社会や経済の状況変化、そして住民意識や価値観の多様化などにより、戦後日本の成長を支えてきた「日本型システム」が制度的疲労をみせています。
そのなかで、国も地方も避けられない「改革」が求められています。新たな国のあり方や地域のあり方などが生活者の視点で語られはじめています。「国から地方へ」「官から民へ」と大きな流れのなかで私たちは生活しています。
しかし、どのように大きな流れが生じようとも、その改革の原点は一人ひとりの生活や声に依拠することであり、それなくして県民の政治や行政への信頼を獲得することはできません。
私たちの住む長野県はここ数年大きな変革を体験し、また新たな変革期を迎えています。
国は道州制導入を視野に入れ、より地方行政のスリム化を図ろうとしています。
しかし、これらは一歩間違えば歴史や文化、地方に根付く人々の絆を断ち切る危険性を抱えています。
私たちは自然豊かな信州信濃の歴史や文化、風土を大切にし、新たな改革にトライする風として県民の期待に応える決意です。
私たちは、私利私欲のない改革への信念と行動力をもって、地域の代弁者として「対話と現場主義」を信条とし、220万人の県民と共に、活力にあふれ、未来に夢を託せる平和で、優しく温かい長野県を目指し責務を遂行します。
【会派名】
トライアル信州
【会派構成】
代 表 島 田 基 正
副代表 今 井 正 子
【基本理念】
「県民一人ひとりを、大切にする県政」
「県民一人ひとりに、光を当てる県政」
「県民一人ひとりの、声を生かす県政」
「県民一人ひとりが、元気の出る県政」
自然豊かな信州で生活する人々の「いのちと暮らしと平和」を守り、格差と競争が同時に進む現代社会の中で「豊かな信州」「温かな信州」「元気の出る信州」を220万県民と力を合わせ、現在と未来を担う県政を築きます。
【基本方針】
1.借金返済に軸足を置き、財政再建プログラムの再構築で県財政の健全化を計り、全ての事業は「必要度」「緊急度」「費用対効果」の視点で審査し、また税の有効活用を計るため県民参加による事業評価制度の充実をめざします。
2.県民生活の中に常に県政が在り、県議会があるために「生活と県議会」(仮称)などの県政報告会を会派主催で開催し、対話と信頼の県議会を築きます。
3.「自立と連帯」「協働と自己責任」の姿勢を確立し、引き続き県政の改革の旗手を務めます。
4.慣習による議会運営や議員権益を排し、政務調査費の使途基準の厳格化や第三者による「県議会活動評価制度」など新たなシステムをつくり、県政をより身近なものにします。
5.経済優先の社会がもたらした「環境破壊や地球温暖化」、過度の競争社会がうんだ「都市と地方の格差」や「生活の格差」などを是正し、真に豊かな暮らしが実感できる県政を築きます。
6.事実に基づく調査活動を積極的に行い、県議会として県政を厳しくチェックし、実現可能な政策提言を行なうとともに、国に対して積極的に意見書を提出します。
7.議会改革を推進します。(長野県議会基本条例制定。正副議長の任期2年制。議会運営委員会及び代表者質問は全会派とすること。)
8.若者が希望を持って定着できるよう信州の自然豊かな資源を活用して、地域経済の活性化を促します。又、資源循環型社会の構築を目指し、食料やエネルギー等の自給率の向上を図ります。
9.「安心・安全・豊かさ」が実感できる地域社会をつくるため、福祉・医療・子育て・教育の充実を求め、セーフティーネットを整備していく。国の制度に対しても県民の目線に合うよう改正を唱え、地方から政治を変えるよう努めます。
10.定例県議会ごとに会派作成の「県政レポート」(仮称)を発行し、県議会と県民の絆を深めます。
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