会派日誌

2003/11/27 木曜日11月29日 長野にて「県民と共に県政改革を考える集い」開催

「トライアルしなの」では、『これでいいのか県政改革・どうする県議会』と題し、県内各地で県政改革を考える運動を展開してきました。
既に県内10ヶ所にて開催。県政に反映すべく、県民の皆さんの生の声を聞き、県政改革へ向けて新たな意欲が高まりました。
この度、長野にて下記の通り開催いたしますので、ご都合のつく方は是非お気楽に御参加下さい。

★日 時 11月29日(土)PM6:30縲怩W:30
★場 所 サンパルテ山王(旧山王共済会館)
       ☎ 026竏窒Q28竏窒R011
★参加予定議員 トライアルしなの 島田・宮川・今井・田中・木内
         無所属  林・北山 

本日は、1時30分から議会運営委員会が開催されました。
委員会終了後の3時過ぎから「トライアルしなの」では、団会議を開催しています。(今、団会議中です。)
木内県議から議会運営委員会の報告を受け検討後、26日行われた県会総務、土木、農政各委員会の連合審査会の報告を、出席の田中県議・木内県議から受けました。
連合審査会は、県営ダム計画を中止した、浅川(長野市)、砥川(下諏訪町)の治水代替案について行い、県の河川整備計画の流域対策の実効性等に対し、白熱した議論が交わされたとの事です。
現在は、12月定例会の対応について検討中です。

2003/11/21 金曜日「生命のメッセージ展in長野」開催 会場に広がる命の尊さ・重み・レクイエム

交通事故や犯罪で亡くなった人たちの命の大切さを訴える「生命のメッセージ展」が、長野市のもんぜんぷら座で21日縲怩Q3日まで開催されます。
会場には、理不尽に命を奪われた被害者、百十四体の等身大の人型オブジェが並び、生前の写真や帽子・靴等思い出の品々と共に、真っ赤に熟した林檎に挿したローソクに火が灯され供えられました。心から哀悼の意を表すると共に、ご冥福をお祈りしました。
命の尊さ・重さを伝えるために全国で開かれている「生命のメッセージ展」は、開場に合わせ、全国のメッセージ展実行委員会代表の鈴木京子さんが挨拶。鈴木さんは、「日本の中心にある長野で全国の遺族が交流し、社会に訴えていく拠点を作るのが夢。軽井沢へ人型オブジェを常設展示するミュージアム設立構想を持っている。木立ちの間から爽やかな風が通りすぎる軽井沢が、亡くなった人たちが風となりメッセージを届けるというイメージにぴったり」と感じているそうです。
3日間の開催中は、講演会や、対談、追悼演奏等で生命の尊さを訴えます。県議の方々からも、メッセージが多数寄せられ掲示されていました。
理不尽な死をとげた人の無念さ、家族の悲しみ・悔しさがひしひしと心に重く響く中で、本日の「理不尽に命を奪われし者たちへのレクイエム」として、午後3時から、被害者の家族が書いたメッセージを、今井県議が他の3人の方々と朗読しました。
清らかな澄んだ音色のコカリナ演奏と共に、家族の辛い悲しみが伝わるメッセージは、聴いている人の心を揺るがし、涙が溢れました。
亡くなった方たちの魂の叫びが伝わって、県庁への帰り道、雨に濡れた車の多い道路を思わず見つめてしまいました。改めて1人1人が交通道徳を守る事の大切さと、本人は守っていても不慮の事故に巻き込まれる危険性が、誰にも、いつどんな時にも起こりうる事の哀しさを思いました。又、県警の役割の重さをも強く感じました。

2003/11/18 火曜日県外視察 第2日目は東京です

 朝、宿を9時前に出て、「矢祭町役場」へ。町長に行政視察御礼の挨拶をし、宿のバスで新白河駅迄送っていただき、用事のある宮川県議と大宮で別れ、東京へ向かいました。
 千代田区平河町にある長野県の東京事務所は、全国の県の出先機関が集まっている建物の中にあり、明るく活気のある事務所でした。
竹松所長さんをはじめとし、県職員の皆様が快く迎えて下さり研修開始。東京事務所の業務内容・役割等について説明を受けたあと、長野県へ工場・企業などを誘致し、地域の活性化と雇用の創出を図るために、産業立地推進を行っている状況。県内中小企業の経営安定と振興を図るため、新規取引先の発注開拓及び下請け取引のあっせん等、仕事の発注を希望する企業には受注企業を、仕事の受注を希望する企業には発注企業を紹介など、取引先の開拓をして中小企業の経営支援をしている状況を伺いました。相談にのっている加藤さんは、平成8年からのベテランです。
 又、東京事務所では、長野県に転職したいと考えている方、そうした人材を求めている企業を支援するため、?ターン相談員を設置し、希望者に対する求人情報等の情報提供、相談、登録を行っており、その様子をお聞きしました。知事も?ターンに理解を示し、力を入れており、東京事務所へ来たときは、必ずIターン相談室を覗いていかれるそうです。?ターンの、相談件数は、平成14年度は3205人。そのうち県外出身者は2549人で、約79.5%。平成15年10月末現在では、1484件の相談者のうち、県外出身者が1302人(87.7%)と圧倒的に多く、長野県の場合はUターンではなく、?ターン希望者が多い現状です。その理由は、長野県は、自然が美しく、空気・水が良い、東京に近い、通勤時間が短く楽、子どもの健康管理上、人間と人間との教育がなされている等人間形成上大変良い環境であるという事が長野県の人気が高い理由のようです。
親身になって相談にのる平田さんは、きっと長野県へのIターン希望者にとって、夢を与えて下さる存在であろうと思われました。予定時間を上回るほど、様々な事を学ばせて頂き、次なる訪問先である全国長村議会議長会へ向かいました。
 10月19日の望月町での移動県議会報告会にて「キラリと光るまちづくり」を目指してのテーマで行った<ふる里づくり講演会>で講演をいただいた岡本光雄氏より、合併問題を通した真の地方自治の在り方を学びました。
氏のレクチャーは、奥が深く、今後の県政活動に役立つ内容豊かなものでありました。21世紀の日本にとって、何が必要なのかをきちんと見極めた上、合併問題等も考えるべきであり、安易な決断をすべきではない等、昨日の「矢祭町」の姿勢と重ね合わせながら、真の住民益とは・・・と改めて考えさせられました。この2日間、大変充実した研修となりました。

