会派日誌

2004/7/10 土曜日7月9日佐久市にて移動県議会報告会開催・10日は現地視察研修

7月9日、六時半受付開始までに着くよう、田中県議の車で県庁を出ました。長野を出るときは、暑いほどの天候でしたが、途中から雨が降り始め、次第に雨足が強くなり、上田菅平インターまで行くと、高速道路は交通止めになっていました。下道に降り国道で佐久へ向かう途中の東御市のあたりでは、大粒の「ひょう」が降り、道路はまたたく間に川のようになってしまいました。車へ降る「ひょう」の音の大きさに、農作物への被害の大きさと移動県議会報告会への入場者が案じられました。
開会時刻すれすれに会場へ到着。持参した基調講演の資料を配布し何とか間に合いました。
報告会の進行は地元県議である木内県議が務めました。廃棄物行政についての基調講演・現状報告・県政に対するパネルディスカッション等内容が豊富で大変充実した報告会となりました。

★長野県議会「トライアルしなの」県議会報告会 in 佐久★
 ☆進行表 竏柱゚後7時開始ー
  ・基調講演「長野県の目指すべき廃棄物行政について」
      講師 (長野県環境保全研究所) 青山貞一所長
  ・現状報告「諸外国の廃棄物施策の現状について」
      講師 (長野県環境審議委員) 池田こみち氏
  ・パネルディスカッション
     「田中県政が進める改革と議会の対応について」
    コーディネーター  木内均県議
    パネリスト 青山貞一所長 池田こみち氏
           島田基正県議 今井正子県議 田中清一県議    
  ・質疑応答

青山先生と池田先生の講演は、プロジェクターを用い、日本の焼却炉を中心とした廃棄物行政の問題点や諸外国の実例を解りやすく説明してくださり、今後の目指すべき方向への指針となりました。
パネルディスカッションでは、木内県議の6月定例会の総括(詳しくは木内県議のホームページ参照)から始まり、各議員の「6月議会を通して感じた田中知事の目指すべき改革の施策と県議会とのギャップについて」考えを述べ、パネルディスカッションを進めました。予定時刻を上回り、毎回やっている参加者との質疑応答の時間がなくなってしまい残念でしたが、「個々の意見を直接聞くことが出来て、大変興味深かった」「大変勉強になった」との感想を頂き良かったと思いました。
会場へは、近隣の市町村議員もお見えくださり、突然の夕立にもかかわらず80名近い方々がご参加下さいました。参加者の皆様に心から御礼申し上げます。

本日7月10日は、「トライアルしなの」の佐久地方の現地調査を行ないました。朝宿を出発し、まず「発泡骨材製造工場」を視察しました。
発泡骨材製造とは、資源ゴミ回収で収集されたガラスビンを細かく粉砕し、貝殻と混ぜ、加熱成型することにより軽石のような骨材をつくります。製品は、水質浄化に役立ったり、液肥と混ぜて畑の土壌改良をしたり、砕石として通路に敷くと、水はけもよく歩くと音がするので泥棒除けにも良いとの事、かわいらしい植物を植え込むとステキなインテリアにもなり、ガラスの色によっていろいろな色の製品も出来るとの事でした。大変清潔感あふれる工場でつくられており、気持ちが良かったです。廃棄物が様々な工夫を加えることにより、新たなものへ生まれ変わり再利用出来るシステムの構築が、今後益々開発され、循環型社会へ貢献できるようにと望み願いました。
工場を後にし、南相木村の「国保南相木診療所」の色平哲郎先生をお訪ねし、真の地域医療の在り方・医療費の適正化・長野県政について等様々な事について、先生のエネルギッシュなお考えを聞かせて頂き意見交換をさせて頂きました。いつもお会いするたびに感じる、色平先生のオーラは、本日も一層輝いていました。

