会派日誌

2008/4/1 火曜日恐かった県職員

 今朝、ひょっこり転勤の挨拶に見えた某氏。思えば私のゆがんだ認識を変えてくれたひとでした。トライアルに変なおばちゃんが居座ったのですが、内心ビクビクしていたんですよ。だって、『反体制の会派ーoppositt   party』はいじめられると。そんな私の認識を変えてくれたのが彼でした。「県職の人って『頭が良くて、何でも知っていて、でもトップが替われば、そのまた言うなりに動く、変な存在。」これも私の認識。でも、違っていました。それから、私は恐る恐る電話が出来るようになったのです。みんな、親切で丁寧で優しい人たちでした。

 あるとき、まだ疑い半分だったとき、資料がなくなりました。「盗まれた、紛失届けを出す!」といきまいている私をなだめ、言いました。「そんな事は、県庁内でありえない!もう一度冷静に考えて」と。それから、間もなく、なんと机の中にしっかりしまいこんであったのがみつかりました。しばらく職員の皆さんの顔を見れませんでした。

 「官僚が国を駄目にする」「公務員天国」・・などと揶揄される昨今ですが、天皇制が敷かれた遥か昔から、官僚によってこの国は歴史を積み重ねてきたのです。良い悪いの判断は、上に立つもの次第なのに・・・と思いません?? 

 私は、この人たちが、ほんとに『県民の役に立っている』と実感できる仕事をしていって欲しい!とつくづく思いました。

 過日、某新聞で東大出身の官僚である父親が、東大を卒業する我が息子の質問、「官僚を目指すべきか」、に対して、「真に『国のために尽くしたい』と言う気持ちがなければやめたほうがいい」と答え、息子は一般企業に就職してしまった・・・。父親として、国家公務員として、今だ「その返答」を悔やんでいるーと言う記事を読んだことがあります。私の給料は保証も無く、職員の3分の一に満たないけれど、『自由』があります。給料がいいからだけでは、限界が来るのです。いい仕事とは、「喜びある仕事」につきます。身分が保証されるから、安心して仕事に専念できます。

 国民のための行政、県民のための行政・・ 予算編成だって、彼らが決めているんだよ。ガンバレ!!

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