危機管理建設委員会の現地調査が昨日から3日間にわたって開催され、小林議員が参加。第1日目は地元今井議員も合流。日程を以下に記します。梅雨が明けたとはいえ、局地的な豪雨の襲来に気が抜けません。日ごろからの対策を越える現実=「自然の猛威」に畏れを感じます。がけ崩れの上部は殆どが針葉樹林。保水能力は極端なまでに低下。腐葉土を作ることができない針葉樹からの転換が急がれます。
危機管理建設委員会現地調査
<日 程>
★7月20日(火)
・長野県消防学校(長野市)
・佐久建設事務所庁舎 (佐久市)
関係市町村等陳情書受理
概況説明
佐久建設事務所
佐久地方事務所
・県単道路改良事業
「(主)川上佐久線 小海~海瀬」(佐久穂町)
・社会資本整備総合交付金事業
「(主)川上佐久線 入沢~三分」(佐久市)
・社会資本整備総合交付金事業
「(国)142号 佐久南拡幅」 (佐久市)
★7月21日(水)
・上田合同庁舎 (上田市)
関係市町村陳情書受理
概況説明
上田建設事務所
上小地方事務所
・社会資本整備総合交付金事業
「(街)北天神町古吉町 三好町」(上田市)
・7月2日豪雨災害被災現場 (青木村)
田沢 中之組沢・滝ノ沢
・総合流域防災事業
「(一)金原川 海善寺北~本海野」(東御市)
・北信合同庁舎 (中野市)
関係市町村陳情書受理
概況説明
北信建設事務所
北信地方事務所
・社会資本整備総合交付金事業
「(主)飯山斑尾新井線 上倉」(道路築造工)(飯山市)
・社会資本整備総合交付金事業
「(一)中野飯山線 東笠原~越」(道路築造工) (中野市)
★7月22日(木)
・長野合同庁舎(長野市)
関係市町村陳情書受理
概況説明
長野建設事務所
千曲建設事務所
須坂建設事務所
土尻川砂防事務所
長野地方事務所
・地域活力基盤創造交付金事業
「(主)長野荒瀬原線 四ツ屋」 (飯綱町)
・地域活力基盤創造交付金事業
「(国)406号 村山橋」 (長野市)
「旧村山橋保存計画予定地」 (須坂市)
・橋梁補修事業
「(主)長野須坂インター線 屋島橋」 (長野市)
一昨夜、世界的名指揮者カラヤンのドキュメント特集を見ました。学生時代来長、ひたすら見つめ続けていたことを思い出しました。世の中に独裁が必要なものがある、「軍隊と楽団だ」というほど、厳格な手法を崩さなかった指揮者でしたが、音楽を「美」にまで高めた人でもありました。最後となるニューイヤーコンサートの壇上から訴えたことは「平和、世界の平和を願う」でした。戦争が必要な国がある。しかし、もう止めさせなければならない。協力の名の下、平和貢献の名の下、利権の手助け。もはや「人も金も」出すべきではない時代に突入。環境汚染の最たるものが「戦争、人々の苦しみ・怒り」。皆、エントロピープラス増大。
トライアル信州の壁に「逆さ地図」が貼ってあります。日本が真上にある地図で富山県で作成したものです。以前、といっても10年も前ですが、東欧の田舎の朽ちた教会の十字架の上に掲げられていた地図に釘ずけになりました。まさに、この逆さ地図で、その日本には「パラダイス=天国」と書かれてあったのです。
世界中が「拝金・唯物主義、競争、弱肉強食の男性的・狩猟的世界観」にうんざりしてきています。共存共栄より一歩進んで共生共育、つまり人として進化することを要求する社会を築いていきませんか。地球が壊れる前に・・・。日本が見本になるように。ちなみに、等高線の交わっている中心が「長野県」なんですよ!!
