会派日誌

2007/3/29 木曜日いよいよ明日告示 長野県議会議員選挙

一気に春が来て、桜や梅の花が咲き始め、生命力あふれ春の息吹が感じられる今日この頃になりました。
いよいよ明日、県議選が告示になります。26選挙区(総定数58)に、92人が立候補を予定しているとの事。まだ島田議員の上田・小県郡区は現在のところ定員ですが、明日一人立候補者が出そうという事で明日にならなければ選挙になるか判らないようです。
会派各議員は、毎日懸命に政策を訴え、支持を訴えて頑張っていると思います。
健康だけには留意し、晴れの日を、全員が晴れやかに迎えたいと祈ります。
会派議員の事務所が、下記に開設しておりますのでご案内申し上げます。
お気軽にお立ち寄り頂き、励ましていただければ幸です。

*** 島田基正事務所 ***
  
  〒386竏窒O012  上田市中央6-5-50
  ? 0268-26-3355 Fax 0268-26-3356

 
*** 永井一雄事務所 ***
  
  〒382竏窒O086  須坂市本上町(ほんかん町)1385
  ?/ Fax 026-248-8363 

*** 田口哲男事務所 ***

  〒390竏窒O875  松本市城西2-5-8
  ? 0263-33-1386 Fax 0263-33-1387

*** 今井正子事務所 ***

・立科本部Å(細丸)
  〒384竏窒Q305  北佐久郡立科町芦田865 
  ? 0267-56-3160 Fax 0267-56-3164

・立科本部B 自宅駐車場家
  〒384竏窒Q305  北佐久郡立科町芦田836 
  ? 0267-56-3183・56-3194

・望月連絡所   佐久市望月2574
  ? 0267-53-5029(代) Fax 0267-53-5049

・浅科連絡所  佐久市八幡700-1 
  ? 0267-58-4090・58-4091

・中込連絡所  佐久市中込3088-4 
  ? 0267-64-1467・64-1468・64-1469

・臼田連絡所   佐久市臼田1700-2 
  ? 0267-82-1415・82-1416・82-1417

・御代田連絡所   御代田町御代田2437-3 
  ? 0267-32-9101・32-9102・32-19103

・軽井沢連絡所  軽井沢町長倉2419-1 
  ? 0267-45-1281・45-1283・45-1285

2007/3/12 月曜日雪の本日2月定例会閉会  県議 いざ選挙戦へ! 祈必勝

本日で2月定例会が閉会となりますので、今朝はいつもより朝早く起き、会派議員の4月8日に行なわれる県議選の必勝を祈り、お赤飯を炊きました。「難を転じて福となすよう」「選挙戦の大変さが当選となるように」と、お赤飯に庭の南天の葉を添えました。又、昨日畑で採った蕗のとうを頂いたので「ふき味噌」にし、おはぎもつくりました。雪の中でも一番に「芽が出る」ふきのとうに願いを込め、お世話になった議員が晴れの日を喜びで迎えられるようにと心を込めてつくり、紅白のカーネーションを持って登庁しました。
上田ではなかった雪が、長野へ近づくにつれ車窓の景色は銀世界と変わり、長野駅に降りると燦々と雪か降っていました。
全国各地で冬型の気圧配置が強まり、真冬日に戻ったかのような寒い日になりました。

県議会2月定例会は、新年度一般会計当初予算案8462億227万円などを可決し、閉会となりましたが、当初予算案が修正されずに原案通り可決されたのは4年ぶりとの事です。
「トライアル信州」では、島田議員が、第1号議案の一般会計当初予算案に対し、反対の立場で討論を行いました。 <討論概要は下記の通り>

今井議員は、第31号議案の「長野県立病院条例の一部を改正する条例案」(県立病院での分娩料を5000円縲怩V000円値上げ)に反対の討論を行ないました。
「少子化が進展する中、時代に逆行する施策を長野県は行なおうとしている。」と自らも3人の子をもつ母親としての立場で迫りましたが、値上げ案が賛成多数で可決してしまいました。
又、第35号議案の「技術専門校」・第37号議案の「長野県農業大学校」・第38号議案の「長野県林業大学校」・第40号議案の「長野県高等学校授業料等徴収」条例の一部を改正する条例案に反対の討論を行ないました。
これらの条例はいずれも「授業料値上げに反対」する討論でしたが、こちらも値上げ案に賛成多数で可決されました。これで、県立高校の授業料は年額3600円引き上げられることになりました。
この授業料値上げに関しては、過日の文教企業委員会で永井議員も「過去の例では、3年後ごとの見直しと言うことで、田中前知事の平成16年には値上げ案に反対し、翌年度からとした。新年度に一年早める理由もないし、社会の状況も変わってない。来年度予算は、公共事業費を100億円も増やしている中で、わずか総額5700万円の受益者負担を引き上げることに反対」との立場を主張しましたが、委員長を除く委員8人で採決の結果、賛成5、反対3の「値上げ賛成多数」で可決された経緯があります。

