会派日誌

2004/9/30 木曜日一般質問 夜遅くまで続く!  

本日の一般質問は、予定時間を大幅に過ぎ、何と終わったのが夜の9時半。県の任期付き職員採用関連・浅川治水関連・合併問題等、議論は白熱しましたが、途中、財政改革プログラムについての質問で経営戦略局の答弁に対して納得できず暫時休憩が約2時間も続きました。会議終了後、議会運営委員会が開かれました。
9月定例会議員提出議案は14。その中に、「木曽郡山口村の越県合併に関する議案の提出を求める決議案」が上程される事となり、合併に反対の立場を明確にしている今井県議は、決議案上程に反対の討論をする事となり、早速届出をいたしました。

昼の休憩時に「信州すずらんの会」の宮越代表と事務局の小倉さんがみえられました。
「信州すずらんの会」は、長野県立こども病院の院内学級を支えるためにご尽力下さっている会です。会で発刊した「電池が切れるまで」という本をもとに、テレビでドラマ化され「命」とまっすぐに向き合った子供たちが精一杯生きるため病気と闘っている様子が映像から伝わり全国の人々を感動させました。テレビドラマ化された事により本が売れ、お陰で印税が入ったとの事で、院内整備にも充てられ助かっているとお二人は大変喜ばれていました。
皆様の地道な努力が、難病と闘う子供さんたちと、支える親御さんたちの明るい灯火になっている事を感じ、本当に頭の下がる思いでした。こういう方達が大きな力となって支えているんだなーと深い感銘を受けました。
お二人が持ってきて下さった額に書かれた詩は、「命」の尊さ・重さを訴える心打つ詩でした。殺人事件・自殺等殺伐としたニュースが続く昨今、病気等ではなくて、人の意思で「命」を落とすことの愚かさをこの詩は気付かせてくれます。
「命」の尊厳・尊さを改めて詩を通して感じました。お二人は、同じ詩を知事室へもお届けになられ、知事にお渡ししました。

<電池が切れるまで>

「命」 宮越由貴奈(小4)

命はとても大切だ
人間がいきるための電池みたいだ
でも電池はいつか切れる
命はいつかなくなる
電池はすぐにとりかえられるけど
命はそう簡単にとりかえられない
何年も何年も
月日がたってやっと
神さまから与えられるものだ
命がないと人間は生きられない
でも
「命なんかいらない。」と言って
命をむだにする人もいる
まだたくさんの命つかえるのに
そんな人を見ると悲しくなる
命は休むことなく働いているのに
だから、私は命が疲れたと言うまで
せいいっぱい生きよう

2004/9/29 水曜日28日縲怩P0月1日 9月県議会一般質問  本日29日 今井県議・木内県議が正々堂々の一般質問

大型の台風21号が鹿児島県に上陸し、九州・四国・紀伊半島を中心に、西日本の広範囲で激しい雨となり、既に住宅が埋まったりと被害が出ています。今年の台風の上陸は過去最多の8個目。30日朝接近する見込みの県内での被害が心配です。

本日一般質問2日目。まだ議会は最終質問が続いていますが、先程「トライアルしなの」の今井県議と木内県議の一般質問が終わりました。
両県議は、それぞれの思いを込めての立派な質問となりました。
今井県議の質問時間は24分。特に山口村の越県合併問題と長野県の将来については、今までの思いを込めて、熱く熱く思いの丈(たけ)を訴えました。
木内県議は、「財政改革プログラム」について絞り質問をしましたが、いつもながらの歯切れの良さと、落ち着きのあるしっかりとした声と質問態度で、議場を魅了(?)説得力のある素晴らしい質問となりました。
木内県議の一般質問は、昨年の12月「トライアルしなの」が提出した「平成16年度の予算編成にあたって」の提言の基本コンセプト「コモンズの再生に向けたゼロ予算事業の提言」がどのように生かされているかの中間考査をし、更に来年度への提言をまとめていく際の参考にしなければならないとし、検証すると共に、国への提言の提案にと纏め上げました。県への提言も実に明快で爽快感を味わいました。
今井県議の後援会の方達が今回も傍聴に20数名お越しになり、今井県議を応援。木内県議の事務所からも傍聴に見えられ木内県議を応援、上田からも「島崎藤村」に強い思いを寄せられている皆様方が傍聴に見えました。皆様に応援を頂き、両県議とも『もち味』を存分に発揮した一般質問となりました。
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2004/9/27 月曜日午後から団会議・研修会開催。 今井県議・木内県議一般質問原稿作成

