会派日誌

2003/8/22 金曜日明日8月23日 午後7時から立科町にて移動県議会報告開催会

長野県議会の現状を広く県民の皆様に知っていただき、県政改革の灯を消すことの無いよう「これでいいのか県政改革 どうする県議会」と題して、各地で行ってきました移動県議会報告会を、明日、立科町にて開催いたします。
ご都合のつく方は、是非御参加頂き、忌憚の無いご意見、ご要望をお聞かせ下さい。出席県議一同、心よりお待ち申し上げております。

  ・開催日時  平成15年8月23日(土)
         午後7時縲怩X時まで(受付は6時30分縲怐j
  ・場  所  立科町老人福祉センター
 お問い合わせは、今井正子事務所へ TEL 0267-56-0032

毎年、恒例になった「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」が、今年も始まりました。総監督の小澤征爾氏のもと、素晴らしい音楽の世界が創造されることでしょう。  

2003/8/21 木曜日間近かに迫ってきた北欧視察旅行

 今日は、午前9:00縲恍c会議があり、来週末からの北欧視察旅行について、最終段階の詰めを行いました。
『トライアルしなの』のメンバー5名と、『無所属』の林県議・北山県議、知人等も御参加下さり、総勢17名参加の視察となります。
 折角北欧まで行くからには、医療・福祉・教育・環境問題等、充実した内容で勉強してきたいとの参加者の意向が強く、皆の熱気で、控室の中はムンムンと熱くなりました。
要望事項等の活発な意見交換の中で、旅行社の担当者が、「行く目的がはっきりし、皆さんの熱い向学心に、今回はこちらが本当に勉強させて頂きました」と感想を述べられていましたが、どんな職業においても、政治の世界でも、相手を説得でき、納得させられるだけの知識、行動力を持ち合わせる事が、その道のプロであり、そのための勉強を常に怠ることなく、やる気力を充実させる事が、全ての原点だと思いました。
 北欧は福祉行政が観光資源の一端を担っており、何を視察するにもお金がかかるようで、日本では考えられないことが多々あるそうですが、国の行政が観光資源になる事自体、素晴らしい事ですね。
 今日は、気温が上がり蒸暑くなり、午後から県庁にもクーラーが入りました。本来の夏らしい気候になるのでしょうか?
 20日に、東部町と先日会派の現場視察研修で訪れた北御牧村との合併調印が行われ、来年4月1日から『東御市』が県内18番目の市として誕生します。東部町の47年、北御牧村の115年の歴史は閉じられる事になります。県内の合併協定調印は、9月1日に発足する『千曲市』についで2番目との事です。
今後の合併においても、各町村の個性や特性、歴史が充分に生かされた新しい市づくりが出来るのかが重要課題で、それらが考慮された素晴らしい市の誕生が、今後の長野県の歴史をつくっていくのだと思います。

2003/8/20 水曜日住基ネット 県独自システムづくりを検討

 昨日、住民基本台帳ネットワークについて、田中知事が「独自のシステムづくりを検討する」との意向を示したことを受け、3時半から、県本人確認情報保護審議会が新しいネットワークの構想を発表するとの事で、宮川県議が登庁し、聞きに行ってきました。
 知事からは、システム検討に先駆けて、侵入実験を速やかに実施したい意向や、総務省の外郭団体「地方自治情報センター」へ委任している事務の見直し等4方針が示された上で、審議会は、4段階に分けて安全度を高めていく素案を「議論のたたき台」に県に提案したそうです。
市町村の意見が様々な中で、この問題はどうなっていくのでしょうか? お金も伴うだけに、本当に難しい問題ですね!

2003/8/19 火曜日今日も曇り空! 軽井沢ではの作品展開催中です

 ここ何日か太陽の光を感じていません。農作物への影響が、益々心配になります。トマトも真っ赤に色付かないと、作っている方が嘆いていました。
 今日軽井沢では、カラマツなど県産材の有効活用を目指そうという、県の活動の一環として、県内の木工職人48人が参加している【森世紀工房】の、初めての作品展示会が開催されています。
県から「マイスター」に認定されている職人さんが、心を込めて創ったイス・テーブル・キッチン等約80点の作品は、夫々の中に、心が感じられ、温もりがあって、使えば使うほどに味が出、愛着がわいてくる作品だと思います。
 オープニングセレモニーには、知事もお見えとの事。工房の親方である木工デザイナーの小田原先生とのトークもあるようです。
トライアルしなのでは、地元選出の今井県議と、木の持つ良さを知り、地球環境保全のためにも、何よりも森林を大切に育くむ事が大事だ考えている、島田県議が参加しています。
 作品展は、旧軽井沢ホテルで、20日迄開催しておりますので、ご都合のつく方は、夏の軽井沢を味わいながら覗いてみては如何でしょうか。
 *** 職人の持つ  をご堪能ください。***

