暖かな地方では、桃や菜の花が開き、風も春めいてくる弥生3月。
3月3日はひな祭り。華やかに雛人形を飾りお祝をします。
ひな祭りの起源は、上巳節(じょうしのせつ)と呼ばれる行事から伝わり、3月初めの巳の日に、水辺に出て災いをはらうためのみそやお祓いを行ったもので、奈良時代の頃から3月3日の行事として定着したとの事です。
スペシャルオリンピックス冬季世界大会は、世界の人々との交流を図りながら7競技場で熱戦が繰り広げられています。頑張るアスリートや家族の皆様、大会を支える皆様のお陰で素晴らしい大会になっていることを改めて感じます。心打つ感動的な多くの場面がこの大会を通して報道されています。この大会開催の真の意義は、10年後の社会にどのように生かされているかで真価が問われるとの事。知的障害のある方々の社会参加が進んで、誰にも開かれた温かみのある社会の創造が出来ていることを心から願います。
本日は一般質問2日目。議場では質疑が繰り返されていますが、今議会から県内数箇所ののケーブルテレビが県議会の議場中継放送を始めました。県民の視線が議場に注がれる機会が今までより増えました。
県民の望む質疑の展開を期待します。
風が冷たい朝でした。
今井議員が本日一般質問という事で、今井議員の応援のため来庁される地元の皆様は、朝早く北佐久地域をバスで出発し、午前中はホワイトリンクでSOを観戦してきました。
丁度、日本選手が頑張っているフロアホッケーだったとの事で大変感激したと、喜ばれてお見えになりました。「個人ではなかなか来られなかったけれど思わず観せてもらって良かった!」「頑張っている姿に感動した!」等と、スペシャルオリンピックスに対する理解が深まった様子が感じられ嬉しく思いました。
今井議員の質問は、本会議前の議会運営委員会が延びて本会議開始が30分送れ、午前中1議員しか質問が出来なかった事により、予定時間が大幅に遅れてしまいましたが、会派の代表的な質問順位での質問でしたので、今回はいつもの「正子流質問調子」ではなく、粛々となされました。
質問項目は昨日のHPでお知らせいたしましたが、元教師の今井議員は日ごろから教育関連に力を注いでおられますので、本日の一般質問にも多くを取り入れました。
又、最後の山口村の越県合併に関する質問に、議場内の議員から失笑と「そんなこともう忘れてしまった」というようなヤジがとんだとの事、本当に残念な想いです。山口村が中津川市に合併したのは、つい最近のことなのです。しかも、その長野県として大事な山口村の越県合併関連議案は議員から提案がなされているのです。。残りたい人々の苦しみも熟慮の上で提案していれば、いくら多忙を極める県議さんであろうと、そんなにすぐには忘れることはないと思うのですが・・・どうなのでしょうか?
いまだまだ、信州に残りたかった方達の多くは「無念」の思いを胸に秘め、村の中が「中津川市」に日々変わっていく中で、「まるで村が侵略され占領されてしまったような思い」という言葉で寂しさをあらわされているのを先日お聞きしました。県民の民意を背負っている議員として、もう少し人の心を思いやる温かさがあっても良いのではないかと心寒くなる思いをしたのは、私だけだったのでしょうか?・・・
知事は、今井議員の質問に対し、議場から失笑が漏れたのは「大変複雑な思い」と述べられていましたが、いまだ悲嘆の日々を送られている方々に対して、本当に複雑な想いです。
<今井議員の山口村に関する質問部分>
4.山口村越県後の支援と県境の対応について
去る2月13日、信州山口村が幕を閉じ、長野県を去ってゆきました。
藤村記念館を守ってきた副館長さんが、【越県合併反対を応援してくださった皆様へ】と個人名で出された御礼状の中で、「長野県民として生活し、まじめに税金を納め、長野県の発展のため微力ながら尽くしてきたつもりであり、長野県に残りたい、長野県・信州の財産を守り、発展に寄与したいと思っていたのに追い出されてしまうことになり、本来なら、知事はもちろん県議会も県民の財産を守り、県民を守る義務があったはずです。それは、多数決や民意などの上に位置する筈です。」と訴えられておりました。
この「閉村越県」へと導いていった12月県議会での論戦と、「知事名での合併申請」が持つ、その歴史的重みと、無念さを、わたくしは生涯忘れることができません。
旧山口村には、未だ解決に至らぬ農協の移管問題で不安を訴える農業者が数多くおいでになり、さらには、長野県内に住居を移した方や、「活動の拠点を南木曽町に求めたい」と訴える方々も少なからずいらっしゃるのです。
知事は、最後まで長野県民でありたいと願った皆さんの「無念の気持ち」を、そして今も不安を抱きながら暮らしている皆さんの声をどう受け止めていらっしゃるのですか? 未だ、信州への思いを抱く皆さんへの支援策の現状と今後の対応についてお答えいただきたいと存じます。忘れてはいけないと思います。
そして、二度とこのような悲しい歴史を繰り返さないためにも、知事自らが県境地域へ足を運んで、その実情を把握すべきと思いますが、その意志と、県境地域への支援について、どのように取り組んでいかれるのか具体策をお聞かせください。
本日より弥生三月。県内各地の学校では卒業式が行われる季節となりました。
明日から県議会は一般質問がはじまり、第一日目の2日(水)の4番目に今井議員が一般質問を行います。
今井議員の後援会の皆様は、ホワイトリンクで行われているSOのフロアーホッケーを観戦し、その後傍聴に見える予定です。
今井議員の質問項目の概要は下記の通りです。
1.市町村自治の県の支援について
(1)市町村派遣職員の現状
(2)コモンズ支援金について
(3)その他支援策
2.子育て支援について
(1)幼児教育振興プログラムと子育てサロンについて
(2)県内保育園と幼稚園の現状について
(3)児童相談所と里親制度について
3.教育問題について
(1)信州モデル創造枠予算について
(2)高校改革プランについて
(3)信州教育と土曜日特区について
(4)長野県教育についての感想について
4.山口村越県後の支援と県境の対応について
ご都合のつかれる方は、是非傍聴にいらしてください。