会派日誌

2006/6/30 金曜日6月30日は『夏越の祓(なごしのはらえ)』の日 一般質問は4日目

今日で一年の半分が終わりました。
夢のように日々が過ぎ去り、6月定例議会の一般質問も4日目を迎えました。
7月3日(月曜日)は、いよいよ今井議員の一般質問です。

質問事項は下記を予定しています。
1 「一行政一集配郵便局」について
2 教育改革について
 (1)評価できる改革について
これまでの教育改革で次の項目は評価できるが、更なる支援(改革)は考えているか。
 ? 県財政上、教育費に占める割合は増えているが、児童手当23億円を含め、社会部等から移管されたものも多いため、実際の経年比較は難しい。今後も、教育予算を増額していくつもりはあるか。
 ? 小学校の30人学級や、中1ギャップ事業  
 ? 自律学校の充実。
 ? お年寄りの知恵と経験を活かした学校づくりや地域との協働。
 ? 障害のある児童生徒・外国籍の児童生徒の学校生活支援。
 ? 長期入院児童生徒訪問支援。
 ? 図書館・おはなしドキドキぱーくでの子どもの心を豊かにする読書推進活動。
 ? こどもの権利支援センターの充実。
(2)課題となってしまった改革について
 ? 現段階では、課題となってしまっている「前期入学選抜者試験」については、今後、どうしていくのか。
 ? 現在の高校再編は現在の中学3年生の数に対して無理はないか
(3)高校改革について
 ? 現在の高校改革(改革プラン)を実施した場合、完了までに費用はどのくらいかかるのか。
 ? 改革終了後は、現在かかっている経費と比べてどのくらい差があるのか(経費の節減ができるのか)。
(4)教育委員会の独自性、中立性をどのように考えているのか
(5)知事の三期目に向けての教育の公約は何か
3 県民の安心・安全について
(1)警察官の増員、県職員の派遣、空き交番の解消状況とその効果はどうか。
(2)信号機、横断歩道の設置基準はどうなっているか。
4 医療と教育について
(1)子どもの健康について
(2)県立医科大学構想について
5 信州農業村構想について
6 介護保険と障害者自立支援法について

『六月(みなつき)の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり』
6月30日は夏越の祓。その由来はスサノオノミコトまで遡るといわれていますが、今では『茅の輪(ちのわ)くぐり』という息災を願う季節の行事があります。
今朝、島田議員が総代を務める上田公園内の真田神社にも、茅の輪(ちのわ)がつくられました。

昨夜の島田議員のメールの一部をご紹介します。
明日6月30日は夏越「なごし」の大祓式。
12月31日が年越しの大晦日、6月30日が夏越しの大晦日です。
12月31日は除夜の鐘を聞いて2年詣りをします。
6月30日は厄除けの「茅の輪」をくぐり無病息災を祈ります。
「水無月の夏越の祓いする人はー千歳の命延ぶというなり」
こう唱えながら「茅の輪」を八の字に三回くぐります。
明日は上田城本丸「知恵の神」真田神社に祀ります。
「茅の輪」の材料茅萱「ちがや」が少なくなりました。
茅ー萱「かや」は生命力の強い植物です。古くから馬の餌や家造りの材料として、人間には無くてはならない生き物でした。茅葺の屋根や蚊除けの蚊帳は最近まで身近なものでした。
水を浄化し、土を守り、空気をきれいにする、凄い生命力の有る生命体です。
人間以上に地球の役に立ってきたかもしれません。

明日は早朝4時に真田神社に集り製作に入ります。
朝9時にはご利益の有る立派な「茅の輪」が完成してます。
季節の変わり目の神事である大祓いは、古くから行われてます。
例えば半年間の罪、穢「けがれ」を人形に託し、祓いの神事を行います。
人形で体をなで息を三度吹きかけて穢「けがれ」を移し、川に流したり、
お焚き上げをして祓い清めます。
その後、厄除けの「茅の輪」をくぐり無病息災を祈ります。
真田神社の「茅の輪」は7月10日まで祭っておきます。
人と人、人と地域、自然、歴史、文化、との本当の「つながり」をつくるのが「まつり」です。
家族、家庭、社会、地球環境、全ての「いのちのつながり」が切れ掛かっている今日。
色々な「まつりー祭りー政」をやりましょう。