2003/8/18 月曜日夏とは思えない涼しさのうち、お盆休みが過ぎました

今年の夏はどうなっているのでしょうか?
信州の夏らしい爽やかさが感じられないうちに、早お盆が過ぎてしまいました。涼しいというよりは、肌寒いほどの気温に、農作物への影響が懸念されます。
 米作は、豊作を期待できない状況との事、そのような中で浅科村の五郎兵衛米に関しての減反政策反対に関してのニュースが先日報じられておりました。だという商品価値がとの村の政策ですが、自信を持って地域の自分たちの米を作っているという自負があればこその政策で、農業はかくあるべきだと感心しました。
 お盆前に各地で開催した移動県議会報告会は、夫々に意義深く、地道に着々と回を重ねることで、県政改革への県民意識が高まってくれる事を願い、今後とも頑張っていくつもりです。
次回は、8月23日(土)に、立科町の老人福祉センターにて、夜の7時から行います。ご都合のつく方は、是非御参加下さい。
 又、トライアルしなのでも、櫻井よしこさん・佐藤千明氏等「長野県本人確認情報保護審議会委員」をお招きし、研修会を開催した【住基ネット】について、15日に知事の方針が示されました。
発表によると、「県としては住基ネットからは離脱でき得ない」とした上で、インターネットに接続しているシステムに外部からの進入が可能かどうか、インターネットに接続している22自治団体のうちの数団体を選び、進入実験を試みる事、総務省の外郭団体【地方自治情報センター】に委任している事務を再検証し、市町村の意見を聞きながら対応を検討するとの事でした。又、実験後早急に分離の対策実行を求め分離が゛完了するまでは住基ネットへの接続を、フロッピーなどを使っての【媒体交換方式】とする事、各都道府県へも早急に分離がなされるよう依頼するとの事でした。田中知事が、妥協を許さず、きちんとした対応・見解を取って下さったことに対して、改めて敬意を評すると共に、一県民として、安堵感が走りました。
昨日の某テレビの番組で、知事が解りやすく説明してくださった事に対して、テレビを見ていた全国の方から「長野県は、真摯な捉え方をして良いね」と賛同の電話を頂きました。