昨日、団会議開催。国選選挙結果とこれから行われる県知事選のゆくえ、さらに県政運営について話し合った。
今日から永井議員、小林議員は岡山県にてぷれジョブについて研修。今井議員は文教委員会の視察参加。夏休みに入る前のやむを得ない計画となった。日程を以下に載せました。
<トライアル信州県外視察>
7月14日(水)
1)岡山県庁
・高等支援学校について
・ぷれジョブについて
・個別支援シートによる就学支援について
2)倉敷琴浦高等支援学校
7月15日(木)
・岡山県立岡山瀬戸高等支援学校
・現場視察
<文教企業委員会>現地調査
<日 程>
★7月14日(水)
1)中信教育事務所(松本市)
2)塩尻市教育センター(塩尻西小学校4階)(塩尻市)
3)松本養護学校(松本市)
★7月15日(木)
1)下諏訪向陽高等学校(下諏訪町)
2)岡谷蚕糸博物館(岡谷市)
3)西天竜頭首工(岡谷市)
4)南信発電管理事務所(西天竜発電所)(伊那市)
5)伊那北小学校(伊那市)
★7月16日(金)
1)飯田工業高等学校(飯田市)
2)元善光寺(飯田市)
県議会最終日。委員会報告では、今井議員が教育委員会の選任について、村井知事に質疑を行いました。高木氏の選考基準は何か、また委員の出身地域に偏りがあるのではないか、高木氏が選任されると、教育長を除き教育経験者がいなくなってしまうが、それでよいのか等々、東大の後輩、諏訪地域と疑問を投げかけ最後の苛立つ内容。今井議員にしかできない質疑でした。最後に、各会派代表による『慰労の言葉』の贈呈。以下にトライアル信州島田代表の言葉を記します。
島田代表 慰労の言葉
トライアル信州を代表して、村井知事をお送りするに当たり、思いの一端をのべさせて頂きます。私共会派は、知事とはその理念、立脚地点を異にしており、県会の質問でも、そうした点から知事のお考えをただす事が多々ございました。 それに対して知事もご自分の信じる所に従って、安易な妥協に走ることなく、答弁されました。こうした議論は、他には「かみ合わない」と言う印象をもたれたであろう事も事実ですが、お互いの立脚地点を大切にした議論こそ、今、この国で最も必要とされている事ではないでしょうか。県民の生の声にふれ、その要望を県政に向けて伝達する事が議員の使命としますと、県政全体の調整に重点を置き、国を頂点にしたピラミット型のシステムを組み立て、その中で破綻の無い施策を行うのが行政の宿命であります。
今、中央におきましては、この二つの立場を認めた上での充分な議論が無いまま、官僚と政治家との綱引きが国民の目の届かない所で行われております。この両者の立場の違いを、それぞれの信じる所に従って、県議会の場で知事と議論ができました事は、今にして思いますと、私どもにとって、ある意味で充実した4年間で有ったと思います。 知事の座を退かれた後も、当面はまだご多忙な日常が続く事と拝察いたします。
いつの日か、ふるさと信州の自然の中で、お気持ちに余裕のある本当の閑日月を送られる様になりました時、県会の小さな会派に、おかしな議員達がいて、「知事にとっては夢のような事」を質問してきたものだったが、あの議論もあながち無用なものでは無かったかもしれないと、たまさかに思い出していただく事がありましたら、私共にとりまして幸せこれに過ぎるものはありません。 今後とも、いよいよご健勝に過されます事をお祈り申しあげ、村井知事を御慰労する詞と致します。
4年間、ご苦労様でした。有難うございました。
永井議員の村井県政への最後の一般質問を、以下に載せました。未来予測を誤った須坂市地籍の県営工業団地、利権に『爆走』した悪しき慣習を、地方から変える。
永井議員 一般質問 平成22年6月25日 ツꀀ
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1 最初に、発達障害と特別支援教育についてツꀀ
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私は、先日、須坂市教育委員会主催の岡山県倉敷琴浦高等支援学校の障害のある子どもの体験活動「ぷれジョブ」講演会と長野県高等学校教育文化会議主催の「発達障害の高校生が直面する高校生活の困難とその支援」講演会に参加しました。ツꀀ
