会派日誌

2004/8/23 月曜日アテネ五輪日本選手大活躍!頑張る姿と美しい汗・涙・輝く笑顔 毎日大きな感動をありがとう!

アテネ五輪が始まって早10日が過ぎ、日本選手の活躍ぶりは目を見張るものがあります。
連日のメダルラッシュ! 過酷な練習に耐え自分自身に打ち勝った選手たちの輝かしい笑顔は、本当に眩しく、日本中に深い感銘と素晴らしい感動を与えてくれています。
アテネまでの道のりは厳しく険しく、選手の方たちは皆精一杯の練習を重ね、努力の末望み、皆の期待に応えるべく頑張りました。快挙を成し遂げた選手たち、残念ながらメダルに届かなかった選手たち、それぞれの選手の皆様たちが、情熱をむき出しにして頑張る姿が見る人を感動の世界へ誘い、深夜まで実況から離れられない状況をつくっています。
人間の能力は磨けばどこまで光り輝やくのでしょうか?・・・とても人間技とは思えない競技が続く中で、そんな思いを強く感じさせられたオリンピックです。その光が発せられるまでのひたむきで一途な「努力」にこそ真の価値があるのだと思い、選手の皆様のご健闘に心から敬意を表します。
これから競技に臨む方々は、後悔の残らないよう充分に実力を発揮してほしいと願います。
本当に大きな感動を有難うございます!!!

お盆休みが明け、早速18日に「トライアルしなの」では会派で林業振興課にご案内を頂き、「収入間伐等 現地調査」に全議員で出かけました。
午後から公用のある今井県議にあわせ、出発時間を早朝の8時30分とし議会棟を出発しました。まず、牟礼村の林業公社霊仙寺団地にて高性能林業機械による列状収入間伐及び作業道を視察し、次の中野市間山地区では、間山地区の集団化、急斜面地の間伐状況を遠望で視察しました。それから北信地区における素材生産・流通・木材加工の拠点である「北信木材流通加工センター」を視察し、高性能機械による間伐ビデオ等を見て意見交換を行ないました。
帰庁後、団会議を行い政務調査活動の報告となる広報誌について打ち合わせを行ないました。

盆明けの先週からパソコンのインターネット関連の起動が悪く、会派日誌の書き込みができない状況となり様子を見ていましたが、あまり調子がおかしいので相談したところ、多分お盆休みで数日使わない間に雷が入ったのではないかとの事、やっと正常になりましたので久しぶりに書き込みをしました。自然の力はいろいろなところに影響が出てくるものですね。

2004/8/10 火曜日向日葵のように愛らしく 若鮎のようにピチピチとした高校生が就業体験で今井県議に密着!

ことを趣旨とした、県の「ずく出せ修行」就業体験事業に、県会議員について研修したいと応募した両角佳菜子さんが、今井県議について8月3日と10日(本日)就業体験をしました。
会派控室は、16歳の若いお嬢さんが1人加わっただけで何かとても明るくなり雰囲気が華やぎました。
3日は、丁度会派として研修会・団会議があり、その後経営戦略局への要望書の提出、夕方から議員野球クラブの練習もあり一日盛り沢山の内容。
本日は午前中に教育委員会の定例会、午後は高等学校改革プラン検討委員会が開かれ、今井県議と会議を傍聴し、教育関連について学びました。身近なテーマの教育問題が研修課題であり、高校生としては、学校のこと等いろいろな事が決められていく過程がわかり良かったのではないかと思います。両日を通じて佳菜子さんは、沢山のことを体験し、様々な事を学び感じた事と思います。
特に今日は、就業体験の様子をテレビ局が密着取材という事もあり佳菜子さんはびっくりされたようですが、高校の放送部で活躍し、将来報道関係にも進みたい夢を持っているだけに、本来の明るさで自然体で取材に応じ、しっかりとした受け答えをしている様子を見、高校時代にこのように貴重な就業体験が出来た事は、佳菜子さんの人生にとって今後大きな糧になると思い、かけがえのない大切な思い出になるのではないかと感じられました。又、感想文や話の中で、16歳の純粋な目で捉えた県議会や教育システムについての感想は、新鮮でなる程と思う事が述べられ、参考になりました。
今井県議は長年教職に就いておられましたので、教師として佳菜子さんを導く姿勢がきちんとしており、持ち前の明るさ、心の温かさ、細やかな気遣いで佳菜子さんに接しておられましたので、佳菜子さんにとっては大変恵まれた就業体験になったように感じられます。
その様子を見ていて、三十数年前、不安な心を抱きながら教育実習で中学校へ行った時の事が思い出され、当時の様子が私の頭の中を走馬灯のように駆け巡りました。厳しくも温かく接してくださったT先生、「感謝状」まで書いてくださり学年会で優しくご親切に接して下さった先生方のご厚情が甦り、つい昨日のことのように懐かしく思い出されました。
佳菜子さんの将来に役立つ2日間であったことを心から望みます。

