改革と努力が欲しいと、心から願い望む2月定例会です。
17日は、全国各地で20度を超える陽気となり、桜前線が一気に北上。東京の上野公園の桜も開き始めたという事がニュースで報じられましたが、県内にも暖かな南風が吹き込み、軽井沢でも20度を越える初夏の陽気となりました。しかし、昨日(18日)の信州は雪が降り、一気に白い冬景色に戻りました。今朝は氷点下のところが多く、山々は白く化粧をしたままです。
★今週は、各委員会が開かれ、連日白熱した議論が展開されています。
社会委員会では、長野市PTA連合会が提出した県青少年保護育成条例(仮称)の制定を求める請願を賛成多数で採決し、23日の本会議の採決を待ちます。県は、全国で唯一条例を定めておらず、県民をあげた住民運動で健全育成をと、住民の自発的・自律的な取り組みをと臨んでいるようです。
土木委員会では、県営松川ダムの排砂トンネル工事を休止する契約変更議案を賛成少数で否決。農政委員会では、集落での活動支援等を行う「おらのむらづくり事業」と「トレーサビリティシステム支援事業」の予算案を増減する修正案の再提案を県側に要求。商工委員会には県観光情報センター移転改築費を予算案から削除する修正案が提出されており本日採決される予定。各委員会共、23日の本会議採決に向け、波乱が予想されます。
★共産党とトライアルしなの以外の8会派の幹事長クラスが今県会から「朝食会」を始め、提出議案に対する意見交換が行われていると報じられています。定数58名の県会で、8会派所属議員が44名。議案の可否を左右する「朝食会」となるのでしょうか?23日の本会議採決。「朝食会」での動向がどのように影響するのでしょうか?
★今、昼休み。スペシャルオリンピックスの議員連盟が開催されています。午後から又、委員会最終日の議論が繰り広げられます。県民益になる採決を望みます。
松本市長選挙は14日開票し、前県衛生部長の菅谷昭氏が見事初当選を果たしました。
松本市民は、市民参加型の市政運営を目指し[人と人とのつながりが感じられる街松本を目指したい」と訴えた菅谷昭氏を選び福祉市政を望みました。
菅谷昭氏は、NHKの「プロジェクトX」で紹介され多くの人に深い感銘を与えたチェルノブイリ原発事故被災者の医療支援活動や、県での社会衛生部長での県政経験を全面に、医師として専門の医療や福祉・子育てを重視した優しい街づくりを訴え、現職を抑え、多くの支持を得ました。
長野県の真ん中に、明るい光が差し込んだような爽やかな松本市長の誕生です。
新市長は、自ら[胃がん]である事を公表され、初登庁前に手術を済まされるそうす。くれぐれも健康に注意され、頑張って欲しいです。
★県議会のほうは、今週は各委員会が開催されます。本日の昼休みには、各委員会ごとの記念写真の撮影が行われました。
今朝登庁しようと一歩家を出たら、どこからかホ縲怎zケキョ、ホ縲怎zケキョと鳴く鶯(うぐいす)の声が聞こえてきました。春を告げる明るい鶯の声です。「梅に鶯」というおめでたの象徴である鶯の鳴き声に元気付けられるような思いと、今日の二県議の一般質問が、長野県政に明るい春を告げられるようにと願いました。
★昨日9日は、木内県議が一般質問を行い、後援会の皆様が傍聴にみえました。木内県議は、早々に原稿も出来、余裕を持って一般質問に臨みましたので、いつもどおり小気味の良さを感じさせるハキハキした声が議場に流れ、議場内に爽やかな風が吹いたような思いをしました。
★本日10日は、朝一番で今井県議、最後にトリを務め、宮川県議が一般質問を行いました。
今井県議の後援会の方たちも、今井県議の質問開始時間10時に間に合うよう、早朝から立科町・望月町等を出発し来庁され、熱心に傍聴をされました。
木内県議・今井県議の後援会の方たちが異口同音におっしゃった事は、傍聴席は質疑が聞き取りにくく、外へ出たほうがずっとよく聞こえるとの事。折角遠くから県議の応援もかねて聞きに来てくださる傍聴席の音響が悪いのは残念です。改善される余地があるのてしょうか。ボリュームを上げるだけできこえるようになるのでしょうか。
忙しい知事のお時間を頂き夫々の後援会の方たちは、記念写真を撮らせていただきました。万全でない体調の知事が連日長時間の議会のお疲れも見せず快く対応してくださった事に心から感謝しています。
宮川県議の一般質問は、地元諏訪湖関連の質問、御柱祭についてでした。さすが元NHKの報道記者だけあって余裕のある質問でした。
本日2県議の質問項目は下記の通りです。
<今井県議>
1.信州の美しく豊かな風景を育成する条例案について
2.高校教育の充実と地域高校支援について
3.山口村の越県合併について
4.外郭団体の見直しについて
<宮川県議>
1.パワーボートの規制について
2.しゅんせつ土の処分について
3.しゅんせつ土の水田基盤利用について
4.御柱祭の警備について
先週の2日間は代表質問が行われ、本日8日より一般質問が始まりました。
第一日目の本日は、島田代表が3番目に一般質問を行いました。昨年の2月定例会(当時は無の会所属)以降、1年ぶりの一般質問です。
<質問項目>は、
1.政務調査費について
2.コモンズの創出について
3.スペシャルオリンピックスについて
4.稲荷山養護学校改築事業について でした。
大変内容が深く良い質問内容であったと思います。
★明日は、木内県議が一般質問を行います。質問内容は、以下の通りです。木内県議の後援会の方たちも明日傍聴にみえる予定です。準備万端整い、あとは質問時間を待つばかりです。
<質問項目>は、
1.中部自動車道について
<質問事項>は、
1.「新直轄方式」による道路整備に対しての所見
2.中部横断歩道の今後の見通し
(スケジュールや予算措置など国交省の対応はどうなっていくのか)
3.具体的な収用時期や補償額が明示されないため移転営業の目途が立たない。
また、BSE・鯉ヘルペス・鳥インフルエンザなどの風評被害が出ている商業主に対する支援策 についてです。