2003/8/11 月曜日移動議会の開催・現場視察研修と充実の10日間でした

 昨日は、各地で大きな被害をもたらした大型台風一過で、深みを増した真っ青な青空と、ふり注ぐ夏の太陽がギラギラと眩しい、正に信州の夏を思わせる一日でしたが、今日は又、重く雲が覆っています。今夏の天候は、晴天が長続きせずに、不安定な感じを受けます。でも、会派控え室の窓から見える大きな木々からは、蝉の鳴き声がしきりに聞こえ、夏の風情が感じられます。
 夢のように過ぎてしまった、この10日間を、まず振り返ってみましょう。何と、充実した素晴らしい日々であったか!とても文章では書き尽くせないほど、豊かな内容の一日一日でした。
 8月2日(土)諏訪市文化センターで、県民の声を聞き、県民の立場で県政改革を行うための、初の【移動議会報告会】“これでいいのか県政改革 どうする県議会”を開催しました。
いよいよ県内各地で開催予定の【移動議会報告会】にトライアルの、スタートです。
参加者は約60名。トライアルしなの4名の県議(木内県議は、地元佐久JC主催のに参加し諏訪湖周辺の方々の参加でしたので、諏訪湖浄化問題への対応・自然環境問題・雇用問題等、非常に内容が深く厳しい意見が活発に出、住民意識の<質の高さ>を感じました。県の進める県政改革が、このような住民意識の中から、1つのうねりとなって広がっていったら本当に嬉しい事です。
 4日(月)縲怩U日(水)jは、佐久地域でのトライアルしなの現地視察研修会を実施しました。佐久地域選出の今井県議と木内県議の立案に則り、環境問題講演会の開催と現場視察、医療・農業研修・工場・ダム等の視察なと実に濃密な視察研修でした。
 4日は、武蔵工業大学の青山貞一教授の【人と自然の共生をめざして】の演題のもと、<知ろう・考えよう・変えよう>をスローガンに深刻化するゴミ問題、自然環境について、昼に御代田会場(約80名参加・小諸の高木蘭子県議も御参加下さいました)夜は北御牧会場(約200名参加・無所属の北山早苗議員が御参加下さいました)で、講演会を開催しました。
まず本来資源になるべき廃棄物が、国からの膨大な補助金等により、ただ燃やされ、埋め立てられてしまっている事、大量生産、大量消費、大量廃棄が先進国により行われている事等の現状では、地球環境の未来は無い現状が、先生の分かりやすい説明で行われました。2ヶ所とも産廃問題、環境問題が表面化している地域なので住民の関心が高く、活発な意見が出、質疑応答が繰り返されました。
 北御牧村では、上田広域連合統合ごみ処理施設「神の倉工業団地」の建設予定地を視察。又、農村地域農業改善事業で深井戸の掘削による農業用水確保と農地の高度利用を目指し、ガラス温室やハウスに有効利用して花や野菜の育苗を大規模に行っている白水畑地かんがい組合の活動状況も視察しました。
御代田町・北御牧村との行政懇談会は、それぞれ現場行政の声を直接聞くことが出来大変有意義でした。
 翌日の5日は、汚泥肥料工場、佐久総合病院を視察した後、午後は、南相木村にある、東京電力の揚水式水力発電プロジェクト神流川発電所の壮大な工事現場を視察しました。
揚水発電所とは、上部と下部にダムをつくり、電気の消費量の少ない深夜、原子力・火力発電所などで起こした電気を利用して下部ダムから上部ダムへ水を汲み上げ、昼間など電気消費量の多いときに水を落として水車を回し電気をおこす方法です。
周囲の自然景観を配慮した工事がなされており、完成が楽しみです。
又、雨の中、国補荒廃砂防事業として行われている、川上村阿知端下ダム視察、千曲川左岸農道の視察と要望を聞きました。
 6日は、望月町役場・立科町役場を表敬訪問の後、立科町の地場産業である酒造・味噌工場見学と、県宝に指定されている本陣を見学しました。古い建物を維持する大変さと、残して欲しい歴史の重みを感じました。
笠取峠の美しい松並木は,松がカイガラムシで枯死状態となりつつあるところ、様々な手を施した結果、最近少し元気が出てきた様子を説明していただきましたが、茶色に化した松の木が痛々しく感じられました。
蓼科第2牧場では、<愛と平和のアスカ王国>へ、田中知事が国王として、橋本・羽田両代議士夫人が女王陛下、立科町町長が大臣として招かれ、障害を持たれた方たちとの楽しいふれあいをされておられました。地元の今井県議は,元英語教師だった関係から知事に外務大臣を命じられました。トライアルしなのの各県議も、子供たちとの交流を楽しみました。
立科地域の自然環境を視察後、夜は上田市民会館にて【移動県議会】を開催しました。参加者は、約70名、トライアルしなのの5名の県議に北山早苗県議が加わって下さっての県議会報告となりました。島田代表が挨拶の中で、人事案件否決などで田中知事との溝がさらに深まる県議会を「是々非々で当選した議員が非々だけに走り、知事の改革を止めようとする流れはおかしいという声を上田から広げていこう」と、呼びかけました。自由な発言時間では、長野県がなぜ全国ワースト2の財政状況になってしまったのか具体的に示して欲しい他、活発な発言が飛び交いました。しなの鉄道の杉野社長も参加して下さり、トライアルしなのの活動にエールを送って下さいました。
 9日(土)は、豊科町にある北山早苗県議の事務所で、無所属の林県議・丸山県議とトライアルの島田、宮川両県議の5名が参加、10日(日)は、木内県議の地元である佐久市勤労者福祉センター(約80名参加)でトライアルの5名の県議が参加して、【移動議会報告会】“これでいいのか県政改革 どうする県議会”を開催しました。詳しくは,両県議のホームページをご覧になってください。
今回どこの会場でも感じたことは、参加している県民は非常に意識が高く、素晴らしく改革への意気込みが感じられました。各県議も、各地で様々な問題を提言していただき、大変勉強になったと思います。県民の目線で、県民一人一人が自覚を持って、真の県政改革をすすめていかれるよう、更なる行動を展開していきたいと改めて感じました。
次回は、9月11日(木)には上田で、9月20日(土)には松本で、日程は未定ですが長野市と北佐久地域でも開催予定です。
多くの県民の皆様に参加していただいて自由に発言していただくことで開催価値が高まる集いですので、大いに御参加ください。詳しい開催日時は、後日ご案内させていただきます。

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