最近、県庁内に暖房が入り、窓から空が見えず太陽の当たらない寒い会派控室もようやく暖かくなりました。
村井知事は29日、衆院議員時代の公設第一秘書だった右近謙一氏を県の任期付き職員として12月1日付で採用し、「総合的な危機管理(施策)の企画調整」を担当する参事(部長級)として処遇することを明らかにされました。
この人事に対し、トライアル信州は、共産党県議団とあおぞらと共に午後2時から知事に緊急申し入れを行いました。村井知事は既に、御自身の秘書2人を県東京事務所次長(任期付き課長級職員)、知事特別秘書として採用しており、この度の右近氏で3人目となります。
当初から3人の秘書の登用を明らかにされていましたが、選挙で知事を応援した会派からも異論が出て、副知事人事案が議会を通るまでは見合わせていたようですが、その後、次から次へと採用されました。
先日信濃毎日新聞の報道で、一県民の私が読んでも、尤もだと思う人事について書かれた社説が載っていました。
その中で、
・県民が首をかしげざるを得ない部分がある。自らの秘書の採用問題である。
・「側近人事」の色彩が否めないことだ。いわゆる身内を起用すること自体、はた目には不透明に見える。
・県職員との距離感を生まないか、との懸念もある。知事にあまりに近すぎる人材が周辺を固めるようでは、県組織の運営や士気にも支障が出かねない。
・慎重に臨むべきだ。理由は第1に、知事の腹心も県職員に採用された段階で公務員になる。給与は税金から支払われ、遂行する職務は県民全体に対して責任を負う。仕事の中身に関する情報は、基本的には県民に向け公開されるべきものである
第2に、任期付き職員の制度を損ねる恐れがある。任期付き職員は本来、人材を広く求めるためのものである。趣旨を生かすのなら、公募する方が素直である。
まさしく、その通りだと思っていましたが、いよいよ3人目の辞令が公布されるとの事で、急遽3会派で申し入れる事になりました。
公務で不在の知事に代わり、腰原副知事が対応・受理されました。
<トライアル信州>は、下記の要望書を提出しました。
2006年11月30日
長野県知事
村 井 仁 様
長野県議会 トライアル信州
代表 島 田 基 正
緊 急 申 入 れ
知事は、先の知事選挙では、県民に国会議員・大臣の経験を生かして県政に当たると訴え当選されました。
しかし、知事職務の厳しさ等から副知事を2人制にし、その一人を元消防庁長官という官僚であった板倉氏を危機管理と本省との連携強化を願い採用しました。にもかかわらず、今回更に危機管理を理由に知事の衆院議員時代の公設第一秘書だった方を任期付きで採用することは、県政に屋上屋を重ねるものであり、到底県民の理解を得られるものではないと当会派は考えます。
既に多くの県民の中から批判が出されておりますように、自らの秘書を側近に置くことがまかり通れば「公私混同」「側近政治」「人事権乱用」「県政私物化」そのもので、任期付き職員公募制の趣旨を著しく逸脱したものであります。従って私達は認めることができません。
速やかに人事発令の撤回を申し入れるものです。
本日は、各派代表者会(島田議員の代理で永井議員出席)・議会運営委員会(今井議員オブザーバー参加)が行われ、その後、各会の報告を兼ねた団会議を行い、12月定例会に備えました。
3時からは、商工生環委員会が第1回『地域産業関連金融問題調査会』を開催し、島田議員が参加しました。
決算特別委員会の本庁調査が午前中行われ、午後からは委員会になりました。
永井議員が写真撮影後登庁し、12月定例会に備えて政務調査にあたりました。
