任期満了に伴う知事選挙は本日告示され、現職で3選を目指す田中康夫氏(50才)と、村井仁氏(69才)の無所属2人が立候補しました。
投票日の8月6日まで熾烈な戦いが繰り広げられることと思います。
選挙に関しましては今後投票日以降まで会派日誌は控えさせていただきます。
今朝通勤の為上田駅へ行くと、既にしなの鉄道のダイヤは混乱しており、平常通り動いている新幹線へ変更する人が多くみられました。窓からみえる千曲川の水位が上がり濁流となっていました。
梅雨前線の活発化による豪雨で、全国各地で災害が発生、長野県内の各地でも土石流の発生、住宅の倒壊、増水による道路の陥没・堤防道路の決壊等により、死者や行方不明者が出てしまいました。心からご冥福をお祈りします。
高速道や鉄道なども各地で寸断している様子です。
刻々と被害状況がテレビ等で報じられていますが、特に、18日縲怩P9日午前にかけて発生した岡谷市の土石流などで複数の住宅が倒壊した様子等は目を覆いたくなるような悲惨な状況です。上伊那郡箕輪町の天竜川右岸の決壊、私の地元の上田市でも行方不明者がでました。
午前11時現在、伊那市や、上伊那郡箕輪町、南箕輪村等合わせて1万人以上に避難指示と避難勧告が出され、公民館などの避難所に避難している様子です。
又、諏訪市でも、諏訪湖がはんらんする恐れがあるとして、高島、大手、湖柳などの約6000人に避難勧告が出されました。
長野地方気象台によると、各地で記録的な降水量となったのは、県内やその付近に梅雨前線が長期間にわたって停滞。 15日午前6時の降り始めから、ほとんどで雨が上がった19日午後1時までの総降水量は、アメダス観測点の伊那市東春近は417ミリに達したと報じられています。
一刻も早い復旧と、行方不明の方達が発見されることを心からお祈りします。
本日の信州は、太平洋高気圧に覆われて南から暖気も入り、各地で「真夏日」となり、飯田市南信濃で35・9度を記録したとの事。上田でも34・3度まで上がりました。
一方、梅雨前線の影響で、全国各地で集中豪雨となり、土砂災害や床上浸水等の被害が出ています。
今後更に前線が活発になり、雨の区域が広がりそうですので警戒が必要です。
定例議会閉会の翌日の11日に、県議会の「高校改革プラン研究会」は、望月高校の皆様と意見交換を行い、担当の今井議員が出席、又、本日は定例教育委員会が行われ今井議員は傍聴。その後、教育委員と「高校改革プラン研究会」の意見交換会が行われ出席されました。
県立高校の再編をめぐり、教育委員長が、県会に統廃合の同意を得る議案の提出時期について、「定員を決める前の直近の議会」と述べられたと驚いた様子で、「直近の議会」というと、9月定例県会ということだと対応を心配し、動揺されているのが感じられました。
6月定例会で、議案提出を義務付けた高校設置条例改正案が県会で可決されていますので、9月県会は又重要な課題を背負った議会になりそうです。
まだまだ大変な状況が続きそうな中で、県議会が県教委の職務権限にどこまで介入して進めていくのか、条例改正の真価が問われます。
いずれにせよ、進路選択をする時期が迫ってくるわけですので、生徒や保護者、学校をこれ以上混乱させず、迷惑をかけないようにすべきだと感じます。
8月6日の知事選に向け、来週に告示が迫り、段々と熱気を帯びてきました。
「トライアルしなの」の両県議は、「6年前に戻っていいのか」の思いで、一人一人の県民と共に田中知事を支援します。
庭先で咲く紫陽花の花が彩りを増してきました。
6月20日に開会となった6月定例会は、本日7月10日に閉会しました。
田中知事にとっては、2期目在任中の最後の定例議会となった今定例会です。
県が提出した一般会計補正予算案は、温泉表示認定制度にかかわる部分を削除。公安委員の人事案の否決等がありました。又、県廃棄物条例案は2月県会に続き継続審査。長野冬季五輪招致委員会の会計帳簿焼却問題を調査するため一部議員が2月県会に提出した県会調査特別委員会(百条委員会)設置の決議案も継続審査となりました。
又、「高校を統合・廃止する場合、生徒募集定員の決定前に議会の同意を得る」とした県立高校再編の来年度一斉実施を回避するための高校設置条例改正案(共産党と自民党が提案)は投票採決となり、賛成多数で可決しました。
