早、2月も今日で終わり。ついこの間新年を迎えたような気がしますが、もう2ヶ月が過ぎました。
今朝は雨が降ったり晴れたりと忙しいお天気で、久しぶりに山も薄っすらと白く雪化粧していました。
茅野市長選挙に立候補予定の柳平千代一議員(志昂会)が本日付けで辞職されました。
辞職に伴い、9時から各派代表者会が開かれ島田議員が出席。9時15分から議会運営委員会が開かれ今井議員が出席しました。
10時開会の定例議会では、午前の最終(3番目)に永井議員が一般質問に立ちました。
永井議員の一般質問の概要は以下の通りです。
1.結婚、出会いの場づくり支援について
(1)知事は、知事選挙の際の11項目の県政改革の主な課題の中で、「結婚・出産・子育てなどのきめ細かな支援」を掲げている。その「結婚」についてはどのようなことを考えているのか。また、新年度予算への反映は。(知事)
(2)本県における未婚化、晩婚化の現状についてお聞きしたい。(板倉副知事)
(3)奈良県では、「奈良県・結婚ワクワクこどもすくすく県民会議」と称して、行政として若年者の結婚、出会いの場づくりを行っている。民間でも結婚相談業や男女の出会いの場を提供するパーティーなどがあるけれども、行政が関与することで安心して県民が利用、活用できる体制作りが必要ではないか。
(板倉副知事)
2.遊休農地再生活用農業への支援について
農業の再生に取組む県民のために、堆肥生産施設への補助制度の創設について検討してはどうか。(農政部長)
3.エイズ対策について
(1)2月23日の産経新聞によれば、来年度の当初予算のエイズ対策費が、前年比22%の減少とのことである。長野県は人口当たりのHIV感染者・エイズ患者が全国で2番目に多いことから、厚生労働省でも「感染拡大を防げるのか」と憂慮しているとの報道がされている。このような厚生労働省の憂慮に対し、どのような見解を持っているか。また今後のエイズ対策について伺いたい。
(知事)
(2)医師という立場から、長野県のHIV感染者・エイズ患者の状況をどう見ているのか。知事発言について、補助者としての責任があるのではないか。また、予算要求をはじめ理事者に対し、日頃からどのような説明をしてきたのか伺いたい。(衛生部長)
4.財政問題について
(1)知事が先日(2月22日)に示した、5年間での県債返済額1,075億円という数字は、毎年200億円程度しか県債残高が減らず、これは田中県政の半分程度にしかならない。公共事業依存、借金体質へ逆戻りするのではないかとの声があるが、見解を伺いたい。(知事)
(2)実質公債費比率について、昨年度は20.1%で全国最高だった。これが村井県政では、県債返済のスピードは以前より鈍る、また、公共事業を増やすという施策展開にもかかわらず、5年後の2011年度には16.7%まで減るという見通しであるという。どうも理解ができないので、その仕組みを伺いたい。
(総務部長)
一般質問4日目、本日は田口議員が一般質問に立ちました。
田口議員は、以前からダムに関して調査研究をしており、県が決定した穴あきダムに関して技術的な深い質問をしました。
田口議員の一般質問概要は以下の通りです。
1 浅川「穴あきダム」について
(全て土木部長)
(1)ダム本体(サイト)の諸元は。
?ダムの種類は?コンクリート重力式か。
?堤高は。
?堤長は。
?容積は。
?総重量は(減勢池も含めて)。
(2)支持岩盤の強度
人工岩盤(コンクリートマット)の必要はないのか。
(3)ダム周辺の透水性(ルジオン値)は。
カーティングラゥチング工法は。
※ 鉄鍋状態にする必要があるか。
(4)ダム上流部の体積土砂量はどうか。
(5)防堰堤は何基か。砂防堰堤の規模は。
(6)ダムサイト建設の骨材確保はどうするのか。
?近くに原石山を確保するのか。
?確保したならば原石山の跡地の危険防止策を講じる必要があるがどうするのか。
(7)総工費は100億円で済むのか。
2 脱・「脱ダム宣言」へのスタンスを強めるのか
(1)知事は「選択・集中」と言っているが、ダム建設に集中し、他の選択肢の幅を狭めていないか。(知事)
(2)当面の課題は「内水面の氾濫」に集中し、島根県増田川の効果を見て判断してもよいのではないか。(知事)
(3)残る8河川についても「ダム選択肢」を除外しないとしているが、具体的な河川名はすでに構想されているのか。(知事)
本日今井議員の一般質問が行なわれました。
地元から多くの皆様が傍聴に来てくださり、今井議員を支援していました。
今井議員の質問概要は以下の通りです。
1.高校再編と教育県長野の復活について
