会派日誌

2006/2/23 木曜日午前に公共交通等調査特別委員会、午後は選挙区等調査特別委員会 終了後会派勉強会

昨日開会した2月定例会ですが、本日は議案調査のため本会議はありません。
午前10時からは公共交通等調査会が、午後からは県議選選挙区の見直しを進めている県会の選挙区等調査特別委員会が行われ、担当の島田議員が出席しました。
今井議員は、前夜篠ノ井市民会館で行われた教育委員会主催の「高等学校改革プラン説明会」の最終回に参加し、その後参加された方々と深夜まで意見交換を行い、そのまま議員公舎へ泊まられたそうで、午後からの選挙区等調査特別委員会を傍聴しました。今井議員の地元北佐久郡の選挙区の行方が注目されているだけに、地元住民の方々も傍聴に見えられた様子です。
今議会中には、「選挙区」とその「定数」の決定がされるよう昨年から委員会が開催されていますが、それぞれの地域で様々な歴史や問題がありなかなか大変そうです。公職選挙法に基づく「強制合区」として3地区(小県郡の青木村・長和町と新生上田市・埴科郡の坂城町と千曲市・下水内郡の栄村と飯山市は既に決定しており、現在は、「任意合区」地区の検討に入っています。
先日、友人と話しをしているときに選挙区の話が出、「今、県議会の委員会で検討しているよ。」と説明したら、集まっている人たち皆が異口同音に「えー?選挙区って県議会で決めるの?そんなこと初めて知った。選ばれる立場にいる当事者(県議さん)が自分達で決めるの?そんなこと県民はあまり知らないよね。それって、何か変じゃない。」と言われましたが、私も過去の選挙区を県議会で決めていたということは知らずに驚きましたので、そんな素朴な疑問もわかります。県議会議員の選挙区については、『公職選挙法』で詳しく述べられています。
本日の委員会では、焦点の一つだった選挙区の「1票格差」について、来年春の県議選では「2・5倍未満」を許容範囲と認め、その後もできるだけ「2倍」に近づけるよう努力することで合意したとの事。
又、「飛び地」の選挙区や1人区を減らすため、下高井郡のほか、諏訪郡や今井議員の地元である北佐久郡を隣接する市に任意合区するかどうかが検討地域として挙げられていますが結論が出ず、現状では「強制合区」以外に見直しは決まっていない状況です。
2月定例県会中には結論を出し、県民に周知した上で9月県会にて関係条例を改正する予定との事です。

委員会終了後、4時より農政全般に関する勉強会を行いました。

2006/2/22 水曜日本日2月定例県議会開会 知事提案説明で当初予算案など77件提出

本日は、春の訪れが感じられるような暖かい日となりました。
いよいよ新年度予算をふまえた県会2月定例会が始まりました。
午後からの本会議の前に、議会運営委員会と各派代表会が行われました。
午後開会した本会議では、総額8250億円の2006年度一般会計当初予算案などについて田中知事は提案説明の中で、「歴史上、類を見ない速度で日本は高齢、少子社会に突入し、信州・長野県はその最前線に位置している」との基本的な考えを示され、2006年度一般会計当初予算案を立案。予算案の編成に当たり「『選択と集中』の発想を徹底し、事業を再構築した」と説明されました。県側は総額8250億円の06年度一般会計当初予算案など予算案15件、県廃棄物条例案など条例案31件を含む計77件を提出。会期中に本年度一般会計補正予算案など13件を追加提案する予定との事。一般会計当初予算案は5年連続で前年度当初を下回っています。
その中には、5億円規模の「県民応援減税」についても盛り込まれ、県民の生活支援に配慮された予算です。
会期は3月27日までの34日間で、6会派による代表質問後の3月3日に島田議員が、3月9日に今井議員が一般質問を行います。

今議会では、予算案について、長野県地球温暖化対策条例・県廃棄物条例案など政策条例案の是非、高校改革の進め方などが論戦の焦点となりそうです。
 
2時頃から高校再編の再考等を訴えるため、『県立高校の発展と存続を願う会』の方々約400名が県内各地から参集し、県教委に対して『県庁包囲行動』を行いました。

2006/2/20 月曜日2月定例議会(22日開会)に備えて本日午前から夕方まで、団会議・勉強会 

窓の外は雪が降っています。

「トライアルしなの」では、10時から予算関連を経営戦略局財政改革チームから、職員給与、特別職報酬関連を経営戦略局人材活用チーム、高校改革・教育委員会予算関連を教育委員会、組織改正関連を経営戦略局行政システム改革チームからそれぞれ説明を頂き、意見交換をさせて頂きました。 
県の職員の皆さんの説明をお聞きしていると、県政をより良い方向へ持っていこうとする『やる気』と情熱、気概が感じられて素晴らしいと思いました。
多くの県職員の方々が、『県民の目線』『県民益』を感じながら仕事に取り組み、県民にとっての幸せを考え『真の行政とは何か』を感じながら励まれていることに心から感謝の気持ちがあふれます。