2004/8/7 土曜日「コメ」 国際シンポジウム2004信州大会 (8月20日)開催 近づく

8月6日午後、「コメ」国際シンポジウム2004信州大会開催について記者会見を終えた、大会委員長の森本尚武信州大学名誉教授と組織委員長の石川隆俊東京大学名誉教授が、実行委員会の方々と会派控室へお立ち寄りくださいました。
シンポジウムは下記ご案内の通り開催されますが、多数のご参加をお待ちしているそうですので、是非ご都合がつかれましたらお申し込み下さい。 
    
「コメ」国際シンポジウム2004信州大会
「コメの高度利用と稲作文化」開催趣意書

国連は‘02年に発した国連宣言で2004年を「国際コメ年」と決めるとともに、コメが人類の生存と繁栄の為に不可欠であるとの認識に立ち「Rice is Life」(コメは命)のテーマを掲げ、今年1年地球規模でコメに関する広範なイベントを繰り広げています。
有史以来、コメはわが国文化の原点を支え、イノチの糧とし、また民衆の活力の源として愛され続けてきました。弥生期以降の日本の歴史はコメを中心として刻まれてきたと言っても過言ではありません。しかし近年、コメの消費量は関係者の必死の努力にもかかわらず下降の一途を続け、今日ではかつての半分、国民一人当たり約1俵(60kg)を割り込むところまで落ち込んでしまいました。その結果、水田は減反を余儀なくされ、美しかった農村は疲弊し、人の心まで殺伐なものとなってきた感が致します。私たちはコメが日本の、そして世界の重要な主食であり、平和を希求する地球民の不可欠な食糧源であることに思いを馳せ、下記により信州「コメ」国際シンポジウム2004「コメの高度利用と稲作文化」と題してシンポジウムを企画いたしました。
まぼろしのノーベル賞学者と言われ今でも世界の医学会において尊敬を集めている世界初の人工発ガンに成功した山極勝三郎博士の生誕の地「上田市」において、主食としての「コメ」の再認識並びに「コメ」の多様な機能性についての最新の研究について著名な演者をお招きし開催出来ますことはこの上ない喜びとするところでございます。
お忙しいところ誠に恐縮ではございますが別紙により国際シンポジウムを計画しましたので格別なるご協力の程お願い申し上げます。 

 平成16年7月6日
          「コメ」国際シンポジウム2004信州大会

                   大会委員長 森本尚武
                   組織委員長 石川隆俊 

 「コメ」国際シンポジウム2004信州大会
 「コメの高度利用と稲作文化」開催要領

・開催日時 平成16年8月20日(金曜日)午後1時30分縲怩T時30分
・開催場所 上田市マルチメディア情報センター国際会議室
       長野県上田市下之郷812竏窒P(電話0268-39-1000)
・主  催 「コメ」国際シンポジウム2004信州大会実行委員会
・後  援 国際コメ年日本委員会・農林水産省関東農政局・長野県・上田市・SBC信越放送・テレビ信州
長野朝日放送・長野放送・毎日新聞社長野支局・信濃毎日新聞社・信州民報・東信ジャーナル
・事 務 局 「コメ」国際シンポジウム2004信州大会実行委員会事務局(ドーマー?内)
・参 加 費 1名 5,000円(当日受付にて納付いただきます)

・プログラム
開会の辞          組織委員長(東京大学名誉教授) 石川隆俊
ウエルカムメッセージ    大会委員長(信州大学名誉教授) 森本尚武
シンポジウム開催に寄せて   長野県農政部長  鮎沢光昭
ようこそ信州上田へ 上田市長   母袋創一

基調講演
    「米に含まれるイノシトールとIP6によるガン抑止効果」
         (米国)メリーランド大学・医学博士   イヴァナ ブセニック

    「最近の米事情」
       農林水産省関東農政局 食糧部長          松本裕志

講  演
   「コメの最新研究から」  (独)食品総合研究所・農学博士 豊島英親

「IP6とイノシトールに寄せる臨床医の期待」
    群馬県太田市医師会 坂本胃腸科医院院長・医学博士   坂本孝作

「発芽玄米の発酵食品への応用」
              長野県食品工業試験場・工学博士  吉川茂利

   「ここまでわかった 米の機能性」 ?ファンケル取締役・農学博士 石渡健一

   「発芽玄米食による血液への影響」
              東京大学名誉教授・医学博士    石川隆俊

   「二十一世紀の主食・発芽玄米」
              信州大学大学院教授・農学博士   茅原 紘
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「コメの高度利用と稲作文化」フリートーキング
 フリーパーソナリティ     武田 徹
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トワイライトパーティー   18:00縲鰀
上田市マルチメディア情報センター中庭

