会派日誌

2004/12/15 水曜日各委員会審議中  文教委員会で教育長の「再任」人事案否決

昨日より各委員会が行われています。
本日は、文教委員会と総務委員会が大変な状況となりました。
昨日より、新潟中越地震の被災地へも「温かな心と夢」を届けた移動図書館車「おはなしぱけっと号」の車体に描くデザインについて、県教育委員会の「独立性」を欠き、知事が主導したといわれる件と、小学校の30人規模学級の拡大をめぐっての対応について、教育委員会の姿勢を批判する意見が出、瀬良教育長の再任が否決されました。
「トライアルしなの」では、今井県議が担当していますが、「これほど教育現場に足を運んだ教育長はない」と再任に賛成をしました。が結果は少数で否決。本会議でも否決が予想され、教育委員長不在の教育委員会になりそうです。
「おはなしぱけっと号」の現在のデザインはとても可愛く、子供達に喜びと夢を与える感じです。最近までその存在を知らなかったのですが新潟中越地震の被災地へ出向くため、正面玄関前に停まっている「おはなしぱけっと号」を見た時に思わず自分の顔が笑顔になりました。デザイン力の高さとは、「人の心を感動させる力」が有るか無いかが重要だと考えます。当初示されたデザインが委員の方々の満足ゆくものであれば今回のような事態にはならなかったのでしょうか・・・?
ともあれ、教育長不在の教育委員会となった場合、高校改革プラン等の問題が山積しており大変になることと思います。
又、総務委員会では、県の新潟県中越地震の被災地支援をめぐり、支援物資が被災から2ヶ月経とうとしている現在でもまだ県庁地下駐車場に山積みされているとの事で状態を調査しました。
県は、仮設住宅に引っ越してい最中なので、今後の状況を見ながら搬送するとの事でしたが、議会側からは、義援金のまま被災地に送るべきであるとの意見が相次いだとの事です。

2004/12/13 月曜日一般質問最終日 今井県議、山口村越県合併問題で「知事と議員は山口村へ行って実態の把握を」と呼びかけ

12月県議会一般質問の最終日です。
今井県議の発言順位は3番目で午前の最終予定。後援会の方々や越県合併関連の意見をお持ちの方々約50名が傍聴に来て下さいました。
今井県議は、教育関連・産業廃棄物関連等の質問も予定していましたが、<この12月議会だからこそ取り上げなければならない質問>として、ご自身が長く関わり何度も山口村へ足を運んで調査した集大成として、思いのたけを質問にぶつけました。
合併問題は、小県郡真田町の町長のリコール運動等、県内各地で様々な問題を投げかけ、大きな波紋が広がっています。
青木村の宮原村長は、同村の自立について「大きくなっても厳しさは変わらない。小さいながらも顔の見える行政を村民との協働の精神でつくりたい」と昨年会派で合併問題の研修会をしたときにおっしゃっておられましたし、会派の現地調査で「自立の町宣言」をした福島県の矢祭町へ伺ったときの根本町長は、「住民の支えにより、住民のための町づくりを」実践されている首長としての気概が感じられました。首長の思いがそれぞれの地域の将来を大きく左右すると思います。

本日で一般質問が終わり、明日から委員会が始まります。

2004/12/10 金曜日一般質問4日目 合併問題を25人のうち16人が取り上げ。 今井県議は一般質問最終日(13日)の3番目に質問

本日も一般質問で山口村の合併問題が取り上げられました。
知事の望む「腹蔵なき議論」は、はたして展開されているのでしょうか?
知事の、「長野県民であり続けたいという方を私は守る責務がある」という立場であることは、長野県知事として当然であると、一県民である私は思います。
では、住民意思を尊重し、越県合併を認めるべきであると考えておられる議員が多いと感じられる長野県議会の現状を考えた時、長野県をより良くし、長野県民益のために、各地域から選出される「長野県議会議員」としての責務は・・・?議員として山口村村民のために、長野県民益のためには今までどのような取り組みをされてきたのでしょうか?それとも、住民意向調査の結果を尊重してあげることが、議員としての責務なのでしょうか?
又、県はもし合併をしない場合、村民の生活をどう守るのか?
明確な姿が一県民の私には見えない中で、知事が示された県境自治体支援のソフト対策。県内テレビ・ラジオの受信状況の改善、納税やパスポートの発給申請を受ける移動サービスバスの運行等をあげられていますが、これらの事がもっと早く実施されていたら、山口村の村民はこんなに「長野県民ではなく岐阜県民になりたい」と思わなかったのでしょうか?どうして長野県がこんなに嫌になってしまったのか・・・?歴史的にも様々な経緯がある複雑な問題なのですが、本当に残念でいろいろと考えてしまいます。
今まで同じ長野県の県民であリ、県土であった山口村が去っていってしまうのは、何とも寂しい思いなのですが・・・山口村の民意を尊重するとなると、岐阜県の中津川市に合併されてしまう可能性も大きい中で、果たして何を「良し」としたらよいのか・・・考えれば考えるほど辛く重い課題です。混乱と混迷を深めている山口村の村民一人一人の本当の心はどこにあるのでしょうか?

