本日も暑い一日。「トライアルしなの」では、午後より、23日から始まる6月定例会に備え、団会議と勉強会を行いました。
『長野県基本計画の議決等に関する条例(案)について』の勉強会は、先に「共産党県議団」と「あおぞら」「トライアルしなの」の三会派で行った申し入れ事項<下記参照>「提案者が、希望する会派に趣旨や条文の解釈についての具体的な説明をしていただくこと」に則り、ご多用の県民協働・無所属ネットの竹内議員と志昴会の高見沢議員にお時間を頂き、説明をしていただきました。島田議員と今井議員はそれぞれの質問をしたり意見交換をさせて頂き理解を深めました。
その後、財政改革チーム財政企画ユニットから示された、『平成17年度6月補正予算案概要』について財政改革チームから説明を頂き両県議とも資料に基づき説明を受けました。
2005年6月9日
県議会議長
萩原 清 様
日本共産党県議会議員団
団長 石坂 千穂
あ お ぞ ら
代 表 林 奉文
トライアル し な の
代表 島田 基正
申し入れ
去る2月県議会に提案され、継続審議となっております「基本計画を議決事項とする条例案」の取り扱いにつき、次の点でのご配意をお願いします。
記
1、提案者が、希望する会派に趣旨や条文の解釈についての具体的な説明をしていただくこと。
2、条例案が総務委員会付託となっており、本会議での質問ができないため、総務委員会に委員を有しない会派の質問できる場(たとえば全員協議会など)を保障していただくこと。
3、条例案の重要性にかんがみ、県民との意見交換の場、あるいは県民意見を聞く手立てをご検討いただきたいこと。
以上
通勤途上の車窓から見える水田の緑の面積が日ごと増えてきて、これから実りの秋まで、日々成長が楽しみです。
いよいよ、今週の木曜日(23日)から6月定例議会が始まります。
定例議会に先立ち、6月18日(土曜日)には、長野市の「ウェルシティ長野(厚生年金会館)」で午前10時30分から午後5時まで、全10会派が参加しての長野県議会議員研修会実行委員会主催による『地方自治政策課題研修会』が開催され、県内各地から市町村会議員、自治体関係者等の方々を中心に250名以上の参加があり、大変盛会となりました。
今回の【開催目的】は、『平成17年2月定例県議会において継続審査とした「県の基本的な計画について議会が議決することを定める条例案」や、地方自治政策課題等について、県民・市町村・学識経験者等との幅広い意見交換を行うことにより、今後の対応の参考に資するための研修会を開催する』というもので、内容は、3名の講師による講演会でした。
各会派の事務局も、受付等のお手伝いのため9時に集合し、準備にあたりました。
「トライアルしなの」の今井議員は、講師担当という事で、事務局も講師接待係になりました。
研修会の【内容】は、
◆午前の部
・テーマ『議会制度改革の動向と「基本計画を議会に図る条例」の意義』
・講 師 野村 稔 氏(元全国都道府県議会議長会調査部長)
◆午後の部
・テーマ『政策・施策・行政評価システムの構築
ー評価システムの構築と住民参加型政策・施策評価のコミュニケーションシステム』
・講 師 関田 康慶 氏
(東北大学大学院経済学部研究科教授)(宮城県行政評価委員会副委員長兼政策評価部会長)
・テーマ、『情報公開と説明責任について』
・講 師 村尾 信尚 氏(関西学院大学教授)(元大蔵官僚・三重県総務部長)
野村氏からは、「知事と議会は対立ではなく、知恵比べを!」「住民感覚に即した議会とするため、現行制度でできることを積極的に推進する」ことが大切、現在長野県議会で継続審査となっている議員提案の『長野県基本計画の議決等に関する条例(案)』については、予算編成の基になる長期計画自体を皆さんの手にとりもどさなれば駄目だ」と指摘があり、議会の調査権・監視権の強化の面からも「必要性がある」との発言があったとの事。
続いての関田康慶氏の講演では、今井議員が講師紹介を担当するため壇上に上がりました。先生は医学博士でもあられるので、医療福祉に関する分野でも要職にてご活躍のご様子で、講演後の控室でも気軽に会派事務局職員の私達にも「認知症」等についてのお話をして下さいました。
最後の村尾先生は、「トライアルしなの」の前年度の県外視察で感銘を受けた三重県で総務部長を務められた経歴をお持ちで、大変解りやすく爽やかな講演を頂きました。三重県職員のカラ出張問題に端を発した三重県行政のピンチを勇気を以って改革のチャンスに変えたこと、ニュージーランドやイギリス、カナダの改革事例を学び、三重県の県政改革に活かしたこと等、親しみの持てる講演内容だったとの事です。
