会派日誌

2006/2/8 水曜日本日議会運営委員会・百条委員会開会   夜上田にて平塚らいてふの会の皆様と懇談

立春が過ぎ、陽射しが明るく暖かくなり、日没時間も延びて春の気配がかすかに感じられるようになりましたが、まだまだ氷点下の日が続き寒さが厳しい信州です。
本日は雪も降ってきました。
2月22日から2月定例会が開会となりますので、2週間前の議会運営委員会が午後から行われ、今井議員がオブザーバー参加しました。

★協議事項は下記の通りです。
1.知事提出議案について
2.会期及び議事進行について
3.議事方式について
4.本会議への理事者の出席要求について
5.議員派遣の決定について
6.その他

★2月定例会の会期及び議事進行は下記の通りです。
2月22日(水)  午後1時開会  知事提案説明
2月23日縲怩Q7日  議案調査のため本会議なし
2月28日縲怩R月2日  各党派代表質問及び質疑
3月3日縲怩P2日  一般質問及び質疑
3月13日縲怩P7日  各委員会
3月20日   議案調査のため本会議なし
3月22日  付託案件全部各委員長報告・採決
3月23日縲怩Q4日  役員の選任
3月27日  役員の選任・閉会

又、本日は午前から午後にかけて県会調査特別委員会(百条委員会)が開かれ、知事後援会元幹部による「働き掛け」記録文書の破棄をめぐる事実認定等が行われました。
認定に反対した共産党の石坂県議、毛利県議、あおぞらの林議員の意見として「知事が破棄を命じたのかどうかは証拠がなく、推測の域を出ない」状況であっても、多数決では認定されてしまうのですから、知事が、「『議会は事実よりも奇なり』と言わざるを得ないことに深い哀しみを覚えるところであります」と述べられる心情も理解できました。

夜上田にて、現在真田町の四阿高原に建てている『らいてふの家』の様子を見に来た「原始女性は太陽だった」の「平塚らいてう」の会の会長米田さんや会員の方達と懇談会をしました。
『らいてふの家』の建設にあたっては長野県議会の女性議員さんたちも協力し、殆んど完成に近い状態になったとの事。雪が溶ける5月頃お祝いをするそうです。
「らいてうの心」が感じられる素敵な建物が建ったそうです。
信州長野県、新上田地域をよくする女性スタッフの皆さん(設計した女性設計士の皆様)もご一緒で建設までの苦労話を楽しく話しておられました。
島田議員は、「地球は『生命ーいのち』の『塊ーかたまり』です。一つ一つの「生命ーいのち」がつながっています。
子供を生み育てる力は地球の「生命ーいのち」のつながりの源です。
女性が輝く時代です。時代が求めている女性の「愛和」の行動力が楽しみです」との感想でした。
今井議員も、以前から関わりを持っていたので『話に花』が咲きました。

2006/2/1 水曜日佐久合庁にて、『第7回 こんにちは県議会です! 竏注。がスタート! 魅力ある高校づくり竏秩xが開催される

今日から2月。新年を迎えたかと思ったら、早1ヶ月が過ぎました。
曇り空から信州では珍しい『2月の雨』へと変わりましたが、やはり夕方からは雪になりました。
本日長野県議会主催で、夕方6時から佐久合同庁舎講堂において、『第7回 こんにちは県議会です! 竏注。がスタート! 魅力ある高校づくり竏秩xが開催され、佐久地域から選出されている6名の県議会議員が参加されました。
「トライアルしなの」では今井議員が地元議員ですので、事務局も政務調査活動のため参加しました。
佐久平駅に降り立つと、花びらのような大きな雪がふっており、辺り一面銀世界でしたので参加者に影響が出るのではないかと心配しましたが、テーマが今もっとも地元では問題となっている高校問題ですので、会場には200名以上の溢れるばかりの人が集まりました。その中には、第二通学区の高校改革プランの対象校となっている野沢南高校・望月高校の生徒も多く、高校改革プラン推進委員会が結論づけた高校再編(案)に対し要望等議論が交わされました。
 内容は、まず地元議員代表挨拶(寺島議員)、長野県議会萩原議長のご挨拶があり、そのあと3議員から高校改革の経過、今回の高校改革プラン推進委員会の開催状況の説明、県議会のこれらに対する取り組み状況について説明がありました。説明後、会場の参加者との懇談会に入りました。
第二通学区(東信地区)では、野沢南高校が多部制・単位制に転換、望月高校と蓼科高校を統合という報告案がまとめられています。それに対して同窓会長さんや委員の方、市議会議員、在校生、その他たくさんの方々から次のような意見が出ました。

・もうすぐ100周年を迎えようとする歴史ある学校が何故対象校になるのか。
・(第二)推進委員会を何度か傍聴したが、県民の声を聞くことなく一方的に進められており、進め方には胃が痛むほどストレスを感じた。
・「多部制・単位制」という学校形態がどのようなものなのか地域が理解しないまま対象校になった。
・どうしても「多部制・単位制」が必要なら、長野市や松本市等の大都市で試してみたらどうか。
・この地域にどうしても必要ならば、1クラスだけ試験的に単位制・多部制のクラスをつくってみてからでも遅くない。
・生徒が出した質問状に対し、教育委員会は曖昧な答え方でストレートなこたえ方をしていない。(野沢南高校生徒会)
・県教委と生徒との話し合いの機会を設けて欲しい
・今日この会場に、望月高校から30名もの生徒が参加したが、これこそ望月高校の魅力ではないか
・通学に関する交通の利便性が高校の魅力のひとつに挙げられていいのか
・魅力ある高校づくりのために県議会は何をしてくれるのか。
・現在の89校を保ちたい。県民がノーと言っていることを何故やるのか。
・佐久市議会でも支援をお願いしたい。県議会としてはどのようなケアをしてもらえるのか。
・2年3年掛けて本当に魅力ある高校とは何かを審議して欲しい。
・10年先まで生徒は減らないのに、高校改革が政争の具として使われている
  (これほど急いでやるのは何かあるのではないか)
・対象となる学校名が出た事により、全県下の議論になっていない。
・校名が挙げられた事により,志願者数に影響が出ている。
・対象校とは直接関係はないが、何か出来ることがあったら応援したい。我々に何ができるのか。

等々、活発な意見があった中で、県議会は、『高校再編は最終的には条例改正の手続きが必要であり、県議会としてチェックがかけられる。皆さんのご意見を反映させたい』としめていました。
本日は殆んどが野沢南高校と、望月高校の関係者の方々が多かったので、対象校として名前が挙がってしまった悲壮感・切実感が伝わり聞いていて心が痛くなりました。
89校全てが存続できることが理想なのですが、『何故減らさなくてはならないのか』という原点を考えるとき、少子化問題だけではなく、県財政の厳しさをどう解決していけるのかが大きな課題だと思います。
まず一般県民に、高校改革の必要性の根本的なところが理解されない限り、本日の発言の中にあったように、知事の思惑(卒業生の個人名を挙げて)で対象校を決めた等、知事批判と県政批判になってしまうのではないかと思いました。
今井議員は、多くの生徒達が参加しているので誤解のない様にという前置きで、「先程『高校改革プラン』は『政争の具』として行われているというご意見がありましたが、決してそのような事ではなく、又、田中知事の一方的な考えでやっている事ではないので誤解の無い様に」と、最後発言されていましたが、あの場できちんと発言できる今井県議はさすがだと思いました。

「高校改革」は、本当に厳しく難しい問題だと思います。

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