会派日誌

2005/1/31 月曜日4人会派としての最後の団会議  田中清一議員・木内均議員は「緑のフォーラム」へ

日本に又寒波がやってきて、各地での大雪が予想されます。
新潟の被災地での雪害が心配されるところです。

今朝、会派の控室に黄色のフリージャとカスミソウを3箇所に、1つの花瓶には4本のチューリップを生けました。
4本のチューリップは、今日が4人での最後の団会議のため登庁する県議たちを迎えます。フリージャとカスミソウは、春の希望が感じられる爽やかな香りで、4人の県議たちを優しく迎えてくれると思います。
様々な報道で既にご存知の方も多いと思いますが、田中清一議員と木内均議員は、この度2月1日付けで「緑のフォーラム」へ移ることになりました。
素晴らしい4人の県議さんのもとで働かせていただいたことに改めて感謝の気持ちがあふれます。今日に至るまでの話し合いの中で、涙で心の中が苦しくなることもありましたが、まだまだ将来のあるお二人ですので、他会派へ移っても益々御力を発揮していただき、常に県民の目線で、真の県民益のために活躍していただきたいと思っています。
昨年末の会派日誌に、『酉歳』の新年は、卵からかえった雛鳥が大空高く舞い上がり、天空より広く見渡せる目と、育まれた強い翼で広く行動し、的確な判断力で生きる『生命力』を発揮する年になるのでしょうか?「愛の力」で育まれた『巣』の温もりをいつも感じ、忘れることがない世の中であって欲しいと願います。
と、私の願いを書きました。
実は、<大空高く>は、他会派の事、「巣のぬくもり」は、「トライアルしなの」の意味を込めて、私なりに何とか4人で存続できたら嬉しいとの願いを込めて書いた文だったのですが・・・とても残念です。
でも、御二人とも素晴らしい人格と議員としての資質を備えもっていらっしゃいますので、頑張って欲しいと願っています。
本日は午後3時から団会議、その後皆で懇親会の予定です。

この「トライアルしなの」のホームページは、当面直しが間に合わないかもしれませんがご容赦頂き、今後は島田基正議員と今井正子議員の活動を、会派活動と共に日誌でお伝えいたします。

2005/1/26 水曜日『トライアルしなの』の団会議に報道が注目

信州の冬の厳しさにも似た、「厳しい長野県の財政状況の中」で、新年度当初予算案の知事査定が始まりました。
又、2月23日に岐阜県と越県合併をすることが決定した山口村では最後の臨時議会が開かれたとの事。
山口村の合併問題は、越県合併反対の署名をした8万人以上の方々を始めとし、多くの長野県民の心に『無念』の気持ちが残りました。しかし、決まってしまった今では、中津川市の中で小さな地域であっても、「輝く地域」になることこそが大切であり、信州長野県から離脱した地域としての責務のように感じられます。

本日、午後3時から『トライアルしなの』の団会議が開かれました。
1月25日に開催された『各派代表者会議』、『各派代表者と知事の懇談会』、『議会運営委員会検討会』についての報告と『トライアルしなの』の会報発行について、今後の会派運営について、マニフェストの総括等について話し合いました。
前回(1/14)の団会議の後、まだ確定でないうちに翌日新聞で「解散へ」という報道が流れてしまい、22日に軽井沢で開催予定をしていた「トライアルしなの」の移動県議会報告会が出来なくなってしまった経緯があり、今井県議は「報道」の在り方について感じた事を、報道した各社へお願いと苦言を呈しておられましたが、本日も朝から報道の方達が見えられ、団会議の結果に注目。団会議中は、議会棟のホールに多数の報道機関が集まり団会議での決定を待っておられました。
ある報道機関の方と話す中で、「『トライアルしなの』は、やはり一味違う存在感のある会派であり、マスコミは注目している」とおっしゃっておられましたが、この会派は本当に良い会派だと感じていましたので、そこで働かせて頂いている私にとっては、今回の事態は「残念無念」の涙が出る思いです。しかし、「個々の意思を尊重する会派」だけに、仕方のない成り行きなのかもしれないと思う事で自分を納得させました。
既に、田中議員は「緑のフォーラム」へ移る意志を固めつつあり、木内議員も木内議員が掲げる要望が受け入れられれば他会派へと考えておられます。「『トライアルしなの』の今後はまだ流動的ですが、午後5時過ぎには、ホールで結果を待ちわびていた報道機関に下記の内容で報告をしました。

                         2005.1.26
報道各位
 
    長野県議会『トライアルしなの』の今後の会派運営と
          マニフェスト総括について

                   『トライアルしなの』
                    代表 島田 基正
 
 本日の団会議において以下のことについて決定しましたのでご報告いたします。

○会派運営について
 ・『トライアルしなの』は解散しない。
  ただし、個々の議員がそれぞれの主義・主張により離脱を含め他会派と連携を図るなどの行動をとることは自由とする。

○マニフェストの総括について
 ・平成15年7月3日に発表し、同年12月25日に中間考査したマニフェストについては別紙のとおり総括しました。

以上が報告内容ですが、マニフェストの総括については、近日発行する『トライアルしなの』だよりに掲載していますので、ご希望・ご質問のある方は、事務所までお問い合わせください。<TEL>026ー235竏窒V515

2005/1/24 月曜日「NHK」と「朝日新聞」の報道問題から「報道」とは?

