会派日誌

2004/8/2 月曜日大変有意義だった鳥取県・島根県の県外視察報告です!

『トライアルしなの』では、7月29日(木)から8月1日(日)にかけて鳥取、島根両県を視察訪問してきました。今回は遠路ということもあり事務局は同行しませんでしたので、まず視察報告第一弾として、木内県議の視察報告を掲載させて頂きます。

☆7月29日(木) 午後2時から5時15分 『鳥取県議会』【鳥取県職員対応】
 <調査事項>
  ?『鳥取ルネッサンス』について 【企画部地域自立戦略課職員対応】
  《概要》
   ○目的:住民目線の「現場主義」により課題解決をしていく「県政の確立」を図る。国の方針に追随するのではなく、住民に一番近い地方自治体による「真の地方分権」が重要であり、国の改革を先取りして「鳥取県から地域の自立」に向けた具体的実践を進めていくことが目的。
   ○具体的な考え方:「鳥取ルネッサンス運動」を推進することにより「地域の自立と再生」を目指す。「鳥取ルネッサンス」とは鳥取県で培ってきた地域の「人」「文化」「食」「もの」「知恵」などといった有形・無形の資源や財産を県民一人ひとりが再認識・再発見し、情熱と自信や誇りを持ち続け、活き活きと暮らしていくための活動であるという考え方。
   ○主な取り組み:「文化・観光の振興」・「地産地消の推進」・「地域の自立への気運醸成」・「新規雇用の創出、産業の発展」・「自然エネルギーの開発・普及」・「個人の自立推進」
  《質疑》
   Q1:『鳥取ルネッサンス』運動の目的と狙いは?
   A1:上記記載の目的・考え方・取り組み。
   Q2:「人・文化のルネッサンス」の具他的な取り組み(事例・効果等)は?
   A2:「観光ボランティア」や「ことぶきリーダー認定者」等への登録をお願いしているがなかなか数字的には伸びない実態がある。しかし、「県内講師の活用による講座」の実施率は70%、「県内学識者・デザイナーへの業務委託」の実施率は88%。
   Q3:「食のルネッサンス(「地産地消」)」の具体的な取り組み事例は?
   A3:学校給食や医療・福祉施設等での食の地産地消の推進。学校給食では地元の食材導入率が50%近く(H15)になっている。
   Q4:「もののルネッサンス」の具体的な取り組み事例は?
   A4:職場への県産材製品購入の依頼や県産材木造住宅への助成、「鳥取県グリーン商品認定制度」への登録商品(H15は70商品)を奨励している。ちなみに旅館等へも地元の食材を積極的に使っていただくようにお願いをしており、我々が泊まった旅館の食材も8割程度が地元食材であった。
   Q5:「環境にやさしいエネルギーのルネッサンス」の具体的な取り組み事例は? また自治体への支援策は?
   A5:鳥取県のエネルギー自給率は、10%程度(H14)。県内での新エネルギー(太陽光・風力等)導入を推進したり、県庁にハイブリット車導入等を実施(H15で12台)している。さらに新エネルギー導入に際しては、実施者(市町村や地域協議会)に対して補助制度がある。
   Q6:「鳥取ルネッサンス県庁行動計画」の具体的な取り組みと進捗度は?
   A6:県庁自ら率先して地産地消を実践、市町村や企業等の取り組み支援などに取り組んでいる。具体的には県職員の地域活動への積極的な参加、県産品の積極的購入、学校での地産地消を奨励し、県民活動の支援を行っている。

  ?『鳥取県教育振興ビジョン』に基づいた教育振興について 【教育委員会職員対応】
   ⇒省略

  ?『森林環境保全税』について 【総務部税務課職員対応】
   《概要》
    ○目的:県民が広く薄く偏りなく負担することにより森林保全を行い、県民共有の財産である森林を県民みんなで守り育てる意識を醸成することが目的。
    ○課税方式:個人県民税及び法人県民税の均等割の超過課税方式。
    ○超過税率:個人=300円,法人=現行均等割額の3%相当額(600円縲怩Q4,000円)
    ○徴収方法:県民税均等割として徴収。
    ○税収規模:8,600万円程度(年間)
    ○税収使途:森林整備(ハード事業)と県民の意識醸成事業(ソフト事業)

  《質疑》
   Q1:税の導入経過は?
   A1:平成11年に「鳥取県における地方税のあり方研究会」を設置し、法定外税について検討を始める。その後平成14年に「鳥取県水源かん養税(仮称)」として検討案公表。県民アンケートやシンポジウム、意見交換会などを通して広く県民の声を集め、平成15年に「鳥取県森林環境保全税(仮称)」として公表。平成17年4月1日から「森林環境保全税」として導入。
   Q2:税の仕組み(目的・課税方式・負担額・納税方法・税収規模・使途等)は?
   A2:概要で説明済み。