2006/6/27 火曜日本日より一般質問始まる  今井議員は7月3日の午前です。

朝から暑い日となりました。
本日長野は30度を越え、今夏初めて冷房が入りました。
本日より県会6月定例会は27日、5日間の日程で一般質問が始まりました。
6月定例会の日程は下記の通りです。

★6月22日(木) 開会、知事提案説明
★6月27日(火)縲怩V月3日(月)  一般質問及び質疑
★7月4日(火)縲怩V月6日(木) 各委員会
★7月10日(月)   各委員長報告・採決、閉会

「トライアルしなの」では、今回今井議員が会派の持ち時間22分全てを使って一般質問最終日の7月3日の2番目(午前中)に行いますので、ご都合のつく方は是非傍聴にいらしてください。
本日は、8名の県議が質問しました。田中県政の成果や反省点などについて知事に「総括」を求めた質問が多かったですが、視点や価値観が違うと県政に対する認識がこのように異なるのかと感じました。

2006/6/26 月曜日本日団会議 3時より商工生活環境委員会と長野県消費者団体連絡協議会と意見交換会

朝のうち降っていた雨もやみ、今日も蒸し暑い日になりました。
午後、1時過ぎに島田議員が登庁し、2時から共産党県議団より「高等学校設置条例等の改正提案について」説明を受けました。
今井議員が2時半近くに登庁、一般質問の準備・共産党県議団からの説明を受けました。
3時より商工生活環境委員会と長野県消費者団体連絡協議会の意見交換会が行われ島田議員が出席しました。
長野県消費者団体連絡協議会より、「国は平成16年に消費者権利の擁護と消費者の自立の支援を基本理念とする「消費者基本法」を制定。長野県以外のすべての都道府県で、法改正を受けてこれまでの条例の見直しが進められているが、長野県では、30年前に作られた「消費者保護対策要綱」で、消費者トラブルに対応してきており、法改正の趣旨に沿った改正ができていないことから、「長野県消費生活条例の制定」の必要性が求められたとの事です。
請願事項は、
 ・長野県の消費者行政の総合的な推進のため、実効性のある「長野県消費生活条例」(仮称)を制定すること。
 ・条例づくりにあたっては、幅広い県民の参加によってその意見を反映させること。
制定に向けて尽力していただきたいというのが消費者団体の要望だそうです。

 知事選をめぐって田中知事に代わる候補の擁立を模索していた「輝く明日の長野県を考える会」が、前自民党衆院議員の村井仁氏を推す方針を決定したようです。既に出馬表明をしている、田中知事・若林健太氏・峯正一氏に加え村井氏が正式に立候補表明をされると、知事選の構図がはっきりしてきます。7月20日までには、又どのような構図になるのか、まだまだ変わるのでしょうか・・・??これから熱い夏へ向かいます。