昨日降った「ひょう」により、軽井沢町・御代田町・小諸市・東御市周辺一帯の被害は調査が進むにつれ深刻で、農作物は全滅のところもあり、住宅や小学校・保育園でも窓ガラスが割れたり、自動車の屋根がへこんでしまったりと被害は甚大で、激しい風雨と共にピンポン玉大の雹の塊が襲った自然の怖さを改めて物語っていると思います。レタス・トマト等丹精込めてつくった野菜や果樹が収穫期を迎えていた農家の方々の御悲嘆はいかばかりかと推察し、心からお見舞い申し上げます。

2004/7/5 月曜日7月9日(金曜日)佐久市にて「トライアルしなの」移動県議会報告会開催

6月定例会が終わり、静かさが戻った議会棟です。
早いもので、今年も半年が過ぎました。
「トライアルしなの」では、県内各地で移動県議会報告会を開催し今回で16回目となります。今回は木内県議の地元である佐久市の県勤労者福祉センターにて、7月9日に開催致します。
多数の皆様のご参加をお待ちしておりますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。

 ★開催日時 7月9日(金曜日)午後7時より(受付6時30分より)
 ★会  場 佐久平駅前  県勤労者福祉センター

<移動県議会の開催目的>
昨年4月の県議会議員改選を期に、田中知事と県議会が二人三脚で長野県政の改革を推進していくことが多くの県民から求められていました。
しかし、1年たった6月定例会でも、依然埋まらない知事と県議会の溝の深さを感じます。いったい知事と議会は、どちらかが是で、どちらが非なのでしょうか?それとも両方に非があるのでしょうか?
『トライアルしなの』では、昨年8月から他会派・無所属の議員の方々と協力し“これでいいのか長野県 どうする長野県議会”と題して県内各地で県議会報告会を開催して参りました。本年も引き続き県内各地で開催していきたいと考えています。
長野県議会の現状をひろく県民の皆様に知って頂きながら、県政改革の灯を消すことなく、知事側・議会側というようにどちらか一方に肩入れした意見ではなく、ごく普通の県民が、日ごろ感じている知事や議会に対する疑問や要望等を直接交換する場として県議会報告会を開催していきたいと思います。
従いまして、我々の方から一方的な主張や見解を押しつけるのではなく、参加していただく皆様から自由に発言していただき、対話を深める懇談会形式の集会と致します。
皆様のお考え、忌憚のないご意見・ご要望をどんどんお聞かせください。

2004/7/2 金曜日本日で6月定例会閉会。

本日で、総額8億6500万円本年度一般会計補正予算案を可決し、定例会は閉会しました。
最終日の本日は、総務委員会が発議した「知事に対し誠意ある県政運営に専念することを求める決議案」を賛成多数で可決。知事は「厳粛に受け止める」とした上で、県政運営に対して「誠意ある県政運営では、人後に落ちぬ私の奮励努力にいささかの自負がある」と述べられました。
又、国民年金保険料の未納があった田中知事の給料を7月から3ヶ月間20%減額するため知事が提出した条例改正案は、賛成少数で減額の必要が認められませんでした。知事は、「自らが未納を確認をせずに誤った発言をした事に対する責任と、未納に対する責任をとる上で、自からに課した責任の取り方として給与の減額」を提出されたのではないかと一般県民としての私には感じられたのですが・・・・否決と言う事は、もっと奥深い考えを持つべきなのでしょうか???
修正の上再提出された森林づくり条例案は、採決の結果「継続審議」となりました。今回継続審査となった政策条例案は多く、なかなか前へ進まない歯がゆさを感じますが、真の県民益の為に、今後十分な審議を行なってほしいと感じます。
「今議会を通じ感じたことは、県民が求めている政策論というより、県と議会がお互いに「不信感」を募らせるような「くだらない」印象を受けるやり取りばかりで、いったい何をやっているのか。県民はもっと生活に密着した違う事を議論して欲しい。大事な税金が使われてやっているのに・・」と、ある県民の方から言われてしまいましたが、その言葉を聞きながら、過日視察研修した三重県議会の姿勢を思い浮かべ、改めて真の県政の在り方を思いました。
県も議会も県民の前で、「県民の求める論戦ができる議会」が実現できるのか、改革が出来るのか、重要な課題が満載している9月定例会には、県民が納得できる論戦を大いに期待します。
県民の大切な血税を頂き仕事をする県職員・県議会双方の背負っている「責任の重さ」を改めて感じた6月定例会でした。
阿部副知事が、総務省へ戻られるため、各会派へお別れのご挨拶に見えられました。副知事は、長野県に来て、昨年お子様が授かり家族が増えての帰京となります.「私にとっても子供にとっても長野県は第二のふるさとです」と、おっしゃておられましたが、長野県のために今後もお力添えを頂きたいと思います。

