会派日誌

2004/5/31 月曜日団会議及び研修会開催

少し元気が出てきた今井県議を交え、会派控室にて10時より団会議と研修会を開催しました。
<団会議協議事項>
1.平成16年度会派政務調査活動運営予算について
2.県外視察について
3.6月1日実施 長野県政策条例研修会について

当面、各委員会・委員会の現地調査が続くので、(4日縲怩T日 農業議連 滋賀県 木内県議)(7日縲怩W日 土木住宅委員会 中信地区 田中県議)(8日縲怩X日 社会衛生委員会 北進地区 島田県議)(8日 文教委員会 今井県議)(10日 議会運営委員会 田中県議 ・総務警察委員会 木内県議)次回団会議は、11日に開催することとしました。
17日からは、いよいよ6月定例会が始まります。
移動県議会報告会を木内県議の担当で、7月9日佐久市にて開催する予定をたてました。団会議終了後、研修会に移りました。
各課より説明を頂き、活発な質疑応答により理解を深めました。
<研修会項目>
1.「地震財特法の延長について」 危機管理室・消防防災課
2.「個人情報保護条例について」 情報公開課
3.「しなの鉄道の公的支援について」 企画局交通政策課

2004/5/28 金曜日岐阜県視察の報告です

5月25日、三重県議会を後にして岐阜市へ向かいました。
岐阜駅には、島田代表の友人である杉山氏が迎えてくださり、時間が早かったので予定には入っていなかった美濃市にある岐阜県立森林文化アカデミーを視察しました。
突然の視察にもかかわらず副学長さんや事務局の方々に大変温かく迎えていただき、丁寧な説明と校内をご案内頂きました。
森林文化アカデミーは、「森と人との共生」を基本理念とし、自然を代表する「森」と再生可能な「木」の活用を通して、自然の循環と一体になった持続可能な社会を築く事を目指し、持続可能な循環型社会の形成に寄与できる人材を育成することが目標だそうです。
森林文化アカデミーの設計は、稲荷山養護学校の設計を手がけられた北河原温建築都市研究所との事でした。広い敷地の中に、木がふんだんに使われた建物で、学生たちが明るく伸びやかに学んでいる様子がとても気持ちよく目に映りました。

夜は、宿泊先に他の会合でお見えになっていた木内議員の松下政経塾での同窓生である岐阜県議会の渡辺議員、島田代表の友人である伊佐地氏・杉山氏とトライアルしなの議員が共に国政・県政について意見交換というより激論を交し合う懇談となり、これまた大変有意義な研修の場となりました。

5月26日、9時半に岐阜県議会をお訪ねしました。岐阜県議会でも担当してくださった議会事務局の高津様のご配慮により大変有意義な研修ができました。

岐阜県議会は、全議員49名のうち、県政自民クラブが35名と大半を占め、岐阜県議会公明党2名・県政民主党7名・日本共産党1名・無所属4名と、11会派の長野県議会とは構成も異なっていますので、議会運営も大分違うのではないかという印象を受けました。
「トライアルしなの」としての岐阜県議会での調査事項は「市町村合併に対する県議会の姿勢について」です。
岐阜県では、地形や歴史的な背景もありあまり違和感がなく合併協議が進んでいるとの事で、現在法定協議会に参加していないのは10市町村のみ。6市は既に合併しており、64市町村が法定協に参加しているそうです。地形的に山で分断され、県内でも行き来が大変だった長野県とは、合併に対する意識・考え方の根源が異なっているように感じました。
岐阜県の合併に対する考え方は、「自らのことは自らがきめるという住民自治の根幹にかかわる問題」として捉え、住民自治を実現するためにどういう市町村のあり方がよいのかについては、住民・市町村が自主的に検討し決めるべきもの。市町村は、住民と協働して、生活の現場の視点から市町村合併の必要性について議論を深め、地域の将来を創っていくことが望まれる。県としては、合併特例法の期限を踏まえ、自主的な市町村合併に向けた取組に対し各種の支援を行なうとしています。
近々実現する事になりそうな岐阜県の中津川市と、長野県の山口村との越県合併問題は、、長野県の住民意識の中には今だ大きな問題として捉えている人も多く複雑な心境ですが、岐阜県としては増える立場でもあり、大きな捉え方はしていないような感じを受けました。

岐阜県庁を後に、公設民営方式による公園管理がされている「平成記念公園 日本昭和村」を視察しました。平日にもかかわらず沢山の入場者で賑わっていました。
暑いほどの陽射しの中で、しばし子供の頃の懐かしい光景が目に浮かぶ駄菓子屋さんなどが立ち並ぶ町並を楽しみ,帰途に着きました。

2004/5/27 木曜日晴天に恵まれ、大変充実した県外視察でした!