2006/6/22 木曜日6月県会開会 田中知事が3選をめざし表明

我家の庭の紫陽花が雨に濡れ咲いてきました。梅の実も大きくなりました。
早いもので、今年も半年が過ぎようとしています。
6月定例会は本日開会となり、本会議に先駆け10時30分から議会運営委員会が行われ、今井議員が出席しました。
9時40分からは、県立高校再編の来春実施に反対している対象校関係者等や地元の首長さん等が、共産党県議団が来春一斉実施をとめるため各会派に検討を求め6月県会に提出を準備している「県条例改正案」を成立させるよう、県会に請願、陳情し、各会派から1名ずつ対応と言うことになり、今井議員が出席しました。請願後、県庁前で集会を開いていました。
午後1時から、本会議が始まり、知事の議案説明が始まりました。田中知事にとっては、2期目の任期中で最後の定例会となる6月定例会です。いつも知事の議案説明の文章の美しさに聞きほれていましたので、今日も感慨深く聞かせていただきました。
田中県政になってから成果を上げた県財政再建への取り組みなどの経緯を説明後、今回提出の一般会計補正予算案その他の案件に関しての概要説明がありました。
補正予算案は、一般会計56億4844万3千円、特別会計1億5857万3千円、企業特別会計6億1760万円です。
 先の2月県議会定例会で、独自の減税と奨励金による支援を積極的に検討する旨の提案を行い、その後、広く県民の方々からも意見を募集した上で、今回、信州に「安全・安心・安定」を齎(もたら)す取組を応援するべく、3つの新たな奨励制度に取り組むとの事。
1.全国に先駆けて創設した「『安心、安全、正直』な信州の温泉表示認定制度」の普及と、温泉事業者を応援する観点から、認定制度への申請に当たって必要となる検査費用への支援と、認定された温泉であることを表示した看板等を認定施設に提供する。
2. 消費者に安全・安心な信州ブランドの農産物を届けようとの観点から、化学合成農薬や化学肥料の使用量を従来よりも50パーセント又はそれ以上削減する「レス50」、「レスザン50」栽培や、有機農産物栽培に積極的に取り組む農業者を支援。
3.、信州産の安全・安心で美味(おい)しいお米を使用した「米(こめ)粉(こ)パン」を子どもたちが味わえる学校給食への支援。3年後には県内全ての小・中学校及び自律学校への普及を目指す。地産地消の推進に加え、米の消費拡大を図る。
 次に、健やかな暮らしの提供について等々、次々説明が進み、ついに田中知事から、粛々と格調高く知事選に立候補する旨の意志が伝えられました。
文才のある方はこのような表現で、立候補を表明できるのかと感服する表明でした。

「図らずも県議会から不信任決議を受けて一期目の途中で失職し、再選を経て今日に至るまで、全国4番目の面積を誇る県内各地を訪れ、数多くの老若男女と言葉を交わす度、私は感じ入るのです。その誠実で勤勉で向上心に溢れる信州人の心根に。而して、その県民が生まれ、育まれたのは、急峻なれど物さわなる信州・長野県の類い希まれなる山河が存在したればこそなのだ、と。
 私たちは、コモンズの共有財産としての信州の山河を、これから生まれ来る未来の県民、国民のためにも、護り育まねばなりません。それは、信州に暮らす者に課せられた、誇るべき責務なのです。公共事業の在り方、税金の用い方を今や超えて「『脱ダム』宣言」が語る精神は、脱物質主義の21世紀に生きる私たちが歩むべき社会の在り方なのだと考えます。
 誇るべき県民と共に、誇るべき山河を護り育み、持続的な信州・長野県を更に確たる物とすべく、県民の皆様からの信託を8月6日の投票日に頂戴したなら、「信州から日本を変える」と5年8か月前の知事就任当初に申し上げた気概を抱き続け、サーヴァント・リーダーとして県政改革を担わせて頂きたく存じます。」

知事の美しい表明です。そして、日本で一番最初に掲げた「マニフェスト」への思いを述べ、この間にゼロ予算事業を含めて事業化してきた、又、今後も更に押し進める数限りなき施策は、何れもマニフェストの成果であり、目標。無論、総合愛情産業、総合奉仕産業に従事するパブリック・サーヴァントとしての意識に覚醒し、献身的働き振りを見せてくれた多くの職員が存在したればこその改革です。と職員の貢献に感謝をのべられ、最後に「この山河、この暮らしを育み、未来へ。誰もが誇らしく語れる、信州・長野県をさらに。
 その自然を愛(め)でるべく、国内、国外からも数多くの方々が訪れて下さる信州・長野県の知事として奉仕させて頂く人生を、私に与え、支えて下さった全ての方々に感謝を申し上げます。」と結ばれました。

