『六月(みなつき)の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり』
6月30日は夏越の祓。その由来はスサノオノミコトまで遡るといわれていますが、今では『茅の輪(ちのわ)くぐり』という息災を願う季節の行事があります。
茅の輪(ちのわ)の神事とは、茅(ちがや)を束ねて大きな輪にした茅の輪(罪や穢(けが)れ、疫気を祓うための祭具)をくぐる時、「みな月の 夏越の祓 する人は ちとせの命 のぶといふなり」「思ふ事 みなつきねとて 麻の葉を きりにきりても祓ひつるかな」「蘇民将来。蘇民将来。」と唱え、健康を祈ります。
島田議員が総代を務める上田公園内の真田神社でも神事が行われ、厄除けのお茶会も催されたそうで、観光客や多数の方々が参加し、残り半年の無病息災を祈ったそうです。
県議会は、本日で一般質問三日目。
今のところ、夜中の9時10時に及ぶ質疑はなく、時間的には順調に議事が進んでいます。
ヤマト運輸の元会長で、宅急便の生みの親といわれた小倉昌男氏がご逝去されました。会長退任後、『ヤマト福祉財団』を設立され、障害者を支援し、福祉事業に貢献されました。
又、長野県の行政機構審査会の外郭団体見直し専門委員会の委員長として、県の54あった外郭団体のうち、12団体を廃止する報告書をまとめられ、県政改革に大きな御力を反映してくださいました。心からご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
各地で農作物等に少雨の影響が出ていましたが、久しぶりに雨が降ったという感じで、植物はやっと活き活きとしました。
一般質問の二日目の本日は、今井議員が2番目に一般質問を行うという事で、地元の方達が25名程応援に来てくださいました。
今回の今井議員は、常に情熱を注いでいる教育問題を熱く語りました。
質問項目は下記の通りです。当初予定していた小諸の青年の家については、時間の都合でできませんでした。
なお、当日の中継はこちらからご覧下さい。
長野県議会本会議中継
<今井議員質問項目>
1.高校改革について
・高校改革プランは学校数を減らす方法しか選択の余地はないのか・・・教育委員長
・平成2年・平成10年の高校改革プラン後の改革を進めてきた経過と今回の平成17年1月の検討委員会設置の整合はとれているのか・・米沢教育次長
・検討委員会の最終答申から地域・地元・現場へおろし諮問することとなっていたがそれを検討するべき委員会は、なぜ推進委員会という名称としたのか・・米沢教育次長
・最終答申を出した検討委員会の委員になぜ県内の人はいなかったの・・米沢教育次長
・養護学校高等部の地域化と今後の方向を伺いたい・・松沢職務代理者
・多部制、単位制の検討委員会の方針について、その後現場におろして検討されたのか・・松沢職務代理者
・14日と24日の教育委員会を非公開としたことについて知事はどう思われるか・・知事
・教育改革の方向性について何かお考え・夢があるか・・知事
2.農業振興施策について・・農政部長
・長野県の農作物等干ばつ対策部を設置されたが県下の少雨の影響による農業への影響はどうか。
・現在、農業用水の確保はできているのか。
・今後の水確保の対策はどう考えておられるのか
・後継者育成の里親制度は、里子の自律が難しいので、県がもっと市町村との連携をすることが必要と考えるがいかがか
・後継者確保を含め、信州農業の振興策をどのように考えているか。
3.コモンズ支援金について・・・知事
・一般分の配分について地区により差がある。地区によっての配分額の差は何か
・地区によって沢山の要望がある。より多く採択できるように補正をくむ事は考えておられるのか
・特別分について今後県境への配分を手厚くすることが必要と思うがどうお考えか
(要望)
・自律する市町村へより多く配分されたい。
4.「青年の家」について・・教育長職務代理者
・小諸青年の家では、長年続けてきた事業、地域に密着した事業がある。利用者等に説明もなく廃止するようだがどのような検討をされたのか。
・存続させる手立てはないのか
今井議員は、常に行動的で、私利私欲なく、県民のため精一杯の活動をしていると感じ、いつも感心していますが、余り忙しく動いてるので、健康管理だけはしっかりとして、常に健康で、いつもの爽やかな笑顔で頑張って欲しいと願っています。
