委員会の結果を受けて、団会議にて会派の意向検討に入る。どれもこれも切実なものばかり。甲乙つけがたい。しかし・・・財源はだいじょうぶ?無駄を省かなければ。
「県人事院勧告の職員給与6年ぶり、11億増」は、比較対照が現実と余りにかけはなれているのでは?皆で「痛み分け」していかなければならないとき、チョッと考えてね。年収100万円時代がもうそこまで。国の大きな無駄遣いが世界の顰蹙を買うほどになっているのに。国民生活を圧迫しても見栄を張る国、地方も同じ。分相応にいきましょう。
過激な表現で県民の皆様に・・・と思っていましたが。みんな「県民党」になって、党のためでなく「県民のため」「県政の健全化」のために一緒になって盛り上げていく、元気の出るコーナーにすべく頑張ります!
今日は委員会3日目、団会議を済ませてそれぞれの委員会に。陳情・請願の審査が続く。夜6:00から10階で、ジビエ料理の紹介、今井議員お米の粉でつくられたパン持ち帰る。「おいしい!」
「完全米飯給食が日本を救う」東洋経済1200円ぜひ読んで欲しい。輸入小麦の功罪、食は命なり、食べ方は行き方・・・。以前トライアルで頂いた本です。3人の子どもを弁当持参で切り抜けた小学校時代。なぜ、都会のまねをしなければならないのか、田舎のよさ消えた給食だった。無言の抵抗がなつかしい。
一般質問最終日。小林議員、永井議員がそれぞれ熱弁をふるう。以下に主旨を記します。
小林議員(12分)
1)森林税(仮称)について
京都議定書策定から温室効果ガス排出削減の目標達成に向けて更なる努力が必要。地球温暖化防止のために、化石燃料や鉱物資源などの非循環系から再生可能な生物資源活用のために、森林税導入にあたり、「持続可能な社会への転換という理念」を盛り込むべき。又、県民に新たな負担を求めるのではなく、増加分は予算措置で補うべきと思うが。(知事)
・導入または導入を決めている25県は2年ほどの期間をかけているが、十分な説明責任を果たすべきでは。また、個人と法人の負担割合をCO2排出量の比率を配慮すべきと思うが。使途については、森林活性化のためにも、間伐関連事業と県産材利用促進に限定すべき。獣害の被害軽減をめざすためにコナラなどの実のなる木を育成しては。又、間伐財の木質バイオマス利用促進を。市町村との連携により、間伐の個人負担ゼロを実現すべきと思うが。(林務部)
2)観光について
地方と都市の格差が広がっているが、グローバル化は自然と命を育んできた地方と農業の否定になりかねない。農村と都市との交流の拡大が必要と思うが。相互理解を深める方法で高校生によるスキー旅行は減少しているが、小学生については増加、民宿に分宿し、心のこもったもてなしを受けている。住民自らが住んでいる地域の魅力を再認識する必要がある。
・財政基盤の小さい町村への観光活性化のための支援策、各種体験など参加者獲得のための支援策は。スキー場利用促進の戦略を聞きたい。また、松本空港の利用拡大の方策を。(観光部)
3)時別支援学校の耐震化と福祉避難所としての指定について
災害時において、施設がバリアフリー化されるなどされている特別支援学校の福祉避難所としての整備がのぞまれているが。(危機管理局長)又、災害時の対応も考えて、特別支援教育委員の採用枠を拡大しては。(教育長)
新星小林議員の落ち着いた、わかりやすい発言は大好評でした。意表をつく細やかな論点は、さすが!長野県改革のために更なる躍進を期待いたします。
午後、2番目の発言となった永井議員の質問の主旨を以下に記します。
永井議員(12分)
1)県外郭団体の見直しと財政問題について
村井県政の「県政の効率化・スリム化」では、多くの県民が疑問を持っている。土地開発公社については、時代は土地開発事業を要請していない。一定の役割は終わっており、存続させれば赤字が累積するにも関らず諮問したが、意図は何か。知事任期の2011年までの赤字額を示してほしい。また、県道路公団について、公社が管理する6路線は、県民の生活路線としての機能が高いので、公社を廃止し、無料解放すべきでは。「道路は無料」という原則を欠いている。有料道路の無料化を、国との関係に力のある知事に先駆的に対処して欲しいと思うが。(知事)
2)長野県独自の持続可能な産科医料システムの取組みについて
産科医師不足の緊急措置として、基幹病院への集約化をはかろうとしているが、イギリスでは助産師が正常出産を担当する分散化に転換している。他県に先駆けて持続可能な産科医療システムに着手すべきと思うが。