今井議員は、教育委員会が各地で開いている『高校改革プラン』の説明会が、本日は上伊那郡辰野町であるということで夕方五時過ぎから出かけて行きました。
教育に対して心血を注ぎ、元教師として現場を知っている今井議員だけに、行動が本当にパワフルで感心します。

2006/2/14 火曜日2月定例会に向けて勉強会と団会議  午後は文教委員会 夜は上田市民会館で行われた高校改革プラン説明会に両県議出席

来週22日から2月定例会が始まりますので、今日は9時から勉強会を行い、その後団会議に移りました。
「廃棄物の発生抑制等による良好な環境の確保に関する条例案」について生活環境部廃棄物対策課から、「長野県地球温暖化対策条例案」については生活環境部地球環境課より説明を頂き、両県議が質問や提案等を行い、内容の深い勉強会となりました。
特にかつてエコ議員と呼ばれるほど環境問題に関心のある島田議員は幾つかの提案をしていましたが、過日長野市長が廃棄物条例について、「議会で否決して欲しい」と表明されていますので、2月定例会ではどうなるのか動向が案じられます。

午後は文教委員会が開かれ、今井議員が出席しました。
県教委の吉江速人高校教育課長は、県内4通学区の高校改革プラン推進委員会がまとめた高校再編の報告書について「(統合などの対象)校名はある程度受け止めるが、すべてにわたり大幅に取り入れるわけにはいかない」と述べられました。
又、再編実施時期の延期などは困難との考えを示したのに対し「地域合意が必要で、不十分な状態では現場が混乱しかねない」とした、同年度の一斉実施を見直すよう求める意見が相次いだとの事です。

 又、県教委は8日から23日まで、県立高校再編について議論してきた第1縲恆謔S通学区の高校改革プラン推進委員会の検討結果を踏まえ、住民や学校関係者らを対象に県内8会場で説明会を開いており、9日には、大町市文化会館で、上松町に続き県内2会場目の高校改革プラン説明会を開き、昨夜は佐久市にて、本日は上田市にて行われました。大町市では、大町高と大町北高の統合案に反対する「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」を構成する小中学校PTAや両校同窓会の関係者ら約800人が集まり、約30人が発言したとの事。今井議員は大町会場・佐久会場に引き続き本日の上田会場へも出席。島田議員も地元のことだけに出席し、参加者の意見にも耳を傾けていました。佐久市では対象校に名前の挙がっている野沢南高校や望月高校関係者(同窓会,PTA,生徒)はじめ関心のある方達が350名ほど出席し、激論を戦わせたようですが、上田では70名ほどの方達が、上田地域に定時制を残して欲しい要望を強く出していました。

2006/2/13 月曜日あれから1年  旧山口村の皆様はどんな思いで暮らしているのでしょうか・・・   トリノオリンピックのモーグルで上村選手5位に入賞

今日2月13日は、1年前木曽の旧山口村が岐阜県の中津川市へ越県合併した日です。
あれから1年。旧村民の方達はどのような思いでこの日を迎えられたことでしょう。
合併問題に強い思いを抱いていた今井議員は、今日岐阜県民となってしまった皆さんとお会いしお話したり、山口村から中津川市になってからの暮らしぶりはどうか等を御自分の目で見たり聞いたりしてみたいとの思いで、合併まで何度となく足を運んだ感慨深い地を訪れるため朝出発していきました。
県会へも旧山口村からご挨拶に見えるようですが、私には、最後に知事の車に駆け寄った和服姿の信州に残りたかったご婦人が「知事さん。有難う!」と御礼を述べた、映画の1シーンのような光景がいまだ脳裏にはっきりと焼きついています。
岐阜県になってしまった今では、岐阜県で旧山口村の存在を発揮して、幸せな日々を送ってくださることを願わずにはいられません。

世界80の国・地域から選手が集まり、日本時間の11日に開幕したトリノ冬季五輪で、北安曇郡白馬村の出身である上村愛子選手が5位に入賞に、地元では健闘をたたえる声が上がりました。
長野オリンピックから8年.上村選手はお母さんや周りの方達に支えられ、幾多の困難を乗り越え、見事3D(立体系)に挑戦して、5位入賞を果たされました。
惜しくも入賞のメダルは逸したものの、手づくりの大きな金メダルをさげた上村選手の涙は本当に美しく、感動しました。
「3D(立体系)を跳ぶ選手はほかにもいるけど、あんなに格好良く跳べるのは自分しかいない」。と自分のすべりを誇らしげに可愛く振り返る上村選手の精神的な成長ぶりは実に爽やかで、困難を自分の力で乗り越えた「自信」が、金メダルより輝いて見えました。