今議会の一般質問は、圧倒的に教育問題が多く、教育長さんは答弁のため登壇が多く大変です。議会事務局も大幅に変わり、始めての議会対応で、緊張されていると思いますが、理事者側も新しい方が多く始めての体験で緊張されておられるだろうと推察します。
一般質問は、7月4日まで続きますが、県民が望む展開をしてほしいと思います。
いよいよ明日から一般質問が始まります。
本日は、午前中に選挙区等調査委員会・午後は公共交通等調査委員会が行われました。
一般質問は、「トライアルしなの」の今井議員は8番目、二日目の29日(水)10時25分からとなり、「トライアルしなの」の全持ち時間22分を使って質問いたします。
質問項目は、下記事項の予定です。
1.高校改革について
1.コモンズ支援金について
1.農業振興施策について
・水利対策について
・後継者育成里親制度について
1.産業廃棄物について
お時間のある方は是非傍聴にいらしてください。
本日も暑い一日です。雨が降らない影響からか街路樹に茶色の葉が目立ってきました。
本日は、農業振興条例制定検討調査会が10時から行われ、今井議員が出席。「長野県農業振興条例(仮称)会長素案」について、各会派の意見提出がなされました。
又、教育委員会臨時会が開かれ、前半は非公開で行われました。3時過ぎから公開となり、今井議員は傍聴に行きました。
現在89校の県立高校を再編し、全日制14校の募集停止を公表。又、前回の定例会で示した、第一通学区から第四通学区ごとの削減目安に沿った内容で、各通学区に一高校ずつ設置する多部制・単位制校・総合学科の候補もあがったとの事。今後の議論のたたき台となる、大きな反響を呼ぶ本日の公表でした。少子化の現在、何らかの施策は必要となりますが、一歩前へ進むための公表をいつの時期に行うのかは大変難しい事だと感じます。
昨夜、田んぼの畦を流れる小川で、蛍を見ました。漆黒の暗闇の中でほのかに怪しげにキラリとに光る蛍の光を何年かぶりに見た私は、自然界の不思議さを感じながら、ずっと蛍が住める清い地球環境を願いました。
いよいよ、本日から6月定例県議会が始まりました。会期予定は、7月11日(月曜日)までの19日間ですが、百条委員会の設置等に向け協議がなされている中で、予定通り閉会できるのか皆目検討もつきません。
「トライアルしなの」では、午前10時から15分間の予定で(実際は10時15分頃から要望)知事へ下記の事項を要望させていただきました。10時30分から、議会運営委員会が開かれ、今井議員がオブザーバー参加することになっていましたので、ゆっくり要望できず、細かな説明は、後日別の機会にという事になりました。
平成17年6月23日
長野県知事
田 中 康 夫 様
長野県議会 トライアルしなの
代表 島 田 基正
要 望 書
知事におかれましては、「信州を明るく元気にする」真の県民益を最優先に、県政改革実現のため、日夜ご奮闘されておられます事に対しまして、心より感謝と敬意を表します。
この度、『トライアルしなの』では、下記事項に関しまして提案・要望いたしますので、ご検討賜りますようお願い申し上げます。
― 記 ―
一.平成17年度6月補正予算案について
1.コモンズ支援金の増額は弾力的に
今迄の予算事業は、国・県等で基準枠組み等を細かく決めた事業が殆んどのため、市町村では予算確保のために、コンサルや学識経験者のアドバイスや地域の実例を参考にした机上のテクニックのみでメニューをつくり、住民不在の中で策定されてきました。従来の発想から転換を図り、市町村や県民が枠にとらわれずに、県民が本来、真に望む事業に対して、フリーな形で提案・要求できるシステムでの支援金を望みます。
? 特別枠等の事業予算は、知事の理念のモノサシで裁量。
? 支援金は、地域・県民主体で有効に活用。
? モデル地域の設置。
? 県民の日常生活に密着した支援金の活用。
<例>・ゴミステーションの設置
・高齢者対応 (宅幼老所、グループホーム等の設置・充実)
1.ゼロ予算事業の推進について
長野県は、『未来への提言 竏茶Rモンズからはじまる長野県ルネッサンス(案)竏秩xを策定し、従来の大量生産・大量消費による生活の利便さを求める物質文明から、地域の歴史・伝統・文化に根ざした人と人とが触れ合う、いわば精神文明への転換を提言し、
全国に先駆けてゼロ予算事業に取り組んだ。それらの取り組みは、着実に成果をあげ、いまや全国的にも高く評価されております。
平成15年12月、「トライアルしなの」では、“コモンズの再生に向けたゼロ予算事業の提案”として「スピードからスローへ」、「便利さから不便さへ」をコンセプトに、人を知り、地域を知ることによって、楽しさ、嬉しさを享受できる様々な『ゼロ予算事業』を知事に提案させて頂きました。今後の更なる推進を期待し下記を提案いたします。