4年間の任期中の定例議会は終了し、各議員達はいよいよ選挙戦へ突入です。
「トライアル信州」では、全員の当選を願い、お互いに健闘を誓い合って記念写真を撮り、帰途に着きました。
又、皆で笑顔で会えるように・・・・・・
明日からは事務局も、今までの政務調査の総括のため忙しくなります。

<島田基正議員討論>               
 1号議案について、トライアル信州を代表して原案反対の立場で討論いたします。
 この原案は、その根本に於て過去の過ちを繰り返す危険性を多分に持っております。

知事は、『田中県政は5年間で923億、私は今後同じ5年間で1065億円削減する』と胸を張って言っておられました。
しかしながら、田中県政で減った923億円の県債残高は、最初の3年間で約200億、後の2年間で約700億円であります。ご承知のように最初の3年間での県債残高の減り方が少ないのは、吉村県政時代に借りたツケを払っていました。それは、この時代の県債は、借り入れた年の3年後からその返済が始まる仕組みになっていたからです。言うなら吉村県政時代の膨大な借金返済に田中県政の最初の3年間が費やされたと言うわけです。
そして田中県政は、前政権の影響のなくなった最後の2年間で毎年400億円近くの借金を減らす仕組みをつくりました。
ゆくゆく夕張市の様な悲惨な状況に陥らない為に、既得権益を持った多くの団体の反対に遭いながらも、公共事業を始め、県職員の給料まで減額し、聖域なく支出を抑えてきた成果に他なりません。
一方、村井県政の借金返済額は、平成18年度末で1兆5千200億円もの県債残高が残っているにもかかわらず、今後、年約200億円のみであり、これは田中県政の打ち立てた借金返済の仕組みである、年約400億円の半分にしか過ぎません。
5年間という限られた期間では、いわゆる借金財政のこわさはわかりません。
10年後、20年後、県財政がどうしようもない泥沼にはまり込んでしまって、その出発点は平成19年度の予算案の可決にあったとなった時、我々現県会議員は、県民に対してどのように謝罪すればいいのでしょうか。数字のマジックにまどわされることなく、問題の本質をしっかりと見定めることが、我々の本来の県政に対する責任であると思います。

知事は、必要な公共事業の増額を予算の中心に据えられました。しかし、「必要な」という最も重要な選択基準の物差しが極めて不明確であります。本当に県民が望み、県民ひとりひとり、そして県民全体のためになるという公共事業は何なのか。その「必要な公共事業」なるものの選択基準がしっかりと打ち立てられていない中、職員の縄張意識や名誉欲によって組み立てられた予算案からは県民に対する心配り、優しさが全く見えてまいりません。
小泉内閣から安部内閣へと続く6年間、競争社会、格差社会の弊害が、到る所で目立ってきています。地方や国民個人の切り捨て、そのしわよせは、高齢者、障害者、子育て、教育など弱者や県民一人一人にそして地域産業経済、生活環境など地域のくらしの基盤に向けられています。こうした時こそ、暮らしや地方独自の優しさを前面に出した「人や地域」を応援するソフト中心の予算こそが望まれていると思います。予算の積極性は、そちらに向けられるべきです。

知事が公共事業にしか使えない、ある意味では麻薬のような「行政改革推進債」にまで手をだして積極予算を組もうとされているのは、公共事業による県産業経済の活性化にあると考えておられるようですが、現在の中央重視、大企業偏重の政治姿勢や公共事業の形態の中で、はたしてそれが県民全体のための産業経済の活性化になるのかどうか。公務員を除く勤労者の8割は、50人以下の事業所で働いているというのが現状です。そうした事業所に公共事業の恩恵が及ぶには、相当の時間がかかり、しかも、それは微々たるものです。すぐに県税収入の増加に結びつくとは思われません。その間に、勝ち組と負け組、経済格差の波は、情容赦もなく押し寄せてきます。
地域産業や、そこに働く人々は貧しさや負担増の生活苦にあえぎ、期待した県税も伸びず、借金と役に立たない箱物だけが残るという財政政策はもうこりごりです。六千円で売却するしかないゴルフ場のような施設はもうたくさんです。
地域に直結する地域自給率100%の地域社会を築くための公共事業が見つかり、国もそうした本当に地方のためになる起債を設定することができるようになった時には、けして公共事業を中心にした積極予算に反対するものではありません。しかし、その基本が全く定まっていない現段階では、今回の予算案には反対せざるを得ません。

村井知事は就任当初の9月県議会で、脱田中ではなく、超田中の姿勢で県政を進めるといわれました。しかし、「未来に借金の山を残さない。緑の山を残そう」を合言葉に進めてきた田中県政の財政再建の姿は、一方では里山の助けを求める声をよそに決定された村井政権の穴あきダムという巨大で巨額な応急手当によって崩されてしまいました。借金体質は今回の予算案で超田中どころか田中県政以前に戻ろうとしています。
政官財の癒着、民意無視のピラミッド形組織体制によって保たれている中央の官僚制度を最高のものと思っている県職員に丸投げして組み立てた予算案でない、本当に県民に対する心のこもった、優しさにあふれた新たな予算案の提出を求めてやみません。以上で私の反対討論と致します。

