いよいよ田中知事の退任の日がやってきました。
通勤のため登庁すると、県庁前はカメラが並び、田中知事最後の登庁を迎えていました。
通算6年弱の任期の最終日を迎えた田中康夫知事が丁度正面玄関に着き、いつものスタイルで足早に庁内に入られました。私の出勤時間と、知事が着かれる時間とほぼ同じくらいなので、この数年、朝の光景としての知事の登庁姿が目に焼きついていますが、知事としての登庁は本日が最後となりました。
午前中は、職員への辞令交付や、食堂や売店、庁内清掃員詰め所、電話交換室なども含め庁舎内をくまなく回ってあいさつが行われ感謝の言葉を述べられたとの事。
我が会派では、昼休みの時間に、名残惜しそうに見つめる多くの方々が溢れるガラス張り知事室へ、「トライアルしなの」2名の議員と、明日から一緒に活動する予定の、県民無所属ネットを離脱された永井議員・田口議員とで知事をお尋ねし、報告と本日までの県政に対する感謝と労をねぎらいました。
私は今までガラス張り知事室へは、要望等のため議員が伺う際や県民が陳情される際に撮影する係りとして同行し、何度か入らせて頂きましたが今日が最後となりました。これからは知事室としては使われなくなるとの事で寂しい思いです。
知事は、挨拶回りで、朝早くから県庁でお掃除をして下さっている方の中に、地域で民生委員をされている方がおり、お話を聞いて感激した事や、その他いろいろな職種で、昼夜を問わず支えて下さった方々が本当に有り難く御礼を述べられた様子をしみじみと語っておられました。
午後2時から知事室は一般県民に開放され、一緒に記念撮影等もできるという事で県民ホールは人で溢れ、知事に会おうと並ぶ人が玄関ホールまで列をつくりました。
最終的には3000人もの皆様が県庁を訪れ、田中県政へお別れを告げました。
田中知事は、訪れた人と笑顔で言葉を交わしたり、観光PRに使った着ぐるみと一緒に記念撮影やサインにも応じられていました。その笑顔は、とても爽やかで、重責からの解放感さえ感じられました。
退庁時には、知事・澤田副知事・青山出納長・丸山教育長と共に正面玄関前で退任のご挨拶がありました。
知事は、「信濃の国」を合唱して待っていた支持者たちに笑顔で応え「引き続き皆さまとともに歩める、そうした人生でありたいと考えている」とあいさつを締めくくられました。「田中知事、日本一!」「ヤッシー、ありがとう!」「ご苦労さま」の声は県庁広場に広がり、名残を惜しんでいました。
その後、4人は、見送る1人1人と握手を交わされ車中の人となりました。
「針のむしろ」「棘の道」を歩まれた4人の方々、本当にご苦労様でした。そして、お疲れ様でした。
いつまでも、お元気で!
今朝、新聞を見ると高校再編問題でご尽力された県教育委員会の丸山教育長が「田中知事の退任が決まったため一つの区切りにしたいと考えた」と、辞任する意向を示されたと報じられていました。
高校再編については「高校教育の将来を考えると、改革は必要だと思う」と述べられ、来春の一斉実施を目指している県立高校の統廃合については、「先送りするわけにはいかないと考えている」との見解を示されたとの事。
丸山教育長は今まで思い大きな課題を抱え、議場での激しい質問の応酬や、各地での説明会等大変な思いをされ、心の休まる時がなかったと思います。
高校再編については未だ結論が出たわけではありませんが、きっとこれからは、心の中が少し楽になられるのではないかと推察します。本当にお疲れ様でした。そしてご苦労様でした。
本日から社会衛生委員会の現地調査が行われ、今井議員が参加しています。
視察日程は下記の通りです。
★8月24日(木)
10時30分縲鰀11時50分 上田合同庁舎 (上田市)概況説明
上小地方事務所・小県福祉事務所
東信労政事務所・上田保健所
13時10分縲鰀14時00分 特別養護老人ホーム 徳花苑 (立科町)
14時10分縲鰀15時20分 川西赤十字病院 (佐久市)
16時00分縲鰀17時00分 JA長野厚生連佐久総合病院 (佐久市)
★8月25日(金)
10時30分縲鰀12時00分 佐久合同庁舎 (佐久市) 概況説明
佐久地方事務所・佐久福祉事務所
佐久児童相談所・ 佐久保健所
佐久家畜保健衛生所
13時10分縲鰀14時00分 知的障害者通所授産施設 佐久コスモスワークス(佐久市)
本日は10時30分より議会棟にて商工生活環境委員会が開かれ、島田議員が登庁されました。
委員会が始まる前の僅かの時間でしたが、青山出納長と高校の同期生である島田議員が懇談しました。
青山出納長は、既に辞意を示されており、8月31日付けをもって退職されますが、田中県政において青山出納長の存在はまさしく重厚な燻銀の価値がありました。
様々な葛藤もおありだったと思いますが、田中知事の補佐役として立派な仕事振りを示されました。議場でのやりとりも、青山出納長が登壇されると何ともいえない素朴な温かい雰囲気となり、説得力がありました。財源がない中での出納長、浅川等脱ダムによる治水対策は、大変厳しい決断が迫られたと思います。
青山出納長と島田県議の間には、言葉にならない何か熱いものが感じられて、感慨深かったです。
今井県議も青山出納長の大ファンですので、職を辞されることについて不安と淋しさが募ると思いますが、今までの素晴らしいお仕事振りに心から敬意を表し、御労苦に感謝すると共に労をねぎらいたいと思います。