いずれの実態も担当する先生方が現場でいろんな悩みを持ちながらも、子供のためにご苦労されていることに感銘を受けました。ツꀀ
今日の質問は、障害児を持つお母さんが日頃感じていることを中心に伺いますので、分かり易い答弁を願います。ツꀀ
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まず、早期支援体制について伺います。ツꀀ
発達障害のある子どもは、出来るだけ小さいうちに発見され、程度が軽くても、保育園や小学校で十分な支援が受けられると、中学校や高校でも不登校や非行など問題行動になることが少ないと言われています。ツꀀ
県内のいくつかの市町村では、5歳児健診や幼稚園・保育園への巡回訪問、縦割り行政の弊害を防ぐため「こども課」の設置等により、発達障害や虐待の早期発見・早期支援に力を入れ成果を挙げていると伺いますが、地域によっては、その取り組みに格差があるとも聞きます。そこで伺いますが、ツꀀ
一つ、就学前と就学後の支援の連携は、具体的にどのように行われていますか。母子保健から教育の分野になっていく中でタテ割り行政が弊害になっているようにお聞きしますが、県では、各市町村の取り組みやその成果についてどのように把握されていますか。また、県はどのような支援をされていますか。ツꀀ
中野市を中心とする北信圏域では、合同園訪問が行われ、滋賀県甲賀市では、健康福祉部に「発達支援室」が設置され、連続した切れ目のないサービスを提供していますが、県内の実態について健康福祉部長に伺います。ツꀀ
二つ、市町村によっては、小・中学校で特別な支援を望んでも予算的な問題で、受けられない場合があるとも聞きます。特に、問題行動が目立たない子、ちゃんと座っていられる子どもは支援が後回しにされるケースが多く、周りが気付かないうちに少しずつ勉強が遅れたり、失敗経験の積み重ねで自己肯定感が低くなり、二次的障害になりやすいと言われますが、それに対する対策はどうなのでしょうか。教育長に伺います。ツꀀ
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次に、高校での問題についてツꀀ
特別支援コーディネーターが設置されていますが、現場では、一部の学校に支援の必要な生徒が集中したり、精神的な困難や家庭の問題を抱えている生徒も多く、現場の先生方も努力されていますが、とても追いつかない状況のようです。特別支援学校の先生が派遣され一緒に支援に当たっていますが、専任ではないので、とても忙しい中やりくりしている実態があります。ツꀀ
特に支援の必要な生徒が多い高校には、特別支援の豊富な経験を持つ専任コーディネーターの設置や発達障害に詳しい心理士等の専門家の巡回が必要と思います。ツꀀ
また、発達障害の生徒には、卒業後も支援が切れないように在学中に福祉関係相談員との繋がりを作っておくことや、中途退学をされた子どもたちへの支援等についても検討する必要があると思いますが、教育長に御所見を伺います。ツꀀ
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「ぷれジョブ」についてツꀀ
障害のある子どもも地域で生活できるように、地域に住むジョブサポーターと一緒に自分の出来ることをして育ち合う活動、職場体験をするシステムです。ツꀀ
障害のある子どもが地域で生きるためには、地域の方にその子のことを理解してもらい、地域の構成メンバーとして認めてもらうことが不可欠になります。誰もが豊で自立した地域社会の実現を目指すには大変有効な方策であると考えますが、長野県でもこれから取り組まれたらいかがでしょうか。ツꀀ
教育長にご所見を伺います。ツꀀ
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2 県営産業団地についてツꀀ
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私は、村井知事が就任した2006年と7年12月議会で、県営産業団地の売却等について伺ってきました。ツꀀ
知事は、団地の分譲促進について、「大変関心を持っている」「色々な形でインセンティブを用意する」「トップセールスで企業の積極的誘致」など言われ、実行力のある知事によって延び延びになっていた用地の売却もスムースに出来るだろうとひそかに喜んでおりました。ツꀀ
