会派日誌

2007/1/31 水曜日午前は公共交通等調査特別委員会 午後議会運営委員会と会派勉強会

新年になって、早1ヶ月が過ぎようとしています。
このところ全国的に春のような陽気が続き、桜が咲いたりヒマワリまで咲いたとニュースで報じられているのを見ると、一体地球はどうなってしまったのだろうかと案じられるほどです。

本日は、10時30分より公共交通等調査特別委員会が開かれ、島田議員と永井議員が出席しました。
日本航空(JAL)が29日、「JALの再構築のためにはやむを得ぬ判断」とし、松本―札幌間の定期便を今年10月に廃止する方針を正式に発表した問題について協議がなされました。
委員会では、県から日航との話し合いの経過説明がなされ、航空法で路線を廃止する場合、6カ月前までに国への届け出が必要なことから「3月いっぱいが限度。それまでに日航へ強く再考を求めていく」との姿勢が示されたとの事です。
「路線廃止が避けられない場合ほかの航空会社と交渉する可能性はあるか」との質問に対しは、最悪のケースとして、廃止になれば検討する。今は日本航空との交渉に全力を尽くすとの事。
新聞やテレビの報道を見ていると、村井知事は廃止が正式発表されたことに対し、「残念としか言いようがない」と日航側の姿勢を批判され、路線の存続策について「専門的な話だから県から簡単に代替案は出せない。日航が提案すべきだ」との認識を示しておられますが、県としても有効な手段を講じなければ、一方的な通告に従うしかないのではないかと案じられます。
松本市の菅谷市長は「ボールは日航側から知事に渡された。市も県と連携していく。どういう条件なら路線存続が可能か粘り強く交渉すべきだ」と認識を示されました。
「存続に向け、皆さんと力を合わせ、ありとあらゆる努力をしていく」との知事のご見解のもと、国との太いパイプでつながれた政治力を今こそ発揮していただき、国からの支援も頂き、県民が願う良い方向へ進むよう頑張って欲しいと願います。

又、今朝の新聞で、「JR東日本が来年度の早い時期に、しなの鉄道(篠ノ井竏柱y井沢間)との間で実施している運賃の「乗り継ぎ割引」を廃止。しなの鉄道も同時期に6年ぶりの全面的な運賃値上げを予定しているため、利用区間が両社の路線にまたがる乗客は二重の負担増を強いられることになる。」と報じられていました。
利用する県民の生活にまた負担がかかってきます。
一方ある新聞の見出しを見ると、JR東日本/JR東海「鉄道好調で2ケタ増益」という文字が目に飛び込み、二期連続で最高益を更新しそうとの事。何とも複雑な思いです。

午後は、1時30分から議会運営委員会が開かれ、今井議員がオブザーバー出席をしました。
2月定例会の会期日程が下記の通り決まりました。

★2月14日(水)    開会、知事提案説明
★2月15日縲怩P9日  議案調査のため本会議なし
★2月20日縲怩Q1日  代表質問
★2月22日縲怩R月1日 一般質問及び質疑
★3月 2日縲怐@8日  委員会
★3月 9日       各議案整理のため本会議なし・総務委員会
★3月 12日(月)    各委員長報告・採決、閉会

会派では、2月定例会に備え、まず会派の担当委員がいない「総務警察委員会」と「土木住宅委員会」関連の平成19年度当初予算(案)と、事業について島田議員・永井議員・今井議員が勉強会を行ないました。
 ・1時縲怩Q時  土木部
 ・2時縲怩R時  住宅部
 ・3時縲怩S時  警察本部
関係する部から資料に沿って丁寧な説明を頂き、各議員とも理解を深めました。大変用意義な勉強会になりました。

2007/1/29 月曜日日本航空(JAL)が松本竏虫D幌路線を廃止? 本日会派では団会議・行財政改革に関する勉強会

日本航空(JAL)が松本竏虫D幌路線の廃止を表明した事で、過日、村井知事や、松本広域圏の市町村などで作る「信州まつもと空港地元利用促進協議会」(会長・菅谷昭松本市長)、長野県議会も萩原議長ほか5人(公共交通等調査特別委員会副委員長とし永井議員も参加)が日本航空(JAL)へ「松本・札幌線の存続に関する要望」を行なってきましたが、「企業の再建計画が前面にあり、長野県や利用者の気持ちなど関係ないと言わんばかり。赤字と言われる年間2億円を県が補助しても「存続への可能性」は、微塵も考えられないように感じられた。」と永井議員のHPでも書かれているように、状況は厳しく、地元の松本市などを始めとして長野県内に大きな波紋を広げています。
 路線休止の最大の理由は、JALの経営不振にあり、05年から06年に相次いだ安全トラブルなどが経営を直撃し、同年9月中間決算で航空事業は34億円の赤字となったとの事。
 又、この路線で使っているMD87型機は、JALと経営統合した日本エアシステムが使用していた機体で、燃費が悪く老朽化が進み、年間で2億円の赤字を出しており、燃料価格の高騰等が休止への拍車をかけているとの事です。
何か、良い打開策は無いかと思いますが、民間会社の経営にどこまで参入できるのか、観光県を売り物にしている長野県政にとっては大きな課題となります。