(1)? 高校の再編案は地元合意を得られたものは進めることとされている。合意があるからといって、それだけで進めてよいのか。もう一度白紙に戻して、この地域には高校が何校必要なのかだとか、どのような学科が必要なのかなど、再検討し、再編を進めるべきではないか。(教育委員長)
?これまでの、高校改革に対する所見を伺いたい。(知事)
(2)凋落していると言われている「教育県 長野」の復活に向けてのお考えを伺いたい。(知事)
2.子どもの支援体制について(データ照会あり)
(1)こども支援課について
ア こども支援課が設置された経緯を伺いたい。(教育長)
イ こども支援課の現在の業務を伺いたい。(教育長)
ウ いじめの相談をしたい児童生徒やその保護者が県庁へ電話をすると、まず「教育委員会」と名乗られ、その後にこども支援課に転送されるケースが多いと聞く。この状況では、こども支援課が真摯に対応しても、問題が解決しなければ結局は教育委員会の身内という印象で受けとめられ、相談した人にとっては相談しづらいこともあるだろうし、また、不満の残る結果となってしまう。
この状況を解決するには、こども支援課が教育委員会にあることを見直す必要があるのではないか。(総務部長)
※こども支援課が不要だという観点からの質問ではない
(2) 子どもからの相談窓口について
ア 「児童生徒からのいじめ相談窓口」が昨年12月に始まった。開始から2月14日までの相談実績を伺いたい(相談件数、内容)。(教育長)
イ NPO法人が実施している「チャイルドライン」の実績はどうか。(教育長)
ウ 「児童生徒からのいじめ相談窓口」は、開始後まだ約2月くらいだけれども、この相談実績を受けて、今後どのように施策に反映させていくつもりか。(教育長)
(3) 出会い系サイトにより子どもが犯罪に巻き込まれる実態等について
最近、携帯電話やインターネットが急速に普及していることに伴い、これを利用している子供が犯罪被害にあったり、逆に子供が犯罪を犯したりする事例が相次いで報道されている。
?出会い系サイトがきっかけとなって、少年が犯罪に巻き込まれる事件の実態
?携帯電話やインターネット社会が子供にもたらす弊害
?こうした犯罪や弊害から子供を守るための警察の対応についてお伺いしたい。(警察本部長)
3 長野県の農業、商工業について
(1)農業振興について
ア 佐久市の県営工業団地に大手きのこ生産企業が誘致された。県内シェアが落ちつつある佐久では地元のきのこ農家が追い討ち的な影響を懸念し、廃業を考えている人もいる。この状況をどう考えるか。(知事)
イ 21日の高見沢議員の代表質問に対し、「農業者への影響やその対応策の検討にあたっていく」という答弁があったが、具体的にはどのような検討をしていくのか。(知事)
ウ 企業の誘致もよいが、県の特色ある産物を扱う農家を育成していくことこそ県の施策として必要ではないのか。(知事)
(2)名古屋事務所、大阪事務所について
ア 現在配置されている、名古屋駐在員、大阪駐在員の業務は何か。(商工部長)
イ 来年度、観光部が設置される組織条例改正案がこの県会に提案され、また、名古屋事務所、大阪事務所が設置されると聞いている。事務所に職員を常駐させるとなれば、設備費などがかかり、ほかにもかかる経費があると考える。
(全国的に見れば、東京事務所すら縮小されているという状況もあるようだが、)常駐させず、県から出向いての活動をしても、同様な効果は得られるのではないか。(商工部長)
(3)今後の方向性について
県外事務所を設置し、観光、産業の誘客、誘致に取組んでいくようだが、今後、長野県の商工業、観光、農業を将来的にどうしていきたいのか。(知事)
4 安全、安心な地域づくりについて
安全、安心な地域づくりの拠点となる交番、駐在所の整備状況と今後の見通しはどうか。(警察本部長)
県議会二月定例会は20日縲怩Q1日に代表質問が行なわれ、今日から3月1日まで一般質問が行なわれます。
島田議員は午後の3番目に一般質問を行い、主に知事の政治姿勢について質問しました。
島田議員のお母さんのような存在であるMさんは、現在98歳ですがとてもお元気でオシャレな方です。島田議員が一般質問ということで上田から、傍聴にみえました。
「親心」の優しさと強さでしょうか。素晴らしい気力をお持ちだと思います。
島田議員の一般質問の概要は下記の通りです。
1.知事の政治姿勢について
(1)知事の、住民の声は市町村長を通してという姿勢は、戦前のピラミッド型管理体制に一脈通じると感じられるが、国、県、市町村、住民という関係の理想像について伺いたい。(知事)