また、商工部長は、助成制度の引き上げ、中京、関西圏の企業誘致体制強化のため、名古屋、大阪に県外事務所を設置、県外企業6000社に対して立地意向調査を行っていると言われ、これまた心強くしたものでした。ツꀀ
そしてこの間、知事の努力などにより、8区画23.0ヘクタールが売却できました。しかし、分譲開始から17年いまだに日滝原産業団地9.8ヘクタール、富士見高原18.1ヘクタール(合計27.9ヘクタール)が未分譲地となっております。ツꀀ
私の地元にあります県営日滝原産業団地の未分譲地の維持に係る経費をお聞きしますと、団地造成経費の借り入れ金利の累積が、今年3月までで約5億4千万円、昨年(H21)一年間の利子だけでも1600万円も掛かっています。この他にも職員人件費や草刈など管理費も足し上げればバカにならない金額になります。ようは、用地を長期間保有、持てば持つほど経費がかかり、売却に当たっての、対費用効果は悪化するばかりです。ツꀀ
結局、その赤字分の尻拭いは、県民の税金負担となるものです。ツꀀ
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そこで伺いますが、ツꀀ
1つ.名古屋、大阪事務所設置の効果と6000社に対する立地意向調査の結果について。ツꀀ
2つ.用地の売却単価について。2003年時は坪9万円でしたが、今は6万4000円と市場価格に見合って安くなっていますが、更に引き下げること。また、貸付特約分譲契約制度の復活やリース制度の導入、分譲対象業種の拡大で買いやすくすることについて。ツꀀ
3つ.須坂市においては、新たに産業団地を造成したくとも日滝原産業団地の分譲が進まない現状では、造成候補地の農地調整が出来ず困惑をしています。ツꀀ
私は、先に一般質問でも申し上げましたが、ここまできたら県が色々な取り組みをするより、地元の須坂市に無償か低価格で譲渡し、市の取り組みなどによって一日も早く初期の目的が達成できるようにした方が、地元住民に喜ばれるのではないでしょうか。ツꀀ
県も土地開発公社も身軽になって、結果的には県民益つながると思います。ツꀀ
知事の御所見を伺います。ツꀀ
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3 地域主権改革と地方自治体の姿についてツꀀ
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私の質問が村井知事4年間における全議員の最後の質問となり、知事におかれてましも歴史に残る最後の答弁になります。ツꀀ
それには、どのような質問がふさわしいだろうかと考えました。ツꀀ
知事は、永年の高級官僚と国会議員として国政に携わり、最後は、自治体経営に係りその大変さを知る経験をされてきましたが、今日、明治以来の中央集権体質から脱却し、国のあり方の大転換となる地域主権改革について伺うのがいいとの思いに至りました。ツꀀ
本題に入ります。ツꀀ
まだ記憶に新しいことですが、2010年度予算審議の最中、国交省側から公共事業予算の「仮配分」が民主党にだけ渡ったことが判明し、衆議院予算委員会では、旧与党が、連日「予算案」をそっちのけで、「箇所付け漏えい事件」だと批判を繰り広げました。ツꀀ
旧政権下では、永年にわたって予算獲得のために、毎年4月頃から各事業の種類ごとに、全国から東京に自治体の議員や首長が一斉に集って、来賓に国会議員を招いての推進大会や決起集会を開催、自治体から地域整備局への陳情、12月には、陳情団体が衆参の議員会館に押し寄せ、各省や県選出国会議員回りで部屋から部屋へと練り歩く霞ヶ関・永田町詣でが行われてきました。その中には、中央官庁が牛耳る「やらせ陳情」もあったように聞きます。ツꀀ
ところが、民主党政権になって族議員をつくらないことなど、すべての陳情を民主党幹事長室に一本化したため、大会や集会を開いても意味がない、省庁などのヤラセ陳情もなくなったように聞きますが、その実態と功罪についてどのように捉えておられるのかお聞かせ下さい。ツꀀ
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次に、ひも付き補助金の一括交付金化について伺います。 ツꀀ