一般質問初日の前日ということもあり、団会議にて今井県議・木内県議の一般質問の内容について検討すると共に、経営戦略局より『財政改革推進プログラム』と『行政改革について』説明を頂き意見交換をしました。又、平成16年度9月補正予算案(追加分)の概要についても財政改革チームより説明を受けました。予算の内容は、人件費(寒冷地手当)22億6866万7千円と、山口村の越県合併に関する県民意向調査費906万4千円についてです。

明日から一般質問が始まりますが、今井・木内量県議は2日目の午後になります。今回午後で質問時間の予定がつかないということで、木内県議の後援会の方はお見えになりませんが、今井県議の後援会の方達は傍聴に見える予定です。

9月29日の両県議の一般質問内容予定は下記の通りです。
<今井正子議員>
 1.緊急医療体制について
   ・浅間山火山活動に対する緊急体制について
   ・ヘリコプター救急システムの現状について
   ・県内のドクターヘリの導入の見通しについて
 2.県道300号線(白骨温泉線)の1.5車線化について
 3.教育問題について
   ・義務教育国庫負担金削減と県の対応について
   ・高校教育改革プランの手法について
   ・地域高校の存続と定数について
   ・35人学級の中学校導入について
   ・高等学校前期入試と中学校教育について
 4.山口村の越県合併について

<木内 均議員>
『財政改革推進プログラム』一本に絞って質問します。
 細目は、以下のとおり。
 
Q1:国の『三位一体の改革』に関する地方への負の影響について具体的な働きかけは?
 ・『地方行財政の自律を実現し地方自治を確立する長野県民会議』と連携して国に強く働きかけを行うとの方針であるがいつごろどのような内容で行動を起こしていくのか?

Q2:県内市町村への情報提供について
 ・県の推進する『財政改革推進プログラム』を市町村にはどのような機会を使って説明し、そして理解を深めていただいているのでしょうか?

2004/9/22 水曜日9月県会開会! 合併問題を抱えた山口村の村民150人で埋まった傍聴席。   『トライアルしなの』では早速知事へ「白骨温泉支援のための要望書」提出。

本日より、9月県会が開会しました。
議会開会前『トライアルしなの』では知事との懇談の時間を頂いて、県政全般についての意見交換と、白骨温泉での視察をふまえ、知事へ以下の「白骨温泉支援のための要望書」を提出し、実状を報告させて頂きました。
                            平成16(‘04)年9月22日(水)

長野県知事  田 中 康 夫 様

                            長野県議会 『トライアルしなの』
                            代表  島 田 基 正

               『白骨温泉』支援のための要望

 田中知事におかれましては、真の県民益実現のため、日夜ご奮闘なされておりますことに対し、まずもって敬意を表します。
さて、この度、長野県議会『トライアルしなの』では、9月20日(月)から21日(火)にかけまして白骨温泉の現地調査を実施いたしました。実際に入浴剤を使用していた宿泊施設を利用し、利用客や観光関係者へのインタビュー、さらに『白骨温泉旅館組合』の皆さんとの意見交換を実施いたしました。
以上の現地調査を踏まえ、白骨温泉の信頼回復ならび支援につきまして下記のとおり要望いたします。

                     ―  記  ―

一.正確な報道を期すように報道機関に要望すること
 【要旨】
  報道機関は、温泉への加温や加水に関して問題があったり、循環式よりかけ流し式の方が優れた良い温泉であるかのような報道をしている。実際は、加温や加水は認められており、また、循環かかけ流しかと言った単純な二者択一のものでもない。温泉の表示に対して正確な情報が国民に伝わっていない。
  そこで知事が積極的に報道機関に対して表示方法ついての正しい情報を提供し、さらにその情報を報道機関が国民に伝えていく責務があると認識している。

一.県道300号線の早期1.5車線化実現に向け予算確保すること
 【要旨】
県道300号線(白骨温泉線)は冬期間通行止めになることにより、子どもたちの通学や医療機関への交通の便確保など地域住民の暮らしに著しく負の影響を及ぼしている。
したがって1.5車線化の実現に向け、必要な予算を確保し、事業を積極的に進めていく必要があると認識している。