2004/6/30 水曜日今週は、各委員会審議がが行われています。

先週一般質問が終わり、今週は各委員会での審議が行われています。
総務委員会では、28日には、しなの鉄道の社長を務められこの度辞任された杉野正氏が、29日には、「長野県調査委員会」の委員(5月辞任)と「長野県出資等外郭団体見直し専門委員会」委員を務められている東京大学大学院教授醍醐聡氏が参考人招致され、質疑がなされました。両氏とも、長野県の県政改革に大きな貢献をされ、田中県政の「創る」ステージでの実績に多大なお力を反映された方だと感じています。
各委員会共、真の県民益を見据えて審議をして欲しいです。

2004/6/26 土曜日一般質問最終日。何と深夜に及び2日がかりの審議となりました。

25日、一般質問最終日。午前中から、人事案・公安委員の人事について、政治献金との関わりを問いただす質問に対し、知事の「あくまでその人物が県民のために覚悟をもって行政をより良くするために寄与して下さるかどうかという観点でえらんでいる」いう答弁に対し、審議が中断した。その後も一般質問に続き、修正して再提出された「森林づくり条例案」の集中審議も加わり、同日中に審議が終わらず26日午前0時43分まで、延々と審議は続きました。
木材価格の低迷を背景に所有者の関心が薄れ、荒廃がすすむ民有林の保全・整備を進める。その手段として、県が重点地域を指定。地域住民と所有者らが委員会を組織し県の整備保全計画策定に協力す「森林づくり条例案」は、林務委員会に付託・7月2日の最終日の本会議で採決となります。
その後、議員提案の意見書案の採決と続き、「トライアルしなの」の今井県議が賛成討論をおこなった「認可外保育施設に係る消費税を非課税とするよう求める意見書案」については賛成多数で可決。「自衛隊の多国籍軍への参加に反対し、イラクからの撤退を求める意見書案」は賛成少数で否決されました。
来週からは、各委員会が始まります。

2004/6/24 木曜日本日は、木内県議が一般質問をしました。

参議院選挙の公示日の本日、各陣営では、出陣式を行い、選挙カーから第一声の演説が街の中を流れました。各候補や陣営の初日の訴えに、国民は何を感じ投票するのでしょうか?

一般質問3日目。本日は木内県議が一般質問を行ないました。
発言順位が2番目の木内県議の応援のため、後援会の方が約20名程傍聴に来てくださいました。白百合のように清々しい木内事務所の小林百合子さんが、皆さんをご案内し来庁されました。
木内県議の一般質問の大項目は下記の通りですが詳しくは、木内県議のホームページをご覧下さい。
 1.「信州脱温暖化宣言」について
 2.コイヘルペスについて
木内県議はいつもながらハキハキと歯切れがよく落ち着いた爽やかな質問となりました。お昼の休憩時間には、知事の住民票問題に伴う選挙人名簿二重登録訴訟の判決が出て大変な田中知事でしたが、快く写真を撮らせて頂きました。
本日で、「トライアルしなの」の一般質問は終わりました。質問者の3県議ともそれぞれの個性が活かされた質問であったと思います。明日一日で一般質問は終わりです。

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