村井知事が、衆院議員時代の公設第一秘書だった右近謙一氏を県の任期付き職員として12月1日付で採用するとの情報が入り、またもや側近人事かと驚きました。
又、28日に県教育委員会は、松田泰俊委員長の辞職に同意したとの事。松田委員長は辞職の理由として、高校再編をめぐる議案が9月臨時県議会で否決されたことをあげ、高校再編について「少子化を考えれば避けて通れない道」といつかは必ずやらなければならない問題であるとの考えを述べられたようです。
県教委では今月10日付で金子郁容委員が辞職。欠員は2人になってしまいました。松田委員長をはじめ、大変な問題を真摯に取り組み、精神的にも肉体的にもさぞ大変であったことと推察し、「ご苦労様でした」と心から感謝したいと思います。
夕方4時から団会議を行い、現時点での県政の検証を行いました。
夜は長野で一般県民の有志(53万人の会長野勝手連)の方達が、長野市民会館集会室で田中康夫前長野県知事を囲んで車座集会in長野を開催しました。150余名程の参加者のもと、浅川問題その他様々な質問も出ました。
一般県民の方達がこうして積極的に会を催してくださることは、県政を常に身近に感じ、問題意識を持って県政を検証でき大変意義のあることだと思いました。
11月も最終週に入りました。
本日より先週に引き続き、決算特別委員会の本庁調査が行われ、担当の今井議員が務めます。
第1班
★11月27日(月) 監査委員事務局・企画局
★11月28日(火) 総務部
★11月29日(水) 林務部
第2版
★11月27日(月) 教育委員会事務局
★11月28日(火) 警察本部・ 危機管理局・ 土木部
★11月29日(水) 住宅部
29日の午後からは委員会になります。
昨日の土曜日、起きてみると玄関わきのエンゼルトランペットが、前日まで白い花をつけて芳香を放っていましたが、一夜にして葉は冷凍状態になってしまいました。晴れて放射冷却現象が強まり、この秋一番の冷え込みとなったとの事。菅平高原では氷点下9・7度まで下がり、いよいよ本格的な冬が訪れてきました。
本日はどんよりと曇って底冷えのする日です。
シンポジウムの受付のため、11時少し前に上田駅へ着くと温度計はまだ8℃を表示していました。
前回18日に引き続き、長野市の教育会館ホールにて、本日は「あおぞら」が主体となり、ダム建設に反対している住民グループ「浅川・千曲川等治水対策会議」と、県会会派の共産党県議団・あおぞら・トライアル信州が主催で、「ダムありき」から「住民参加」の治水へ歩み始めた「脱ダム」の流れを守ろう!との意志の基、治水のあり方を考えるシンポジウムを開催し、住民参加のあり方など浅川ダム建設の問題点等を議論しました。
シンポジウムの内容は下記の通りです。
<テーマ>流域の住民参加はどこへ?
――全国から、長野から、そして三たび浅川を考えよう――
★日 時 : 11 月26 日(日) 午後1縲怩T時
★場 所 : 長野県教育会館3Fホール(長野市旭町)
■第1部 川と住民のかかわりを考える
1. 基調講演 淀川で尽くした住民参加の議論、そしてこれからの川づくり
淀川水系流域委員会委員長 今本博健氏(京都大学名誉教授)
2.河川政策の住民参加にかかわった県民からの報告
(1)隣人からの報告 群馬県烏川の清流を残す「ダム中止」までの報告
・群馬県の自然を守るネットワーク 大塚一吉氏
(2)長野県は何を、どこまでやってきたか(報告)
・治水と利水をめぐる長野県の6年間のあゆみ
長野県土木部 鎌田氏
・流域住民で合意した砥川の川づくり
砥川流域協議会座長 宮坂正彦氏
・高水協議会が中間報告したこと
高水協議会座長 塩原 俊氏
■第2部 浅川に今こそ知恵を集めよう
対論 浅川ダム、なぜほしい? なぜ造ってはいけない?
