明日からいよいよ12月定例議会が始まります。
議会棟は、何となく慌しく緊張した雰囲が漂ってきました。
本日は、10時から議会の高校改革プラン勉強会が開かれ、今井議員が出席しました。
午後からは、団会議を行いながら、今井議員は農業振興条例(仮称)制定検討調査会に出席。
島田議員は上田市産院で出産経験を持つお母さん達でつくる『「いいお産」を望み産院存続を求める母の会』の方々が澤田副知事を訪ね上田市産院存続への協力を要請するとの事で、上田市選出の平野議員・高村議員と共に同席しました。
上田市の産院は、現在、松本の信大医学部から二人の医師の派遣を受けていますが、医学部側から上田市へ「来年6月で派遣終了」が伝えられ、目下存続が危ぶまれています。
積極的な「母乳育児指導」を推進する上田市産院を慕って出産する妊婦の方も多く、強く存続を求める願いが結集し、短期間に8万人にも上る署名が集まったとの事。過日上田市長にも署名を携え存続を要望したところ、母袋市長も医師確保を目指し全力で取り組む意志を示されたとの事です。
上田市の産院は1952(昭和27)年に開設し、現在は医師2人、看護師14人。未熟児床を含め27床。04年度決算は3800万円の黒字で、黒字は5期連続。入院患者数は前年比19・2%増の延べ5451人、出生数は29・5%増の483人。うち、半分近い238人が市外在住女性の出産との事です。
島田議員は、本日の副知事への要望を通し、「出産をし、子育てに必死の若いお母さん達にとって、自然分娩、カンガルーケアー、母子同室、母乳育児、「お産は病気ではない」意識の啓蒙、助産婦の育成等を実践している、上田市産院での貴重な体験が、母親としての大きな自信と誇りになっているのだと感じた。
今回のお母さん達の存続を願う熱い気持ちは、これからの医療、福祉の有り方にも、非常に大きな問題を投げかけていると思う。「お産」は、家庭と地域社会全体が、皆で助け合い協力し合って「新たな命」を誕生させる、この世で一番大切な出来事だと思う。
医療、福祉の問題だけでなく、 家庭と地域社会の有り方やその見直し等にまで影響を与える大切なこと。
今回の問題は、県民参加による「コモンズ再生」の具体的な良い実例だとも思う。」と述べています。
早速、上田市長にも要請をする予定との事です。
又、妊婦を単なる産婦人科の患者として捉えるのでなく、 社会のいちばん大切な事業を担っている主体者として捉え、 安心して事業が進められるよう、社会全体の温かい応援が感じられる環境を整えるべきであり、社会の全てが祝福し待ち望んでいる、そんな恵まれた環境で生まれ育った子供たちは、愛情に溢れ、優しい人間として成長し、社会全体が幸せになると思うとの事です。
午後4時30分からは、12月定例議会前のお忙しい時間を頂き、澤田副知事が就任されて始めて、『トライアルしなの』会派として要望をさせて頂きました。
咽喉のポリープ切除の手術後少し無理をしすぎたせいか、又蚊の鳴くような声しか出なくなってしまった島田議員が話せないこともあり、主に今井議員の要望を副知事へお伝えしました。
?ドクターヘリ、佐久病院の効果について
?補助金・負担金の見直しについて
・大きく県民益につながる事柄に関してや、他県との協力で行われる組織団体等への負担金・補助金については考慮し、削減しないで欲しい。
<例>
・平成17年度妙義荒船佐久高原国定公園連絡協議会
負担金 群馬県 15万円
長野県 なし (平成16年度までは10万円)
・平成18年度開催の第51回青色申告会関東信越ブロック大会
日 時 平成18年9月12日
場 所 上田市民会館で開催予定
宿泊地 戸倉上山田温泉宿泊
参集者 関東信越国税局管内の青色申告会会員
約1200名参集予定
補助金 40万円要望
? 教育改革について
・週5日制の見直し
・教員の質向上について
非常勤講師の制度見直し
・高校教育改革について
長期的展望にたち、現在の位置にある地域の高校の存続を強く望みます。又、県内一律の多部制・単位制の単独高校の設置は難しい。
