永井議員は24・24日社会衛生委員会の県内視察につづき、今日から3日間にわたって議会運営委員会の県外視察開催。きょうからの日程は以下のとおり。
★7月29日(水)13:00~・京都府議会(京都市) ・京都府庁舎屋上緑化状況視察
★7月30日(木)10:00~・福井県児童科学館(エンゼルランドふくい)(福井市) ・福井県議会
★7月31日(金)9:00~・石川県議会(金沢市)
28日~30日の3日間にわたって、全国地方議員交流会が沖縄にて開催され、今井議員、小林議員が参加。日程は以下のとおり。
★7月28日(火)13:00~<全体会> 講演『世界経済危機を東アジア共同体設立に活かそう』 講師 谷口誠氏(桜美林大学北東アジア総合研究所特別顧問・前岩手県立大学長・元OECD事務次長・元国連大使) 特別報告 深刻な地方の実態、沖縄基地など
★7月29日(水)9:00~<分科会> 第1分科会「雇用問題と地域経済対策・農林漁業の再生」 第2分科会「地域医療の再生と公立病院問題」 第3分科会[教育の現状と課題ー学習指導要領、教育格差、教科書問題」 第4分科会「地方主権と道州制ー中央政府と地方議会の役割」 第5分科会「米軍基地と日米関係ー東アジアの共生をめざして」 <映画鑑賞>『軍隊がいた島~慶良間の証言~(38分)』 <全体会>分科会報告、アピール採択
★7月30日(木)8:30~沖縄県内視察 米軍基地・戦跡の視察
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25日(土)、トライアル信州も協賛し、永井議員、小林議員そしてまとめ役の優子氏、事務局参加。「民間力で導入」が売りで、地元南信地域で盛り上がっているJR東海のリニア問題。「リニア中央新幹線計画を考える」と題して、講師に橋山禮次郎氏(明星大学教授・アラバマ大学名誉教授)を招き松本市で学習会が開かれた。県下各地から参集。橋本先生は、緻密なデーター分析を提示し需要や工事費などの甘い見通しを指摘。小林議員は6月定例会で質問や反対討論に立った経緯を説明し、長野県として本当に必要なのか再考すべきと訴えた。建設反対意見の多い中で、一人田口氏は元国鉄職員で技術畑を歩んできた人だけあって、日本の技術の高さを例に賛成意見。だが、世界がリニアを見放している現実。先に建設ありきで暴走する国策に、「政権交代期の今再考はチャンス」。地域の特性から無理・ムダがあるような気がしました。
ツꀀ尚、現地見学会が8月1・2日大鹿村で開催。詳細はリニア・市民ネット(小林まで0269-23-0124)
どうも今年は,蝶が飛んでいないし、セミもなかない・・・・。と思っていたら、皆既日食で浮かれた報道の中で「屋久島の縄文杉を削って太陽の活動を調べている女性研究者の話が映った。なんと「太陽の活動が低下しているところで、本来は地球は冷えているのであり、0.5度の上昇はあくまで地球上の経済活動の結果である」という。別のマスコミ紙上には「太陽の黒点はまったく観測されない状況」とのこと。不都合な真実なんぞの報道を画策したゴアもNASAもうそばかり。CO2削減を煽っている政府もなんか変。そんなに儲けてどーするのさ。
きょうは、先月の視察のレポートを載せます。秋田や山形の「先見の明」を、わが県と比較されたし。教育然り、森林税は、どんぶり勘定の貧しさよ。境界もわからなくなった山はどーすんの?間伐さえ手遅れな山は?
