会派日誌

2006/3/11 土曜日天龍村にて知事の車座集会が行われ、今井議員参加

今日は朝から今にも桜の花が咲くのではないかと思うほどの暖かさで洗濯日和、春の訪れが感じられる一日でした。又、明日からは寒くなり雪が降る地域もあるようです。
「三寒四温」とは今日この頃の天候をさすのでしょう。

本日は、下伊那郡天龍村の天龍村老人福祉センターにおいて、知事を囲んでの車座集会「知事と語ろう 信州の明日」が開催されました。
車座集会は、「開かれた県政の推進を目的に、知事と県民の皆様が自由に語り合う集会」であり、県内各地で開催され、誰でもご参加できます。
本日で50回目ということになり、今井議員は政務調査を兼ねながら天龍村まで出かけ、車座集会に参加しました。
約180人の参加者があり、高校問題・病院問題等活発な意見交換がなされたそうです。県民の声を聞くことにより、真の県民益が何なのか知る大変良い機会になると思います。

2006/3/10 金曜日本日で一般質問終了、来週から委員会審査始まる  本会議終了後、各会派へ長野強制連行訴訟の弁護団が要請

 本日6日間にわたった一般質問が終わりました。3日の島田議員、9日の今井議員を含め一般質問で35議員が登壇しました。
議員にとって、今までの政務調査活動の集大成の場である議場での一般質問が晴れの舞台だと思いますので、各議員さんの日頃の姿勢が伺えました。
又、本日は、平成18年2月県議会定例会における知事追加議案説明があり、知事が追加議案説明をされました。

提出いたしました議案は、「長野県環境保全研究所試験検査手数料条例等の一部を改正する条例案」であります。
{長野県環境保全研究所における試験検査手数料や県立病院の料金の額等は、厚生労働省が定める診療報酬の額によることと規定しております。平成18年度の診療報酬の改定に当たり、今般、厚生労働省において、診療報酬を定める現行の告示が廃止され、新たな告示がなされました。これを受けまして、長野県環境保全研究所試験検査手数料条例等について、所要の改正を行う必要がありますので、条例改正案を追加で提案するものです。}

  一般質問が終了後、第2次大戦中に強制連行され、木曽、下伊那両郡内の水力発電所建設現場で労働を強いられたとして、中国人やその遺族が国と大手建設会社に総額1億4000万円の損害賠償などを求めた原告の80歳になる蒼欣書さんが弁護団と共に各会派を訪ねて、要請書を手渡されました。
訴訟の判決が原告の請求を棄却したことから、「全国的にも多くの中国人が強制連行強制労働させられた現場のある長野県が、この事件について十分認識され、全体解決に向けてのご協力をお願いしたい申し上げます」という内容の要請書でした。

2006/3/9 木曜日今井議員一般質問で「生命を育てる教育・社会について」「-信州の教育改革について」熱弁奮う

本日最終に今井議員が一般質問を行いました。今井議員の地元からは、毎回今井議員の応援のため傍聴の方が県庁まで来てくださいますので、皆さんの温かい気持ちに支えられて今井県議は頑張れると思います。
日頃教育に注いでいる情熱を質問にこめ訴えました。
今井議員の一般質問の要旨は下記の通りです。

1. 生命を育てる教育・社会について
(1)人工妊娠中絶の現状と母体保護についての課題や施策を伺いたい(衛生部長)
(2)生命を尊重する教育の現状と課題について伺いたい(小中高の性教育や倫理教育、保健所等との連携など)(教育委員長)
(3)生命を受けた子どもたちへの社会的支援はどうなっているのか(児童相談所の活動など)(社会部長)
2. 信州の教育改革について
(1)高校改革について 
 ?定時制・通信制の現状と課題について伺いたい。(教育次長・教育)
?「長野県にふさわしい多部制・単位制」の具体像を示してほしい(教育長)
?該当校(高校改革プラン)の高校生・保護者・同窓会・教職員・地域等への説明(責任)をどのようにしてきたか、今後どのようにしていくのか(教育委員長)
・推進委員会の答申説明会に対する全県の反応はどうか(教育長) 
・県教育委員会の高校改革実施プランの実施計画日程はどうなっているか(教育長)
?私立高校と公立高校に対する県教育委員会の考え方はどう(教育長)
?信州の教育に対する知事の理念を伺いたい。また、高校教育行政についてどのように考えているのか(知事)
(2)自律教育について
?自律学校と公立小中学校内自律学級の現状と課題についてはどうか(教育次長・行政)
?信州の自律教育のめざすものと自律教育行政について伺いたい
(障害のある子どもたちの中学校卒業後の進路、各種受け入れ先をどうするのか)(教育長)
?信州の自律教育の理念について伺いたい(知事)
(3)教育アドバイザーの役割と権限について伺いたい(教育長)
(4)学校の管理職の登用や、小中高校教員の人事異動スパンについて伺いたい(管理職の登用方法や人事異動スパンの状況(教育委員長)

2006/3/6 月曜日新「上田市」スタート  本会議終了後県会議員の選挙区を決める選挙区等調査特別委員会

昨日の日曜日、まだ落ち葉の残る我家の庭を片付けようと庭に出ると、梅の蕾が膨らみ、水仙やチューリップ、その他の草花の芽が伸び、我が家の庭で一番先に春を告げる福寿草が明日にでも咲きそうになっていました。
厳しい信州の寒さに耐えて、新たな生命力と春の息吹が感じられました。