・五直し事業の推進
・県民参加で休耕田花畑化構想(各地の休耕田に特徴ある花を植えるように奨励)
・県民参加で、毎年一人一本の植樹運動の開始。
1.総務省の市町村合併を推進する「指針」に対し、自律を選択した小さな町村の支援も一貫してお願いしたい。コモンズ支援金は増額し、自律する町村・県境(特に旧山口村地域の木曽檜等の事業の継続)に。
1.スキー王国NAGANO構築事業について
・現場の声を反映
1.信州こまやか教育プランの推進
・養護学校に看護士導入の効果について
・年齢撤廃の効用
・児童相談所一時保護児童生徒教育支援事業について
・自律教育地域化主任推進員配置事業について
1.人事案件について
・公安委員・副知事・教育長について
1.入札制度について
・入札制度が常時貢献し、緊急時一番に対応できる地元業者を優先且つ育成し、
ペーパーのみでなく、実を伴う評価がされるべく更なる改革を。
1.高校改革について
・現場・地域等広く県民の声を聞く時間をとり、急速に結論を出さないで欲しい。
・戦後の長野県教育を受けていない8名の委員により出された案を,今こそ地域へおろし、推進委員会と併行して高校改革しいては長野県の教育についての議論すべき時であり、先行して数・学校名を出すことは断じてすべきではないと考える。
午後1時から始まった本会議は、議場出席の新任理事者19名の紹介に引き続き、田中知事から総額5億9900万円余りの一般会計補正予算案が織り込まれた提出議案についての説明がありました。
その中には、午前中に要望した、「もうひとつの信州モデル」と言っても過言ではなかろうと思われる「ゼロ予算事業」についての成果等についてもふれられており、大変格調の高い内容でした。
2月定例会で否決され再計上された「信州型木製ガードレール設置事業」は、国の支援も得られるようになり『「これぞ21世紀の望ましい公共事業」との国土交通省の佐藤信秋技監の有り難きご評価もあり、また、国の支援を受けることができる見通しとなったことから、多数の観光客が訪れ日本を代表する観光地である軽井沢や上高地などに重点的に「信州型木製ガードレール」を設置し、間伐材の利用促進や環境立県、観光立県「信州」のイメージアップを図るとともに、全国に信州モデルとして発信してまいります。切捨て間伐の状態で半ば放置される状態であった本県の木材を用いて、県内の土木建設関連企業が製品化する「信州型木製ガードレール」は、他の都道府県で製作される従来のガードレールとは異なり、本県内に新たな雇用ももたらす「循環型」公共事業とも呼ぶべき「信州モデル」です。』と提案されました。
又、「スキー王国NAGANO」に関しては、『スキー関連産業の振興は、観光立県である本県を支えるうえで極めて重要な施策でありねスキー人口の減少に歯止めをかけ、信州スキー人口のシェア拡大を図るため、スキー・観光関係者などからの強いご要望やご意見を踏まえながら、これまでの「スキー王国NAGANO構築事業」を再構築いたしました』とされています。
来週から、一般質問や各委員会で内容を審議されます。
いよいよ明日から定例議会が始まります。
6月定例会の会期日程は、下記の通りです。「トライアルしなの」では、一般質問時間が、会派として22分与えられていますが、今定例会では、今重要な課題として受け止められている「高校教育改革プラン」について熱い血を燃やしている今井議員が全時間を使い一般質問を行います。
★6月23日(木)13:00 開会、知事提案説明
★6月24日(金) 議案調査のため本会議なし ★6月27日(月) 議案調査のため本会議なし
★6月28日(火)縲怩V月4日(月)10:00 一般質問及び質疑
★7月5日(火)縲怩V月 7日 (木)10:30 各委員会
★7月8日 (金) 議案整理のため本会議なし 総務委員会
★7月11日 (月) 各委員長報告・採決、閉会 13:00
(会期19日間)
各派代表会が10時30分から行われ、島田代表が出席しました。代表者会議では、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置について検討。設置に対しての是非は、現在のところ、全10会派のうち、賛成は3会派、保留は4会派、反対は3会派となっているとの事。百条委員会設置はどうなるか、今議会の大きな課題になっているようです。