山形県・秋田県の視察について(小林議員レポート)6月8日~9日
山形県・秋田県両県の教育行政や山形県の特徴的な地球温暖化防止事業など、長野県の行政のヒントとなる事業を調査しました。
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★6月8日(月)
長野発6時の新幹線で出発。10時過ぎに山形に到着。山形県庁では教育行政を中心に調査を行った。他に先進的な地域循環型事業を展開している山形市、最上町の施設を視察した。
1)山形市浄化センター
「環境促進都市」を目指し環境資源を生かす取り組みを山形市は進めている。山形市浄化センターは最大処理能力52,000緕・/日(トン)―計画平均40,000緕・/日(トン)―の能力があり、山形市の下水道水の約52%を処理しているが、汚泥のコンポスト化と汚泥処理の過程で発生するメタンを有効利用した省エネルギーシステムが当センターの際立った特徴である。
① 汚泥を肥料として地域の農地に還元
長野県が管理する4つの流域下水処理場ではすべて焼却処分されている汚泥だが、山形市浄化センターで発生した汚泥は家畜の糞尿と混合し、発酵させ、「山形コンポスト」として製品化、H20年度には1126トンが生産され、山形県内で63パーセントが使われているのをはじめ、東北地方の各県で農地に還元されている。この事業はS55年から始まったが、当初では汚泥由来の肥料には農協をはじめとして抵抗があり、普及には苦労があったとのこと。民間の力を借りて現在では広く受け入れがされている。
② 汚泥消化により発生するメタンガスを利用する燃料電池・ガスエンジンによるコージェネレーション。
カーボンニュートラルとして再生可能なバイオマスは注目を集めているが、とりわけエネルギー源収集の手間がいらない下水資源は極めて実用性が高い。山形浄化センターはS40年当時から汚泥の消化槽があり、S63年には消化ガスエンジンによる発電と排熱を消化槽加温などに利用するコージェネ運転を開始した。流入水量の増加や汚泥濃度が高くなったことにより消化ガス量が増え、H14年にはガスエンジンよりもさらに高率利用できる燃料電池を4億7千万円余りで導入。1日に4000緕・発生する消化ガスを有効利用している。燃料電池とガスエンジンの発電により買電量はH13年度比20%を削減、排出利用等も含め、年間で約4千万円の効果があると推計されており、またCO2減量は汚泥コンポスト化も含め年間1700トンの削減を達成している。
長野県の流域下水道4施設のうち3施設が消化槽を備えているが、有効利用率は60%に達していない(全国の平均率は79%)。CO2出量を減らす観点からもムダにメタンを燃やしている現況を改めるべきだ。
2)山形県庁
H14年から教育山形「さんさん」プラン(義務教育のすべてで1クラスの児童・生徒数を原則として21~33名)で少人数学級編成を推進し、「教師のゆとり創造アクションプログラム」で教師の時間的、精神的ゆとりを生み出す取り組みをすすめ、教師が子供とじっくり向き合い心が通い合う教育を実践する「やまがた教育コミュニケーション改革」が進行中の山形県。教員採用状況、特別支援教育の方向性についても調査し、併せて若者就職支援センターと高校、ハローワークの連携で支援する就職支援ネットワークや大学1年生から参加できる「やまがた産業・企業・就職ガイダンス」等の若者向けの雇用対策についても説明を受けた。
① 教育山形「さんさん」プラン
H14年度から3ヵ年計画で実施された小学校の少人数学級編制。21人から33人と児童数の下限も設けられ、極端に児童数が少ない場合で指摘された弊害にも応える点が注目された。H16年度に小1から小6まで完全実施された時点で21学級の増で教員も211名が増員となっている。H17年度からは中学校における学級編制のあり方検討も始まり、中1での少人数学級編制と少人数指導の選択性、中2,3での少人数指導が現在実施されており、今後はH23年度には中学校での少人数学級編制の全面実施の予定。