都市部校の統廃合については、飯山・大町など地域で組織化され、論議がなされているので、各地域での結論を待つべきである。
校名があげられた対象市だけではなく、今こそ全都市部が高校改革について、又、教育全般について論議すべきであると思います。
? 緊急少子化対策・男女共同参画と組織案について
知事部局、各地方事務所所長直属に少子化と男女共同参画の担当を置く。
?「青年の家」事業の継続について
? 仮称「信州廃棄物条例」のめざす「脱焼却・脱埋立」の考え方について
? 公務員(教職員を除く)の残業と時間外手当について
本日三時より、長野県調査委員会による「長野冬季五輪招致委員会の会計帳簿焼却問題に関する調査結果の公開報告会」が議会棟で開かれ傍聴しました。
受付で分厚い2冊の資料が配布され、資料に基づいて磯村委員長が調査報告を公表されました。
報告によると、帳簿を残しておくことによる「不都合な理由」があり、「帳簿は保存の必要がなくなったため“廃棄”されたのではなく、“故意に処分”された」との見解が示されました。
調査委のまとめた報告書の中では、問題点が14項目の『認定』の形で示されています。委員会には、強制的な調査権限がないので、その調査はあくまでも関係当事者の協力に基づくものであり、肝心の会計帳簿が処分されている状況下では明確な『断定』には至らないものの、現存する資料や証言などを基に、「これで間違いなかろう」という意味で『認定』という言葉を使用したとの事。要するに、『クロ』にはなりえず、『灰色』の状態なので『認定』という表現でしか報告ができないのだと思います。
報告書の中で目を引くのは、招致委による国際オリンピック委員会(IOC)委員への過剰接待です。贈り物の金額制限などを定めたIOCの倫理コードに違反する接待費用は、集めた資料で分かっただけで土産が約6300万円、宿泊費や宴会費用といった接待関連が5億円余に上り、お土産関連経費は,一人当たり約66万円。接待関連費用は、一人当たり約540万円近くになるとの事です。
又、1998年冬季五輪開催都市が長野に決まった91年、IOC英国バーミンガム総会の前後に約9000万円の使途不明金が発生していたとの事。使途不明としたのは、バーミンガム総会前に持ち出されたお金と総会後に返金された金額の差額が約9000万円あったとの事です。
いずれも、公金を含んだ余りに多額なお金が、あの全国民を感動させ夢中にさせた「長野オリンピック」の裏でうごめいていたという事となり、招致するためにはその位お金を使わなくては実現しなかったのかと、本当に残念に思います。
しかしその一方、それだけのお金が動いたからこそ、数々の感動と交流を生んだ長野オリンピック」が成功したのか?と複雑な思いも残りますが、頑張った世界中の選手、オリンピックを支えたボランティアの方々、関係各位皆が全力で取り組み、素晴らしいオリンピックになったその輝きは、今でも私達の心に深い感動を残しているだけに、県民に公表できない不明瞭な事実があり、今日の長野県財政にまで大きな影響を残している事実を県民としてはどのように受け止めたらよいのか?・・・・
改めて様々な思いに駆られます。
報告書では、「当時の吉村知事等から話が聞けなかった」としていますが、今県議会で行われている「百条委員会」では、次々と関係者が証人尋問されるのと比べ、何と対照的かと「時」の流れを感じると共に、百条委員会設置に対する意識の差を強く感じました。
埃まみれになりながら倉庫のダンボール箱等から乏しい資料を探しだし、調査し、分析していった長野県調査委員会の皆様のご尽力に心から敬意を表します。
朝夕急激に寒くなり、気温も氷点下を記録するようになり、一気に冬の様相になってしまった信州です。