本日10時より、「トライアル信州」では、全議員が集って『行財政改革』について勉強会を行いました。19年度以降の行財政改革を骨子案と工程表に基づき説明を頂き、質疑応答の活発な勉強会となりました。
2月定例会へ向け、今後も続ける予定です。

2007/1/24 水曜日各派代表者会議・知事懇談会・各派交渉会開催 会派では団会議と平成19年度当初予算案の勉強会

本日は、午前10時より各派代表者会議、10時30分より知事懇談会が開かれ、都合の付かなかった島田代表の代理として永井議員が出席しました。
会派では、午後の各派交渉会が終わった2時から、「平成19年度当初予算案」の勉強会を行い、部局から説明を頂きました。活発な質疑応答がなされ定例会に向け有意義な勉強会となりました。

団会議では、永井議員より各派代表者会議や知事懇談会等の報告を受け、今後の政務活動等についても話し合いました。
報告では、2月14日から二月定例会が開会となりますので、知事から提出予定の議案、新年度予算の編成方針、行財政改革プランの概要などの説明があり、議会から提案のあった観光部新設を盛り込む組織改正案、市町村からの要望が強いクマなど有害鳥獣の捕獲権限移譲案、市町村合併審議会の設立案、オンライン申請システムの推進案などが示されたとの事。又、2007年度当初予算案が6年ぶりに対前年比で増える見通しであること。県の中期計画の策定についての腹案、県庁の本庁舎や隣接する議会棟の耐震性について、知事公舎について等様々な事柄に対し認識を示されたとの事。
各派代表者からのそれぞれの発言についても報告がなされました。 
新年度の予算編成は二十六日から知事査定に入り、二月定例会初日に提出されるとの事です。

 又、永井議員から、23日に「県営松本空港の札幌線廃止問題」について、公共交通等調査特別委員会副委員長として議長等と共に日本航空本社を訪れ要請活動を行ってきた様子の報告もなされました。
 

2007/1/18 木曜日今年初の団会議で全員で顔合わせ 

昨冬の豪雪が夢のように、今冬は今のところ積雪が少なく、上田駅には所々山済みされた雪がまだ少し残っていますが、長野駅周辺には殆んど雪がありません。昨冬は、上田には雪が余り降らず、長野へ来ると毎日のように銀世界だったので、何か不思議な思いをしています。
本格的な降雪は、2月にかけてまだこれからなのでしょうが、何故か今年は1月だというのに陽射しが明るく感じられ、春のような日も多く生活するには本当に楽です。
長野地方気象台がまとめた「06年の県内の天候」は、昨年は平年に比べて高温で雨が多く、日照時間は少なかった。冬の豪雪と夏の豪雨と、二つの大災害に見舞われ、「1年に二つも大きな災害があるのはまれ。全国的にも局地的な現象が増えており、温暖化の影響も考えられる」と報じられています。
06年1月の会派日誌を見てみると、05年12月から06年1月にかけて強い寒気が流れ込んだ影響で雪が降り続き雪害がひどく、自衛隊派遣や、、会派でも飯山市・野沢温泉町・栄村などへ調査・見舞いに出かけている様子が書かれています。
又、7月の豪雨では梅雨前線が本州付近に停滞して活発になったため、県中部と南部の各地で大きな被害が出、前の田中知事が自らの県知事選挙活動より救援活動を優先していたお姿が目に浮かびます。
過去20年間で例のない大雨だったとの事で、12人の命が奪われました。
改めて心よりご冥福をお祈り申し上げます。
木曽の御岳山で火山性地震が増えていることが報じられています。今後の火山活動を見守っていきたいと思います。

本日は、夕方5時から会派控室にて団会議を行ないました。
会派議員全員がそろっての「新年初の顔合わせ」となり、2月14日から始まる2月定例議会の対応についても話し合いをしました。
2月議会の一般質問は全員が行うこととなり、予算案と、行政改革案について資料に基づき打ち合わせを行い、勉強会を24日・29日に行なうことにしました。
又、4月の県議会議員選挙について、各議員の情勢報告や、長野県全体の情勢等について話し合いを行ないました。
とにかく頑張って当選を果たして頂きたいと願っています。

