県議は式典後、総会にも参加し、南の島や海、又シベリヤ抑留で亡くなられた父親の遺骨収集に行かれた報告など、遺族会の「意見発表」を聞き、二度と戦争を起こして はならないと、改めて決意致しました。 この戦争が風化されずに語り継がれていくよう行動していくことが私たちの責務です。
第50回技能五輪全国大会が10月29日閉幕いたしました。
2年連続優勝! 左官の部 中澤 大貴さん(佐久市)
フラワー装飾 優勝 佐々木 士将さん 第2位 水野さん(女性:来年の世界大会
へは年齢制限のため水野さんが出場:ふたりとも軽井沢㈱エス・ケイ花企画)
おめでとうございます!!
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9月定例会 一般質問 平成24年9月28日
常に県民目線・現場主義の今井正子でございます。
1) 県立短大の発展的4年制化について
県立短大の女子教育に果たして来た役割は大変大きいものがございます。女子師範として、幼稚園、国語・英語・家庭科、栄養士の免許が取得でき、信州の女性をリードし、職場や地域社会のリーダーとして多大なる貢献をしてきました。「優秀な人材を県外に流出しない」という「県立」の役割を十分果たしてきました。これからもまた男女共同参画の時代にあって、ますます役割は大きいと思います。県立短大は、文系と理系の両面をもっていますが、今回の素案は文系のみとなってしまいます。また、今ある教員免許状も取得できなくなってしまいます。一旦手放すと認可は難しく、新設大学ではほとんど取れない仕組みになっています。逆に4年制になる際に養護教諭や養護学校教諭も取得できるように追加申請すべきです。
こんな時期に?いや、こんな時代だからこそ、格差社会が子ども達には及ばないよう、先人を見習い、教育にお金をかけ、工夫を重ねながら時代のニーズに答え、がんばってきている6つの学科と取得できる資格を1つも失うことなく、更に発展しながらプラス1新しい学部、県内になく需要のある新しい産業も興せるものをと、夢を大きく持って、薬学部の新設を考えました。
(1)グローバルな人材育成を謳った大学はいたるところにありますが、県内団体からも要望がありました薬学部の設置については、どういう議論がされ素案に盛り込まれなかったのでしょうか。総務部長にお尋ねします。
(2)また知事にはかつて、薬剤師会や松本で薬学部構想が出たことがありましたが、薬学部の設置に当たってはどのような課題があるのか。薬学部は薬剤師の育成だけでなく、地域の地域興しにも産業興しにもつながり、長野県内経済にも効果が大きいと考えますがいかがでしょうか。
(3)もう一点総務部長に、今回管理栄養士養成過程が素案から外れたのは、松本大学に同課程があることも背景にあるのでしょうか。お願い致します。
薬学部は学生一人当たりの運営経費が文系の約2倍であり、岐阜薬科大の120人の場合、年間約16億円との資料がありますがしかし、「文科省の公立大学の財政」によりますと、一人当たりに交付される算定額は、24年度文系は一人24万3千円に対して理系は183万2千円、その他に年間一人当り50~60万円の授業料。そして教材実験費等を含めて、80万円ほど徴収はできます。
薬学部の場合は、開設時にも民間の助成も多いのが現状です。諏訪東京理科短大の場合にも、51億余円のうち、県20億、茅野市17億、広域市町村4億、そして民間は5億です。4年制化にも民間は3億以上を出しております。松本大学の場合も56億余円のうち、県23億、松本19億、広域2億3千万、そして民間も同様2億3千万円です。
以前、坂城町で製薬会社がバックで薬学部設置の話もありました。「薬学」は、大学院を出て薬剤師という道もありますが、薬学を軸にして、朝鮮人参、百薬、ハーブ、洋蘭など地場産を発展させることもできるし、化粧品や農・畜産業の農薬や肥料の研究など伝統を生かしながら、先端産業に結びつけることができます。年間100人ほどの薬学志望者が県外に出ることを考えれば、そして管理栄養士の資格にも発展可能です。採算は取れるのではないでしょうか。本気で良いものをと考えるなら、再度知事に再考をお願い致します。
さて、素案は開けてびっくり。様々な大学のトップによる「これからの日本の目指す大学」というパネルディスカッションでありました。「アメリカの大学のように入学は簡単でも卒業は厳しく」と、今までの学歴から学力にと、パネラーが長く大学界にいて変えられなかった新大学論でありました。高校・短大・大学と教壇に立った経験から、高校生が現実に望むのか、卒業後の就職はあるのかと心配になります。
総務部長にお尋ねします。
(4)県立大学設立準備委員会や大学設立準備室には、大学進学を目指す高校等の関係者がいません。実際の高校の現場で生徒を理解している進路指導の先生方の議論が必要と考えますがいかがでしょうか。また、準備室では他の県立大学や新設大学をどの程度視察・研究されたのでしょうか。
(5)現在の素案には教育委員会はどの程度関与しているのでしょうか。また、今後現場で生徒を良く知る教育委員会としてどのように協力していくのか、教育長にお尋ねします。ニーズにあっていると思いますか?
