会派日誌

2004/7/5 月曜日7月9日(金曜日)佐久市にて「トライアルしなの」移動県議会報告会開催

6月定例会が終わり、静かさが戻った議会棟です。
早いもので、今年も半年が過ぎました。
「トライアルしなの」では、県内各地で移動県議会報告会を開催し今回で16回目となります。今回は木内県議の地元である佐久市の県勤労者福祉センターにて、7月9日に開催致します。
多数の皆様のご参加をお待ちしておりますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。

 ★開催日時 7月9日(金曜日)午後7時より(受付6時30分より)
 ★会  場 佐久平駅前  県勤労者福祉センター

<移動県議会の開催目的>
昨年4月の県議会議員改選を期に、田中知事と県議会が二人三脚で長野県政の改革を推進していくことが多くの県民から求められていました。
しかし、1年たった6月定例会でも、依然埋まらない知事と県議会の溝の深さを感じます。いったい知事と議会は、どちらかが是で、どちらが非なのでしょうか?それとも両方に非があるのでしょうか?
『トライアルしなの』では、昨年8月から他会派・無所属の議員の方々と協力し“これでいいのか長野県 どうする長野県議会”と題して県内各地で県議会報告会を開催して参りました。本年も引き続き県内各地で開催していきたいと考えています。
長野県議会の現状をひろく県民の皆様に知って頂きながら、県政改革の灯を消すことなく、知事側・議会側というようにどちらか一方に肩入れした意見ではなく、ごく普通の県民が、日ごろ感じている知事や議会に対する疑問や要望等を直接交換する場として県議会報告会を開催していきたいと思います。
従いまして、我々の方から一方的な主張や見解を押しつけるのではなく、参加していただく皆様から自由に発言していただき、対話を深める懇談会形式の集会と致します。
皆様のお考え、忌憚のないご意見・ご要望をどんどんお聞かせください。

2004/7/2 金曜日本日で6月定例会閉会。

本日で、総額8億6500万円本年度一般会計補正予算案を可決し、定例会は閉会しました。
最終日の本日は、総務委員会が発議した「知事に対し誠意ある県政運営に専念することを求める決議案」を賛成多数で可決。知事は「厳粛に受け止める」とした上で、県政運営に対して「誠意ある県政運営では、人後に落ちぬ私の奮励努力にいささかの自負がある」と述べられました。
又、国民年金保険料の未納があった田中知事の給料を7月から3ヶ月間20%減額するため知事が提出した条例改正案は、賛成少数で減額の必要が認められませんでした。知事は、「自らが未納を確認をせずに誤った発言をした事に対する責任と、未納に対する責任をとる上で、自からに課した責任の取り方として給与の減額」を提出されたのではないかと一般県民としての私には感じられたのですが・・・・否決と言う事は、もっと奥深い考えを持つべきなのでしょうか???
修正の上再提出された森林づくり条例案は、採決の結果「継続審議」となりました。今回継続審査となった政策条例案は多く、なかなか前へ進まない歯がゆさを感じますが、真の県民益の為に、今後十分な審議を行なってほしいと感じます。
「今議会を通じ感じたことは、県民が求めている政策論というより、県と議会がお互いに「不信感」を募らせるような「くだらない」印象を受けるやり取りばかりで、いったい何をやっているのか。県民はもっと生活に密着した違う事を議論して欲しい。大事な税金が使われてやっているのに・・」と、ある県民の方から言われてしまいましたが、その言葉を聞きながら、過日視察研修した三重県議会の姿勢を思い浮かべ、改めて真の県政の在り方を思いました。
県も議会も県民の前で、「県民の求める論戦ができる議会」が実現できるのか、改革が出来るのか、重要な課題が満載している9月定例会には、県民が納得できる論戦を大いに期待します。
県民の大切な血税を頂き仕事をする県職員・県議会双方の背負っている「責任の重さ」を改めて感じた6月定例会でした。
阿部副知事が、総務省へ戻られるため、各会派へお別れのご挨拶に見えられました。副知事は、長野県に来て、昨年お子様が授かり家族が増えての帰京となります.「私にとっても子供にとっても長野県は第二のふるさとです」と、おっしゃておられましたが、長野県のために今後もお力添えを頂きたいと思います。

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