本日より、上田市、小県郡丸子町、真田町、武石村が平成の大合併により、「新上田市」が誕生し、スタートしました。5日夜から各地で記念イベントが開かれ、今朝は上田市役所前にて記念式典が行われ、島田議員は本会議前の時間に出席しました。
 人口は16万3000人余で、長野市、松本市に次いで県内3番目であり、旧町村役場などに総合支所機能を持つ地域自治センターを設け、業務を始めるとの事です。
新しい上田市の新市章は、公募で選ばれた作品を合わせ、四つ葉のクローバーにピンクの桜の花びら、真ん中に六文銭が配されています。

定例会は本日も一般質問が続きますが、本会議終了後、選挙区等調査特別委員会が行われました。
委員会に先立ち、北佐久郡の軽井沢町住民の方達、立科町の住民の方達が北佐久郡の3町を割らないで欲しいという住民の方達の声を、署名簿を持って届けに来庁されました。

 県会選挙区等調査特別委員会では、来春行われる県議選の選挙区割りで、北佐久と諏訪、下高井の3郡を隣接市に任意合区するかどうかを協議しましたが、結論は出ず次回に持ち越すことになりました。各郡に任意合区への反対意見があることから持ち越し、地元の首長、議会から文書で賛否を寄せてもらい、次回に結論を出すことになったとの事です。

今井議員の地元である北佐久郡は、市町村合併で6町村から軽井沢、御代田、立科の3町となりました。軽井沢、御代田は隣り合わせ、立科町は間の浅科村、望月町が佐久市へ合併してしまい飛地になってしまいました。現状では北佐久郡は定数が2名で、現在は立科町から2名の県議が選出されていますが、今後北佐久郡だけとなると、定数は1名に減ります。軽井沢、御代田両町は「北佐久郡のままでよい」という意向で、どうしても合区しなければならないときは、しなの鉄道沿線の小諸市との合区を希望。立科町は佐久市に任意合区したい意見と、町が合併ではなく自立を選んだのだから郡を割るべきではないという意見も多く難しいところです。
特別委は、これまで要望書などの文書で賛否を伝えていない立科町や佐久市、下諏訪町のそれぞれ首長、議会に文書提出を求めることとなりました。

2006/3/3 金曜日代表質問が終わり、本日より一般質問がおこなわれ島田代表が県職員の意識改革について質問。

今日は桃の節句、ひな祭りです。
22日開会となった定例議会は、昨日で6人以上の交渉会派資格を持つ6会派による代表質問がおわり、本日から一般質問が始まりました。
今日からの一般質問は、交渉会派資格を持たない6人以下の「トライアルしなの」を含む4会派の代表がまず一般質問に入り、その後順次抽選順に各会派議員が質問し、10日(金曜日)まで続きます。
「トライアルしなの」では本日、島田議員が一般質問を行い、今井議員は9日(木曜日)に行います。
島田議員の質問は、「吉村県政時代の県職員の姿、形と価値観」と、田中県政になってからの比較をしながら、決して後戻りしてはならない県政のあり方を問いました。
又、「新しい県政に目覚めた職員が、後顧の憂いなく働けるように、知事には更なる県政改革のために、県民の望むところであれば次期4年間も県政を担当していくという決意を高らかに宣言されるべきではないでしょうか。
知事の力強い答弁を期待いたします。」という島田議員の質問に対して、知事は「批判のための批判ではなく、本県をどの様にしていくのか、長い視点を持つて県民益のために目の前の課題を解決する努力を続けさせて頂く。」と日々県民のために粛々と公務をこなされる姿勢を示され、はっきりと今夏の知事選挙に立候補されるという意思表明はされませんでした。
県民に軸足を置き、県民の益が反映された県政になってきただけに、流れを変えないで欲しいと願います。

島田議員の質問原稿はこちら(PDF:147KB)

又、昨日県議会本会議で、知事が証人尋問で偽証した等と認定した百条委員会の調査報告書案が採決され、賛成44、反対13(共産党6・青空3・その他会派2・トライアルしなの2)で可決となりました。
 調査報告書は203ページにわたり、後援会の元幹部が「立場を最大限に利用して県の入札制度などを都合のよい方向にリードし、自らが役員を務める法人が県の業務に参入することを実現した」と認定。働き掛け記録文書を県が破棄した問題では、知事が破棄を止めなかったことが「破棄の容認」に当たり、「私からの指示はない」とした知事の証言は偽証と認定されました。指示をしないことが暗黙の容認に当たるということで偽証になってしまうなんて、本当に信じられません。
 討論で賛成の立場から「知事のグレーゾーンの一端を県民に明らかにできた」と述べられていましたが、確証が得られなかったことを無理やり理由付けしてグレーゾーンとして、認定したように感じている県民は多いと思います。反対討論の石坂議員・北山議員の討論はとても納得のいく心に響く、素晴らしい討論でした。

今後は、地方自治法違反となる知事の偽証などの告発を求める議案を県会側が提出するかどうかに移るようですが、県民の税金を使った百条委員会なので告発すべきという意見と、告発は無理だろうという意見もありますので、結果はどうなるのでしょうか?

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