今(現在夕方の6時30分)、旧山口村を訪れていた今井議員から電話が入りました。
今井県議の胸には、1年前の無念さと一抹の淋しさが再び甦ったようですが、村民(今は中津川市民)の皆さんは、まだ1年なのでいろいろと複雑な思いが交錯している様子との事。元気な皆さんにお会いできただけでも嬉しく、懐かしいお話が出来て本当に良かったとのことです。
旧村内を歩いた今井議員の目に飛び込んできたのは、旧神坂小学校の校舎。現在は使われておらず、テープで入り口のガラスに張られた中津川市立神坂小学校の貼り紙が淋しげだったとの事。
役場では10人くらいの職員の方々が働いておられ、前の生活環境課長さんがおられたとの事です。市の出張所の役割なので、村を動かしていた時のような実務は少なく、市との連絡所的な役割を果たしているようだとの事です。
信州馬籠でいたときは、子ども達も小さい頃から藤村を身近に感じ、教育もなされていたようですが、中津川市になってからはどうなのでしょうか?
木曽檜で生計を立てられていた方達は、何とかこれからも頑張ってやっていきたいとの事。信州に残りたいと活動をなされた方達は、この1年間元気も出ずにいたが、やっと今日皆と顔を合わせることが出来た方もおり、無念の思いを抱き続けながらいまだ辛い日々を送っている様子です。
元村長さんは、現在中津川市議会の副議長になられたそうです。

尚、県議会棟には合併推進派だった旧山口村の方々約40名がバスで善光寺参りと温泉入浴を兼ねて信州へ来られ、県議会議長等にご挨拶のため寄られました。
その中で、ある方が「田中知事があんな小さな村の合併を全国に知らしめてくれたので、中津川市でも馬籠・山口村のことを大事にしなければと感じてくれたようで、その点では感謝したい。まだまだ村内は「しこり」が残っていて、県庁へ寄るのも賛否両論だった」と述べられていましたが、知事とは会わず帰られました。旧地元の村上議員が皆様の対応をされておられました。いらしたご婦人が、県庁内を歩きながら「何度も合併するよう陳情に来た県庁に今こうして来ているなんて何か不思議な感じがする」と話しておられましたが、今は岐阜県民となり、きっと本望だと思われます・・・
全てが夢のような思いです。
信州馬籠・山口村をこよなく愛した今井議員の心境を思うと本当に複雑です。

2006/2/11 土曜日田中知事後援会「しなやかな信州をはぐくむ会」松本にて総会開催  参加者は田中知事に熱いエール!

晴天の本日、しなやか会の総会が松本で開催されました。
会場は、県内各地や県外からの参加者が300名近く訪れ、熱気で満たされました。
知事のご両親もお見えになっておられ、笑顔でご挨拶されておられました。
 総会で、穂苅会長は「田中県政は住民と県行政の距離を一気に縮め、県民益のために精根を打ち込んできた。さらに支援をお願いしたい」と挨拶。
その後、知事は1時間余の講演で県政の現状や県財政改革の成果などを説明されました。日頃報道では知りえない県政改革の説明等があり、参加者は熱心に聞き入っていました。

講演会後、参加者との懇談になりましたが、幾つかの質問と共に「田中知事には来期も頑張ってもらいたい」「県政改革を後戻りさせないで」等のエールが多くの人から寄せられました。
 知事は「私は日々県民のために現職の知事として奉仕させていただく」と話され、立候補するかどうかという事は明言されませんでした。
参加者から、「地域の保健所の職員の方が「いらっしゃいませ」と気持ちよく挨拶し迎えてくれ、何年か前と比べ、雰囲気がまるで変わった」「行動力のある身近な職員になった」「今までの行政職員は命令口調だったのに優しい感じになった」「何をやっているのか箱物行政では形が残り判断しやすいが、教育・福祉・環境等は目に見えにくく、それらの改革がなされているのに報道されていないので県民には解らない。どうしたらよいのか」「知事に当選したときにご両親から、県民に仕える知事になりなさい。といわれたとおり,公僕として心から県民に仕えている姿に感謝している」「仕事というものは金ではなく、人の役に立つしいう事が大事」等々たくさんの意見・感想・要望が出されました。

今井議員は地元の多くの方達と共に参加。島田議員は地元での結婚式を終えて、懇親会に和服姿で駆けつけてきました。懇親会も皆さん知事を囲んで和気藹々と楽しいときを過ごしました。

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