研修会の講演から、各議員の方々がそれぞれの立場で、「県民益にかなった真の県政改革」へ向けて、各自再認識できる良い機会になれば良いと思いました。
暑い日が続いていた数日前とは変わり、本日は、梅雨空が空を覆い少し涼しくなりましたが、県内各地の降雨量は大変少なく、ため池などの貯水量が減り、田植えが出来ない地域もあるとの事です。又、少雨の影響で、野菜や果樹などに生育遅れが出、例年なら今の時期はトマト等野菜の花が最盛期ですが、今年は花の量も少ないとの事。白菜・レタスなどの葉物野菜も芯が腐ってきたり、品質も低下している状況。今後、雨が降らなければ、野菜農家の方たちにとって深刻な問題であり、長野県農業全体に大きな影響が出る事が予想されます。農家の方々は、「雨乞い」をしたい心情の毎日かと推察します。
本日10時30分から、次期県議選の選挙区や各地区の定数を決める選挙区等調査委員会が開かれ島田議員が出席。「平成の大合併」による市町村の再編に伴い、見直しが検討されているもので、公職選挙法で定められた強制合区の議論をほぼ終え、次回からは、「任意合区」の検討に入るとの事です。
今回の選挙区見直しでは、基本的には可能な限り「一人区の解消」と「飛び地選挙区の解消」を目指して議論が深められている状況。「一人区」「飛び地」解消のために考えられるのが「任意合区制」で、県議一人当たりの県人口を「1」とした場合、人口が「0.5」未満であれば強制的に合区されるが、「0.5」以上「1」未満の市や郡は隣接都市に「合区させることが出来る」という規定です。上田市の近隣では、青木村と長和町、坂城町が強制合区の対象の地となります。
島田議員の上田市。今井議員の北佐久郡区ともに、合併により変化があった地域であり、今後の決定が注目される所ですが、本日の委員会で小県郡が上田市に、下水内郡を飯山市に合区することが全会一致で決まりました。坂城町は、上田市か千曲市かで結論が出ず、「あおぞら」の北山議員と、通勤・通学先が上田市に多い事と、電話番号が同一である地域の会「0268の会」がもう既に20年位前から存在して様々な連携を取り合いながら活動している事などを考慮している島田代表は、住民意向調査が必要ではないかとの意見を出したとの事です。
今井議員の北佐久郡は、望月町・浅科村が佐久市へ、北御牧村が東部町との合併で東御市になり軽井沢町と御代田町、立科町のみになってしまった事から特に問題は深刻で、今後の決定が案じられるところです。
又、11時より、18日開催の「地方自治政策課題研修会」のため実行委員会が開かれ、今井議員が出席。役割分担等の最終打ち合わせが行われました。午後は、各会派の事務局が協力し、資料作りを行いました。
尚、午後1時30分より「議会運営委員会」が開かれ、今井議員がオブザーバー参加をし、発言通告に基づき「現在交渉会派のみで行われている広報委員の選出を、全会派から選出する事」を望む発言をしました。
23日から開会となる6月定例会の会期・議事進行等の予定についても本日決定しました。
いよいよ来週からですが、議会での県民に向いた深い議論の展開を心から望みます。
本日、定例教育委員会が開催され、2006年度以降の県立高校改革に向けて方針を検討したとの事。教育委員会の定例会は原則として公開で開かれますので、今井議員の地元であり、地域高校である蓼科高校の存続を求める立場の立科町から、遠山町長を始めとした皆さんが傍聴に来庁されました。しかし、本日の定例会は、高校改革の議題の間は非公開になり、せっかく遠くから足を運ばれ来庁されましたが、残念ながら無駄足となってしまいました。事前に、非公開であることの公表がなかったのか不明ですが、状況を知りたく来られた町長さんたちにとっては、憤りの思いが強かった様子です。
少子化に伴い、改革の必要性は誰もが認めるところですが、県内4通学区において今後どのような改革が推進されるのか、大変重要な課題です。
各地で梅雨入りをしましたが、梅雨の合間の晴れというより、真夏日のように暑い一日です。
本日13日縲怩P5日まで、島田議員が所属する社会衛生委員会が東北信地域を、今井議員が所属する文教企業委員会が13日縲怩P4日の日程で南信地域を現地視察します。
スケジュールは、下記の通りですが、両県議とも、来週(23日開会)から始まる6月定例会に備え、しっかりと現場の問題点を把握して戻られる事と思います。
社会衛生委員会現地調査 (東北信地区) 島田議員