今井県議が参加できたらどんなに良かったかと思える、24日(月)縲怩Q6日(水)3日間の三重県・岐阜県の県外視察は、大変意義ある充実した視察となり、参加議員が満足いく政務調査研究活動となりました。

<5月24日>
晴天に恵まれた初日、各地より長野駅へ集合し、8時11分の「しなの4号」に乗り出発しました。
緑が深みを増した信州の山並みをくぐり抜け、名古屋駅で乗り換えて三重県へ向かいました。伊勢湾・熊野灘に沿って縦長の地形の三重県は、水田の稲が伸びはじめて美しい田園風景が車窓に広がりました。速水林業がある紀伊長島まで約7時間電車に揺られ到着。駅で、松本から自家用車でこられた協働ネットの田口哲男議員と合流し、海沿いを通り抜けて「速水林業 大田賀山林」へ到着しました。
速水林業の川端さんに、2002年2月、日本初の「FSC森林認証」を取得した大田賀山林(1070ha)をご案内頂き勉強させていただきました。カッコーと鶯が鳴き木漏れ日が揺れる山林は、しっかりと枝打ちがなされて大変美しく整備されており、森林浴が実感できる爽やかさでした。
速水林業は、「美しい山づくり」を重視し実践してきている会社で、「木材を利用しながら森林を守る」姿勢を貫いています。99%がヒノキ等の針葉樹です。約2時間の研修は、循環型社会における森林資源のあり方・環境配慮型の森林経営の必要性について、心に刻み込まれた視察研修となりました。
翌日所用のある田口議員と早目の夕食を済ませて別れ、県庁所在地である津市で宿泊しました。

朝9時、三重県議会をお訪ねし、立派な議会棟で研修をさせて頂きました。
今回の視察の担当をして下さった議会事務局の林さんは、とても明るくハキハキとされた美人さんで、電話での事前打ち合わせの時にも素晴らしさを感じていましたが、三重県議会議員・議会事務局・教育委員会・環境森林部森林振興室等の対応を実にきちんとをして下さっており、お陰で素晴らしい視察研修となりました。感謝感謝です。

研修はまず森林行政についてで、環境森林部森林振興室が対応してくださり「森林管理方針」について説明をいただきました。
三重県独自の森林区分(ゾーニング)の実践、三重県が推進している「森林環境創造事業」「国際森林認証FSC取得支援」「森林GIS(地理情報システム)の活用」等森林行政に積極的に取り組まれている意気込みが感じられ素晴らしいと思い、森林県である長野県でも学ぶべきところが沢山あると感じました。

2番目に「教育振興について」教育委員会総務室・教育改革室・人材政策室・高校教育室・小中学校教育室・生徒指導・健康教育室が整然と整えてくださった沢山の資料を基に説明をして下さいました。
「三重県教育振興ビジョン」に描かれた21世紀を拓く三重の教育改革プログラムは、子供たちの視点にたったこれからの三重県の教育の指針を示すもので大変内容が深く、教育専門の今井県議がこの場にいたらどんなに収穫が多かった事でしょうと感じるほど取り組みの素晴らしさと豊富な内容で勉強になりました。

