会派日誌

2008/4/21 月曜日新年度、長野県の独自性を発現せよ!

 全員集合の白熱の団会議。島田代表の新年度スタートの示唆に富んだ挨拶、永井議員の新聞の後追いでいいのか県政だより批判は納得、小林議員のオリジナルなアイデアは実現させよう!、今井議員の変わらぬパワフルな提案はいつでも牽引役。田口氏の視察計画もたのしみ。

 さあ、トライアル信州は今年度も大いに、議員の皆々様に新鮮なインパクトを与え続けます。

 そして、職員のみなさま、共に長野県の改革のためにがんばりましょうね。

 『黙っていろ、目立つな』なんていう、時代遅れなリーダーはそっとしておきましょう。

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 県議会は酔っ払い運転幇助!?

 14日団会議終了と共にササッと書き上げて渡された小林議員からのレポート。

 政務調査の作成に忙しい私は、ブログに乗せようとやっと目を通して『仰天!』

 長年思い続けていたことが、凝縮しているではありませんか。小林議員感謝。以下に記します。

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トライアル信州 小林東一郎議員からの緊急レポート


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県議会は酔っ払い運転幇助か


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分権新時代をひらく自治体の在り方を考える


ツꀀ三重県桑名市で開催された(4/11)三重県議会主催による第4回全国自治体改革推進シンポジウムに参加。地方分権時代にふさわしい二元代表制を体現する議会のあり方について多くの示唆を得ることが出来た。
 片山善博慶応義塾大学教授(元鳥取県知事)の基調講演は、「これまでの地方自治論は国が地方をコントロールする視点で展開されており、住民が自治体をコントロールする本質からずれたものである」と切り出し、住民が規律づけする自治体は、議会での合意形成(多様な見解や選択肢の中からより合理的で説得力のあるものを選び取っていくこと)が、公開性と公平性を確保して行われ、住民のためにならないことにはしっかりタガをはめるチェック機能をはたす議会の存在なしには実現し得ないと述べられました。
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 議会は手続きをスムーズに終えるための『通過機関』や『手続き機関』ではないのだから、『与党だから知事提出議案は何でも通してやろう』というのは『酔っ払い運転の幇助』と同じだからやめたほうがいいですよとの片山教授の発言を、知事与党的立場の長野県議会議員はどう受け止めたでしょうか。
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 また、地方議会が容易に国の方針に追従する首長(執行機関)を正し、国に対する対抗軸をつくってきたか問われているとし、具体的には市町村合併が真に住民のためになるかどうか吟味せず、『合併特例債を使わなければ損をする』という感覚で借金を膨らませた執行機関を止められなかった議会は仕事をしていないと指摘されました。
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 道路特定財源についても、期限切れになることが予想されているにもかかわらず、特定財源による歳入を見込んだ平成20年度予算案は地方財政法違反であると追及するのが議会の役目で、根拠はあるのか、正しいことなのか、執行機関を問い正しましたかとの問いかけに、私も含め会場は沈黙。税負担を決める機関こそ地方自治の根幹であり、各年度の税条例案を議会は審議・議決するのがスジで専決処分を放置してはならないとされました。この点については、勉強不足を痛感しました。
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締めくくりに、議員の身の回りについての条例だけでは立法機能を果たしていることにはならず、執行部が嫌がることを条例にし、市民のためになることをやるのが本来の立法機能であることを議会は認識するべきだし、住民と議会との関係については最終決定権は住民にあり、『議員は代弁者であると割り切る必要があり、住民投票により決定しようとする首長は税金ドロボウ』とする村井知事とは180度異なる見解であり、地方から国のあり方を考える視点に立ち、国の下請けではない地方自治の確立に与するのはどちらなのか明白です。
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 片山教授が示された住民が律する地方自治体のあり方、またそれを支える議会の役割を長野県議会においても実現を図るべく活動していこうと思います。
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 続くパネルディスカッションでは、神奈川県議会の取り組み、報酬・政務調査費に見る議会改革の進展度、市民の目で見る議会像、三重県議会の取り組み等で紹介され、『学芸会』『八百長』『お通夜』などと揶揄される住民が見ていても面白くない議会からいかに脱却するのか、三重県議会の『通年議会』、矢祭町の『議員報酬の日当制』など様々な試行により、二元代表制を有機的に機能させる努力の重要性が議論されました。
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また、「自治体職員の意識改革はどうすれば」、との会場からの質問に、片山教授は「『選択するのはしんどい。国のいいなりの方がずっと楽。』これでは自治体は、厳しい状況の中でどうやって利益を確保しようかと必死のガソリンスタンドの経営者に負けている。易きに流されず、主体性を出さなければ分権時代に対応できない。『職員のミッションは何か』を突き詰めていかなければいけない」と述べられたのですが、これはそのまま職員の銘すべきことなのです。(以上)
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2008/4/18 金曜日必読せよ!議会は「酔払い運転幇助」・・・三重県桑名市での研修

