本日も厳しい暑さが続いています。
午後、御代田町・軽井沢町・小諸市の有志の方々30名余が県庁を訪れ、御代田町塩野の苗畑跡地に予定しているゴミ焼却施設に関して「ガス化溶接炉建設計画中止」へ向け、県の理解と協力をいただけるようお願いしたい旨、田中知事に要望しました。
御代田町・軽井沢町・小諸市の、3市町は、御代田の浅間山ラインの上の元国有林の苗畑跡地に共同のゴミ焼却場を計画していますが、建設内容は、1日に95トンも焼却するガス化溶融炉なので、炭酸ガスや一酸化炭素はもちろん、ダイオキシンや気化水銀など有害化学物質で空気を汚染し、雨が降れば土壌が汚染されると共に、ダイオキシンを含む焼却灰による水質汚染も必至である事。又、一般廃棄物だけでなく産業廃棄物も燃やすというものとの事。
苗畑跡地周辺は、水源涵養地で、農業用水源が36ヶ所もあり、東500mに小沼水道の深井戸があり、2kmの間に御代田3200世帯、小諸2万1000人を始め、佐久の岩村田以北、軽井沢の一部住民の飲料水の深井戸が10数箇所もあり、焼却場や処分場の建設による水源の汚染は避けられないとの事です。
又、地形的にも災害の恐れもあり、焼却場の建設地としてふさわしくない。周辺には、山紫水明をよしとする名所もあり大気汚染の影響が心配。等、それぞれの代表の方達が訴えられました。
有志の方々は、『浅間山麗の水を守る会』『御代田の水と空気を守る会』『軽井沢のこれで?いいん会』の方々で、自然環境を無視した計画の無謀さを訴えておられましたが、知事は「三市町はそれぞれ必要な規模を認識した上で検討を重ねておられると思われますので、まずは皆さん住民の方々が考えを多くの皆さんに理解してもらうことが大事で、知事に言えば何とかなるという意識ではなく、出来ることからやってみて下さい。」とお話されていました。集まった方達も、何をどうやったら良いのか判らないので、良い先例があったら資料等を頂きたいと県へお願いしていました。
21世紀を担う子ども達のためにも、自然環境に配慮した明るい未来を築く事が、今私達大人に課せられた課題ですが、小さなことからでも一つ一つ遠い未来を見据えて考えた行動をとることが大切だと感じました。
スペースシャトル『ディスカバリー』で飛行中の日本人宇宙飛行士野口聡一さんの宇宙空間での活躍が毎日報じられており、世界初のタイル補修法の検証、宇宙遊泳による修復実験等素晴らしい業績に、同じ日本人として大変嬉しく誇らしい思いをさせて頂いている今日この頃です。
素晴らしい結果を生み出したのは、それらの活躍を支えている関係各位の御尽力や、過酷な訓練に耐えた野口さんの強い意志と冷静沈着な精神力と努力等、全ての方達の情熱と叡智が結集された結果であり、人間の能力の無限さを改めて感じます。
大きな成果を収め、無事の帰還を心から願います。
又、スポーツでは、モントリオールで行われた世界水泳選手権で日本選手が大活躍しました。最終日の男子400mメドレーリレーでも『銅メダル』を獲得し、大会を通じて、史上最多の9個のメダルを獲得。日本新記録も12個も出、『水泳ニッポン』を世界へ大いにアピールしました。
何事も目標へ向かって諦めず努力すれば報われるという事を、若い選手を通じて学びました。
今日も夏らしい暑さが続く中、各地で雷雨・大雨等も予想されていますが、議会棟は本日も『選挙区等調査特別委員会』(島田議員担当)や、農業振興条例(仮称)意見交換会(今井議員担当)が開かれると共に、百条委員会への準備もあり、熱い日が続いています。
国では、郵政法案を巡ってなのか????・・・自由民主党の現職国会議員が自の命を絶ちました。
先の郵政法案の衆議院決議では、当初反対を表明していたが、議場では賛成票を投じたとの事。ご本人は、苦渋の選択だったのでしょうが、そこに至るまでの苦しさはどんなものであったのか?推察するだけでも心が苦しくなります。そこには、ドロドロと渦巻く何かがあったのでしょうか・・・?
『命』を絶たなくてはならない程、悲しく辛い状況に追いやられてしまっていたのでしょうか・・・?
故人は、やっと苦しさから逃れることが出来、全てから解放され、楽になられたのでしょうか・・・?
『命』の尊さを思いながら、『人生』のはかなさをも感じる出来事でした。心からご冥福をお祈りします。
百条委員会等を控え、長野県議会では、決してそのような犠牲者を出す事がないよう願うばかりです。
暑い日が続く中、各地での『夏祭り』に加え、信州は旧暦で行われる『七夕』や『お盆』等の行事が続き、県外に出ている方達の帰郷や、避暑等で訪れる沢山の観光客で賑わう信州らしい季節をむかえます。そんな時、いつでも美しく雄大な信州の自然は、訪れる人々の心を爽やかな満足感で満たします。清涼感あふれる高原の風、野山に咲く花々の美しさ、雄大な山々とゆったりと流れる川・湖、伝統と歴史が息づく文化・温泉・食べ物等々、どれも人間の感性に響く素晴らしいものばかり。信州は本当に『素晴らしいものの宝庫」だと実感します。
本日は、午前中に団会議を行い、明日開かれる『選挙区等特別委員会』の協議事項である『任意合区』について、担当職員から説明を頂き勉強し、理解を深めました。
既に、<公職選挙法>第15条の第3項及び4項(飛び地)の規程に基づいた選挙区のシュミレーションが何例かできており大変参考になりますが、これらのシュミレーションが、可能な限りの全てであるのか、地域に当てはめながら説明を受け勉強しながら検討しました。
島田議員の上田市は、小県郡の町村の合併等により従来の選挙区より増えて広くなりますが、今井議員の北佐久郡は、合併により軽井沢町・御代田町と立科町だけになってしまい、しかも飛び地という条件なので、今後の動向が気になる地域です。
午後からは、島田議員が所属する『公共交通等調査委員会』開かれ、重点調査項目のうち、県営松本空港の活性化策について、県への提言骨子案をまとめたとの事です。
又、夜は県庁講堂で北信地域の議員が県民の声を聞く「こんにちは県議会」が開かれ、高校改革の再編案に対する意見や要望を聴く良い機会になったようです。