県会初日。
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、合併推進派と反対派の方達が県庁を訪れ、議会棟内は緊迫した雰囲気に包まれました。120名を擁した推進派は揃いの黄色の布を首に巻き、各派をまわり要望。その後両派とも傍聴席にて田中知事の提案説明を聞き、その後知事と面会しました。
田中知事は、本会議の提案説明で、山口村の越県合併関連議案の今県会提出を見送ることを正式に表明。1万人の県民意向調査を行なう方針であることを明らかにされました。
田中知事の提案説明の中で、「馬籠宿を抱える山口村は島崎藤村の生誕地であり、信州人のアイデンディティー(自己同一性)精神文化の礎とも呼ぶ地であり、越県合併のため、『地元』なる概念は村民にとどまらず、県民を意味する」との見解を示され、県民と県議会の議論が不可欠である考えを述べられました。又、唐突な方針変更に対しては、『広報不足』という至らなさを心からお詫びしますと、陳謝されました。
確かに長野県民の何人の人たちがこの合併問題を身近な問題として捉えていたでしょうか。県民の大半があまり良くわからないうちに長野県の精神文化の礎とまで言われる地が、いつの間にか岐阜県になっていたんだね位の認識しかもっていなかったのではないかと思います。その点では知事の大きな反省の上に決断された今回の提案見送りは、県民に広く報じられ、一歩立ち止まって考える良い機会になっているのではないかとも思われます。
岐阜県に行くようになるにせよ、長野県に残るようになるにせよ、全県民が県民として「長野県」について改めて考えてみる必要があるように思います
山口村だけではなく、県内にはいくつか隣県との生活のほうが密着している所がありますが、そこに住まわれておられる住民の方達は、この山口村の合併問題をどのように捉えられているのでしょうか?どのような感想をもたれているのでしょうか?
県側は今県会に、総額34億1800万円余の本年度一般会計補正予算案や、合併関連条例案など13議案を提出。その他、国・地方税財政の三位一体改革について、全国知事会で義務教育国庫負担金削減を国への改革案に盛り込んだことに憂慮の表明や、教育委員の人事案等が提出されました。いよいよ波乱が予想される県会が開会します。
来週から一般質問が始まりますが、「トライアルしなの」では今回、今井県議(24分)木内県議(12分)が一般質問2日目の9月29日水曜日の午後に、二人連続で行ないます。

2004/9/21 火曜日信州の宝 『白骨温泉』と、国営アルプスあずみの公園現地調査実施!

 実りの秋です。信州の秋はぶどう・柿・りんご等の果物は勿論のこと、黄金色に染まった田んぼの所々では、収穫を終えた稲のはぜ掛けが見られます。おいしい今年の新米として食卓に上るのもそう遠い日ではありません。豊かな秋の風情が感じられる信州、四季折々美しい信州。これからは高い山々から徐々に各地で自然が織りなす造形美が見事な紅葉の季節を迎えます。

9月20日縲怩Q1日にかけて、『トライアルしなの』では、国営アルプスあずみの公園と、入浴剤の投入問題以降の『白骨温泉』の現状把握のため現地視察調査を行ないました。
現地調査の日程と目的は以下のとおりです。

★9月20日(月)
 【午後2時縲怩R時】
  『国営アルプスあづみの公園』(堀金村・穂高町)視察 
   ・ガイドセンター視察
   ・テーマ展示館視察(理科教室や社会科教室を体験)
   ・公園散策
 【午後3時30分縲怩S時】
  『?アーキビジョン21』(穂高町)訪問   
   ・カラマツ使用の住宅視察
 【午後5時30分縲怐z
  『白骨温泉調査・宿泊』
  ・つるや旅館社長(前安曇村村長)と意見交換
★9月21日(火)
 【午前9時縲怩P0時15分】
  『白骨温泉調査』 
  ・「白骨温泉旅館組合」の小日向組合長さんほか組合関係者と意見交換
 <『トライアルしなの』から意見交換会の際の調査細目要望>
    1.昨年度ならびに本年度の月別観光客推移
    2.入浴剤投入問題発覚後の影響
    3.信頼回復へ向けての取り組み
    4.県への要望事項
    5.その他
 