条例改正に伴い今後は、各高校の統合時期は県議会が判断する事となり、条例改正に基づいて県教委が各校の統合について県議会に同意を求める議案をいつ提出するかが焦点となってきますが、一番肝心なことは、教育の現場や生徒達の不安や混乱をこれ以上増大させない事であり、今後、県議会に課せられた責任は重大です。
又、田中知事は終了後の記者会見で、この件に関し、「大変残念に思う」と表現された上で、「今回は再議の手続きをすべきものではない。むしろ生徒や保護者の観点に立って、県教委がこの問題に関してどう判断するかの考えを聞きたい」と述べられ、県議会に審議のやり直し【再議】を求めない考えを示されました。
教育改革に情熱を傾け、信州・長野県教育のために心血を注いでいる今井議員は、採決にあたり、昨日一昨日の2日間の休日も各地を廻り、多くの方達から意見・要望を聞き、ご指導を頂き、考えに考えた結果、苦渋の選択として採決の際【退席】を決断されました。
今まで3年間文教委員会に所属し、定例教育委員会や各地で行われた審議会等、殆んど出席し、教育問題全般について、高校改革について奥深いところで理解し、全県の状況を把握している今井県議が下した【退席】という英断に、今井議員の苦しい心の内が感じられ、推測されます。
【教育改革】に関して、今井議員が教育の神様と慕う元県教育委員の小林正人氏の,「教育は、蒼い柿を竿で叩き落すようなことはしてはいけない。熟した柿が落ちるようで丁度良い。」という教育哲学(教え)の通り、即統合ではなく、【良い改革】をするために、拙速にならず、もう少し時間をかけて皆が納得した上での統合が望ましいと思われている今井議員の思いが感じられますし、【条例改正】については、多くの県民の要望に基づき訴える共産党県議団から細やかに説明を頂き、内容的には賛成の思いが強い今井議員を感じていましたが、今後の教育委員会の職務権限や、委員長報告の際の今井議員の質疑に対する答弁への思い、様々な事態が生じた場合果たしてどうなるのか等、あらゆる思いが交錯した結果、退席を決められたのかもしれません。
いずれにせよ、学校教育に関しては、子どもを育てる為に、ただただ朝から夜遅くまで精一杯ひたすら働き、先ず全ての躾は家庭が源と考え、責任は家庭と本人と思っている私にとっては、学校は元気で行って、学び、遊び、体力・知力・精神力を養う場所としてしか捉えず、ある学校へ行っていれば良い位にしか考えていなかった私には、とうてい教育を語る資格はなく、今井議員の深い思いは計り知れず、ただただ行動を見守っているだけです。
今井議員には、自分で迷い考え、その結果決断したことに関しては、自負を持ち堂々と胸を張って、更なる前進をして欲しいと期待しています。誰よりも、生徒のこと、教育、教育現場を愛している今井議員なのですから・・・・
そして、県議会も、教育委員会も今日の採決の重みを充分に受け止めて長野県教育の中で生徒にとって最良の方向へ導いて欲しいです。それぞれの責任において頑張って欲しいです。
全てにおいて、自主自律自己責任の時代なのですから・・・・
いよいよ、知事選が迫ってきました。
田中知事は本会議終了後の記者会見で、知事選には無所属で立候補し、選挙公約については「告示される時には整っているだろう」と述べられました。告示後も、選挙運動と並行して公務は続けられる意向を示され、現職の知事としての任務を遂行する旨の表明をされました。
選挙態勢については「私と私の信州の改革を支援してくださっている方々がすべて横一線で、ユナイテッド・インディビジュアルズ(個々人の連帯)として集う」と説明されました。
又、知事選で、自民党県連は、新人で前同党衆院議員の村井仁氏を県連推薦とし、民主党県連が自主投票を決定。社民党県連・共産党県委員会も自主投票で臨む方針が明らかになりました。
本日より委員会審査が始まりました。
島田議員が所属する【商工生活環境委員会】は、10時30分より、今井議員が所属する【社会衛生委員会】は、10時から開始となり、本日【商工生活環境委員会】は、商工部関係、【社会衛生委員会】は、社会部関係についての審査が行われました。
又、本日は、知事選に立候補を表明していた新人の若林健太氏が立候補を断念し、無所属での立候補を表明した村井仁氏を支援することを表明しました。以前、若林氏は、県庁前でも通勤時にビラ配りをされていたことがあり、既に事務所開きもされていましたのでびっくりしました。この決断は、ご本人にとっては不本意な残念な結果となったのでしょうか・・・?それとも今はホッとして気持ちが楽になったのでしょうか・・・?
