冷夏であった今年の夏の暑さを挽回するかのように、9月に入り30度以上の猛暑の日が続きました。不作が懸念された農作物も回復傾向にあり、実りの秋へ向かって、果樹栽培や農業生産の方々は一安心されていることと思います。
敬老の日を迎え、9月末までに百歳以上になるお年寄りは2万人を超す長寿国の日本。【高齢者に力を存分に発揮してもらうことが豊かな社会を築くかぎになる。「生涯現役」を実現する仕組みづくりが大事だ。65歳以上の高齢者の割合は、推計で19%になった(5人に1人)。戦後の回復と発展輪になってきた人たちである。長寿と共に感謝の気持ちを伝えたい】という社説を目にし、まさしく激動の時代を生き抜いた方々に改めて敬意を表したいと思いました。
今日は、各派代表会議・議会運営委員会があり、終了後団会議を開催いたしました。来週から始まる定例会議への対応、北欧視察報告会の検討等について話し合いました。
団会議に併せ、ハンセン病回復者である作家の伊波敏男さんのお話をお聞きしました。
伊波敏男さんは、沖縄出身の方で、現在は、上田市に住んでおられます。国の隔離政策の下、14歳で沖縄の国立ハンセン病療養所に入所され、鹿児島、岡山の療養所を経た後、回復者となられたそうです。基本的人権を侵害された非人道的な差別の中、療養所での様子や様々な重い心の問題を抱えた入所者や家族関係等を聴かせていただく中で、傷心のバリアを取り払うことが出来るのは子供たちの純粋な温かな力たと言う事を述べられておられました。
長野県では、湯谷小学校でハンセン病への理解を深めるため、子供たちが取り組み、温かい思いやりの心と素晴らしい意識が育くまれたそうで、指導者の力で、子供たちの心か育つという教育の本筋を伺ったような気がします。
現在入所している長野県出身は42名。そのうち1名しか故郷へは戻っていないそうです。
不治の病と言われたハンセン病は、現在は3種混合の注射で1週間程で治る病気になりました。長い間の苦しみを思うと、感無量ですが、まだまだ続く複雑な問題です。
長野市の青波児童館が老朽化し、床はきしみ、雨漏りはし、耐用年数の30年も過ぎているので、子供たちに何とか安全な児童館をお願いしたいと、地元の区長さん達、児童館長さん、PTA代表の皆様等10数名の方々が県へ対応を急いでお願いしたい旨要望に見えられました。
青波児童館の対象地区は4000世帯余もあるとの事で、利用する子供たちも多く、子供たちのための安全性の為にも対応が急がれます。
学校の週5日制に伴い、児童館の利用は増加していると考えられますが、児童館の在り方、充実は、今凶悪犯罪が次々と起こるこのような世の中だからこそ、心身ともに健全な子供たちの育成のために真剣に取り組まなければならない問題であろうと思われます。
県庁舎や警察署、高校など県有施設内の全面禁煙が、「良いことは迅速に」という、田中知事の記者会見後、早速に実施されました。
今まで県庁内では、11箇所の喫煙室が設けられ、完全分煙化方式で愛煙家のための対策が採られていましたが、今後は、勤務時間外に例外的にたばこを吸える場所は、庁舎入り口や屋上だけとなり、今までの喫煙室は全て撤去され談話室などに変わるそうです。
煙草を吸わない人にとっては当然として受け止められ、吸う人にとっては慣れるまで大変かなと思われますが、新幹線などに乗ると禁煙車と喫煙車の空気の清浄差は歴然としており、煙で白くかすみ、煙草の臭いが立ち込めている中をただ通り過ぎるだけでも、吸わない人にとっては息苦しい感じがしますので、多分健康には良くないのだと思われます。
我がトライアルしなのでは、宮川県議1名だけが煙草を吸われますが、いつも遠慮されて決して室内では吸わず、ベランダで吸う気遣いをされておられます。
田中県議は、数年前までは吸っており、何度も禁煙に挑んでは挫折していたそうですが、体調をくずし、やっとこの1年半くらいは吸わないでいられるそうです。
県庁内には「皆様自身や家族の健康はもちろんのこと、社会全体の受動喫煙による被害や環境改善のためにも、強い意志をもって喫煙慣習を見直しましょう」という張り紙が貼り出され、喫煙室のドアは、鍵が掛けられました。
頭がすっきりする、心が落ち着く、おいしいなど愛煙家が掲げる煙草の良さは、煙草を吸ったことが無いので解りませんが、この際喫煙者の方は、なるべく吸うのを我慢して、健康にも経済的にも良い生活習慣を心掛けるよう頑張ってください!