(6)改めてここで知事にお伺いします。
県立短大の設置目的、歴史や魅力、根強い志願者の多さ、県内における卒業生の就職率の高さをどのように理解・分析しておられますか。
(7)続いて、1年間の全寮制、留学の義務化等が謳われて居るが、学生や保護者の負担増になるのではないかと思います。また、経済的に大変な生徒も「2年だから」「地元の公立だから」とがんばって学べましたが、そのような生徒に対する高等教育の保障はどうなるのでしょうか、総務部長にお尋ねします。
(8)また、委員会で理想とする秋田県の国際教養大学は県立短大からの転換なのでしょうか。また、その近隣に清泉や信大のような英語を基本とする女子大や国立の大学はないのでしょうか。秋田と長野では条件が異なると思います。
我々も信大の教育学部英語科でも単なる語学のみでなく、留学も含め一生懸命取り組んできましたが、なかなか容易にはいかないものでした。この点について総務部長にお尋ねします。
パブコメ(パブリックコメント)はもちろんですが、この議会の議論を踏まえ、今ある平成19年度に決めた学科を発展させて県立大学にするというスタートに戻り、知事の覚悟を伺いたいと思います。
管理栄養士のみを四年制化した米沢県立女子短大を至急研究していただきたいと思います。(再度)知事の覚悟をお聞き致します。
2) いじめ等諸問題に対する教育界の姿勢について
続いて、いじめ等諸問題に対する教育界の姿勢についてお尋ねします。連日マスコミで、大津の中学生のいじめ・自殺の問題が扱われ、「大津はひどいいじめだ。大津の校長はじめ学校や教育委員会の対応は、と非難される」が、「いじめ大津中2自殺を追う」の記事を読んでいくと、どこの県にも起こりそうな、また起こった事と類似しています。このように大きく取り上げられ、ようやくいじめを認めざるを得ない状況になる教育現場。それを指導する教育委員会。「教育界」の体質は変わることが難しいでしょうか。
(1)我が県も、子どもたちの自殺または事故死・殺人等がありました。大きな事故として全国に取り上げられ、県教育委員会または自治体等と係争を続けた飯田高校殺人事件、そして須坂の中学生自殺、丸子実業高校生自殺などがあります。飯田は今年でちょうど20年、須坂は14年、丸子は7年になりますが、その間どんな思いでご両親は過ごされたことかと思います。尊いお命にご冥福を祈りながら長野県は、それぞれの事案から何を反省し学びどう生かしているのかを教育長に伺いたいと思います。
(2)いじめがあったと訴えられた部員たちが、逆に自殺した生徒のお母さんを訴えた裁判を一度傍聴しましたが、変声期で声がうまく出なかった子をからかったり声の真似をしたのはいじめでも暴力でもなく、また見張りを付けてハンガー等で殴ったこともいじめではなく指導である、と堂々と教諭もその行為をした先輩も証言したことに驚いたものでした。裁判とは別に、教育界はいじめの規定をしっかり位置づけ、二度と悲しい思いを繰り返さぬよう、また先日の新聞にもありましたが、「いやだと分からずにからかっている子ども達にも、きちんと正していくのが保護者や教員の役目であり、「見ようとしないといじめは見えない」との教訓を皆で学びたいものだと思います。
教育委員長にお尋ねします。県教育委員と市町村教育委員の懇談が行われましたが、本来は不祥事やいじめなどの問題が発生したところへ直ちに行って懇談すべきと思いますがいかがでしょうか。