9月16日の会派日誌に書かせていただきましたが、目が不自由なヒロ君の「券売機に点字の表示を」「ホームの段差について」等の要望を後押しする形で「しなの鉄道」にお願いしましたところ、点字の表示については早速対応していただき、券売機だけではなく、駅の階段等各所に点字の案内をつけていただきました。又その時、「ホームの工事も年内にはやります。」と、社長さんから嬉しいお返事を頂きましたが、大分前から少しずつ工事が始まり、先日上田駅のホーム工事はほぼ完成し、長野からの帰り、上田駅へ降り立つのが大変らくになりました。
健常者の私でさえ助かっていますので、お年寄りや幼児、身体に障害をもたれている方達にとっては『優しい駅』に変わってきたと思います。『しなの鉄道』の皆様には、心から感謝申し上げます。
ご一緒させていただいたOさんにはその後一度お会いしましたが、「ヒロ君の言葉で、改めてJR(新幹線)の券売機はどうかと見たら、やっぱり点字の表示はありませんでした。」と、おっしゃっていました。私も確認しようと思いながら、いつも忙しく切符を買い飛び乗るので、忘れてしまっています。はたして、JRの対応はどうなのでしょうか?今度こそ忘れずに見なければと反省しています。
帰宅時間の遅い私は、あれからヒロ君とまだお会いする機会がありません。ヒロ君、少しでもらくになりましたか?喜んで貰えたら嬉しいのですが・・・
本日は、午後から議会運営委員会・農業振興条例制定検討調査会が開かれ、今井議員が出席されました。
いよいよ来週(12月1日)から12月定例議会が始まります。
県民の要望する論議が深まる事を期待します。
県では、毎週水曜日は「定時退庁日(ノー残業デー)」という事で,今までも毎週庁内放送が流れ、定時退庁を呼びかけていましたが、殆んど関係なく夜遅くまで照明が付いていました。
しかし、本日は「ノー残業デー」を徹底するために、事前に残業届けが出された部署、県警本部等一部の箇所を除き、本庁舎の照明を午後6時に一斉消灯するとの事。
経費節減やプライベートタイムの充実等のためには大変良い事だとは思いますが、職員の皆さんの印象はどうだったのでしょうか。
たしかに、夜になると仕事が集中してできるというメリットはあります。残業しないでかえると、時間の経過にともない仕事がなくなるという職種は別として、仕事だけが残ってしまう場合も多々ありますが、1週間に1日くらいは、家族や自分へのために時間を使うのも大切なことかとも考えます。
雪化粧した山々が青空に映え、通勤途上の車窓から美しく見えました。
昨日から両議員は、緑のフォーラムの田中清一議員・木内均議員と富山県へ視察に出かけています。
充実した良い研修になっていると思います。
<視察項目は>
1.富山県の新産業振興施策について
?『富山県新産業ビジョン』について
・プランに基づき具体的に取り組んでいる施策
?『富山バイオバレー構想』について
・主なプロジェクトの概要と成果
?『新富山県科学技術プラン』について
・プランに基づき具体的に取り組んでいる施策
?『とやま医薬バイオクラスター』について
・事業概要と今後の事業化の展望
2.教育行政について
?小中学校の学校週5日制への対応について
・土曜日授業など特色ある取り組みをしている事例
?教育委員会の体制について
・組織改編や再編等についての検討
3.高校改革について
?『富山県県立高校将来構想策定』について
・県立高校の統廃合に関する基本的な考え方
・目的と将来構想
議会棟では、百条委員会が行われ、知事後援会会計責任者等の三人の証人尋問が行われています。
本日、天皇家の長女紀宮さまと、東京都の職員である黒田慶樹さんが、めでたくご結婚されました。
心からお慶び申し上げます。
優しく温かで凛とした品格あふれる結婚式と披露宴は、このところ心の痛む事件や災害等、暗い出来事が多い「社会の憂鬱」を和らげ、国民にほのぼのとした思いを抱かせて下さるように感じました。
紀宮さまは、いつも穏やかで、慈愛溢れるまなざしと笑みを絶やさない心の優しい方であると察せられますが、今まで内親王としての重責を立派に果たしながら、家族である天皇家を大きな愛情で支えてこられた芯のしっかりした方でもあると思います。