今日は、各派代表者による議長懇談後、10時半より知事懇談会があり、県から9月補正予算案の基本的な考え方が示され、「産業活性化、雇用創出のための経済対策に必要な予算措置をとる」方針の説明がなされ 又、1時30分からは、文教企業委員会が夕方まで行われ、今井県議が出席しました。
宮川県議は、委員会の現地調査で頑張っています。
9月7日(日曜日)午後、北欧から、満足感で輝いた笑顔が信州へ戻りました。
現地は、前日まで雨だったにもかかわらず、視察旅行中はずっと好天に恵まれ、小中学校等、当初のスケジュールに無かった視察も何箇所か出來て、大変充実した内容となり、いろいろ勉強になったとの事でした。良かったです。
夫々が、自分の目的にあわせ、自分の目で見、自分の肌で感じ、自分の感覚で味わい感じてきた現地視察での収穫は、今後きっと政務に生かされてくる事と思い、期待しています。本当にお疲れ様でした!
その疲れも見せず、午前中から議会運営委員会のため、木内県議が登庁しました。早速デジカメで撮った写真を見せて頂きましたが、夫々の視察先での様子が良くわかり、美しい景色と共に自分まで参加したような感覚を味わい、勉強になりました。後日、報告書が出来るとの事ですので、楽しみです。
午後から、早速団会議ということで、松本の移動教育委員会に出席した今井県議を除く全員が2時頃から登庁しました。しかし、議会運営委員会が終わったのは夕方になり、委員会の検討報告を受けての団会議は、五時開始となりました。
議員公舎問題・傍聴規則の改正・一般質問の割り当て時間の見直しについて・政務調査費について等、木内県議からの報告をもとに、会派として検討事項に関して意見を出し合いました。
又、今日は、知事が議長に、9月県会から一般質問などの内容を、県職員が県議から事前に聞く【質問取り】をやめる方針を伝えるため、議会棟へ見えられたので、報道陣が多く、議会棟は賑やかな雰囲気に包まれました。
議会側としては、議事を円滑に進めるため、議員に質問項目を事前に提出するよう求める考えである事が、議長が明らかにされました。
今朝、可憐に咲くコスモスの花を眺めながら登庁し、窓を開けると、ひんやりと冷たい涼やかな風に虫の音が運ばれ、初秋の訪れを感じました。
冷夏の今年の夏は、いつが夏だったのか良く分からないような異常気象でしたが、いつしか季節は移ろい、ここ数日は、朝夕冷たいような風が吹いています。でもまだ昼は、蝉が元気いっぱい鳴き、夏らしさも入り混じった今日この頃です。
北欧視察もいよいよ終盤。今日は高齢者福祉と環境視察の2班に分かれての視察となります。今晩の夕食が、現地での夕食の最後となり、明日(土)の午前中の視察を終えると、一路飛行場へ向かい、9月7日(日)の朝、帰国となります。
帰国後の一週目は、スケジュールがたくさん入っており、早速、8日月曜日は、木内県議担当の議会運営委員会があり、火曜日は、島田代表の各派代表者と議長、知事との懇談会、9日縲怩P0日は宮川県議担当、商工生活環境委員会の中南信地区現地調査、11日縲怩P2日は、木内県議担当の総務警察委員会中南信地区現地調査と続きます。
この間に団会議をやるかは未定ですが、25日からの定例会へ向けて、又、大忙しになりそうです。
一昨日,退庁時(6時半頃)に県民ホールが報道陣で溢れていました。
何かと思ったら、知事が「県政改革のあり方」について、県の課長級職員(約600名)との、意見交換する面談を始めた様子を報道していました。10月末までに、1グループ15人ずつ、一時間半の議論を繰り返す予定だそうです。
行政に携わっている職員の現場の声を、知事が直接聞くということは、県政改革へ向けての相互理解の上でも大変意義があると思います。