(2)県民意見を直接聞くための車座集会を続けているが、そこで出た意見と、ボイス81等で市町村長から出た意見に相違があった例はあるか。あればどんなものか。その場合、知事はどのような形で県政に取り入れようとしたか(実例をあげて)。(知事)
2.穴あきダムについて
穴あきダムについては、田中前知事のときにも選択肢の1つとされた。そのときには穴あきダムに反対した人が、今回は賛成しているケースもあると思われる。
このような人と、一貫してダム建設に反対してきた人とではどちらが真剣に県と県民の事を考えていると思うか。所見を伺いたい。(知事)
3.観光について
知事の知名度や、全国的マスコミへの登場は県の観光のためにはプラスになると思われる。村井知事はパフォーマンスを避け、全国的なメディアにはあまり登場しないようだが、タレント的パフォーマンスをする必要はないと考えるのか。それに代わるべき観光施策はなにか。(知事)
例えば、東京で県内の観光を宣伝するようなイベントがあるときに、パフォーマンス的な役割をするかどうか。(知事)
→例えば風林火山のPRのためにイベントで山本勘助に扮するなど。
4.地域独自の施策と市町村の合併について
(1)旧真田町の小中学校では、独自の授業改革や、心の教育、完全米飯給食により大きな成果をあげている。知事はこれを視察したか。視察していればその感想と、これらの施策に対する所見を伺いたい。(知事)
(2)市町村が合併すると、(1)のような地域独自の施策の実施が難しくなるなど、合併による弊害が全国的に見えてきているようだが、これからも、変わらずに合併施策を進めていくのか伺いたい。(知事)
5 知事の議案説明要旨について
ローマの平坦な長い立派な道もよいが、日本の田舎の小道にこそ、本当の人間が守るべき暮らしの原点があると思うが、知事はどう思うか。(知事)
本日から県会2月定例議会が開会しました。
午前9時から団会議を行い、10時から議会運営委員会、10時30分から公共交通等調査特別委員会が開かれました。
午後1時すぎに本会議が始まり、村井知事は、知事議案説明の中で、2007年度一般会計当初予算案について、「平成19年度の当初予算総額は、一般会計8,462億227万1千円、特別会計2,411億1,412万9千円、企業特別会計379億5,028万2千円であります。普通会計ベースでの県債残高を173億円減少させながらも、一般会計の予算規模は、前年度当初予算と比べますと2.6パーセントの伸びとなり、6年ぶりに前年度を上回る規模といたしました。
特別会計は、公債費特別会計など10会計、企業特別会計は、病院事業会計など4会計であります。・・・・」と表明されました。
又、治水専用の「穴あきダム」の建設を柱とする浅川の治水対策案では、「確実性、経済性、効率性に優れ、自然と調和する最善の治水対策」と強調。
「穴あきダム」に関しては危険度、将来の自然体系、地球環境、真の(命を守る)意義が何であるか等々を考慮し、ダムと地質、地滑りなどの安全性が確保され、千曲川の溢水による被害の防止策等が整ったときでないと決断するのは早いのではないかと思います
明日から19日までは議案調査日として休会になり、20日から代表質問が始まります。
「トライアル信州」所属議員の一般質問の日程(予定)は下記の通りになりました。
★2月22日(木) 島田基正議員 午後3番目
★2月26日(月) 今井正子議員 午後3番目
★2月27日(火) 田口哲男議員 午後1番目
★2月28日(水) 永井一雄議員 午前3番目
2月も早10日が過ぎ、明日からいよいよ2月定例会が開会となります。
「トライアル信州」では、前回に引き続き「平成19年度当初予算関連」の勉強会を朝9時から行ないました。
・AM 9:00縲鰀10:00 林務部
・AM 10:00縲鰀11:30 社会部
・AM 11:30縲鰀12:00 人事案についての説明
・PM 1:00縲鰀 2:00 商工部
・PM 2:00縲鰀 3:00 総務部
・PM 3:00縲鰀 3:50 衛生部
・PM 3:50縲鰀 4:10 企画局
・PM 4:00縲鰀 5:00 教育委員会
休憩無しで次から次へのハードな勉強会でしたが、各部局の丁寧な説明で理解が深まりました。
明日午前中は、10時から議会運営委員会、10時30分から公共交通等調査特別委員会、11時30分から必要ならば各派代表者会があり、午後1時から本会議が開会となります。
会期は3月12日迄ですが、議論が深まり県民のためのより良い県政へと飛躍して欲しいです。