みどりの葉先に光る朝つゆの玉
赤や黄色に変わる木の葉の不思議
水面にきらめく太陽の光
深い森に羽ばたく朝のしずけさ
雪原にこぼれた赤い実
月の光に花ひらく月見草の音など
自然は神秘に満ちています
いのちの・・・ひとときを・・・・・
本日から委員会が始まりました。
委員会終了後の夕方から、しなの鉄道の井上社長さんを囲み研修会を行いました。場所は、信州飯綱高原にあるWork & Study Stay『心と体といのちのセンター、ホリスティックスペース早穂里庵「水輪(すいりん)」』です。
早穂里庵「水輪」の周辺には、大座法師池や飯綱湖等大小の湖があり、敷地は約千坪、建物は豊富な種類の広葉樹で囲まれ、四季折々の自然が美しく、素晴らしい命の営みが感じられる所との事です。当日は、夜で周辺の様子がよくわからず残念でした。
オーナーの塩沢御夫妻には、前頭葉脳損傷という最重度の障害を持つお嬢さんがおられ、お嬢さんとの生活の中で、精神的にも肉体的にも余人には窺い知れない極限を超えた日常生活を送られています。お二人はは、その中で培われた人間性の豊かさ・奥深さが感じられる本当に素敵な方たちでした。
お嬢さんは、話すことも、歩くことも、自力で食事を取ることも排泄もできない最重度の障害ですが、施設等に頼らず、ご夫妻が手元で育てる決心をされてから30年の日々を、優しい大きな愛情で包み過ごされています。決意をされてからも、日々の生活を通し、心の葛藤は深く重く大変な日々が続いたそうです。その中で『在るがまま為すがままに生きよ』という禅の本の広告が縁で、自らの心の迷い・苦しさを座禅・瞑想・言霊修行などを経て克服されたそうです。苦難を乗り越えられたご夫妻の爽やかな笑顔がとても印象的でした。
ご夫妻の生活はお嬢さんの生活サイクルに大きく左右されていると思いますが、お嬢さんを『重荷』ではなく『ものすごく貴重なプレゼント』『宝』と感じる生活を通して、『いのちの大学構想』をえがき、今全国各地、多くの支援者・協力者を得、<いのち輝く夢を共に実現するために>頑張っておられます。
分離の時代は終わり、人も月も星も花も鳥も風も全てが、ひとつらなりの生命の中に存在している。互いに響きあい、溶け合っていくことは愛を取り戻すことであり、心が心の故郷に帰っていく生命の喜びであるとのお考えです。
『夢』が『かたちに』なるようにと心から願います。
しなの鉄道の井上社長のお話も大変奥が深く、様々な体験が礎となって形成された人間性の豊かさが感じられ、穏やかな印象の中に秘めた強い意思と情熱が感じられました。
井上社長から、しなの鉄道の課題等、もっと様々なお話を伺いたいとの要望もあり、又後日も研修の機会を頂くことにしました。
高い山々では、錦秋の秋を迎えたことが報じられていました。
街路樹も色づきが始まりました。
朝夕は肌寒い一方、昨日は全国各地で30度を越える真夏並みの暑さになりました。
本日は一般質問最終日。いよいよ今井議員の質問日です。
<質問項目>は下記の通りです
1.県の温暖化防止対策と公共交通の利用促進について
2.軽井沢の渋滞対策と道路行政について
3.緊急少子化対策と子育ての社会化について.
4.小諸青年の家の存続について
5.県内高等教育と県立大学校の充実について
6.高校改革について
農繁期でお忙しい中、今井議員を応援する方々が20名以上も来庁して下さり傍聴されました。
県庁は始めてという方も多く、今井議員の頑張って質問する様子もしっかりと見ることができ、その上お忙しい知事のお時間を頂き記念撮影も出来てよかったと思います。
又、一般質問終了後行われた、郵政民営化をめぐり「郵便貯金等の資金運用に支障が生じないよう万全の施策を講じ、郵便局ネットワークの水準を維持するよう要請する」等の意見書案5件は全会一致で可決となりました。
一部の法改正により利用者負担の重くなった「介護保険制度の改善を求める意見書案」に対して、今井議員は、賛成の立場から答弁を行いましたが、賛成少数で否決されてしまいました。
5日間の県会一般質問は本日終了し、田中知事の政党代表兼務や来春からの組織再編、副知事の選任といった県政の根幹にかかわる問題を多くの議員が取り上げました。4日からは、委員会審査が行われます。