・助産師と産科医の役割の仕組みを検討する予定はないか。また、院内助産所やバースセンター等助産師主導の施設の考えは。
・助産ルーム設置への補助や、開業助産師への支援保護育成や、
助産師の増員・強化計画等の検討は。
・地域の助産師と診療所(産科開業医)を活用すると言う国の施策を具体化する必要があると思うが、病院外での助産師の積極的活用とセーフネットの構築の必要はどう考えるか。(衛生部)
3)観光地利用統計調査について
観光客の入り込みが多いと思われる所が、案外少ない数値を示している。他県では、「全国観光統計基準」の基づいて「観光動向調査」をおこなっている。長野県の観光地統計調査の選定基準や調査方法の現状と、調査の見直しについてどう考えているか。(観光部)
4)知事の政治姿勢について
「県庁は課題山積みで、ゼロというよりマイナスからスタート、瓦礫の山、倒木の山、雑草に覆われていて、唖然とした」が、何を指して言われてか、選挙違反のコメントで「同情を覚える」等は、法を遵守する最高の立場にある人としてはいかがか。浅川ダムについては委員会に諮らない意向という報道もあるが、権力を嵩に着た県政運営になるのでは。個別の政策の進め方等に対して、県民の眼は厳しくなっている。「脱田中ではなく、超田中」をしっかり追求してほしいが。(知事)
ベテラン永井議員の医療分野の熱の入った質疑も,村井県政に対する説得力ある質疑も、時代を見越す力と唸る。
時期的に遅いのではと言われたー教科書「集団自決」に関する意見書について、島田代表の「やれるだけ、やってみたら」の一言で作成することに。今井議員の[諦めない]で食い下がる心根もさることながら、代表の大きな心に感激!戦後、日本は「不戦に誓い」を憲法によって世界に示した国です。
沖縄の事実に遭遇した幾多の住民の忘れることの出来ない悲惨な体験を「なかったこと」にできるものではありません。「たとえ(戦争)が醜くとも真実を知りたい。学びたい。そして伝えたい」と言う子ども達の言葉を、是非文に取り入れたいという今井議員のこだわりは、きっと多くの人々に伝わると確信しました。
遅くまで小林議員へのアドバイス。新星を育てようというやさしさ。胸が熱くなる。
2日目の今日は今井議員が1番目。30分前から地域から駆けつけた皆さんで盛り上げてくださる。ありがたい。今井議員宿舎に泊まりこんで奮闘した質問用紙片手に颯爽と議場の人となる。12分の持ち時間に盛りだくさんの内容、時間との戦いだ。
以下に主旨を記す。
1)災害復旧支援について
台風9号による佐久地方の災害での教訓として『発電機』の 配備体制を考えて欲しい。又、長引いた停電について、行政と して対応できることは何か。補正予算案に今回の被害に起因す るものが計上されていないが、早急な支援を。(危機管理局 長・農政部長)
2)廃棄物条例について
旧案では、設置しようとする地域の人への配慮が明記され、 廃棄物発生抑制・資源計画化との整合を図るとされていた。地 域同意の必要性を明記すべきと考えるが。また、廃棄物処理法 では、一般廃棄物の処理は市町村の事務としているが、県の関 りもひつようではないか。廃棄物発生抑制・資源のリユース、 リサイクル・などの3大原則県民運動を一層推進すべきと思う が。(知事)
3)地域医療について
産科医師不足解消のために、女性産科医師(現職、離職者と も)働きやすい職場作りのための支援策は?また助産師の活用 (バ ースセンター)整備に向けての支援策を。基幹病院と診療 所の提携 による地域の医師不足の対応当についてはどう考え るか。(衛生部長)
4)上伊那農業高校の定時制の存続について
多部制・単位制の高校への再編案は、再度検討が必要ではな いか。(教育長)
5)百条委員会の調査結果に関る地検の決定について
100条委員会の認定を受けての告発は不起訴となったが、 知事の感想は。(知事)
よくまとめられた、今までにないと皆から。但し、時間切れとなり言い残された発言が余りにもったいないので、文脈を壊さない為に5)の全文をここに発表します。
9月4日長野地検はいわゆる長野県議会が公文書の破棄や偽証の罪によって告発した、前田中知事はじめ県職員3名に対して、いずれも「嫌疑なし」あるいは「嫌疑不十分」として不起訴処分を決定しました。ところでこの告発は地方自治第100条にもとづく議会の調査権により、おこなったものですが、私達会派は知事選挙を翌年に控えた100条委員会の設置、またオリンピックの帳簿を燃やした時でさえ作らなかった権威ある百条委員会の設置理由にあたる内容かどうかを考え反対を致しました。
