会派日誌

2003/8/25 月曜日8月23日の立科町の県議会報告会 会場は熱気がムンムン!

 「信州はお盆が過ぎると涼風」と、昔から信州の初秋の訪れを表現する言葉として使われていますが、今年は、お盆が過ぎてやっと本格的な夏が訪れたような感じで、数日前から、急に暑くなりました。
 23日(土曜日)は、今井県議の地元である立科町の老人福祉センターで、夜7時から、トライアルしなの県議会報告会を開催致しました。
会派5名の県議と、無所属の北山県議が御参加くださり、参加者の皆さんの活発な質問・要望に対して、的確に答弁をしておりました。矢継ぎ早に出る質問に、予定時刻を30分もオーバーしましたが、それでもまだ足りないくらい、住民の方たちは、県政への関心が高く、良い報告会になりました。
 当日の新聞で、22日の記者会見で、知事が、県会の代表質問や一般質問の時に、事前に、県職員が県議から質問内容を聞きだしている「質問とり」を、やめる方針を明らかにした事が報じられておりました。
「トライアルしなの」の移動県議会報告会においても、その場で、どんな質問が出るか分かりませんので、的確に応えられる為には,日頃の勉強と、広い知識、深い理解度、真の現状把握等が必要となり、県議達は、その都度緊張感を持って臨んでいます。
質問等に、特に指名の無い場合は、夫々の県議の得意分野、所属委員会に応じて等、チームワークを発揮し、答えていますが、これが1人の個人的な県政報告会ですと、答えが1人だけの範囲に留まりますし、移動県議会報告会の質問が、ヤラセというか、事前に「質問取り」を行っていたのでは、真の県民意識に触れることは出来ません。
報告会を開催する度に、参加者から、「県議さんがこんなに多勢揃って答えてくれるのは初めての事で、議会が近く感じ、県政の事も良く分かり、いろいろな意見も聞けて勉強になり、参加して本当に良かった。」と、毎回好評を頂き、活動を開始した意義があったと嬉しく感じています。
 直接県民に接する中で、提言や質問・意見を頂く事は、県議たちにとっても大変に勉強になり、共に県政改革への意識が深まり、広がっていく事だと思います。
 「質問取り」という言葉は、一般の県民はあまり馴染みの無い言葉であり、県議会の成り立ちが分かっていないと理解しにくいと思いますが、長野県議会でなされる代表質問、一般質問の「質問取り」は、現在経営戦略局が担当し、質問を予定する議員が、議長に発言通告書を提出後、担当職員が内容を聞き取って、知事や各部局に答弁内容の検討を割り振っているというのが実情だそうです。
その慣例は、県議会においては、共産党を除くオール与党体制であった吉村県政時代からずっと長く続いており、田中知事は、県側と議会側が、再質問までも、事前に分かり合っている現状に、疑問を呈したというのが今回の記者会見の内容です。
知事が「ガチンコ勝負」と表した県議会は、九月県会から始まるのでしょうか。
行方が注目されます。
 「トライアルしなの」は、今週末からいよいよ北欧へ海外視察に出発します。

2003/8/22 金曜日明日8月23日 午後7時から立科町にて移動県議会報告開催会

長野県議会の現状を広く県民の皆様に知っていただき、県政改革の灯を消すことの無いよう「これでいいのか県政改革 どうする県議会」と題して、各地で行ってきました移動県議会報告会を、明日、立科町にて開催いたします。
ご都合のつく方は、是非御参加頂き、忌憚の無いご意見、ご要望をお聞かせ下さい。出席県議一同、心よりお待ち申し上げております。

  ・開催日時  平成15年8月23日(土)
         午後7時縲怩X時まで(受付は6時30分縲怐j
  ・場  所  立科町老人福祉センター
 お問い合わせは、今井正子事務所へ TEL 0267-56-0032

毎年、恒例になった「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」が、今年も始まりました。総監督の小澤征爾氏のもと、素晴らしい音楽の世界が創造されることでしょう。  

2003/8/21 木曜日間近かに迫ってきた北欧視察旅行

 今日は、午前9:00縲恍c会議があり、来週末からの北欧視察旅行について、最終段階の詰めを行いました。
『トライアルしなの』のメンバー5名と、『無所属』の林県議・北山県議、知人等も御参加下さり、総勢17名参加の視察となります。
 折角北欧まで行くからには、医療・福祉・教育・環境問題等、充実した内容で勉強してきたいとの参加者の意向が強く、皆の熱気で、控室の中はムンムンと熱くなりました。
要望事項等の活発な意見交換の中で、旅行社の担当者が、「行く目的がはっきりし、皆さんの熱い向学心に、今回はこちらが本当に勉強させて頂きました」と感想を述べられていましたが、どんな職業においても、政治の世界でも、相手を説得でき、納得させられるだけの知識、行動力を持ち合わせる事が、その道のプロであり、そのための勉強を常に怠ることなく、やる気力を充実させる事が、全ての原点だと思いました。
 北欧は福祉行政が観光資源の一端を担っており、何を視察するにもお金がかかるようで、日本では考えられないことが多々あるそうですが、国の行政が観光資源になる事自体、素晴らしい事ですね。
 今日は、気温が上がり蒸暑くなり、午後から県庁にもクーラーが入りました。本来の夏らしい気候になるのでしょうか?
 20日に、東部町と先日会派の現場視察研修で訪れた北御牧村との合併調印が行われ、来年4月1日から『東御市』が県内18番目の市として誕生します。東部町の47年、北御牧村の115年の歴史は閉じられる事になります。県内の合併協定調印は、9月1日に発足する『千曲市』についで2番目との事です。
今後の合併においても、各町村の個性や特性、歴史が充分に生かされた新しい市づくりが出来るのかが重要課題で、それらが考慮された素晴らしい市の誕生が、今後の長野県の歴史をつくっていくのだと思います。