本日の結婚式もけっして華美ではなく、母である皇后陛下の和服をお召しになられた御心を思うと、なんと素敵な方だろうと、お二人の末永いお幸せを心からお祈り申し上げました。
紀宮さまが、朝ご両親へご挨拶した様子が報じられていましたが、娘を気遣う両陛下の思いがあふれた御言葉とご様子から、深い親娘の情愛が感じられ、年頃の子どもを持つ親として、心から感銘を受けました。
紀宮さまの今までのお礼とお別れのお言葉に対し、天皇陛下は、「これからは皇后さまがなさっていらっしゃったように、慶樹さんはもちろんのこと、慶樹さんに連なる人々と慶樹さんの仕事を大切に考えるように」「今後、公的な行事を共にすることはなくなるが、家族の絆(きずな)は変わらないので、折々にいらっしゃい」と優しいまなざしでお言葉を返されたとの事。皇后陛下は、しっかりと抱き締めて「大丈夫よ」と何度もおっしゃったとの事。本当に素敵な親子です。
女性皇族の結婚披露宴に両陛下が出席するのは戦後初めてとの事ですが、時代の変革と改善していく御努力で天皇家も開かれてきたのだと実感されます。
皇室ゆかりの地である軽井沢町では、大賀ホールでお二人の結婚を祝う記念特別演奏会が開かれ、バイオリニスト前橋汀子さんが、クライスラー「愛の喜び」、エルガー「愛のあいさつ」や、皇后さまにささげる曲としてドボルザーク「わが母の教えたまいし歌」を演奏されたとの事。前橋汀子さんは、9月に紀宮さまが天皇・皇后両陛下へ感謝の気持ちを込めて開いたコンサートに招かれ、皇后さまのピアノ伴奏で演奏を披露されたそうです。
又、軽井沢駅では、皇居で採取されて町の植物園に届いた種と、そこから育てた「ユウスゲ」の苗の記念配布があり、軽井沢町は祝賀ムードに包まれたとの事です。
「信州・軽井沢町」が、今後とも自然と景観が守られ、ずっと皇室も訪れて下さる素敵な町であり続けて欲しいと、心から願います。
県庁内では、本日も引き続き決算特別委員会の本庁調査が行われています。
土曜日の午後、桜の花・紅葉がとても綺麗な上田公園(城址公園)へ散歩に行ってみました。
上田公園は、歴史を訪ね紅葉を楽しむ全国からの観光客や地元の方々などで賑わっていました。
公園内には現在も櫓門が残っていますが、城は、天正11年(1583年)真田昌幸が築城した平城で「尼ヶ淵城」とも呼ばれ、徳川の軍勢を二度も撃退した歴戦の名城として知られています。その後、徳川時代には、城主が真田、仙石、松平氏と代わる中で、上田の町も物資の集散する城下町として栄えました。
公園内には真田神社があり、その脇には、私達が子どもの頃から「団子山」と呼んでいる小高い丘のようなところがあります。そこの紅葉は色とりどりで本当に綺麗で信州の秋を満喫させてくれます。
土曜日は、曇間から時々木漏れ日が輝き、光が当たるたびに様々な色彩が乱舞しその美しさに酔いしれて、自然の中に思わず溶け込む自分を感じました。
真田神社の総代を務めている島田議員は、もう十数年来、公務等余程事情がない限りは、毎朝五時半頃から公園内や境内の清掃を行っています。
私の住んでいる町内から公園が近いことから、何人かのお年寄りが、もう何十年も前から、殆んど毎朝のように散歩とラジオ体操をしに公園へ通っています。私が家の前で花の水遣りなどしていると、朝の清々しい空気をいっぱいに吸って活き活きとした皆さんが、楽しそうにおしゃべりをしながら一団となって公園から帰ってき、「今日も県議さんがお掃除していたよ!中々出来ない事なのに良くだねー。」と時々声を掛けられます。朝の忙しい時間に、十数年も続ける事は大変なことなので、本当に偉いなと感心しています。
本日から明日にかけて、決算特別委員会の委員が2班に分かれ本庁調査を行っています。
担当の今井議員が終了後、団会議を行いました。やっと正常に近い声が出るようになってきた島田議員も登庁され、下記の議題について夜遅くまで検討しました。
<団会議議題>
?選挙区について
?農業振興条例(案)について
?県外視察について
・スケジュールの確認
・視察調査事項の確認
? 11/24議会運営委員会検討事項
?12月定例会について
・予算案等要望事項