本日今井県議は、「あおぞら」の北山議員と、小さくても輝く自立を目指して欲しい、真の地方自治を目指して欲しいと望む一県民の声を届けに来たK氏と共に知事室を訪ね、越県合併関連議案の提出に「慎重な対応を」求め、知事に申し入れを行いました。

2004/12/9 木曜日一般質問3日目も、ほぼ予定時間で終了

本日も昨日に引き続き一般質問が順調に進み、午後5時半位に本会議(一般質問)は終わりました。
 昨日までは、『山口村越県合併問題』を多くの議員が取り上げましたが、本日の質問は多岐にわたりました。
『知事の住民票問題』、『三位一体改革による財政改革推進プログラムの見直し』、『教育問題』、『信州ブランドの海外売り込み』、『防災対策』等々。。
 あと一般質問は二日間続きますが、どのような展開になるのでしょうか・・・?

2004/12/8 水曜日一般質問2日目 山口村村長と中津川市長が知事に議案提出を求めるために県庁を訪問

今議会から一般質問の日程が一日増えたこともあり、昨日は、ほぼ予定時間内に一般質問が終わりました。2日目の本日も、5時少し過ぎには終了となり、今のところ9月定例会での深夜にまで及んだ質問時間が嘘のようにスムーズに進んでいます。
本日は、山口村の越県合併問題で、12月県議会へ合併関連議案の提出を求める請願書を知事へ手渡すために山口村の加藤村長さんと岐阜県中津川市の大山市長が県庁を訪れました。
県議会議長へも議案提出への協力を要請。議会棟の各会派へも要請のためご挨拶回り。我が「トライアルしなの」へも見えました。「トライアルしなの」では、議案提出をすべきであるという意見と、しないで欲しいという意見がありますが、果たして知事は議案提出をされるのでしょうか?
長野県知事であれば、「長野県民でありたい方達を護る」姿勢は当然であると一県民の私には感じられますが、合併問題の渦中にある現地では、予算関連・教育問題等様々な事で、村民は不安な思いを抱いているのでしょうし・・・。本当に重い問題です。
長野県議会へ議案が提出されれば、山口村が岐阜県へいってしまう事はある程度予想されますので、知事は苦渋の選択の結果としてどうされるのか。議員提出がされるのか?
ちなみに、山口村では、村民グループが「今年2月の村民意向調査は誤った情報を意図的に流すなど不公正な手段で村民を誘導した。村民の判断を誤らせ、村を混乱状態に陥れた」として、山口村の村長さんの辞職を求める申し入れを行なったとの事です。

今議会の議員の一般質問内容は、合併問題等が多い中、我が会派の木内議員・田中議員の質問内容は、平成17年度の予算関連に触れた内容の深いものでした。県民は、県政全体を考慮した、12月県議会としてやらなければならない一般質問を期待していると思います。県民の望む、県民の生活を護る、県民の目線に立った一般質問を望みます。議員の皆様、頑張ってください。

2004/12/7 火曜日一般質問初日  木内議員・田中議員 山口村越県合併関連議案提出を!  知事は「長野県民でありたい方々を守るのは私の責務」

本日一般質問初日。まず木内議員が質問順位一番ですので、地元の後援会の皆様は、早朝より佐久を出て応援に来てくださいました。いつもながら爽やかで美しい小林百合子さんが皆様をご案内して下さり、木内議員のお母様も美味しい手作りのケーキを携えて傍聴に見えました。
ここ数日間風邪気味で、喉が痛く咳が苦しそうな木内議員でしたので、途中咳が出ないようにと祈りながら質問を聞きました。
木内議員の質問は、予算関連が主でしたが、三位一体の改革については、国へ何を主張するのかの問いに対し、知事は国と地方の役割分担の明確化が必要。財政的に弱い自治体への支援。義務教育・生活保護・災害関連は国が責任を持って財源保障をすべき等所見を述べられました。
午後の二番目に田中議員が質問を行いました。
いつもながら聞き取りやすい美声で質問は始まり、まず山口村の越県合併に関する議案が知事から提出されていない現状を大変残念に思い憂慮されている旨の思いを述べました。今回知事が提出を見送るような事態になれば住民自治・民主主義の根幹に関わる問題であるので追加提案をして欲しい要望が述べられました。合併問題に関連し、道州制への対応についても質問をしました。又ポストSO冬季ワールドゲーム・長野大会の施策について質問し、資金調達が厳しい現状の中で財政状況の透明化を図ることを求めると共に、スポーツを通じて知的障害のある皆さんの社会参加、自立を進めることを目的とした大会を何としても成功させたい。この大会を契機に大会後も長野県が知的発達障害者のみならず、高齢者やあらゆる障害のある人々全てに対して高邁な「ノーマライゼーションの理念」のもと、安全で安心して暮らせる開かれた地域社会の創造、ひとづくりを目指し、長野県の福祉政策、教育の現場にどう生かし続けていけるのかという事が極めて重要なポイントと考え、社会部長と教育委員長に福祉施策・教育施策について訊ねました。
両県議とも、大変良い質問だったと思います。
久方ぶりに、5時前に一般質問が終わりました。本日の答弁の中で、知事の見解とは異なった出納長の発言が注目をされました。

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