2007/1/16 火曜日本日広報委員会が行なわれ永井議員登庁

厳しい寒さが続いています。
本日10時30分より広報委員会が開かれ、永井議員が登庁、出席しました。

昨日、県と市町村長の代表が地域の課題を話し合う「ボイス81政策課題会議」の初会合が県庁で開かれ、県は、2007年度から5年間の新たな行革指針となる「行財政改革プラン」(仮称)の骨子案を公表したとの事。
2007年度からの5年間で取り組む「行財政改革プラン」の骨子案では、行政改革プランの基本的な考えとして、基本理念は「分権改革」「行政システム改革」「財政構造改革」の3つが柱となっています。

「分権改革」では、分権改革に向けて役割分担の明確化を図るため、実現に向けた方策として、県市長会、町村会と昨年設置した「県と市町村とのあり方検討会」で移譲する権限を検討。県の現地機関への移譲も進める。受け皿となる市町村の体制整備のため、合併支援にも力を入れる。

「行政改革システム」では、簡素で効率的な行政組織・選択と集中による人員配置の最適化を目指し、行政サービスのあり方・範囲の見直しを図る一環として、民間との協働方策の積極的導入を推進するとし、外部委託や組織のスリム化を進める。5年間で警察官、教員を含めた県職員数約3万人の5%にあたる1500人を目標に削減。また、08年度に本庁部局、09年度に現地機関を再編し、組織の効率化を図る内容。社会部と衛生部、土木部と住宅部など本庁部局の統廃合や、現行の現地機関を統合した組織の設置が課題。

「財政構造改革」では、改革へ向け、持続可能な財政構造の構築・選択と集中による事業の重点化・県債残高の縮減を図るため、歳入確保の取り組みとして、産業振興による税収増や、森林税など新税導入も検討。又、自動車税などの未収金・県営住宅の家賃などの未収金縮減対策等にも力を入れ、利用状況等を勘案し県有財産の売却等、歳入の増加に取り組む。
プランは庁内組織の県行政管理検討委員会が策定作業を進めており、2月上旬に素案を公表。県民意見を募り、3月に決定する方針との事です。

今後会派でもしっかりと内容を精査し検討していきたいと思います。

2007/1/10 水曜日新春 雪 七草 成人の日 2007年の年頭

新年になって早10日。雪の少ない穏やかなお正月を迎えたかのようでしたが、6日から県内は、太平洋沿岸を低気圧が発達しながら通過した影響で、県南部から中部を中心にまとまった雪が降りました。
6日は、春の雪のような大きなぼたん雪が降り、道路はシャーベット状態。7日は、しんしんと降る雪に変わり一面雪景色になりました。その後、道路はスケート場のように凍って溶けないところがあり、歩くにも油断が出来ません。特に高齢者の方の歩行は、転倒等しないよう十分気をつけて頂きたいと思います。
この3連休中に各地で成人式も行なわれ、晴れ着姿の若人が雪の中で活き活きとしている様子が報じられていました。地元の上田市でも7日に成人式が7会場で行なわれ、新成人1770人のうち1388人が出席したそうです。
又、7日は七草粥を食べて無病息災を願う七草の日。島田議員は地元で行なわれる「上田七草の会」に和服で出席し、装束に身を包んだ小宮山宗輝さんの軽妙な「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国へ 渡らぬ先に ・・・・」の『七草はやし』の節回しに合わせて刻まれた七草の粥をおいしく頂いたようです。今年で20回も出席しているそうです。
上田市はかつて、現在自治会名等で使われている城下町特有の歴史的な町名でした。私の住んでいる丸堀町は、上田城に近いこともあり、子どもの頃は隣近所が武家屋敷で土塀が続き、武家屋敷特有の佇まいが残っていました。今もはっきりと品格にあふれ風情のある街並みが脳裏に焼きついていますが、残念ながら現在は殆んどの家が建て替え等により近代的な住宅やマンション、駐車場に変わり、昔の面影は残っていません。
子供時代は、城下町の情緒が感じられる町名に慣れ親しんでいた為、頭の中の地図も、大手町・馬場町・大工町・鷹匠町等昔の生活の様子や住む人の職業等が感じられ街の歴史が身近に感じられました。
1971年に市が住居表示を導入して「中央」に統一され、そのときにどうしてだろう?と、残念な思いをした記憶がありますが、数年前から旧町名復活に向けた運動が始まっています。
この度とりあえず、戦国武将真田氏が上田城を築いて以来の旧町名で、明治以降も土地登記に使われていた「海野町」と「原町」を対象に2月ごろから復活に向けた住民説明会が開かれるとの事。私も、上田市の歴史を大切にするためにも、又、今後の地域づくりのためにも旧町名が復活してくれることを切に願う一人です。

昨日の9日は、都合の付いた島田議員と永井議員が県政に関する勉強会を行ないました。

2月定例議会は、4月8日の投票日を考慮し、2月14日縲怩R月12日の予定です。

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