 11日の三重県桑名市で開かれた『全国自治体議会改革推進シンポジウム』の迫真のレポートを小林議員が書いてくれました。

 ー分権新時代を開く自治体の在り方を考えるー

 三重県桑名市で開催された三重県議会主催による第4回全国自治体議会改革推進シンポジウムに参加。地方分権時代にふさわしい、二元代表制を体現する議会の在り方について多くの示唆を得ることが出来た。

 片山善博慶応義塾大学教授(元鳥取県知事)の基調講演は、これまでの地方自治論は国が地方をコントロールする視点で展開されており、住民が自治体をコントロールする本質からずれたものであると切り出し、住民が規律づけする自治体は、議会での合意形成(多様な見解や選択肢の中からより合理的で説得力のあるものを選び取っていくこと)が、公開性と公平性を確保して行われ、住民のためにならないことにはしっかりと「タガ」をはめるチェック機能を果たす議会の存在なしにしては実現し得ないと述べられました。

 議会は手続きをスムーズに終えるための『通貨機関』や『手続き機関』ではないのだから、「与党だから知事提出議案は何でも通してやろう」と言うのは、酔っ払い運転の幇助と同じだからやめたほうがいいですよとの、片山教授の発言を、知事与党的立場の長野県議会議員はどう受け止めたでしょうか。

 また、地方議会が容易に国の方針に追従する首長(執行機関)を正し、国に対する対抗軸を作ってきたか問われているとし、具体的には市町村合併が真に住民のためになるかどうか吟味せず、「合併特例債を使わなければ損をする」と言う感覚で借金を膨らませた執行機関を止められなかった議会は、「仕事をしていない」と指摘をされました。

 道路特定財源についても、『期限切れになることが予想されているにもかかわらず、特定財源になる歳入を見込んだ平成20年度予算案は地方財政法違反であると追及するのが議会の役目で、根拠はあるのか、正しいことなのか、執行機関を正しましたか』との問いかけに、私も含め会場は沈黙。税負担を決める機関こそ地方自治の根幹であり、各年度の税条例案を議会は審議・議決するのがスジで、専決処分を放置してはならないとされました。この点については、勉強不足を痛感しました。

 締めくくりに、議員の身の回りについての条例だけでは立法機関を果たしていることにはならず、執行部が嫌がることを条例にし、市民のためになることをやるのが本来の立法機関であることを議会は認識するべきだし、住民と議会との関係については、最終決定権は住民にあり、議員は代弁者であると割り切る必要があり、住民投票制度を整えるべきだと述べられました。

 『合併の是非など重要事項を住民投票により決定しようとする首長は税金ドロボウ』とする村井知事とは180度異なる見解であり、地方から国のあり方を考える視点に立ち、国の下請けではない地方自治の確立に与するのはどちらなのか明白です。

 片山教授が示された住民が律する地方自治体のあり方、またそれを支える議会の役割をながの県議会においても実現を図るべく活動をしていこうと思います。

 続くパネルディスカッションでは

 神奈川県議会の取り組み、報酬・政務調査費にみる議会改革の進展度、市民の目で見る議会像、三重県議会の取り組み等で紹介され、『学芸会』『八百長』『お通夜」などよ揶揄される、住民が見ても面白くない議会からいかに脱却するのか、三重県議会の「通年議会」、矢祭町の「議員報酬の日当制」などさまざまな試行により、二元代表制を有機的に機能させる努力の重要性が議論されました。

 また、「自治体職員の意識改革はどうすれば・・・」との会場からの質問に、片山教授は「『選択をするのはしんどい。国の言うなりの方がずっと楽。』・・・これでは自治体は厳しい状況のガソリンスタンドの経営者に負けている。易きに流されず、主体性を出さなければ、分権時代に対応できない。職員のミッションは何かを突き詰めていかなければいけない。」と述べられたのですが、これはそのまま職員の銘すべきことなのです。(以上)

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  ドーする長野県!あまりに遅れてはいませんか!!