昨日(1月23日)の日曜日、薪ストーブの優しい温もりが心地よい上田の「木楽館」にて団会議を行いました。
2月定例会へ向けての対策等につき話し合いをしました。
このところ「従軍慰安婦特集番組の改編問題」をめぐり「NHK」と「朝日新聞」の事実関係をめぐる双方の対立がニュースとして様々に報じられています。
「報道」を、長年画像や活字でしか受け止めていなかった私ですが、「ニュースの発生源」である県の議会棟という場に職を得てから、報道機関の取材の様子を目の当たりにする機会が多く、こうしてニュースは作られていくのだと、様々な思いに駆られる事がありました。
***以下は、『トライアルしなの』の幹事長としての思いを書いた木内議員(1月16日付)のホームページでの文章です***
一昨日(1/14)、『トライアルしなの』の団会議と研修会が開催されました。
 午前9時から午後12時20分までの研修会は、商工部、生活環境部、農政部、林務部の平成17年度の当初予算要求概要についてそれぞれ説明を受け、意見交換を行いました。
 その後の団会議の内容については、昨日(1/15)の『信濃毎日新聞』、『朝日新聞』と『毎日新聞』に「トライアルしなの解散へ」という見出しで報道されてしまいました。
 団会議終了後(午後6時過ぎ)にこの3社が取材に来たのですが、一方的に「明日の新聞で『トライアルしなの解散』という記事を載せる」と切り出されてしまいました。私からは「23日(日)と26日(水)に団会議を開いて今後の会派運営のあり方について議論をするので皆さんが思っているような結論は出ていない」と説明したのですが、「独自に取材をして確証は得ているので書きます」との返答。
 私からは、再度「皆さんが記事にしたら『トライアルしなの』の幹事長として抗議します」と申し上げておきました。
 この問題については4人でよく話し合い、結論が出た時点で報告します。現時点では、「解散へ」などという公式見解はいっさい出していません
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1月14日の団会議終了後、取材に3社の方々が見えましたが、結論がでている状況ではなかったので、翌朝それでも「小さな記事にでもなったのかな」と思いながら、新聞を開きました。我が家は「朝日新聞」を取っており、まず「長野版」から読み始めるのが私の毎朝の日課ですので、下の方ばかりを目で追い「やはりはっきり決まっていることではないので記事にならなかった。良かった!]と思い、ふと上部に目を移した途端、愕然としました。何と白抜きの大きな見出しで「知事与党解散へ」と、トップ記事で扱われていました。
「報道」とは、こういうものなのかと、改めて様々な複雑な思いで記事を読みました。
これらの新聞報道がもとで、毎週木曜日に表現センターで行われる知事会見で「トライアルしなの」に対する質問が知事になされ、知事の発言が、夕方には選挙時の映像まで添えられてテレビで流れました。
一連の「報道」知事の「発言」に対して、私個人としての私なりの深い思いはありますが、たった4人の会派でも、ニュース性のある存在感のある「トライアルしなの」なのだという認識を強くしました。
4人の議員さん達は、人柄が温かく優しく素晴らしい方達ばかりです。夫々が持たれている議員としての資質も秀でており、大変良い環境で働かせて頂いている事を心から感謝し有難いと思っています。
次回は、26日に団会議を行います。

2005/1/17 月曜日阪神大震災から10年 支えあい励ましあう優しさを忘れずに

信じられぬ光景に日本中が驚愕した阪神大震災から10年の歳月が経ちました。
被災し亡くなられた6433人のご冥福を改めて心からお祈り申し上げます。
壊滅的な被害によって、愛する家族や生活、築き上げてきた暮らし等が奪われ、いまだなお過酷で悲痛な心の傷を深く抱いて生きている方達が多いのが現状です。
震災の中で「生きるための命」を支えてくれたのは、互いに励まし合い、心寄せ合い、何とか頑張ろうと多くの人たちが支え合った「心の絆」だと思います。月日が流れても、人の心に残された悲しみが癒える事はないでしょうが、明るい明日を目指して、何とか少しずつ悲しみを乗り越えて、前向きに生きて欲しいと願います。
自然災害がもたらす地震・津波・暴風雨等の被害が世界中で続く昨今の状況を考えると、日常生活の中で、どんな時でも支えあえる「人の絆」を育んでおく事こそが大切であると感じます。
午前5時46分、神戸市には「遠因死者」の分も含めた、6566人への慰霊の竹灯篭が灯されたとの事です。
・・・合掌・・・

2005/1/12 水曜日長野は今日もシンシンと雪が降っています  純白の雪景色に心洗われる思いです。  午後「長野県」調査委員会がオリンピック帳簿処分の調査について「一部報告」と「情報提供のお願い」 約 9千万円の使途不明金?