少人数教育の効果検証は全国学力・学習状況調査等を活用して行われ、小学校でも中学校でも学力向上や学習意欲の向上に効果があると報告されている。
しかし、小学校においては不登校の減少につながっているが、中学校ではいじめ、非行等が少なくなったものの不登校は減少していない。山形県では中1ギャップで不登校が激増する傾向にあり(全国平均の4.3倍)、大きな課題となっているようだ。
② 「教師のゆとり創造アクションプラン」
優れた教育は優れた教師によって表現されるもので、教師の資質向上や能力を発揮するための環境整備は重要な課題だが、実際には周辺事務の増加等により、先生が忙し過ぎ、子どもと触れ合う時間や教材研究の時間を十分に取れないのが現状。H17年度からH19年度にかけて、教師の多忙化解消に向けた課題を整理、改善の方向性を探るとともにモデル校(4中学校を指定)における取り組みの効果検討が進められてきた。こうした調査事業の成果を基に「教師のゆとり創造アクションプログラム」を策定。H20年度からH22年度までの3年間で数値目標を定め、具体的な行動計画を示している。長野県でも教師の多忙化が年々深刻さを増していると指摘されているが、県教委は調査も行っていない状況だ。すべての教師がゆとりを取り戻し、子どもと心を通い合わせる教育の実践が望まれている。
3)最上町
最上町は山形県の北東部、秋田県・宮城県との境に位置し、人口は1万人余り。森林が町の面積の84%を占めている自然豊かな農業と観光の町である。NHKのクローズアップ現代で紹介された「ウェルネスタウン最上」木質バイオマスエネルギー地域冷暖房のシステム実験事業の視察を行った。
実験事業は、H17年度から5年間NEDOからの委託を受け、ウェルネスプラザ(保険・医療・福祉の総合施設)等への冷暖房と給湯を地域の森林整備に伴い発生する間伐材を利用し、バイオマスエネルギー地産地消と環境型社会を確立して、最上町の林産業の活性化と地域づくりにつなげようとするもの。バイオマスGISを活用し、中長期にわたる計画的な林業資源の高効率の利用(用材利用できない部分、枝・樹皮などすべてをチップ化し、年に10万緕・を供給)で、550kWと700kwのボイラーを運転、現状規模の運営は間伐事業が最小規模となる40年後まで継続できる見通しという。NEDOからの支援は5年間で総額7億円を得、実験事業終了後も、地域の若い人達を中心に木質エネルギー生産を担う新たな法人が組織されており、企業にもつながっている。長野県でも間伐中心の森林整備が進行中だが、80%が切捨てされているのが現状。ペレットストーブへの支援も必要だが、県有施設や市町村施設への木質バイオマス利用のモデル事業も視野に入れるべきと感じる。
最上町での調査を終え翌日の秋田県での調査に備え、秋田県湯沢市まで移動し宿泊。大正や昭和初期の温泉地の情緒を生かし、観光振興を図っている山形県の銀山温泉や肘折温泉の温泉に泊まり、長野県の温泉場再興へのヒントを見出す余裕のなかったことが悔やまれる。
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★6月9日(火)
8時半にホテルを出発。秋田市内で「竿燈まつり」を紹介するねぶり流し館などを見学後、11時から秋田県庁で教育行政や農政行政の調査を行った。
1)秋田県庁
全国学力・生活実態調査で高い学力を維持し続けている秋田県の教育力。学力向上のための「つめこみ」型の指導やテストのための対策が実施れているのではなく、日々の授業の充実や小人数学習の推進、学習状況調査を教育施策の改善に生かすなどのいわば、「あたりまえ」の手法で「学力日本一」を2年連続で達成している。子どものやる気をうながし、学習習慣づくりを大切にする秋田県教育の強みを調査した。また、長野県と同じH20年度から導入された森林税の使われ方、「あきた小町」の生産を担う農業従事者の高齢化の状況と後継者確保の取り組みについても説明を受けた。
① 学力の向上の取り組みについて
