会派日誌

2007/6/5 火曜日今井議員昨日より長野県議会『日韓親善促進議員連盟』で韓国訪問  本日、島田議員・小林議員浅川ダム現地・千曲川水系視察

6月4日(月)縲怩V日(木)にかけて長野県議会日韓親善議員連盟が訪韓することになり、トライアル信州からは今井議員が参加しました。
本日は、内山卓郎氏のご案内で、島田議員と小林議員が関係者の方々と共に、千曲川水系と浅川ダム建設予定地の現地視察に出かけました。現地を視察し理解を深めました。

昨日、長野県前知事の田中康夫氏(新党日本代表)は、「長野革命を日本へ」をスローガンの一つに掲げ、「地域から日本を変える」と参院比例選への出馬を表明されました。
本日は、軽井沢から上田、長野、松本の各市で街頭演説を行い、久しぶりに長野駅前で決意をお聞きしました。
長野県での実績をふまえ、国レベルでも「増税なき財政再建」を進めるとアピールする姿勢を示されました。

2007/6/2 土曜日浅川ダムいらない県民集会「報告集会」開催

本日は、日本共産党長野県議団・トライアル信州・あおぞら・日本共産党長野市議団の主催で、浅川ダム問題に関する県民集会を開催しました。主に共産党県議団でいろいろと立案してくださり、午前中は現地視察、午後は過日共産党県議団の皆様の視察報告と、奥西一夫京都大学名誉教授の特別報告がなされました。大変参加者が多く、盛会裏にできました。
以下は当日参加した小林議員の参加報告です。

6/2 浅川ダムはいらない県民集会
 朝9時ダムサイト予定地の展望台に集合。県内各地より約150人が現地視察に参加した。

1 浅川左岸ダムサイト予定地の展望台にて
  地すべり防止地域の間隙を縫うようにしてダムサイト予定地が選定されている。しかも湛水域内に一ノ瀬地すべり防止区域が重なっており、治水のため水を貯めると同時に集水井4基、水抜きパイプ延長6000mを設置し地下水位を下げる地すべり対策を行っている矛盾もあり、安全性を軽視した計画であることは間違いない。現在も真光寺ループ橋のすぐ下の浅川右岸で地すべり対策工事が進行中。県は従前のダム計画より貯水量が減ったので、地すべり対策費は当初の36億円より減らせると説明しているが、本来地すべり地域にダムを作ること自体が間違いだ。
  さらに、ダムサイト左岸の真上にあるF竏窒X断層、ダム敷直下を横断するF竏窒u断層の存在が専門家によって確認されており、1847年の善光寺地震の震央もここから北北東約1.5?の至近距離にあると推測されていて、地質的にも大きな疑問がある。200億円かけて作られた付け替え道路(ダム本体よりもはるかに先行して作られたことの不思議)のループ橋の橋脚が地形改変を慎重に避けながら建設されていることからも地質の悪さを裏づけている。

2 稲田の大規模な河川改修地(めがね橋)
  整備済み区間の最上流部。改修前の浅川は長野電鉄線に沿って流れておりコンクリート三面張りの河床の下を信越線が交差するという極めつけの天井川状態であった。河道を変更し河床を11m下げる改修工事によって安全がもたらされるようになった。改修後左岸の稲田地区で土地開発が進み、現在では川端近くまで住宅が立ち並んでいる。「洪水が恐ろしくて夜も寝られない」といわれた天井川区間の改修は平成17年度に完了。この信越線との交差区間は工事完了後も改修記念公園として残されている。

3 長沼新幹線車両基地
  浅川の内水氾濫による洪水多発地帯のまっただ中に新幹線車両基地はある。古里の住宅地過ぎると車両基地の北端まで、浅川は平坦な農耕地の中を静かに流れている。大雨が降り千曲川が増水すると、水門が閉鎖され行き場のなくなった水が堤防を越えて、車両基地周辺は遊水地と化す。したがって、浅川の内水対策に求められているのは、ダムによる上流での流量カットではなく、千曲川の治水対策である。
  なお、車両基地地下には浸水防止のための貯水タンクが設置されている。

4 浅川排水機場
  千曲川堤防に設けられた2つの水門の脇に浅川排水機場がある。千曲川の増水に伴い浅川に千曲川の水が逆流するのを防ぐため水門が閉じられると、内水氾濫防止のため浅川の水を千曲川に強制排水する。現在排水機は2基で44㎥/sの排水能力がある。県が示した整備計画原案によれば、内水対策として排水機能力を70㎥/sに増強するとしている。しかし、いくら能力の高い排水機を整備しても、千曲川が警戒水位に達すれば排水機は止めざるを得ず、根本的な内水対策にはならない。実際、昭和58年9月の水害では6時間にわたってポンプは止められ、平成18年7月の水害でも警戒水位まであと7?まで水が迫っている。
千曲川の川幅は浅川合流点で約1000mであるが、ここからわずか下ると立ヶ花の狭窄部に到り川幅は250mと1/4になる。増水時には立ヶ花より上流部が天然のダム湖状態となるため、内水氾濫に苦しめられてきたのは浅川流域に限ったことではない。千曲川の改修こそが根本的な内水対策となるのだが、千曲川の下流にはまだ無堤地区もある。無堤地区の解消から河川改修を進めていくのが順序となるだろう。