3番目の議会改革については、県議会の議会改革推進会議の役員になっておられる4人の議員さんが対応して下さり、意見交換と議論が大いに盛り上がり、予定時間を大幅にオーバーしての研修となりました。
「分権時代を先導する議会を目指して」の冊子にまとめられた議会改革への経緯を伺う中で、地方分権等社会情勢の変化や執行機関の改革に呼応し、議会改革委員会や議会運営委員会・代表者会議を通じて幅広い項目について議会が一体となり本格的な改革に取り組んできた様子と情熱が伝わり、深い感銘を受けました。
開かれた県民にわかりやすい議会運営の推進として、本会議のテレビ中継・議場の対面演壇方式の導入・議員発言演壇の新設・傍聴者にも議員の様子が良くわかる大型映像装置の設置・質問議員のパネル等による図示・プロジェクターによる投影・住民本位の政策決定と政策監視・評価の推進・予算決算を一括して正副議長、監査会員を除く全議員で審議する「予算特別委員会の設置」執行部と対等であるという意識から政策提案から政策立案への転換・政務調査課の設置と政策法務担当の設置等等、三重県議会の意識の高さと開かれた議会体制に心から感服しました。
長野県議会としても学ぶべきことが多くあるよう感じましたし、三重県議会は宮城県議会とも連携をとりながら、更なる議会改革へ取り組むために、議会改革に賛同する議会との勉強会・意見交換等ができる機会をつくりたいと全国へ呼びかけを行なっていきたいとの事でした。真の議会改革に向かい、真摯に取り組まれている様子が伝わり、三重県議会の未来が明るく感じられました。
三重県議会が超党派で議会改革に向けて取り組むことができたのは、8期最長老の岩名議長さんが人格者で大変進歩的な考えを持たれており、前向きに皆をリードして改革に取り組んでくださった事により、議会が融和を持ってまとまりやすかった事と、北川前知事が根回しが上手だったのか?知事与党・野党両方に気配りがあったのかなかったのか?いつの間にかペースに巻き込まれてしまったのか?段々と色分けがしにくくなり議会意識の一本化が図れて議会改革へ取り組むことができたとの事です。これこそが「真の県民益」と感じながら、長野県でも実現が可能なのかと置き換えて考えてみましたが、どうなのでしょうか・・・?
意見交換の後、素晴らしい議場・議員全員が協議できる全体会議室等をご案内頂き、心地よい充実感と感謝の心でいっぱいになるのを感じながら、岐阜県へ向かいました。
(続きは明日)

2004/5/21 金曜日本日も団会議開催

今井県議は欠席されましたが、予定通り本日10時より団会議を開催しました。
又、夕方からは、島田代表・田中県議・木内県議が出席し「新エネルギー」についての勉強会を、各分野の方々と共に行ないました。報告に基づき、学術分野・民間企業等の方々との活発な意見交換により有意義な政務調査となりました。

本日の団会議は、週明けの24日縲怩Q6日の県外視察について、最終打ち合わせを行い、各自調査事項に関して改めて状況把握と資料収集を行ないました。

<県外視察の予定>
・5月24日  速水林業 大田賀山林(三重県北牟婁郡海山町)
・5月25日  三重県議会 ⇒ 岐阜県へ移動
・5月26日  岐阜県議会 ⇒ 美濃加茂市 
         平成記念公園 日本昭和村 ⇒ 長野

2004/5/20 木曜日今井県議ご尊父告別式

悲しみに涙している今井県議の姿に心打たれながら、告別式の受付をお手伝いをさせて頂きました。
司法書士や町会議員をなさったことのあるご尊父様(享年80歳)は、穏やかな上品なお顔をなさっておられ、生前の温かなお人柄が偲ばれました。故人のご功績が伺える千人を超える沢山のご弔問を頂きました。長野県議会からも、会派・議員各位・議会事務局等よりご厚志を賜りました事、深く感謝し、心より御礼申し上げます。
会派議員一同、告別式・お斎の席に参列させていただき、ご冥福をお祈りしました。

2004/5/19 水曜日本日、議会運営委員会検討会議開催。今井県議のご尊父がご逝去されました

本日は、今井県議のご尊父 齊藤修平様がご逝去されるという悲しい訃報が入りました。今までも脳梗塞で何度か入院されていたご様子ですが、このところお母様のお加減も悪く、今井県議は忙しい中看病と入院の心配をされておられました。人間何歳になっても親の有難さを感じて生きていますので、ご逝去のご悲嘆はいかばかりかと推察し、心からお悔やみとご冥福をお祈り申し上げます。お通夜は本日6時から立科町芦田の今井県議の生家にて、告別式は明日望月町のセレモニーセンター「カーム白樺」にて午後0時30分から執り行われます。

本日午後1時より議会運営委員会検討会議が開催され、担当の田中県議が出席しました。
検討課題は.
1.昨年度からの引継ぎ課題として、海外視察制度について・会期及び開議時刻について・休日議会について・予算特別委員会について
新たな検討課題として、政務調査費の統一マニュアル策定について・委員会の会議録の作成及び公開のあり方について
2.事務局の体制について
3.各会派からの議会改革案について
4.政務調査費の統一マニュアルの策定等について
5.海外視察制度について
等でした。

過去の会派日誌