《現地調査視察報告》
 公用で遅れる今井県議を除く島田・田中・木内の3県議と事務局は、松本合同庁舎で1台の車に乗り合わせ、まず国営アルプスあづみの公園へ向かいました。
あづみの公園は、「自然と文化に抱かれた豊かな自由時間活動の実現」をテーマとし、信州・安曇野の恵まれた自然環境を活かした緑豊かな公園という事で、公園パートナー(ボランティア)と公園スタッフ協働による体験学習ができるようになっています。
祭日という事もあり、園内は親子連れで楽しんでいる方たちで賑わっており、公園内をめぐりながら、安曇野の自然や風土・歴史などに触れられるようトレイルガイドブックが用意されておりました。
パンフレットによると「こもれびトレイル」「あづみのトレイル」「水の路トレイル」というコースごとに楽しく学ぶことが出来る散策路があり、安曇野の自然・文化・歴史に触れることが出来るそうです。
まず、木の良さが生かされたテーマ展示館を見学。湧水の魚の観察・安曇野の地形がわかる模型等があるホール・理科教室・社会科教室・芸術教室・観覧室・多目的ホール等に分かれ、それぞれの教室にあった事が学べるようになっています。
訪れた子供たちは、理科教室では目を輝かせ魚の動きや動植物の標本や、かぶと虫等の昆虫に見入っていました。子供たちにとっては、それぞれの教室で楽しい発見がある事でしょう。
水辺の公園は、青空のもと少し色づき始めた木々の美しさが印象的であったのと、広々とした公園にトンボが飛びかいのどかな感じでしたが、水路がコンクリートづくりであったり、「池の中に入らないでください」という看板が随所に立てられており、広い池ではジャブジャブと自然の水に触れることが出来ないようになっていて、ちょっと残念。もっと自然のままを活かしたつくりであった方が良かったのではという感じがしました。
ただ、低料金で小さな子供がいても一日安心して自然の下で遊べるという点では、大変恵まれた公園施設であると思いました。
公園を後にし、途中唐松等木の良さが活かされた住宅を見学した後、白骨温泉へ向かいました。

 秘湯と言われる白骨温泉への道は、紅葉の頃はさぞ見事であろうと、又冬期間はさぞ大変であろうと思われる、自然の深い重みを感じる美しい道を上りました。
今回の現地調査では、実際に宿泊し、旅館や土産店等の経営者・従業員の方達やお客様の声をじっくりと聞き、客としての立場で感じられる温泉への思いを肌で感じながら、白骨温泉の現状把握と県への具体的な支援要望を伺うことが目的で、入浴剤問題で村長を辞職された筒木社長の『つるや旅館』に宿泊しました。
筒木社長のお話では、問題発覚以降、白骨温泉の宿泊客の減少は如実にあらわれており、この三連休(9/18縲怩Q0)だけは何とか全館どこも満館であったと思うが、9月にはいってからは例年の約半分の客足で大変厳しい現状との事です。
つるや旅館さんでの入浴剤の使用は、繁忙期の期間限定の川沿いの露天風呂だけであり、内湯(露天風呂も有り)には一切入れていなかったにもかかわらず全ての温泉に入れたかのような報道がされてしまい残念だったとの事。その思いをこめて、「白骨温泉つるや旅館温泉物語」を記し、白骨温泉とつるや旅館のありのままの姿を伝え理解を求めていました。
独自の源泉を持っているつるや旅館の内湯(写真添付)は、とても美しい乳白色で素晴らしい泉質であり、何ともいえず気持ちよく温泉気分を満喫させて頂きました。
白骨温泉には、源泉が16箇所あり、ほとんどの旅館が源泉を持っており、源泉ごとに成分や温度・性質などに微妙な違いがあり、セールスポイントの一つとの事です。
おもてなしの心があふれ自然の深みが「良い温泉」を創っている素晴らしい白骨温泉です。大地の恵み「信州の宝」であり、入浴客を幸福感で満たす白骨温泉が一日も早く信頼を回復し、今まで通り観光客があふれる温泉地になるようにと心から願いました。
これから特に見事な紅葉の季節を迎えますので、是非沢山の方々が白骨温泉をたずねて下さることを希望します!