 午後1時30分より長野市民会館集会室において、報告集会が参加者約200人を集め行われた。

1 益田川穴あきダム視察報告
  堤高、堤頂長ともに浅川ダムと同程度のダムなのだが、堤体積は浅川ダムの1/2でしかなく、したがって本体建設費も1/2である。にもかかわらず有効貯水量は浅川ダムの約6倍であり、浅川ダムが費用対効果の点でも問題があることを示している。また、益田川には地すべり地も活断層もなく、浅川ダムと同列に論じるわけには行かない。

2 大滝ダム視察報告
  昭和34年の伊勢湾台風による被害を発端として紀ノ川上流100?の位置に建設された多目的ダム(治水、利水、発電)。昭和37年実施計画調査が開始され、昭和63年にダム本体工事に着手、平成14年ダム本体のコンクリート打設が完了した。翌年3月より試験湛水を開始したが、半分ほど湛水した4月に4?上流の白屋地区で亀裂現象が発生。その後湛水を中止して水を抜き地すべり対策工事が行われるも、白屋地区全37戸77人は永住移転を余儀なくされた。また、大滝地区、迫地区においても地すべり対策を講じている。
本体工事3480億円に地すべり対策費用400億円を合わせ約4000億円の税金を投入したのだが、水を貯められず異様な姿をさらし続けている。地すべり地帯にダムを作ったおろかさの象徴。浅川ダムも貯水域内に地すべり地をかかえ、規模の差こそあれ大滝ダムとの類似点は多い。

3 「大滝ダムと浅川ダム」 奥西 一夫 京都大学名誉教授
  昭和38年湛水地域地質調査、昭和45年大滝ダム湛水地域地質調査委員会によって浅→深へと調査が進み、地すべりに発生が懸念されていたにもかかわらず、平成12年すべり面はないとの最終報告がなされた。結局なんらの対策もなされずダムは完成、湛水試験によって地すべりが発生した。国交省は地すべりの発生を予知していたかのような迅速な対応を見せている。何もしなかったことのつけはあまりにも大きい。

2007/5/31 木曜日団会議と学習会【「淺川穴あきダム問題」一緒に考えましょう 】開催。

日々は夢のように過ぎ、最早5月も終わりとなり、明日からは6月になります。
平成19年も1年の半ばにさしかかりかり、月日の流れの早さを改めて感じます。
国では、年金問題が大きく浮上し、衆院厚生労働委員会で柳沢厚生労働相は、過去に年金記録漏れなどで、年金額が少ないと判明したものの、「時効」によって補償されなかった年金は約950億円に上るとの試算を明らかにし 「年金時効撤廃特例法案」が成立すれば、950億円は全額補償されるとの事。対象者は約25万人で、1人当たり約38万円が補償される計算、しかも、950億円は、該当者などがすでに判明している年金の時効分からの推計で、今後、該当者不明の約5000万件の記録の全件調査で、新たな記録漏れが発覚すれば、補償額は大きく膨らむ見通しとの事です。
又、厚生年金の報酬比例部分は保険料によって、基礎年金(国民年金)部分の約3分の2が保険料、約3分の1は税金によって賄われているため、補償される950億円のうち、約890億円は年金保険料から、残りの約60億円は税金から補償されるとの事。 一体どうなってしまっているのか、社保庁の管理のずさんさが、又浮きぼりになりました。
本日会派では午前10時から、講師に内山卓郎氏をお願いし、【「淺川穴あきダム問題」一緒に考えましょう 】と広く皆さんの理解も必要と声がけをし、学習会を行ないました。
内山氏の説明の後、質疑応答、意見交換等を行ない、千曲川の内水被害より、何故地滑り危険地帯にダム建設が必要なのかを改めて考える良い機会となりました。

尚、浅川ダム問題に関しては、以下の通り研修会を行なう予定ですので、ご参加ください。

■浅川ダムいらない県民集会「報告集会」■

★開催日  6月2日(土) 
★場 所   長野市  浅川ダム建設予定地 及び 長野市民会館
★現地視察  午前9時縲鰀12時
         ダム建設予定地・浅川の河川改修の現状・千曲川との合流点
★報告集会  午後1時30分縲怩S時 長野市民会館集会室
         益田川・大滝ダム視察報告 日本共産党長野県議団
★主 催   日本共産党長野県議団・トライアル信州・あおぞら・日本共産党長野市議団
 