2007/3/5 月曜日春本番のぽかぽか陽気 3日に今井議員、4日に島田議員事務所開き 

昨日の日曜日、長野県内は高気圧に覆われ、各地で最高気温が20度を越す暖かな日となりました。
例年のゴールデンウィークの頃の陽気でポカポカ。この2日間で又草花の芽が一気に伸びたような気がします。

2日(金曜日)から始まった委員会は、8日(木曜日)まで続き、各議員は所属の委員会にて審議しています。

3月3日のひな祭りには今井議員が事務所開きを、4日には島田議員が事務所開きを行い、いよいよ選挙戦への体制が整いました。
田口議員は既に2月中に、永井議員は10日に行なわれます。

過日、須坂市の「世界の民族人形博物館」で行なわれている段飾り雛30段と、つり雛100本等の見事な豪華絢爛な雛祭りを見てきました。
須坂市内の旧家に受け継がれ、守り、愛されてきた古い雛人形や、夫々のお家で所蔵していたものをお借りして飾ったとの事でしたが、目をみはるばかりで、それはそれは見事でびっくりし、感激しました。
県内外各地から沢山の人が見に来てくださっているそうです。
須坂市では、歴史が感じられる落ち着いた市の景観にマッチした歴史・文化的な取り組みが行なわれており、大変素晴らしいと思います。田中本家をはじめ、版画美術館・須坂クラシック美術館、笠鉾会館他、沢山の場で目を楽しませてくれます。
お雛祭りも「信州須坂の町の雛祭り」と題し、複数の場所でコンサート等と組み合わせ企画しているとの事でした。
我家にも3月3日の雛祭りに生まれた娘がおりますので、雛祭りは私にとっても特別な日です。

2007/3/1 木曜日一般質問最終日  元参事の百条委員会での証言は「作り話」

今日から弥生三月。水仙やチューリップ等、いつの間にか春を告げる草花の芽が伸びて福寿草が咲き始めました。例年だと4月上旬出てくる草花の芽が、今年は既に伸びており、早い春の訪れが感じられます。
本日で、代表質問5議員、一般質問43議員が終わり、全ての質問が終了しました。議長を除く55議員(欠員2名)のうち、48議員が質問に立ったことになります。
田中県政時とは議場の雰囲気ががらりと変わり、「以前なら絶対に怒号のようなヤジが飛ぶだろうな。」と思える答弁内容でも、議場は殆んど静かで平穏です。
これが県民にとって果たして良い県議会なのか、どうなのか?・・・・今後を見守りたいと思います。

今日の信濃毎日新聞に驚くべきニュースが載っていました。
「田中康夫前知事の知事後援会元幹部による県下水道公社の入札方法変更関する「働き掛け」の記録文書をめぐり、県会百条委員会の証人尋問などで「知事から破棄を指示された」と証言してきた岡部英則・元県経営戦略局参事(現阿南介護老人保健施設所長)は28日、信濃毎日新聞の取材に対し、「知事室で指示を受けたことはフィクション(作り話)だった」と明かした。県議有志の告発を受けた県警の事情聴取にも同様の供述をしたという。・・・・・・」という内容の記事でした。
百条委員会を設置する元となった岡部元参事の証言は時系列的にも合わず虚偽ではないかと百条委員会で何度か追及されていましたが、やはり作り話だったのかと憤りを感じます。
下記の声明文にて、「トライアル信州」では、「日本共産党長野県議団」と「あおぞら」と共に会見場にて記者会見を行ないました。

声    明

     日本共産党長野県議団団長  石坂千穂
     長野県議会・トライアル信州代表  島田基正 
     長野県議会・あおぞら代表  北山早苗

本日、田中前知事の後援会元幹部による、県下水道事業に関する働きかけ記録文書の破棄などについて調査した県百条委員会での岡部氏の証言は「作り話」であったと報道がありました。岡部氏は県警の事情聴取にも同様の供述をしたとのことです。

百条委員会において、私たちは別紙の様に具体的事実をもって、「岡部氏が『知事の指示で働きかけ文書を隠蔽、破棄した』と証言した事は作り話で、岡部氏の偽証にあたる」と審議を申し入れました。共産党とあおぞらの委員3人で、証拠を示した上で主張したにもかかわらず多数の委員等によって否決されました。
百条委員会での岡部氏の証言はその都度変わり、矛盾に満ちていました。百条委員会での私たちの主張と、今回の岡部氏の「作り話」であったという供述は合致しており、百条委員会で事実に基づいた冷静な審議が行われていれば明らかになったことです。
岡部氏の作り話によって一部マスコミが踊らされ、それを受けて県議会が百条委員会を設置し多額な県費(約330万円)と30回に及ぶ審議を行ってきましたが、この一連の経過を見ると田中前県政を県民から離反させる「政争の具」として使われたのは明らかです。
真実を究明すべき百条委員会が虚偽の証言に基づいて田中前知事を告発したことは、県民に対する背信行為であり、強く反省を求めるものです。

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