2003/11/17 月曜日自立の町 福島県「矢祭町」で、本当の自治をみた!

 17日縲鰀18日にかけて「トライアルしなの」は、県外視察です。
第1日目の本日は、【自立の町宣言】をした町として全国的にも有名になった、福島県「矢祭町」を行政視察しました。
 この町は、福島県の最南端にあり、人口約7300人の自然豊かな温もりあふれる町です。
「矢祭町」の由来は、八幡太郎義家が奥州戦争で勝利し凱旋する途中に、この景勝の地に感激し、背負っていた矢を岩山に祭ったという故事から「矢祭」の名前が生まれたという古い歴史ある町で、そんな町だからこそ、歴史や文化、風習、伝統、住民のまとまりを尊びたいと、20年前に町長になられ町民から慕われる、名物町長の根本良一町長は、、矢祭町なりの<民主主義の実現>に向け、実践をしてきました。
 総務省が進める、市町村合併を拒み、住民基本台帳ネットワークを拒んだのは、住民の目線に立って町政を進めてきた町長のもつ強力な力と情熱、町民の意識の賜物と感じました。
住民基本台帳ネットワークに関しては、「人間に番号をつけて管理するような考えにはなじみません。少なくとも、矢祭町の住民に番号をつけるなど、私はしたくありません」と言い切り、いち早く住基ネットワーク不参加の表明をしました。
 その、根本町長は、家族の為にも、今春引退を表明する予定でしたが、引退表明当日の早朝、町の消防団員たちが町役場に押し寄せ、町長が辞めるなら自分たちも半被を脱ぐといって翻意を懇願し、何の肩書きも無い普通のおばさんたちが町長室になだれ込んで涙ながらに「辞めるなんていわないで下さい」と訴え、その数はこの町に男性はいないのかと思うくらいに町長室にあふれたとの事。町長は「町の小学校も町民会館も、必要なインフラ整備は完了しています。合併にも住基ネットにも参加せず、限られた予算でやっていくために、来年の町議選挙で現在の18人から10人に定数を減らす事も決定済み、自分たちの首切りを法に定めることができる立派な町議が揃っている。だからこそ私は、引退を決意した」のだそうですが、女性や住民の力で、現在も、温かな人柄と気概・気骨が感じられるステキな笑顔の町長が、住民の支えにより、住民のための町づくりを推進しています。何と素晴らしいことでしょう!
「私は、何も特別なことはしていない。出来る事を精一杯やっているだけで、わざわざ遠くから来て見ていただくような特別の事は何もやってはいないのです。」と恐縮されておられましたが、その姿勢が何よりも学ぶべきものだと感じました。又、町長は、「町政は4歩進んで3歩後戻り、進んだ1歩の積み重ねです。つらいことは沢山ありますが、20年間町長をやって思うことは、やはり現場を知らないと、その現場にあった住民自治は無理だと言う事」真の自治とは、真の首長とは、こういうことを言うのだと、この小さな町で実感しました。
県議たちも、県民のための県政への思いを更に強くしたと思います。
 行政視察は、まず町役場へ伺い、町長を表敬訪問し、昼食をとりながら懇談しました。田中知事より、再選後、町長に突然電話があり、「明日行きます」といわれ、ハイブリットカーでこられた時の感想は、「朋あり、遠方より来る。また楽しからず乎」「田中知事は、長野モデルを打ち出して、小規模自治体が存続するならば、全力で支援する。現場に職員を派遣する、法律でも事業でも何でも応援すると。恐れ入りますね。長野県は、田中知事がおられるから何の心配も無い。何も心配ありません。」しみじみ何度も繰り返された町長の言葉です。素晴らしい町長から、素晴らしい知事だと言われる田中知事は、やはり素晴らしいと思います。
本日の行政視察は、高知県、愛知県、神奈川県、埼玉県等全国から9団体、100名以上の申し込みがあり、古い小さな町役場ではとても対応できない状況となり、「ユーパル矢祭」という温泉施設に会場を借り、そこで午後1時から4時頃まで行いました。全国各地から参集した団体長が前にずらりと並び、行政視察の目的等を説明し、矢祭町からは、町長・議長・町会議員・役場職員等が質問に応える万全の体制を整えて研修は進められました。様々な問題を抱える全国各地の様子を聴くことができたのと、町役場の自立推進課の高信由美子さんのひときわキラリと光る発言から、<真の自立>を、町民全体で取り組み、推進している様子が強く感じられて印象に残りました。長野県にも、このような方の存在が多数欲しいと思いました。
大変充実した、良い視察となりました。