時代の進展と共に、主権者たる国民が、自ら住む地域のことは自らの責任で決定できるとする地域主権3法案は、先の第174国会では、参議院で可決されたものの衆議院では継続審査となりました。ツꀀ
ある首長経験者は「みんな『地方分権』と言うけれど、中味は金をくれと言う話。自由に使える金がいいと考えるが、ひも付きでもいいから金をくれというのが多数派ではないか。ツꀀ
本当は、『私が責任を取りたい』と言う話でなければならない。でもひも付きで縛ってくれた方が、説明責任を果たさなくていいから楽だ、と。そういう中に『個所付け』がある。本来は、自治体が国に払う直轄事業負担金の廃止とセットで、国から自治体への補助金も廃止というのがいい。ツꀀ
また、国から地方への「ひも付き補助金」を廃止し、基本的に地方が自由に使える「一括交付金」にするとしているが、客観的な基準で交付するなら地方交付税とどう違うのか。地方交付税一つでいいじゃないか」とも言われています。「ひも付きで縛ってくれた方が、説明責任を果たさなくていいから」というのが本音と言うことについて、これまでのご経験に則し、どうお考えになるか、率直なご見解をお聞かせ下さい。ツꀀ
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一括交付金になりますと、地方の自由度が拡大し、自治のあるべき姿からすればいいことずくめのように捉えられておりますが、一方でどう事業を構築し、実施していくのか、説明責任を求められるとともに、事業評価についてもより分かり易さが要求されます。 ツꀀ
言い換えれば、いかなる政策にどれだけ予算を投入し、どのような地域をつくるのか、住民自身が考え、決めることのできるシステムが必要となりますが、現在の自治体がそれを担えるか、大きな転機を迎えていると思います。ツꀀ
地域の知恵や創意が生かされるとともに、効率的・効果的に財源を活用するための予算編成や議会の関与、監査制度のあり方などについて、ご所見を伺います。ツꀀ
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県の強引な手法にチクリ、今井議員辛口一般質問。
今井議員 一般質問 平成22年6月25日ツꀀ
常に県民の目線に立つトライアル信州の今井正子でございます。ツꀀ
1 企業局ダムと中部電力(株)への譲渡についてツꀀ
先日上小漁業組合の皆様と、新潟水辺の会のご案内で宮中ダム・西大滝ダムの見学に行って参りました。JRの不正取水発覚により、国交省の認可ストップになった宮中ダムにより、なみなみと水の流れる信濃川にサケが大量に戻り、西大滝ダムの魚道改良がなされ、水量があれば、県境まではサケやマスを返すことができるとの検証の経過視察でありました。ツꀀ20数年前、海抜1,600m級の蓼科山麓の7つの水源をもつ和美山地籍に、宿泊施設、60面のテニスコート、ゴルフ場2ケ所等を含み、ヘリポートまでついた大型開発が計画され、蓼科山の「水」が危ないと立ち上がった、地元PTAの母親達、前立科小PTA副会長、山越敏子さん―後に、初の立科町女性議員となり、県で2人目の副議長となった方ですが―その山越敏子さんを中心に母親達6名から「水と緑の会」を発足し、やがて八ケ岳山麓全体の問題として広がり、最後は水や災害を共受する近隣町議会の反対により、立科町も中止せざるを得なくなりました。ツꀀ
全国初のアセスまで済んだ後の開発中止でした。ツꀀ私もその母親の一人として、当時の「水」の第一人者信州大学桜井先生と熱心な長田・浜氏の発足した「長野県水辺環境保全研究会」に所属し、水や川を守る運動をしてきていますが、14企業局ダムのうち、菅平、西天竜を除いて、中部電力株式会社へ譲渡する方向で進んでいますが、容易に民営化するのは水利権や魚道、生活用水の面からも不安があり、いかがなものかと思われます。ツꀀ
企業局長のご所見を求めます。ツꀀ
県は、三峰川(みぶかわ)総合開発事業によってできた美和ダム、高遠ダムにより県企業局が美和発電所、春近発電所において電気事業を行っています。ツꀀ この開発により、治水、発電、灌漑の用途が確立されたものの、沿岸の生活用水の水利権が失われていることに気づいた地元では、国交省や県との交渉の結果、10数年かけ本年3月3日、水利権を取り戻すことができたそうです。ツꀀ
