会派日誌

2004/12/6 月曜日明日から一般質問 第一日目 木内県議はトップの1番 田中県議は5番目  一般質問最終日13日(月曜日)の3番で今井県議

昨日の日本列島は、関東地方は25度を超える師走の「夏日」、一方北海道では大雪となり、積雪が40cm以上にも達する「真冬日」。台風並みに発達した低気圧が日本列島を縦断し、各地で暴風が吹き荒れました。東京では観測史上最高の最大瞬間風速が40.2メートル・千葉市では47.8メートルを記録。各地で住宅の全壊や転倒被害が出たり、重軽傷者が出たりと、大荒れの一日です。極端な自然現象の発生は、12月になってまで起こり、本当に異常な一年でした。

県会の12月定例会は、明日からいよいよ一般質問が始まります。
今議会から質問日が1日延長となり、5日間になりましたので、来週の月曜日まで。
質問の順番を決めるくじ引きで、木内県議が第一日目の一番となり、明日一般質問のトップバッターとして登場します。木内県議は、今朝も早朝より登庁。既に質問原稿も出来、質問事項の提出も済みました。
木内県議の一般質問の要旨は以下の通りです。
 ・大項目=『平成17年度の予算編成について』
 ・小項目=?国の『三位一体改革』による影響下での予算編成について
     ?『平成17年度予算の編成等に関する建議』
      (11/19に財政制度等審議会より財務大臣に対し建議書提出)について
     ?長野県の『平成17年度施策方針』について
     ?長野県の『平成17年度当初予算編成手順』について

田中県議は、同日の5番目、午後2時近くになるのではないかと予想されます。田中県議も既に質問項目の提出を済ませました。
田中県議は、長野市選出という事もあり、議員になる前から、長野オリンピックやスペシャルオリンピックスに関わっていましたので、来年開催されるSOに関しては特別な思いをもたれていると思います。
田中県議の一般質問の要旨は以下の通りです。
   ?越県合併の対応
    道州制について
   ?SOワールドゲーム長野大会後の障害福祉対策と人づくりについて

今井県議は、一般質問最終日13日の3番目(午前の11時過ぎ)に予定されています。当然、山口村の越県合併についてだと思います。
「トライアルしなの」のメンバーの一般質問をご都合の付く方は是非傍聴にいらして下さい。

2004/12/2 木曜日県会12月定例会本日開会  知事山口村の合併議案は提出見送り

凛とした空気の中で朝陽が眩しく感じられる師走の朝。初冬の風情が信濃路を包みます。
 本日より県会12月定例会が始まりました。
「トライアルしなの」では、9時から団会議を行い、12月定例会へ備えました。
9時30分から社会部の障害福祉課より「西駒郷について」説明を受け、意見交換を行いました。又、人事活性化チームより人事案件について説明を受けました。
11時より各派代表会議が行われ、敷地内禁煙等についての対応その他について協議されました。
午後1時より本会議が開会。議長より開議宣言がなされ、諸々の報告事項が行われた後、知事より提出議案の報告がありました。
木曽郡山口村が岐阜県中津川市との越県合併を進めている事について、関連議案の提出はついになされませんでした。知事の説明から「越県合併」に関する対応に関して、深い悩みの末苦渋の決断を下した葛藤が感じられましたが、果たして・・今後益々知事は大変厳しい状況になると思われますが、あえて険しい道を選択し、歩み始めました。
会派の中では、議案を提出して議会との不信感(議員の多くが抱いている「知事は責務を果たしているのか?」)を払拭することがまずは大切であるという見地から、関連議案の提出を望んでいる意見もありましたので・・・とても複雑な思いです。
田中知事は議案説明の中で、過日訪問したブラジル・アルゼンチンでの報告。「三位一体」について。「台風22号・23号に伴う災害対策について。」「新潟中越地震に対する支援について。」「スペシャルオリンピックスの支援について。」「最近の経済動向について。」「今回提出の一般会計補正予算案について」「条例案について」「事件案について」等々について説明後、知事の住所地について説明がなされました。

「県庁所在地であります長野市から離れた県境には、軽井沢、上高地、蓼科、野辺山、野尻湖、妻籠、そして馬籠と信州の共有財産と呼ぶべき場所が数多く存在しています。のみならず、長野県知事就任後に何れも私が訪れさせていただいた栄村の秋山郷、天龍村の中井侍(なかいざむらい)、臼田町の馬坂(まさか)、小谷村の大網(おおあみ)をはじめとして、小集落ながらもそこには誇りを抱いてコモンズを育み続ける長野県民が暮らす場所が存在しています。その多くは一旦、県境を越えて、新潟県や群馬県を通過した上で再び長野県へと戻らねば到達し得ぬ場所であります。
<中略>
長野県知事としての私には、たとえ、それが相対的には少数者であろうとも、長野県民であり続けたいと願う方々を護(まも)らねばならぬ責務があります。国家が、パスポートを保有する自国民に対して、その保護を約束しているように。
<中略>
私は悩み抜いた末、山口村の方々のみならず、すべての県境の地で、今、この瞬間も働き、学び、暮らす県民の皆様に対し、一緒に歩みましょう、一緒に踏ん張りましょう、と申し上げたく思います。同じく長野県を愛し、その長野県を繁栄させるために車の両輪として今日、ここに相集いました県議会の皆様と、この点に関し、腹蔵無き議論を闘わせていただきたく存じます。」
 
知事の議案説明、皆様はどのように感じられますか?
長野県知事としての責務の重さが伝わり、何か心が重くなる一日でした。
 

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