S39年の全国学力調査では、秋田県の成績はどの教科も全国より低位にあり、市街地と農山村の学力差も大きく、農山村地域の学力向上が当時の重要な教育課題であった。H5年からは郷土の自然や人間、社会、文化、産業等に触れ合う機会を充実させ、そこで得た感動体験を重視する「ふるさと教育」を推進。H10年の学習指導要領の改訂(ゆとり教育)により、授業時間が削減された際、「わかる授業」、「魅力ある授業」をしないと大変なことになるとの認識から、県教委がけん引役となって、学習意欲の向上や授業改善に取り組んできた。H19・20年の全国学力、学習状況調査の結果からは全国水準を大幅に上回る学校が増えていることが読み取れ、かつての課題であった地域的な学力の差はなくなり、市よりも町村での正答率が高くなっているほど。
さらに、「分かった」を実感し、「活用する力」を伸ばし、そして、「もっと学びたい」と感じる「あきた型」授業の一層の充実を図るための諸事業が展開されている。
② 秋田県、水と緑の森づくり税の事業展開について
長野県と同様に県民税均等割額に上乗せでH20年度より実施されている森林税、個人から800円、法人税から県民税均等割額の8%、総額で4億7千万円(平年度ベース)が、ふるさとの森林を健全に守り、恩恵を受けている県民全体で支える基金として備えられ、H21年度ではハード事業(3億6千万円)、ソフト事業(9千万円)の双方に活用が予定されている。
長野県では、主に整備の遅れている里山の間伐事業にあてられているが、秋田県では、(1)針広混交林化事業(1億7100万円) (2)マツ林健全化事業(9400万円) (3)里山保全事業(8300万円) (4)広葉樹林再生事業(2000万円) (5)森とのふれあい事業(3600万円)等に使われている。
午後2時過ぎ、全調査を終了、秋田新幹線「こまち」号で帰路に着いた。
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本日10時より団会議。1)県政報告書夏号について、2)県外視察についてが話し合われ、高山村の獣害防止施設の見学・菅平薬草園見学等が小雨がぱらつく中予定通り、実施された。
よもやま話 私たちはさまざまな情報に接して生きてきていますが、事実を選び、選別する作業は案外抜け落ちてはいないでしょうか。先日18日の某新聞に小さく「月面着陸の映像紛失」と題して、NASAの1969年人類初の月面着陸に成功(?!)の映像データ3年にわたり探したが見つからなかった・・・。民間テレビ局から集め公開」と。当時のテレビ映像ははなはだお粗末で「あたりの景色がピンクになったり、赤紫色になったり、挙句は打ち立てた国旗がびゅうびゅうはためいていたり・・・」やらせだったことは明白。いま頃ね・・・証拠隠滅作戦?。第一あれから40年もたっているというのに行けないなんてね。既得権のため?
これから、国政選挙がありますが、何が争点か、報道に惑わされることなく、しっかり情報選別していきましょう。
先日14日、長野市勤労者女性会館にて「今こそ、地域社会の中に女性を」と題して、樽川通子氏が講師をつとめられた。氏は、自身も下諏訪町議会議員を経験され、さらに長野県下の議会議員に女性を送り出す運動を長年続けてきた方です。当日は、女性の特性を大いに生かした参画として、「男女平等という考えを一歩前進させて、「決定の場に参加する機会を」と、言われた。また、氏の理想は勇ましく「女性知事を出しましょう!」さらに、「女性総理を長野県から!」と。なんと、スケールが大きい方でしょうか。ねえ、皆さん夢で終わらせないようにしましょうよ。男性社会が限界?!だから、女性がいっしょにがんばるよ。いっしょにね。
さて、樽川通子氏主催の政治学習塾「しなの」が8月2日(日)小諸市御牧ケ原で11:00より開催されます。それに先駆けて1日(土)沖縄選出参議院議員の糸数慶子氏来長。17:30より、佐久野沢会館「第21回平和のための信州・戦争展」視察、「沖縄を知る」展示コーナー会場にて氏を囲んでの座談会、続いて19:00より佐久市中込のホテル一萬里にて講演会開催予定。お誘い合わせてお出かけください。詳細は佐久支部(0267-56-0032)または、こちら事務局(026-235-7515)まで。