この用水は、百数十年前に先人が苦労して三峰川および藤沢川から両岸へ導水したものだそうです。わが立科町でも先人六川長三郎大将がおられ、浅科には「五郎兵衛」用水もあります。小さな頃、守り小屋を建て、水当番をする祖父や母達の姿を見るにつけ、水の大切さを痛感しています。ツꀀ 「ない水はあげられません!」という国交省に対し、開発の条件に「生活用水は確保します」という取りかわし書が発見され、企業局にも保存されていた為、進展を得たと聞いています。開発後、火災の際、類焼によりあけた2機目の消火栓に水がなく、「あれ、開発したら水がないのはおかしいなぁ」と、思ったのがきっかけだそうです。ツꀀ
結局は、国交省の美和ダムでなく、県企業局の管理する高遠ダムのほうから、非灌漑期の水として権利を分けてもらったそうです。ツꀀ 一旦民間企業に権利を譲ると、このような取得はあり得るのか心配です。また、譲渡の前に、今後100年以上にわたって想定でき得る限りの事象について、知恵を絞って県が各地域とつめて、文書の取りかわし等しないうちは、譲渡は反対です。何でも「規制緩和・民営化」という時代は終わり、その反省の時期にきています。ツꀀ
再度、企業局長に覚悟の胸を、そして、知事に今後の公営事業について、また「水と緑」について、ご所見をお願いいたします。ツꀀ長野県には68のダムがあり、全国ダントツトップの128の水力発電所があります。12795という包蔵水力を誇ります。自然豊かな信州の川が「水のない川」とならないよう守るのも私たち議員の責務であると思います。ツꀀ
2 犀峡高校存続と教育問題についてツꀀ
続いて、教育長に中条・犀峡高校再編について経過・現状を説明願います。ツꀀ
懇話会の第三回目、信州新町の長野市合併により懇話会の委員が変わり、副町長から変わった座長により突然分校化決定が強行された。ツꀀ
同窓会長も「前年度12月までの2回を考えると、急にそこまで進むとは思っていなかった」と言われ、幾度も泣いたという副会長女性も、県教委へ足を運び「もし、来年増えていたら」と、涙で訴えたこともあったとのことでした。文教委員長で、今まで単独校としての存続を訴え続けていた女性がたまたま2月10日に欠席しており、一気に決まったと残念がっていました。ツꀀなぜ本年度の入試も終わらないうちに分校化を進めたのか? 3月にまさか58名も入学者が増えると思ってみなかったのか。ツꀀ
「160名以上が2年続けば・・・」と、高校改革の途中で県教委は条件を付記しましたが、3年間先生方の同窓会やPTAも長野市や周辺の中学を訪問し、ツꀀ存続を願って生徒募集に歩き、本年153名となりました。ツꀀ
遠くは木島平から来ており、飯山・中野が1校ずつ減となり、更に飯山でもう1校、須坂で1校減と続きますので、不登校や発達障害の子ども等に優しいB日程入試もあり、手厚い授業や生徒指導により就職、進学も希望100%の評判の犀川沿いを登る、山紫水明の学校を残していくのが、教育県長野の姿勢ではないだろうか。教育長のご所見をお願いします。ツꀀ
今年58名入学しました。来年の4月分校とし、1学級40名募集したら今年並みなら18名の生徒が、来年もっと増えたとしたらそれ以上の生徒が行き場を失います。本年佐久では史上最悪の狭き門となりました高校入試。不合格者は57人。このうち1人が浪人、2人が進学を断念。54人が再募集に出願しましたが、合格は39名、15名が不合格となり、14名が週に1回通学すればよいとされる通信制へ進学、1名が進学断念をしました。多い生徒は3回も不合格となったのです。時の「地区評ニュース」では「こんな経済状況の社会に、子どもたちを放り出していいのか!『狭き門』を設定した長野県教育委員会は、何の責任も負わず、アフターケアもしない。すべて、落ちた生徒の『自己責任』にされている。一昔前の社会は包容力があり、中卒での就職もできたし、やり直しもきいた。しかし、大人でもセーフティネットのない社会になっている今、県教委は無責任ではないか」と書かれていました。中条・犀峡高校と一緒に2学級募集にされた望月高校は同様に志願者減に苦しんでいましたが、今年は定員80名を16名も越え96名でした。(学校が存続していたからこそです。)犀峡高校のB日程で合格した発達障害を持った子のお母さんは高3で進路があるので、校長先生に逆らうわけにはいかない、と言いながらもPTA総会ですら一言も触れないこの決定に不満を持っていました。また、第4回目から4月から小・中・高のPTA会長が全部替わりました。委員さんが替わりました。その中で新聞によるとこの分校化は「地域の合意により」と書いてありましたが、「地域」とはどこの、誰を指すのですか、という質問がありました。この会のことだとすると私たちは個として出てきているので「地域」と言ってもらうと困ると発言していました。ツꀀ高校不合格の実態はどうか。このような状況で高校再編を続けていってよいのか、教育長にお尋ねします。ツꀀ