いよいよ熱い夏の陣への突入です。

2006/6/16 金曜日知事会見で補正予算が公表  いよいよ来週から6月定例議会始まる

本日、御代田町の町長さんたちが、集配郵便局を継続してほしい件について、議長に陳情に見え、地元銀である寺島議員と今井議員が同席しました。

本日知事会見があり、来週から県議会が始まるのに備え、補正予算が公表されました。
又、平成17年度の一般会計・特別会計決算見込額の概要について、資料に基づき説明がありました。平成17年度一般会計決算見込み額は、景気の回復基調が続いていることから、県税は前年度比2・3%増の2111億500万円と2年連続の増収。この結果、財源不足を補う主要基金(財政調整、減債)の取り崩し額は1989(平成元)年度以来、16年ぶりにゼロとなったとの事。

 一般会計の決算見込み額は歳入総額が前年度比3・8%減の8688億3100万円、歳出総額は同3・7%減の8558億8600万円。県税は、法人県民、法人事業の2税が前年度比10・5%増の計701億2900万円、個人県民税が同3・6%増の317億9300万円となっています。こうした中で、総務部には県税収納推進センターを設けており、下伊那の喬木村・松川町・高森町に関しては、下伊那地方事務所の職員や県税収納推進センターの職員が市町村の職員と一緒になって収納に務めているとの事。
 又、 エイズ対策についてや、信州の物産・観光のPRについて報告があり、全日空(ANA)への積極的なトップセールスにより、このほど、国際線機内食(ファーストクラス・ビジネスクラス)で信州の食材を使った郷土食料理が活躍することとなり、6月1日から8月31日までの3ヶ月間、世界のエグゼクティブやビジネスマンに「信州の豊かで美味しい食材」が広くPRされることになったとの事。又、福岡・台湾におけるPRの成果について等の報告もありました。信州・長野県の特産物が各地で広まることは素晴らしいことだと感じます。
又、元八十二銀行頭取の茅野実氏が、15日の信濃毎日新聞と16日の中日新聞各朝刊に「鳴りやまぬ『目覚まし時計』をもう止めましょう」と題し、知事を批判する内容の意見広告を掲載したことに対し、「私は現職の知事な訳で、出る出ないは決めていないにしても、あそこでレッドカードっていう言葉を使っているのは退場しろということで、それはすなわち次の選挙には絶対に出るなと言っていることである。公器と呼ばれる新聞に、また一個人の意見で、選挙が間近であるときに、一個人に対して選挙に出るなっていう意見広告というものが、果たして私は新聞広告倫理綱領や新聞倫理綱領の中で、どのように位置づけられているのかってことは、やはり問われるべきじゃないかと思う」と感想を述べられましたが、たしかに、記事を読んでみると「なんでこんなことを・・・・」と一県民の私は思い、長野県の経済界の一翼を担い、自然保護を実践されてきた茅野実氏の仕業とはとても思えませんでした。今までの偉業が打ち消されてしまうような感覚に陥ったのは、私だけなのでしょうか・・・??
田中知事誕生に際し、知事は茅野氏を「確かに一人の「生みの親」であったかもしれませんが、私は、私を生んでくださったのは一人ひとりの県民であるというふうに思っています。」と、印象深い言葉で表現されていました。
選挙に関しては、確かに茅野氏の大きな御力が反映され、影響を及ぼしたと思います。茅野氏の確たる支援は大きく感謝すべき存在だとは思いますが、知事のおっしゃる一人一人の県民が生みの親だと感じてくださる気持ちを田中知事にはずっといつまでも持ち続けていて欲しいと一県民の私は思いました。

2006/6/15 木曜日午後議会運営委員会 大町北高校では、高校改革プラン実施計画に係る意見交換会が開催される

6月22日から7月10日迄行われる、6月定例議会がいよいよ近づいてきました。
今議会は、田中知事の任期中最後の県議会となり、閉会後10日目の7月20日が知事選挙の告示日となり、8月6日の投票日へと移行していくことになります。
1週間前議運という事で午後1時30分縲恚c会運営委員会が開かれました。今井議員がオブザーバー参加し、6月定例議会の予定等につき話し合いを行いました。
又、本日は県議会の「高等学校改革プラン研究会」と大町北高校の学校長との意見交換会が午後2時から行われるので、今井議員は議会運営委員会終了後すぐに駆けつけていきました。

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