普通の一県民としての感想は、600人という人数を考えたら、仕方の無い事だと思いますが・・・・15人という人数の中で、果たして夫々が自分が思っている本音が出せるのだろうか・・・という疑問が生じています。
唯、事前に提出されている【自らの改革の実績と今後の具代的な改革の方策】を作成するにあたり、県政改革を改めて考え、自分を見つめなおす良い機会になっている事と、知事と直接話をするという事は、お互いの思いや、やっていることを確認する上で、大変重要であり、画期的な事だと思います。
知事の改革への情熱にエールを送ります。
北欧視察も半ばを終え、いよいよ後半の視察に入ります。
島田代表からは、毎日定期的に電話が入り、県政の様子を報告したり、その他諸事項等の確認をしていますが、視察は,好天に恵まれ何とか順調に進んでいる様子です。
ただ、やはりこちらでは思いもよらなかった事があったり、視察の場合は特に、目的意識に基ずいたスケジュールのたて方、旅行社の対応、確認等、一度経験してみなければ、気づかず分からないことが在り、勉強になっていると思います。
又、折角の視察旅行が内容豊富で、充実し満足できるためには、個々が事前の勉強を余程して出かける事も大切だと思います。
皆さんは、どの位の成果を持って帰国してくれるでしょうか?
楽しみです。
本日は、島田県議の地元である上田市から、信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉まで美しい景観を縫うよう走る,上田交通別所線の存続について、知事へ、母袋上田市長、宮下市議会議長、別所線電車存続期成同盟会の室賀会長、上田市の職員の方々等10名程で要望にこられるとの事で、海外視察で不在の島田県議の変わりに、県民ホールにてお出迎えを致しました。
地元県議を代表し、高村県議も加わっての要望になりましたが、
母袋上田市長はじめ皆さんが、かつて別所線を走っていたレトロなイメージの丸窓電車をデザインしたTシャツに身を包み、「市民も別所線の存在感を感じており、存続を安全性だけではなく、観光面など地域振興の視点でも捉えていきたい」との市長の方針が説明された後、要望書や、市民の存続への願いを込めたシンポジウムの様子が載っている広報等を知事に手渡しました。
又、室賀会長から、存続運動の一環として、現在5万6千人から署名が集まり、更に7万人を目標に集めたいとの活動状況も報告されました。
知事は、「塩田平を走る別所線の魅力をもう一度取り戻せるように、国土交通省のいう安全基準は良く分からないが、現在西日本のほうでは、観光もかねた古い車両の電車も動いているので、別所線らしい車両や、沿線の景観にマッチした駅を、この機会に工夫して、観光資源としても十分話題性のある魅力ある線として存続できるようするべきで、県としても出来ることは一緒にやりたい」と、大変好意的に捉えていて下さる様にお見受けました。
又、同席されていた田山局長に、早速調査を指示したりと、積極的に対応してくださる姿勢も示して下さいました。
私も上田市に育ち、幼い頃は、毎年夏休みになると、別所温泉の旅館に何泊か泊まり、今は亡き父と家族皆で夏休みを楽しんでいましたので、別所温泉へ行くには、小さな可愛い丸窓電車に乗り、千曲川の清流を眺め、沿線ののどかな田園風景を眺めながら、嬉しさに胸高鳴り、心楽しく乗っていた事が、つい昨日の事のように懐かしく思い出されました。
地域の歴史、文化を広く愛してもらう為にも、別所線は何とか存続して欲しいと願っています。ただ、毎年数千万円の経常赤字をくつがえせるほどの努力と、発想の転換、知事のおっしゃるような工夫が存続のための不可欠要素だと思います。
地元住民や、関係各位の別所線への愛情と、存続への強い意志、真剣に取り組む情熱が存続への道を切り拓くと思いますので、是非頑張ってほしいです。