■奈良・大滝ダム視察バスツアー■

★日 時  2007 年6月17 日(日)縲鰀18 日(月)1泊2日
★訪問地  奈良県川上村の大滝ダムと吉野川、紀の川流域
★主 催  大滝ダム視察実行委員会
★費 用  2万円
★行 程
・6月17日(日)  6:00JR長野駅出発 ― 14:00  川上村・大滝ダム視察  ― 17:00 入之波温泉泊
・6月18日(月)予定  現地出発して流域視察 ― 午後被災者と懇談 奈良市経由で20:20 長野着

午後は、総務警察委員会(島田議員)・社会衛生委員会(永井議員)・土木住宅委員会(小林議員)の初委員会が開かれました。昨日は、今井議員は、文教企業委員会が開かれ出席しました。

2007/5/20 日曜日上田にて「島田基正県議の県政報告会」と団会議

本日は、夕方より上田にて島田県議の県政報告会が開かれ、「トライアル信州」の議員全員が参加し県政報告を行なうと共に、今後の施策について田口政策顧問も加わり団会議も行いました。
 会場には180人余の皆様が参加され熱気に包まれました。
島田議員の県政報告は40分程行なわれ、県政と地域における今後の取組みについて報告がなされました。
今後の取り組みとして、現在上田市にある長野病院の医師不足,特に麻酔科医が不足している現状を打開するため、最低3名確保するための募金活動の開始を掲げ、家庭再生県民運動の開始・和の心と文化再生について、地球温暖化防止等に向けた環境問題への県民運動等について報告がなされました。
島田議員が初当選した16年前、国立長野病院の建設へ向け、署名活動(7万人以上の署名を集め、国・県・市へ陳情書とともに提出)や厚生省への上京陳情・県・市への陳情活動など、情熱に燃え夢中で活動されていた姿が思い出されて感慨深い想いでした。
着工へと「信念と行動」で立ち向かい、「夢が形」になった喜びの長野病院が、現在、医師不足で窮地に立たされている現状を深く憂い、何とかしなければという熱意が報告から伝わり、「県民一人一人のいのちと暮らしを守る県政」を目指し、大いに頑張ってほしいと感じました。

2007/5/18 金曜日本日、議会運営委員会・団会議・勉強会

 県内で今年に入って、はしかの感染が拡大しているとの事ですが、特に中高生に多く、全国的にも15歳以上の発症が目立って急増し、学校が休校になっている所もあると報じられています。
本日は午後1時から議会運営委員会が開かれ今井議員が出席しました。
1時30分からの団会議、2時からの土木部河川整備課説明による勉強会「信濃川水系長野圏域河川整備計画(浅川)」に備え、各議員が早めに登庁し、事前に配布した資料に目を通しました。
会議には、今年度「トライアル信州」の政策顧問である前県議の田口哲男氏も同席され、様々な政策提言をして下さいました。
今後、視察研修として大滝ダムの視察や、他会派と共催で行なう県民集会に備え、「信濃川水系長野圏域河川整備計画(浅川)」について、土木部河川整備課説明による勉強会を行ないました。丁寧な説明を頂き理解を深める事ができました。
又、会派では、下記の通り公開で学習会を行ないますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。

   「淺川穴あきダム問題」一緒に考えましょう

  ★日 時 5月31日(木) 午前10時縲鰀11時30分
  ★会 場 長野県庁県議会棟1階 元前議員控室
       わからない時は「トライアル信州」会派へお越し下さい。(TEL 026竏窒Q35竏窒V515)
  ★内 容 知って損のない「浅川ダム問題の学習会」 講師  内山卓郎さん
   
   ・駐車場 議会棟の下にあります。
   ・参加者 関心のある人。ダムの賛否を問わず疑問のある人何方でもOK。

2007/5/10 木曜日臨時県議会が閉会 各委員長選任  各地に落雷・ヒョウ被害

県議会の5月臨時会は、委員会構成などを議決し、本日予定より1日早い閉会となりました。
本会議で、各会派から希望が出されていた6常任委員会と議会運営委員会の委員が選任され、議会推薦の県監査委員に望月雄内議員を充てる人事案が村井知事から提出され、全会一致で可決されました。
トライアル信州では要望していた正副委員長にはなれませんでしたが、下記の通り
それぞれの議員の希望通りの委員会に所属することが出来ました。
  
   ★島田基正代表      総務警察委員会
   ★永井一雄副代表    社会衛生委員会・広報委員会・長野県議会中期総合計画研究委員会 
   ★今井正子幹事長    文教企業委員会・議会運営委員会
   ★小林東一郎政策担当  土木住宅委員会・決算特別委員会

又、昨日の真夏を思わせるような天気から、本日は一転し、強い寒気を伴う低気圧が通過した関係で一転にわかに曇り、昼なのに夜のような暗さになったかと思うと、午後から各地に雷雨やヒョウがふり、島田議員の地元上田市では一部落雷の影響とみられる停電が起きたり、今井議員の地元からヒョウで立科町の農産物に被害が出たとの連絡が入りました。早速、各議員は地元と連絡を取り合い、被害状況を確認していました。

過去の会派日誌