昨日に続き、本日も長野は雪です。
午前中は降り続いた雪も、午後には、チラホラ。木々に雪の華が咲き、美しい冬景色となりました。静かな会派控室の窓から見える少しの空間での雪景色を見ていると、何か涙が出てきそうな心が静寂感に包まれます。

本日午後一時より、長野冬季五輪招致委員会のオリンピック帳簿処分の調査について、「長野県」調査委員会の、『一部報告』と『情報提供』のお願いが、第一特別会議室にて公開で行われました。
報告書は、「昨年の3月から約10ヶ月にわたる調査で、帳簿処分については、そのおおよその輪郭がつかめてきましたが、肝心のところで、それぞれの当事者から未だに明確なご返事がご返事が頂けておりません。
そこで、核心となる部分について、私どもの調査の一部を公開し、県民の皆様から、『それは、おかしい。実際はこうだ・・・。」とか、「そのとおりだ。こんな事実もある・・。」といった情報をお寄せいただければ、との気持ちから、これまでの調査の経過を、ごく一部で、しかも概略ではありますが、ご説明申し上げるものです。・・・・・で始まリ、報告書に基づき磯村元史会長より説明がなされました。

(1) なぜ、帳簿を処分したのか?
残しておくとマズイから処分したと思われる。
(理由1) 昨年3月、調査委員会が収集した資料の中から、招致委員会の『支出記入帳』と見られる資料のコピーが発見された。(県有施設倉庫内にて発見)
正規の支出記入帳であるならば、約9千万円の使途不明金があり、決算をごまかしている。
(2) 帳簿は、いつ処分されたのか?
「平成4年3月31日」とされているが、住民グループからの監査請求に対応する準備期間中の「平成4年7月20日以降ではないかと思われる。
(3) 寄付金の集め方は、実際には「割り当て」ではなかったのか? 
「県外募金応諾入金状況」などの一覧表があり、県の職員が率先して募金の目標額を定め、入金状況のチェックを行っていた形跡がある。
これが事実上の割り当てだとすると、地方財政法(第4条の5)に違反することになりかねない。

以上の件について、県民の皆様への協力、情報提供の呼びかけがされています。

報告書には、として下記資料が公表されました。
A.招致委員会の「支出記入帳」と見られる資料のコピーの一部分
B.平成4年7月前後に作成されたと見られる「秘 第97次IOCバーミンガム総合招致活動概要」
C.当委員会が参考までに作成した「帳簿の処分前後の状況表」
D.「県外募金応諾入金状況」(平成3年1月23日現在)

委員会が発見した『支出記入帳』と見られる資料のコピーは、B4で20枚(本日公開分はほんの一部の1ページ)であるが、現段階では全ては公表できないとの事。
『支出記入帳』と見られる資料のコピーには、IOCが長野での開催を決めた91年のバーギンガム総会の活動費として、「資金前渡」として2億2500万円を支出し、終了時に約1億3500万円を戻しいれた記載があり、活動概要と照合すると、ロビーイング(長野での開催を働きかけるロビー活動)経費として計上されている1億1338万5千円のうちの9000万円は使途が記載されていない使途不明金?であるとの事。
15年たってでてきた事実は、あくまでも委員会の「推論」で、最終的には「推定」位までいくかというところとの事。それらの意見に対し、「委員会の任務」についても質問が出ていました。
公金が使われたオリンピックだけにいまだに「何となくモヤモヤ」しているものが県民の中でも取り除かれていないのは事実です。
果たして、これらの事実は解き明かされるのでしょうか?
勇気ある人の情報提供が謎の鍵をとくのでしょうか? 

2005/1/6 木曜日信州馬籠の山口村は岐阜県の馬籠へ? 山口村越県合併の申請書を総務省が受理

木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併の申請書が長野県からも総務省へ出され、受理されたとの事。
同一県内での合併は、県の決定となりますが、越県合併は、総務相の決定ですので、これでいよいよ総務相に委ねられることになりました。
決定後は、日本地図が変わります。山口村の職員は当面中津川市の職員として働けるようですが、村長はどうなるのか・・・?なんて、愚問ですね。
長野県にとって「宝の存在」であった山口村。岐阜県に行っても県境の中津川市のほんの小さな一部分にならないよう、いつまでも輝いていて欲しいです。岐阜県は大切な長野県の財産を譲り受けた形になるのですから、是非大切な地として優遇して欲しいと思います。

本日は、昨日の団会議で決定した予算関連の勉強会のスケジュールを、午前中会派の控室で執務を執った木内議員が連絡をしてくださり決定しました。
会派で委員がいない、商工生活環境関係と農政林務関係を各45分ずつ4部局へお願いし、14日に開催することとなりました。
いよいよ2月定例会に向けて、研修が重ねられます。

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