2004/7/30 金曜日昨日は鳥取県議会・本日は島根県議会へ視察研修です

各地で大型台風の影響が出ていますが、信州の今朝は青空が広がり強い陽射しが照りつける夏日となりました。
「トライアルしなの」では、昨日の29日から県外視察研修に出発しました。台風で飛行機が飛ぶかと案じられましたが予定通り順調に鳥取へつき、昨日は鳥取県議会にて有意義な研修をさせて頂いたようです。片山知事の手法にも大いに学ぶところがあり、良い研修になったようです。
又、視察が終わりましたら県議から報告して頂きます。
本日30日は、午後から島根県議会にて学ばせていただく予定です。島根県議会事務局からも「天候が心配ですが、準備を整えお待ちしています」と、ご丁寧に連絡を頂き心強い思いをしました。充実した研修が出来ればと願います。
各県で研修をさせて頂くときに感じる事ですが、各県の議会事務局の対応が大変良く、お陰様で内容豊かな研修が出来、感謝の気持ちで一杯になります。長野県へも他県から議員さんたちが沢山視察にこられている事と推察されますが、議会事務局の皆様のご苦労を思い、感謝の気持が溢れます。
28日縲怩R0日(本日)午前中まで島田県議は、社会衛生委員会の県内視察で、中南信地区を現地調査しています。
木曽地域での障害者等の各施設・介護老人保健施設・諏訪赤十字病院・福祉大学校・老人ホーム・西駒郷・看護総合センター・身障者通所授産施設等を廻り、松本合同庁舎で解散です。
松本から上田へ戻り会派の研修に合流するため鳥取県へ向かいます。

鳥取で開催される「自立塾」には明日から参加しますが、以下の趣旨で開催されます。

みなさんこんにちは。
このたび、鳥取県では、「自立と再生をめざす鳥取自立塾」を7月31日(土)縲怩W月1日(日)の両日、米子コンベンションセンター及び米子市文化ホールを主会場として開催いたします。

 財政の自立、産業の自立、個人の自立……。
 過度に他者に依存するのではなく、自分たちでできることは自分たちでする。それが、真の地方分権社会の実現に向けて地方がとるべき姿であり、地域再生のキーワードであると考えます。その取り組みは多岐にわたり、行政のみならず地域住民の主体的な活動にも求められます。

 鳥取県はこれまで、地方分権時代の先進県づくりを目指した取り組みを進めてきました。そしてこの取り組みを全国に広げていこうとこの夏、志を同じくする自治体の首長らをお招きし、「鳥取自立塾」を開塾することにしました。
 地方自治に携わる方々、そして行政のクライアントでありパートナーである県民、市民のみなさんに多数ご参加いただき、ともに地域の自立と再生について考えたいと思います。

             鳥取自立塾 塾長
             鳥取県知事 片山善博

とき   平成16年7月31日(土)縲怩W月1日(日)
       
ところ  米子コンベンションセンタ(鳥取県米子市末広町74)
     米子市文化ホール(鳥取県米子市末広町58竏窒U)
     米子全日空ホテル(鳥取県米子市久米町53竏窒Q)  
主催/鳥取県   後援/韓国政府革新地方分権委員会

2004/7/26 月曜日暑い夏 「トライアルしなの」も県政への熱い情熱で本日も研修!

猛暑の今年は、セミの泣き声が初めて観測される「初鳴き」の時期が早まっていると報じられていましたが、今朝会派の控室でセミの鳴き声が聞こえ、まだまだこれから暑さが続くのだと改めて感じました。まだ8月にもなっていないのに、既にひと夏の暑さを体感してしまったような今夏です。
「トライアルしなの」では、本日10時から団会議と、午後は研修会を行いました。
団会議では、今週末に迫った県外視察の調査研究項目についての事前勉強会を実施。スケジュールと共に調査項目に関しての確認を行ないました。

★県外視察スケジュール★
・7月29日(木)鳥取県議会
 <調査項目>
   ?「鳥取ルネッサンス」について
   ?教育振興について
   ?森林環境保全税について
・7月30日(金)島根県議会
 <調査項目>
   ?議会による提言について
・7月31日(土)縲怩W月1日  米子コンベンションセンター
  地域の自立と再生をめざす「鳥取自立塾」参加

前半は、島田代表は社会衛生委員会の現地調査があり参加できず後半の「鳥取自立塾」のみの参加となります。今井県議と木内県議は後半に所用があり鳥取県・島根県議会での調査研究となり、田中県議のみが全行程参加となります。
暑い時期ですが、多いに学んできてほしいと願います。

午後からは、長野県の農政について研修しました。
長野県が打ち出した<信州から始まる「日本の農業革命」>で掲げられた改革の哲学は<農業は、本来「命を育む産業」であり、健全な「大気・水・土」の再生なくしては成り立ちません。土づくりなどの基本を再認識し、自然と共生する農業に転換していきます。というもの。「環境に負荷をあたえる農業から自然と共生する農業へ」転換し、コモンズの再生・創造による信州農業・農村の活性化を目指すというもの。農政林務委員がいないトライアルにとって農政についての勉強会は大変重要で、「長野県農業の概要」「信州農業再生戦略プロジェクト事業」「トレーサビィリティ信州モデル支援事業」「長野県原産地呼称管理制度運営事業」「おらのむらづくり事業」などの今年度の主要事業や先日のひょう被害・コイヘルペス等について研修しました。大変有意義な研修となりました。