討論 浅川問題を説く鍵をさがそう(登壇者+会場の皆様による)
・なぜ淺川ダムが必要なのかの立場で鷲沢長野市長や賛成の県議会議員、地元の推進委員長さん等に発言を依頼されたそうですが、残念なことにどなたもご都合が悪く参加してもらえなかったとの事。報道の方にも、「ここはどなたが?」と聞かれましたが、「皆さんから断られたそうです」としかお答えできませんでした。
・なぜダムを造ってはいけないのかの立場で内山卓郎氏が、ダムの危険性、地質条件が地滑りの危険性がある悪い場所、地すべり指定地と未指定地すべり地の中心部である事、水をためないダム、洪水調整できないダム等について説明されました。
又、治水対策への住民参加について講演した今本博健・京大名誉教授は、討論の中で、一定の洪水に対する水害の防止を目指すより、水害発生時の被害軽減に重点を置く必要があると指摘されたそうです。
24日午前の記者会見で村井知事は、浅川の治水対策の策定に向け、ダム建設反対派の流域住民とともに、あらためて現地を視察したいとの考えを示されたとの事ですが、それは大変重要な事だと思います。
10月中旬、土木部職員の案内で初めて流域を視察された時は、当日朝になって視察日程が公表されたため、反対派住民が視察に立ち会えなかった経緯をふまえ記者の質問に応えられたとの事。
又、今月18、19日に開いた流域住民の意見を聞く会でも、旧ダム予定地周辺の地滑りや活断層による地震の恐れを訴える声が相次いだとのことです。
報道によると、県の土木部では、「ダムなし案は実現できない」として、規模を縮小したダムとため池や遊水地を組み合わせる案を軸に、国土交通省と協議に入っているそうですが、知事は会見で、土木部に対し「ダムなしからダムありまですべての可能性を検討し、技術的調整をしてほしいと言ってある」と述べられたとの事。
どちらが正当なのか・・・・? どうなっているのでしょうか・・・・?
本日から決算特別委員会本庁調査が2班に別れて行われ、今井議員は1班で社会部を担当しました。明日は人事委員会事務局・労働委員会事務局・会計局・議会事務局・議会事務局・東京事務所・商工部を担当します。
次回本庁調査は、27日縲鰀29日に行われます。
お昼ごろ、永井議員が、永井議員の政務調査費整理をお願いしている事務担当の?さんと一緒に来庁され、政務調査費報告書のまとめ方の打ち合わせを行いました。<トライアル信州>になって、報告書のまとめ方も少し違うと思いますので、大変だと思いますが、きちんとされている方なので、お任せしても大丈夫と思います。
明日は勤労感謝の日、改めて元気で仕事ができる幸せと有難さを感じます。
仕事は休日であっても、我家では、庭を見れば落ち葉だらけ、これからは霜が降り、氷点下の日もある事でしょうから植木も家の中へ入れなければなりません。日頃できない大掃除、大物の洗濯、布団干しと仕事が山のようにあり、なかなか休んでいる暇はありません。
しかし、身体が働けるということは、いかに有難いことか! やはり感謝の日ですね。
本日は10時から団会議を行いました。
先に4会場で開催した県政報告会には、延べ700名近い方々のご参加を頂き有難うございました。
団会議では、経過報告と今後の課題等について検討しました。今後長野県では、県民が県政を身近なものとして捉え、自分達の税金がどの様に活かされているのか等、常に県政を意識し、更なる検証ができる県政へと努めなければなりません。県民不在の県政へ後戻りすることなく、このところ全国各地で問題になっている談合問題にも代表されるような一部の人たちの利権を守る県政ではなく、格差社会をなくし県民が平等の利益を得ることができる県政を目指していかねばなりません。自主自律自己責任で頑張りましょう!
その他、子ども支援課より、12月定例会で上程される、「長野県の認定基準に関する条例化」について、国基準との違い等について原案の説明を受けました。
1、「認定こども園」について
?短時間利用児
3歳児・4縲怩T歳児 国は35:1 ⇒ 長野は30:1。
?職員資格
3縲怩T歳児は、幼稚園教諭、保育士いずれかの資格を有する。
?管理運営
自己評価、外部評価等を行い、その結果の公表等の実施。
などの違い
その他の議題は、議会運営委員会の報告、12月定例会へ向けての日程確認、一般質問等について話し合いました。
平成18年12月定例会(第352回長野県議会)は、12月7日(木)に招集されますので、30日に各派代表会と議会運営委員会が開かれ、日程等が正式に決定されます。
トライアル信州では、4議員が一般質問を行う予定ですので、1人当たりの質問時間は9分になります。
いよいよ来春は県議会議員選挙となりますので、定例会も12月と来年の2月定例会で今任期中の定例会は終わりです。
セレモニー的な議会と評された9月定例会のように、12月定例会本会議も同様の展開になるのでしょうか・・・?形式的に感じられる議会は、県民の失望につながり、県政への無関心につながってしまうのではないでしょうか…?