2003/8/20 水曜日住基ネット 県独自システムづくりを検討

 昨日、住民基本台帳ネットワークについて、田中知事が「独自のシステムづくりを検討する」との意向を示したことを受け、3時半から、県本人確認情報保護審議会が新しいネットワークの構想を発表するとの事で、宮川県議が登庁し、聞きに行ってきました。
 知事からは、システム検討に先駆けて、侵入実験を速やかに実施したい意向や、総務省の外郭団体「地方自治情報センター」へ委任している事務の見直し等4方針が示された上で、審議会は、4段階に分けて安全度を高めていく素案を「議論のたたき台」に県に提案したそうです。
市町村の意見が様々な中で、この問題はどうなっていくのでしょうか? お金も伴うだけに、本当に難しい問題ですね!

2003/8/19 火曜日今日も曇り空! 軽井沢ではの作品展開催中です

 ここ何日か太陽の光を感じていません。農作物への影響が、益々心配になります。トマトも真っ赤に色付かないと、作っている方が嘆いていました。
 今日軽井沢では、カラマツなど県産材の有効活用を目指そうという、県の活動の一環として、県内の木工職人48人が参加している【森世紀工房】の、初めての作品展示会が開催されています。
県から「マイスター」に認定されている職人さんが、心を込めて創ったイス・テーブル・キッチン等約80点の作品は、夫々の中に、心が感じられ、温もりがあって、使えば使うほどに味が出、愛着がわいてくる作品だと思います。
 オープニングセレモニーには、知事もお見えとの事。工房の親方である木工デザイナーの小田原先生とのトークもあるようです。
トライアルしなのでは、地元選出の今井県議と、木の持つ良さを知り、地球環境保全のためにも、何よりも森林を大切に育くむ事が大事だ考えている、島田県議が参加しています。
 作品展は、旧軽井沢ホテルで、20日迄開催しておりますので、ご都合のつく方は、夏の軽井沢を味わいながら覗いてみては如何でしょうか。
 *** 職人の持つ  をご堪能ください。***

2003/8/18 月曜日夏とは思えない涼しさのうち、お盆休みが過ぎました

今年の夏はどうなっているのでしょうか?
信州の夏らしい爽やかさが感じられないうちに、早お盆が過ぎてしまいました。涼しいというよりは、肌寒いほどの気温に、農作物への影響が懸念されます。
 米作は、豊作を期待できない状況との事、そのような中で浅科村の五郎兵衛米に関しての減反政策反対に関してのニュースが先日報じられておりました。だという商品価値がとの村の政策ですが、自信を持って地域の自分たちの米を作っているという自負があればこその政策で、農業はかくあるべきだと感心しました。
 お盆前に各地で開催した移動県議会報告会は、夫々に意義深く、地道に着々と回を重ねることで、県政改革への県民意識が高まってくれる事を願い、今後とも頑張っていくつもりです。
次回は、8月23日(土)に、立科町の老人福祉センターにて、夜の7時から行います。ご都合のつく方は、是非御参加下さい。
 又、トライアルしなのでも、櫻井よしこさん・佐藤千明氏等「長野県本人確認情報保護審議会委員」をお招きし、研修会を開催した【住基ネット】について、15日に知事の方針が示されました。
発表によると、「県としては住基ネットからは離脱でき得ない」とした上で、インターネットに接続しているシステムに外部からの進入が可能かどうか、インターネットに接続している22自治団体のうちの数団体を選び、進入実験を試みる事、総務省の外郭団体【地方自治情報センター】に委任している事務を再検証し、市町村の意見を聞きながら対応を検討するとの事でした。又、実験後早急に分離の対策実行を求め分離が゛完了するまでは住基ネットへの接続を、フロッピーなどを使っての【媒体交換方式】とする事、各都道府県へも早急に分離がなされるよう依頼するとの事でした。田中知事が、妥協を許さず、きちんとした対応・見解を取って下さったことに対して、改めて敬意を評すると共に、一県民として、安堵感が走りました。
昨日の某テレビの番組で、知事が解りやすく説明してくださった事に対して、テレビを見ていた全国の方から「長野県は、真摯な捉え方をして良いね」と賛同の電話を頂きました。

過去の会派日誌