2004/7/22 木曜日21日夕方、会派控室にキラキラした若い燃えるエネルギーがみなぎりました

昨日(21日)の午後5時、「高円宮杯 全日本学童軟式野球県大会」で見事優勝し、全国大会に出場が決まっている、佐久市の「東スポーツ少年団」の6年生選手7名と東小学校の先生、保護者の方たちが知事を表敬訪問するために来庁されました。
「全日本学童軟式野球県大会」というのは、高校生の甲子園大会に匹敵する少年野球大会だそうで、8月7日から茨城県の水戸市で全国大会が開催されます。
知事を表敬訪問する前に会派控室で一休み。控室は一気に若々しいはじけるようなエネルギッシュな雰囲気に包まれました。
真新しい真っ白なユニホームに身を包んだ少年たちは、皆キラキラ光る瞳と日焼けした笑顔が印象的で、「知事さんに会うなんて緊張しちゃう」と会える喜びを噛みしめているようでした。
大会のポスターを各自持ってきて、「知事さんにサインしてもらって頑張れるよう貼ってお守りにする」「知事さんと写真を撮って記念にし頑張りたい」という少年たちの願いを叶えてあげられるようにと祈りながら、優勝旗を携え知事室へ向かいました。
せっかく写真を撮っていただけるのなら広々したところで、知事の貴重な時間を無駄にしないようにと正面玄関前に並び記念撮影をお願いしました。田中知事は快く引き受けてくださり、お陰様で良い記念撮影が出来ました。
知事室では、緊張した少年たちの姿が初々しく、純粋な思いが伝わりました。知事から激励の言葉と、キャップテンの「初出場・初優勝を目指し頑張ります」との誓いの言葉が交わされました。知事は、何枚かのポスターへのサインにも快く応じてくださり、少年たちは宝物のように頂いた名刺と共に持ち帰りました。きっと、頑張って良い試合をしてくれる事と思います。
若い情熱を結集し、日頃の練習の成果を十分発揮した戦いぶりを期待し、「フレーフレー」と心からのエールを送ります。頑張って来て下さい!!!

本日22日は、午後一時から議運検討会議があり、田中県議が登庁予定です。

2004/7/21 水曜日温度が40度にまで上昇した日本列島

昨日20日の日本列島は高気圧に覆われ、関東甲信越の各地で記録的な猛暑となり、何と千葉県市原市牛久で40.2度を観測したそうです。熱中症で病院に運ばれる人も続出。東京でも39.5度、長野県各地でも30度を越え、本当に暑い1日でした。
又、先日は新潟・福島・福井県等が局地的な豪雨に襲われ20人を超える死者・行方不明者がで、多数の住民が避難を余儀なくされました。自然災害の恐怖を目の当たりにし、何か地球に異変が起きているように感じずにはいられません。これらの異常気象は、地球の悲鳴・警告のように受け取れ、改めて地球の環境保全を深刻に真剣に考えなければならない時が来ているのだと実感しました。
゜トライアルしなの」の各県議それぞれの政務調査活動で忙しい中、今井県議は本日、北海道のニセコ町役場へ現地調査に出かけています。
会派の次回団会議は26日、10時縲怏・h控室にて行い、29日からの鳥取・島根県議会視察に備え勉強会を行ないます。

2004/7/15 木曜日本日10時から団会議開催

毎日暑い日が続いています。
本日15日は、会派控室にて団会議を行ないました。
<協議事項>は、以下の通りでした。
1.鳥取・島根現地視察調査について
 ・日程の確認
 ・視察事項の確認
 ・その他
2.4月から6月までの政務調査のまとめについて
 ・団会議等開催状況
 ・その他
3.その他
 ・7月9日開催 「県議会報告会IN佐久」について
    寄せられたアンケートほか
特に本日は、今井県議より7月9日のひょう害の被害状況について現地で撮った写真をもとに説明がありました。
県議会でも、農政林務委員会が13日に「降ひよう被害現地調査」をおこなっており、地元県議という事で木内県議も調査に参加しました。
7月9日午後3時50分から午後7時10分頃にかけて、佐久・上小・・長野地方事務所管内の12市町村で降ひようがあり、被害が発生。ピンポン玉大のひょうが降ったところもあり、りんご・ぶどう・レタス・トマト・きゅうり・トルコ桔梗・アスパラ・ブロッコリー等に裂傷などの被害が発生した。収穫直前の農作物もあり、殆ど壊滅状態のところも多い状況。丹精込めて収穫まで育てあげた農家の方たちの事を思うと本当にお気の毒で言葉にならない思いをしたとの事。何とか対策本部を設け、支援策を早急に検討してほしいと願います。

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