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2008/4/9 水曜日空振り団会議!でも・・・

 今井議員に『不幸』があり、急遽団会議開催日追加。永井・小林両議員、田口氏今年度の会派行動予定について建設的意見続出。午後、代表者会議に島田議員の代理で今井議員出席のため来室。疲れた身体を休ませる間もなく、本当にお疲れ様でした。

 余談ですが・・・、過日地元紙が数回にわたり、インドを紹介していた。某全国紙に遅れること1年余り。昨日はその全国紙が「インドのタータ、ジャガ-買収」と、特集。いよいよインドの逆襲が始まったと思いました。今年はじめインドからの帰国の日に、世界にタータが紹介されたと新聞が報道し、帰国すると日本でも取り上げられた。それも「インドの車、大丈夫?」てな、タイトル。 インドの自信は『古い歴史』に裏打ちされたものです。こんなところは日本も見習うべきです。世界は「日本がまっとうになること」を待ちわびています。

2008/4/1 火曜日恐かった県職員

 今朝、ひょっこり転勤の挨拶に見えた某氏。思えば私のゆがんだ認識を変えてくれたひとでした。トライアルに変なおばちゃんが居座ったのですが、内心ビクビクしていたんですよ。だって、『反体制の会派ーoppositt   party』はいじめられると。そんな私の認識を変えてくれたのが彼でした。「県職の人って『頭が良くて、何でも知っていて、でもトップが替われば、そのまた言うなりに動く、変な存在。」これも私の認識。でも、違っていました。それから、私は恐る恐る電話が出来るようになったのです。みんな、親切で丁寧で優しい人たちでした。

 あるとき、まだ疑い半分だったとき、資料がなくなりました。「盗まれた、紛失届けを出す!」といきまいている私をなだめ、言いました。「そんな事は、県庁内でありえない!もう一度冷静に考えて」と。それから、間もなく、なんと机の中にしっかりしまいこんであったのがみつかりました。しばらく職員の皆さんの顔を見れませんでした。

 「官僚が国を駄目にする」「公務員天国」・・などと揶揄される昨今ですが、天皇制が敷かれた遥か昔から、官僚によってこの国は歴史を積み重ねてきたのです。良い悪いの判断は、上に立つもの次第なのに・・・と思いません?? 

 私は、この人たちが、ほんとに『県民の役に立っている』と実感できる仕事をしていって欲しい!とつくづく思いました。

 過日、某新聞で東大出身の官僚である父親が、東大を卒業する我が息子の質問、「官僚を目指すべきか」、に対して、「真に『国のために尽くしたい』と言う気持ちがなければやめたほうがいい」と答え、息子は一般企業に就職してしまった・・・。父親として、国家公務員として、今だ「その返答」を悔やんでいるーと言う記事を読んだことがあります。私の給料は保証も無く、職員の3分の一に満たないけれど、『自由』があります。給料がいいからだけでは、限界が来るのです。いい仕事とは、「喜びある仕事」につきます。身分が保証されるから、安心して仕事に専念できます。

 国民のための行政、県民のための行政・・ 予算編成だって、彼らが決めているんだよ。ガンバレ!!

2008/3/31 月曜日平成19年度終了

 議会棟では10余名の職員の方々が代わられます。ようやく、お名前とお顔が覚えられたところですが、残念です。新任地あるいは部署が変わっても元気で頑張ってください。

 庁内に入ってたくさんのことを学ばせていただきました。素晴らしいかたがたに助けられて「長野県」が存在しているんですね。ほんとにお疲れさまでした。

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