21日は、今回の件で大変な思いをされた旅館組合の皆様と観光案内所の2階で意見交換会をさせて頂きました。「トライアルしなの」からの調査細目に対して資料を頂き、資料を基に切なる思いと要望等を伺いました。
<内容>
 ・白骨温泉公共野天風呂の入浴剤投入問題について
 (問題の内容)
   湯の採取位置や温度等の変化により、売り物にしていた乳白色ではなくなってしまった。
   顧客の期待・要望に添えなくなった8年前から入浴剤を使用。
   温泉地内の3軒の旅館でも使用が発覚した
 ・村と地元の対応、経過について
 ・利用客の推移(平成15年1月縲怩P6年8月)について
 ・再生企画について
  ★安曇村・・・・温泉パンフレット作成(白骨温泉の特色温泉の楽しみ方他)
       お客様アンケートの実施、
  ★旅館組合・・温泉利用状況の開示(源泉情報の開示促進)
 ・白骨温泉の理念について 
   ?水源涵養のための植樹
   ?源泉地の保護整備と濫掘の抑制と適正利用
   ?組合員の研修実施
   ?社会への奉仕活動

意見交換会で印象的な言葉は、「今まで当たり前に温泉がわいていたので、本当の【温泉の有難味】を忘れていたのではないか。今回の件で改めて温泉の有難味を認識し、地下水を保護するためにも植樹を行なったり,源泉地の保護と整備に努めると共に、温泉についてもっと知るために定期的に研修会を実施。又地元への貢献という事で福祉施設の老人招待など社会奉仕活動にも目を向けていこう等の意識改革が出来た」との事でした。
一日も早く信頼を回復するためにも、行政からの積極的な支援をお願いしたいとの事でした。頑張って欲しいです。再生プランを発表した白骨温泉を「一生懸命応援していきたい」と、会派議員一同思いを強くした今回の視察でした。
本当に良い温泉だということを実感しましたので、是非皆様、白骨温泉へ行ってください。
尚、白骨温泉の象徴的な存在である公共露天風呂の再開がお客様を呼び戻せるポイントとの事ですので関係の皆様に御尽力を頂きたいと思います。
又、温泉表示に対するマスコミの正確な報道を臨むと共に、福祉・教育・生活のライフラインである県道の整備に対する要望がありました。冬場は閉鎖されてしまう道路は、学校・幼稚園などに行く通学道路であり、保育園に行くのに5時半には子供を起こし用意させないと行かれないとの事。老人を病院へ連れて行くにも回り道になってしまい時間がかかるので大変辛く厳しい時期で、商売というよりも、道と自分の生活を守るだけで冬は精一杯というような毎日との事でした。何とか危険の少ない冬の期間も通ることが出来る道路の整備が出来たらと願います。(『トライアルしなの』では9/22付けで知事宛要望書の提出をする事にしました。)
  
今回の視察は、現場の悲痛な生の声を聞くことが出来、理解を深めることが出来、大変有意義な視察研修となりました。

2004/9/16 木曜日浅間山小噴火が続く! 9月定例議会一週間前 議会棟は慌しい雰囲気になってきました

浅間山は小噴火が続き、軽井沢町・佐久地域では降灰がありました。軽井沢町のホテルで働く我が家の息子の車にも細かい灰色の降灰が積もっており、お客様から状況を確認する電話が相次いだとの事。ニュースで報じられた様子では、様々の影響が出ています。
本日は11時から総務警察委員会が開かれ、木内県議が登庁されました。
9月定例会を前に、陳情・請願を出される方たちが控室のほうにもお見えになられ、開会一週間前の議会棟は独特の雰囲気が感じられます。
昨日15日は、『県廃棄物施策の抜本的な前進のためにご協力を要請します」と条例設定・県民実行委員会の皆様が来室され、丁度居合わせた木内県議が対応され「条例制定が必要な訳」の説明を熱心に聞かれておられました。
本日は、山口村の越県合併に関する知事の発言に対して、山口村の加藤村長・楯久村会議長を始めとする合併推進派と合併を反対する村民グループの方たちが知事・議会各派・総務警察委員会等を訪れました。知事は、『合併を望まれている方たちにも、信州へ残りたい方たちにも、全長野県民に対しても今までの対応に対して大変申し訳なく慙愧の思いでいっぱいです」と陳謝した上で、木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併をめぐる関連議案は、9月県会には提出しない旨表明し、合併推進派の方たちに理解を求めました。
『信州に残りたい』『馬籠と藤村を助けて』と訴える合併反対グループの方たち約40名は、県民ホールで『信濃の国』を高らかに思いを込めて歌い、「岐阜県へ行くのはいやだ」と、訴えていました。
知事は、議案が可決された場合、県が合併申請書を提出する立場になることから「県会で長野県の将来像を議論していただくのと同時に、県民の意見を把握し、その上で12月県会に臨みたい」と述べられましたが、知事のおっしゃる〈県民意向調査〉がどのような方法で行なわれるのかが議論の焦点の1つにになりそうです。

過去の会派日誌