2003/11/12 水曜日須坂・岡谷工高の定時制募集停止が確定。

雨上がりの舗道に落葉が、彩り豊かな美しい絵模様を描いています。早いもので、もう11月も半ばになろうとしています。

★11月8日の土曜日は、県庁が休日ということもあり、上田事務所の「木楽館」にて、9時より団会議を全議員出席で行いました。
17日からの県外視察の件、教育問題・政務関連・議員活動等について、お昼過ぎまで活発な意見交換が行われました。 

★11月9日に行われた衆議院選挙は、民主党が躍進し、選挙前と比較すると40議席も多く獲得はしたものの、結果は、小泉政権の継続となり、しかも、与党は過半数近い議席を獲得してのスタートとなりました。民主党を応援した田中知事の現在の心境は?今後の長野県政への影響は?12月定例県議会では又、厳しい対立が?・・・・超人的な行動力・思考力を兼ね備えた田中知事なら、どんな時でも県民の目線で見、県民のため、県民益のために勇気を持って活動して下さる事でしょう。
 
 ★10日縲恤カ教委員会の県外視察で今井県議は、京都方面へ出掛けております。視察中の11日に県教委は、下伊那郡喬木村で定例会を開き、来年度の県立須坂・岡谷工高の定時制生徒の募集停止を確定しました。
この件に関しては、元教員であった今井県議が情熱を傾け取り組んでいた問題であり、9月定例会の一般質問でも取り上げ、熱弁を奮いました。その甲斐あってか、生徒募集停止の決定が二度の県教委定例会で再審議される異例の展開となりましたが、両定時制の存続問題は11日に決着の時を迎えました。
今井県議は審議の場に立会い傍聴したいという強い願望を持っていましたが、文教委員会の県外視察と県教委定例会が重なってしまい、委員会公務が優先ということで傍聴できず、涙を呑んでおられましたので、文教委員が誰も決定の経緯を傍聴できない中で確定されてしまった事で、今頃きっと残念がり嘆いていると思います。意を伝えるため、を作成し提出したのですが、声は届かなかったようです。
審議には、教育委員全6人が出席。「制約の中で最大の選択肢をつくるのが行政。充実策は納得できる」「新しい学校や子どもへの支援に地元も力を合わせて欲しい」などと、充実策の推進を前提に両定時制の募集停止を確認したとの事です。
県高教組では、当日決まった県立高校民間人校長任用と定時制問題に対し、抗議声明を発表。定時制の生徒募集停止については、「撤回し、論議が始まる高校改革プランに含めて定時制教育の全体像の中で再検討することを求める」との事。まだまだ紆余曲折の可能性はあるのでしょうか?今後は、効率性や合理性だけでは整理できない課題について、県教委は関係住民を交えた論議を進め、建設的な提案を引き出す工夫が必要との事。県民参加で教育施策を進めるべきとの姿勢が求められたそうです。

2003/11/7 金曜日木内県議の論文が新聞に載りました。おめでとう!

11月4日の産経新聞10面の「オピニオンプラザ(私の正論)」に、我が会派の木内県議の論文が選ばれ、掲載されました。
今回のテーマは、「日本の政党について」で、木内県議のタイトルは、「小選挙区制で『不信』払拭」です。論文の内容は、木内県議のHPに応募した原文が載っていますので、是非ご覧下さい。
11月に入り、各委員会とも県外視察・県内視察が続き、土曜日しか日がとれない事から『トライアルしなの』では、明日の8日朝9時から上田事務所の『木楽館』にて、団会議を行います。
17日には、合併よりも独自の町づくりを進めたいと早くから自立出来る町づくりを総合計画に基づき実施してきている、福島県の最南端にある『矢祭町』へ視察研修を予定しています。合併問題・住基ネット問題等について勉強出来る良い機会と期待しています。
当日の勉強会は、全国から10近い団体が行政視察のため参集するとの事で、会場は、役場では狭く、近くのホテルで開催されるそうです。
根本良一長町さんのお話は勿論楽しみですが、四国や関東圏、東北等の方々が集まるとの事ですので、全国の様子や意見等も参考に聞ける充実した研修会になると思います。

昨日から、宮川県議が所属する商工生活環境委員会の県内視察(南信)が行われています。

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