今回の長野地検の処分決定はその意味では私どもの指摘が正しかったとも言えます。だからといってこれを鼓舞したり、風潮したりするつもりは毛頭ありません。ただ確証なしで他人を告発することは誣告(ぶこく)の罪に問われる可能性があり、昨日の柿内議員の言われた人事案件の討論のように(「質が違う!」と本人(柿内議員)の野次ありーその通り、「質が違う」と田中さん側も言うことだろうー)人権侵害の恐れもあると考えます。それ故に今回の事件は」長野県議会にも大きな教訓を与えたと思います。
ツꀀそこで知事にお伺いいたしますが、この事件はそもそも県職員幹部が『公文書の破棄を知事によって命じられた」・・・と一部報道機関にリークしたことから端を発しておりますが、村井県政下での公文書の位置付け、あるいはその管理、そして県職員幹部の報道機関への対応など、現状はどのようになっているかを伺います。合わせて今回の告発劇についても感想がありましたらお伺いします。
(ここからです)この度の県職員の「報道へのリーク」は「嘘」でした。公文書ーこれが公文書かどうか検察側でも特定できませんでしたがー「それを破棄するよう職員に命じた」と前田中知事を議会が多数決をもって決議し、議長名で現職知事を告訴致しました。マスコミによる大きな、大きなニュースになりました。後あとは村井知事もご存知のように、知事選で「いつも議会ともめ、議会に訴えられている知事、就任時夕張のように、借金県で、再建団体に陥る寸前の長野県を『身をもって』自らの給与をカットし、県職員の給与をさげ出張を減らし、職員の目線を県民に向け、公僕に徹しさせようとする姿勢は、公文書さえ職員に破棄させる知事」というイメージのまま、交替致しました。
その半年後ーこの事件が始まって2年半近く経ちーその職員の言葉より、前知事と戦った多くの県議会議員の任期が終わり選挙戦に突入しているとき「知事が破棄すよう命じたというのは本当は、作り話だった」とその職員は露呈しました。
百条委員会はそれまでのような全会派による構成ではなく、数の論理のドント方式を採用し、私達トライアルだけを除き設置に反対した会派も含め多くの委員がえらばれました。もっとも、その後8ヶ月の内に委員会の案件はどんどん追加され、話が飛躍し、トライアルの1人が参考人として呼ばれることになるのですから無理もありません。その頃になってようやく委員会の設置・構成が理解できたしだいでした。
傍聴させていただいたこともございますが「嘘は言いません」と誓ってから発言する承認・参考人の姿は、議会の委員会ではなく、裁判長不在の法廷での『詰問』を受ける被告人のようでした。
ツꀀ結果として百条委員会の設置から全てがウソに振り回されてしまいました。このウソは県民の尊い税金で働いている県議会始め、県行政職員の時間を拘束し、多大な人件費を使い、税金の無駄遣いをさせてしまいました。このようにウソをいって県政を混乱させ、罪のない人々に公費と税金を使って迷惑をかけたうえ、多くの県民を欺いた責任は重大であります。県民の大切な税金を正しく使うために、県政に関る県会議員はもちろん、県職員は公務員として、その姿勢は公明構成でなければならないと思います。知事はこのような県職員の行為について監督責任者として、どのように思われるかお伺いします。又、結果として税金の無駄遣いになったと思われる百条委員会の予算執行について、以前に知事が県費の無駄使いと思われる県会議員の海外旅行・政務調査について、「県民の声を受けて」監査請求をした辞令もございます。『厳しく監査すべき』と言う県民の陳情も出ております。知事として監査請求されるおつもりがあるかどうかご所見をお伺いします。
どんな返事が返ってきたか知りたかったですね・・・。
小雨がぱらつく本日、一般質問第一日目。以前から熱心に傍聴されていたT氏来室、「議会が面白くない、もう行かない」といっていただけに傍聴される姿はうれしい。議員の皆さん、県民の期待に応えてね。
今日は陳情・請願提出最終日。来室された中澤氏からは「千曲川流域の危機管理充実を求める陳情書」、矢口女史からは「中部縦貫自動車道と国道158号の整備についての請願書」、さらに内山氏らからは「田中前知事らの告発・不起訴に関する陳情書」が議会議長宛にそれぞれ提出された。5時締め切り時点で9月定例会に出されたのは、請願11件、陳情83件。ところで、今日はパソコン操作困った!某職員の唸るような操作工夫に感激、ありがとうございました。今井議員遅くまでお疲れ様でした。