<日程表>
★6月13日(月)
・長野合同庁舎 (長野市)
概況説明
長野地方事務所
長野福祉事務所
中央児童相談所
北信労政事務所
長野保健所
・身体障害者リハビリテーションセンター (長野市)
・長野県赤十字血液センター (長野市)
・長野赤十字病院救命救急センター (長野市)
★6月14日(火)
・上小圏域障害者総合支援センター(上田市)
・上田合同庁舎 (上田市)
概況説明
上小地方事務所
小県福祉事務所
東信労政事務所
上田保健所
・武石村福祉企業センター (武石村)
・デイサービスセンターともがき (東御市)
・動物愛護センター (小諸市)
★6月15日(水)
・知的障害者更生施設小諸学舎 (小諸市)
・佐久合同庁舎 (佐久市)
概況説明
佐久地方事務所
佐久福祉事務所
佐久児童相談所
文教企業委員会現地調査 (南信地区) 今井議員
<日程表>
★6月13日(月)
・松川青年の家 (松川町)
・伊那教育事務所
・上伊那地方事務所 (伊那市)
・諏訪実業高等学校 (諏訪市)
★6月14日(火)
・諏訪清陵高等学校 (諏訪市)
・茅野市こども館 (茅野市)
・茅野市尖石縄文考古館 (茅野市)
・富士見高等学校 (富士見町)
西陽が射し込む会派控室は、狭いだけに午後になると暑くなります。
本日は、10時から各派代表会が行われ、その後県議会正副議長・各派代表者と知事・県理事者との懇談会が行われ、島田代表が出席しました。
各派代表者会の次第は、
1.議会運営について
・県有施設における敷地内禁煙の実施について
・県議会における不規則発言(いわゆる野次)について
・長野県議会議員会館運営内規の一部改正について
・議会棟東側『議員専用駐車場』の移設と看板の撤去について
2.知事と正副議長と各派代表者との懇談について
3.その他
「県有施設における敷地内禁煙の実施について」は、県が2003年9月から県有施設内を全面禁煙にしたにも関わらず、県議会棟の議員控室だけは、現在も禁煙にしていない事に関して、知事が以下の文で禁煙に協力を求め、見解を明らかにするように要請された件に関しての話し合いです。
長野県議会 各会派代表者 様
長野県知事 田 中 康 夫
県有施設における敷地内禁煙の実施について(依頼)
表題の件に関し、議会各議員・各会派の皆様には複数回に亘り、ご理解とご協力をお願いしているところであり、平成17年5月20日にも萩原清議長あて依頼したところです。
しかしながら、平成17年5月31日に議長からいただきましたご回答では、「県議会においては、これまでも議会棟を原則禁煙としてきております。各会派の議員控室については、その使用方法も含め自主的判断に委ね、各会派の責任において対処している
ところであります。このたびのご依頼の趣旨につきましては、各会派を通じて全議員に伝えるところではありますが・・・」とされ、各会派の議員控室における禁煙については、「各会派の責任」によるとされています。
つきましては、6月8日(水)に開催されます、県議会正副議長・各会派代表者との談会の場において、各会派のご意向を表明していただきたく、お願い申し上げます。
なお、既にご承知とは思いますが、平成17年6月1日の毎日新聞において、「山梨県では世界禁煙デーに合わせ、庁舎内の全面禁煙を始めた。県議会の議員控室においても、各会派が自主的に灰皿を撤去し、禁煙に踏み切った。」との報道がなされました。
山梨県の健康増進課に問い合わせたところ、「たばこ対策について、以前から情報提供はしていたが、今回の議員控室における禁煙は、こちらから強力に要請したわけではない。世間の流れや庁内が禁煙になることもあってか、各会派が自主的に灰皿撤去を行った。」とのことです。
山梨県の例に漏れず、健康増進法に拠らずとも、「たばこによる害」から県民の皆さまの健康を守るのは私たちの責務であり、県民の代表であられる県議会議員の皆さまについても同様と考えておりますことを申し添えます。
以上です。
我会派は、たまたま喫煙する議員がいないので禁煙状態ですが、沢山吸われる方達にとっては、精神的な苦痛が伴う重要課題なのでしょうか・・・・。
『懇談会の次第』は、6月県議会に提出を予定している主な議案について知事から説明があり、下記の件につき意見交換を行いました。
・県有施設における敷地内禁煙の実施について
・政策討論(仮称)について
・県の組織再編等について
午後は、今井議員も登庁され、三会派で条例研修会を行いました。その結果、議長宛に三会派で申し入れを行うことになりました。