ツꀀ残念ながら定例教育委員会では犀峡高校をすんなり通してしまいました。ツꀀ
4年前の案では、中条・犀峡、阿智・阿南、蓼科・望月、岡谷東・南、長野南・松代、大町・大町北がそれぞれ1校に新校として統合することになっていました。このうち腰原市長を先頭に大反対をしていた大町・大町北高は、一転して統合することとなりましたが、他は単独存続しています。唯一、中条・犀峡のみが両校とも単独校として残ることができなくなります。ツꀀそれでは分校となったら地域の中等教育の場の保障として、ずっと残してくれるのでしょうか。先に分校となった中条高校長野西分校は存続が約束されたことと思いますが、教育長のご答弁を願います。ツꀀ
県が決めたことは変わらない。「同窓会やPTAがいくら言っても校長先生も決めている、動かない」、そんなように諦めていったようです。陳情2通でているようです。地域キャンパスは本当に生徒達の学習、クラブ、生徒会活動等を保障できるのか?お隣りの中条高校を検証してからでも遅くないのではないか。ツꀀ
3 人事についてツꀀ
村井知事のすばらしい手腕については、多くの議員が語られていましたが、こと人事案につきましては、前回の常勤監査員の途中退職、後任に同じく東大後輩の総務部長を。副知事お二人、選挙功労行賞とも言われた市町村会長-腰原氏や、国政に共に取り組み次期知事をにらんだ大物人事とも言われた板倉氏を。また、ご自身の秘書を参事、また東京事務所に次長職を2人にして置くなど議論がありました。ツꀀもともと知事選前から信頼関係があった県議会の多く議員の皆様、市町村長、県職員によって、人事はすべてスムーズに進みました。知事の専権事項であって、委員会付託、本会議討論という前県政とは大きな違いでした。ツꀀ
今回選任になられる教育委員、公安委員はどのような基準で選任されるでしょうか?知事に伺います。教育長が茅野、副委員長諏訪、他は松本、上田、そして長野市の教育長であり、地理的、職業的、性別等のバランスはお考えなのでしょうか? 今回任期は東信の方が切れますが、東信の方なのでしょうか。よろしくお願いいたします。ツꀀ東信であっても前回、前々回と続く諏訪地域出身の方なのでしょうか?知事に伺います。ツꀀ
知事選に絡む論功行賞と言われたり、後輩、東大閥であったりせず、きれいな人事で最後を飾っていただきたいと思います。ツꀀ2月議会でお答えいただけなかった、副知事2人の役割分担と成果や議題は。そして、(右近さんの)参事職・東京事務所次長2人制の成果についてご所見をいただき、次の県政の参考にさせていただけたらと思います。また、お2人の副知事には知事の使命に答えて、県民の為にどのように取り組まれたのかお話をいただきたいと思います。ツꀀ
4 組織再編についてツꀀ
組織再編について、知事は在任中の4年間で、農業大学を松代に統合し、小諸に莫大な農地があきました。佐久合庁では、教育事務所が小諸保健所へ、建設事務所が臼田の南佐久事務所に移り、4階はガラガラ空きとなってしまいました。医療・保険・福祉は大変という声の中、1つにまとめてしまいましたが、これらはどのように評価しているのでしょうか。知事にお尋ねします。ツꀀ
知事に、県政の今後の課題とメッセージをいただきたいと思います。ツꀀ
佐久病院の再構築に関しましては、右近参事等を遣わしていただき最後には、自らもお出でになって1歩2歩と前進させていただきました。ツꀀ
地域医療を守っていく大切なときです。これから、益々たくさんのご指導いただけたらと思いますが、県民に向けて、「県民目線で」という点につきまして信頼構築-行政との信頼構築、役人との信頼構築-と、今後これからは、県民一人一人の皆様と交流を構築して言っていただくことができたらと、お願い申し上げまして、質問を終わります。ツꀀ