人の人生には、何度か大きな決断をしなければならない時があります。
自分の意志を通すためには、強靭な精神と、支援してくださる方達の温かい思いに支えられなければ決断ができない場合もあります。又、いろいろな事情のために、敢えて自分の意志を曲げて決断をしなければならない場合もあります。
若林氏は、今回どのような決断を下したのか、そこに至るまでの心の苦しい葛藤が伝わってくるような気がします。
記者会見では、「新しい県政をつくるために率直に意見交換し、2人が並び立っては実現できないという現実の中で決断した」と述べられていましたが、一県民の私としては若い溌剌とした感性を活かして意志を通し、頑張って欲しかったような気もします。
又、「当選するためには各界の支援が必要。村井氏の方がよりその条件が整っていると判断した。」と、述べられていましたが、たしかに各界の支援は心強いものであり、あれば良いものかもしれませんが、最終的には県民ひとり一人の一個人の判断する一票一票の積み重ねです。団体や会社のトップの判断と必ずしも一致しない投票は、今の時代当たり前になってきています。
従来の観念にとらわれない選挙の時代になってきています。
しかし、今回の知事選は、又、前回の知事選と同じような構図になってきたような気もしますが・・・
今回のこの状況をみて、県民の判断はどう下されるのでしょうか。
梅雨らしいジトジトとした長雨がないうちに7月になりました。
本日は、2番目に今井議員が質問をしました。地元から40名近い傍聴の方が見え、今井議員を応援しました。
又、東京から法政大学弁論部の学生が2人来て、長野県議会の様子を見学していきました。
今回の質問は、「トライアルしなの」は今井議員のみですので、会派持ち時間22分を使い、特に教育に関する強い思いの丈を議場でぶつけていました。今井議員らしい人の心が感じられる良い質問であったと思います。
又、知事選挙については、先日「輝く明日の長野県を考える会」などの出馬要請を受けていた村井仁前自民党衆院議員が30日に出馬を正式表明し、既に立候補を表明している3氏(田中康夫知事・若林健太氏・峯正一氏)との現新4氏による争いとなりそうな状況の中で、今井議員は、「国の三位一体の改革で地方の負担や苦しみが募る中で、苦しい財政の中ではありますが、次代を担う子ども達が夢をもつことができるような社会の構築に向けて、具体的な施策の展開をすべき時だと思います。今こそ国に対し、地方の厳しい現状を周知させ、変えていこうとする大人達の後ろ姿を子ども達に示す時であると思います。そのかじ取りをする知事の役割は大変大きいことと思われます。現在、田中知事も含め、知事選に出馬表明された方が4人出揃いました。そこで、知事のご所見を伺いたいと思います。」と、一般質問の冒頭に知事のお考えを求めました。
これに対し、田中知事は、「しなやかな信州をはぐくむ会の皆さんがチームで推薦母体を作っていただけることになった」と答えられ、「チームメンバーに水平協働というかたちで新党日本も加わることが決定した」と説明されました。
支援体制が決まり、いよいよ20日の告示に向けいよいよ動き始めました。
今井議員の質問の後、昼食となり、今井議員も後援会の方達と話す時間が持てて良かったと思います。又、午後の本会議が始まる前に、田中知事より貴重なお時間を頂き記念写真をとりました。
後援会の方達は、朝早くから長野まで来て下さり、本当に有り難い事です。心から感謝申し上げます。