本当にご苦労様でした。
今井議員は、土木住宅委員会の現地調査が22日縲鰀23日にかけ東信地区で行われ、地元県議として本日同行し、その後団会議のため登庁されました。
島田議員の委員会終了後3時縲恍c会議を行い、途中、商工部より説明を受けました。
団会議では、今後の政務調査予定と会派の今後について協議しました。
毎日暑い日が続いています。
本日午後1時から県議会の県民協働・無所属ネットの永井一雄議員と田口哲男が会派を離脱する記者会見が表現センターで行われました。
両県議とは田中知事の県政改革を推進する立場で知事選を共に戦いましたので、複雑な思いです。
「会派離脱声明文」には、会派離脱の最大の理由は、先に行われた長野県知事選に対する会派内の意見の相違であるとの事。お二人が2003年4月に執行された県議会選挙において、永井県議は「田中県政と共に、更なる県政改革を進める」と公約し当選。田口県議は「田中県政と協働作業を進め、県議会刷新」を掲げ当選された経緯があり、御二人とも公約を忠実に果してきたという事なのでしょう。
会見の中で、今後はまだ流動的で、新会派を結成するかも知れないし、2人でやっていくかもしれないと表明され、田中知事の与党的会派の「あおぞら」と「トライアルしなの」とを視野に入れ新会派結成を目指すお考えもあることを明らかにされました。
「トライアルしなの」が今後どうなるのか事情が全然わからなかったので、私も記者会見でお二人の声明を聞かせていただきました。
<声明文の一部>
我々両名は田中県政6年間の最大の評価を「県政を身近にした」と確信する。それは取りも直さず「税の使われ方を明確にした」と解するし、膨大な借財に悩む「県財政再建への第一歩」と理解した。また、その継続も願った。その為に迷うことなく田中康夫氏の三選に全力を挙げた。その行為によって会派間の意見が決定的に対立したのならば、我々両名は県民に対して明確なる態度を表明しなければならない。会派の離脱である。
お二人の会派離脱を踏まえ、夜上田支部にて団会議を行い、今後の対応を協議しましたが、最終結論は出なかったとの事。
一介の事務局の私が考えることではありませんが
果たして、どのような状況になるのがベストなのでしょうか・・・?
県議たちはどのような決断をなさるのでしょうか・・・?
今日から新学期が始まる学校もあり、久しぶりに登校する生徒の姿をみかけました。
夏休みでリフレッシュし、新たな気持で2学期を迎えた事でしょう。
本日より、島田議員が所属する商工生活環境委員会が現地調査に出かけました。
21日は、農政林務委員会との集中豪雨の被災地の合同視察で、日程は下記の通りです。
★8月21日(月)
13時30分縲鰀14時00分 治山災害・林道災害 小横川地区 (辰野町)
14時20分縲鰀14時40分 農業施設災害 平出地区 (辰野町)
15時10分縲鰀15時25分 農地災害・治山災害・林道災害 湊地区 (岡谷市)
15+時40分縲鰀15時50分 災害廃棄物集積場 下浜ヤード (岡谷市)
16時10分縲鰀16時30分 治山災害 上の原小学校 (岡谷市)
★8月22日(火)
9時00分縲鰀11時00分 松本合同庁舎 (松本市)
松本地方事務所・松本消費生活センター
松本建設事務所・安曇野建設事務所
計量検定所・若年者就業サポートセンター(ジョブカフェ信州)
13時00分縲鰀14時00分 黒田精工? 長野工場 (池田町)
14時30分縲鰀15時30分 ?サンセー・インターナショナル・テクノロジー(安曇野市)
澄んだ空気、抜けるような青空、輝く太陽の下での山々や木々の緑の美しさ、咲く花々の色鮮やかさ、吹く風の爽やかさ等々、信州の夏の素晴らしさは他県から訪れる人々にとっては、ひときわ新鮮に感じ、深い感動さえ与えています。住んでいる長野県民も、自然の豊かさに守られ生きる幸せを感じながら日々生活していると思います。
晴天が続き暑いお盆休みでした。各地で35度以上の気温を記録し、連日玉の汗が吹き出ました。又、今夏の甲子園では、松代高校が頑張り熱い戦いをくり広げ奮戦しました。
両県議のお盆中の活動は、新盆お見舞いのご挨拶等それぞれ忙しく過ごしたようです。
本日は、11時から知事会見があり,表現センターには、8月31日までの任期が残り少ない田中知事の会見を聞こうと田中知事支援の方々が傍聴にいらしていました。
田中知事からの報告説明、表現者からの質疑等、会見の内容は下記の通りです。
・部長会議について
・残り2週間の仕事のまとめ方について
・コモンズ支援金について
・全国戦没者追悼式について
・「脱・記者クラブ」宣言のメディアの受け止め方について
その中で田中知事は6年間の既得権益との戦いに対して述べられたときに、長野版にはなぜか載っていなかった広瀬勝貞大分県知事のコメントが大変有り難く嬉しかったと述べられました。
内容は、長野県のホームページに載っていましたが、下記の通りです。
<広瀬勝貞大分県知事のコメント>(平成18年8月8日 日本経済新聞から引用)
複雑な気持ち。田中知事は孤独な中で改革に取り組み、5年連続で借入金を減らす成果を上げてきた。義務教育費負担金の話では同じ立場で一般財源化に反対した。非常に良くやられた。敬意を表したい。
まさしくその通りです。本当にご苦労様でした。