以上ですが、素晴らしい内容ですので是非ご参加ください。

2004/8/6 金曜日「風のひと 土のひと」 色平哲郎先生から学ぶこと

今日も朝からギラギラとした太陽が容赦なく照りつけ暑い日です。蝉がミンミン鳴いています。
そんな中、今年度になってからの会派の政務調査活動をまとめるために会派日誌をさかのぼり読み返してみました。その中で、7月上旬に行なった佐久での県議会報告会の翌日、南相木村の色平哲郎先生をお訪ねした事を思い返しながら、色平先生について改めて考えてみました。
先生は、常に自然体でおられながら何てエネルギッシュで活力にあふれ、独特のオーラを感じさせて下さるのか?いつもお忙しいのに細やかなお心遣いが出来るか?・・等等先生に関して考え始めると限がありません。地域に入り「土のひと」となりながら、常にお考えや行動は「風のごとく」世界を駆け巡り、医学の分野だけではなくオールマイティーな見地でものを捉えておられる先生にお会いすると、私のように不勉強でものを知らない愚か者にも先生の素晴らしさがグイグイと伝わり感じられるのは何故なのか?人間的に魅力があふれ、本当に不思議な偉大な先生です。
色平先生は会派控室へも突然お見えになられ、「皆さんお元気ですか?県で会議があったものですから」とほんの数秒?お顔を見せてくださり「では皆さんによろしくね!」と、まるで風のごとく帰られてしまわれますが,そんな時、一風の爽やかな風が吹いた後の爽快感と清涼感が感じられ「頑張ろう!」という「元気」と「ひとの優しさ・温かさ」をおいていってくださるのが不思議です。
このように村の患者さんたちは、病だけではなく心も癒されているのかなと感じます。

長野県南佐久郡南相木(みなみあいき)村診療所長、内科医、NPO「佐久地域国際連帯市民の会(アイザック)」事務局長。1960年神奈川県横浜市生まれ、44歳。東京大学中退後、世界を放浪し、医師を目指し京都大学医学部へ入学。90年同大学卒業後長野県厚生連佐久総合病院、京都大学付属病院などを経て長野県南佐久郡南牧(みなみまき)村野辺山へき地診療所長。98年より南相木村の初代診療所長となる。外国人HIV感染者・発症者への「医職住」の生活支援、帰国支援を行うNPO「アイザック」の事務局長としても活動を続ける。こうした活動により95年、タイ政府より表彰を受ける。
現在、長野県東南部、人口1300人の南相木(みなみあいき)村(鉄道も国道もない山の村)で家族5人で暮らしている。

先生のホームページ「村のお宝」の中で、先生が信州の村医者となられた件(くだり)があります。

十年前、佐久病院での研修生活を終えて大学に戻る私に、「一兵卒の軍医」としての戦争体験を持つ若月俊一院長(当時)が、送別の宴を開いてくれた。
その席で先生は、『どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ/三日二夜の食もなく/雨降りしぶく鉄兜……』と哀切に歌った。厭世的曲調で軍部が禁止した『討匪行(とうひこう)』なる軍歌だった。
歌の後、突然「君、深沢七郎さんの『楢山節考』は読んだかい」と訊かれ、戸惑った。息子が年老いた母を「お山」に背負って捨てに行く話だ。
「文学ならともなく、歴史的存在としての『お山』を僕は認めない。君はどう考えるか?」

この時、私は乗り越えるべき対象としての「お山」を心のなかに刻んだ。その後信州に戻り、村医者となった。

わが南相木村にももうすぐ厳しい冬がやってくる。
道路が凍結し、往診に骨が折れる季節だ。
それでもお年寄りたちの肉声を聴きたくなる。
とくに医師としての使命感に燃えているからではない。
庶民の声なき声が体現する「ものがたり」にこそ現代史を読み解き、未来を考えるうえでの「お宝」が潜んでいると感じるからである。

又、先生のホームページのトップページに―晏陽初 Yen Yang Chu (1893-1990)氏の詩が載っています。

「人々の中へ」 Go to the People

人々の中へ行き
人々と共に住み
人々を愛し
人々から学びなさい
人々が知っていることから始め
人々が持っているものの上に築きなさい

しかし、本当にすぐれた指導者が
仕事をしたときには
その仕事が完成したとき
人々はこう言うでしょう
「我々がこれをやったのだ」と

若月俊一院長から学んだ「こころ」。色平先生の決断。「人々の中へ」から感じられる人間としての姿勢。全ての人が心に刻むべきと感じ、深い感銘をうけました。
仕事を通じ県議さんたちの県政活動を身近に感じる事が出来る私としては「人々の中でこころ」を感じられる県議さん達が、真の県民益のために、
《人々(県民)のために、人々(県民)のための》更なる活動をして下さる事を願い、改めて期待しました。

2004/8/4 水曜日素晴らしい信州の宝である「温泉」の信頼回復と支援策を!

昨日の8月3日、『トライアルしなの』では、午前10時から研修会を、午後は団会議と、白骨温泉の入浴剤使用に端を発した温泉問題について、早急に県内温泉の信頼回復に向け「安全宣言」や一時的に減少も予測される顧客の支援策を示していただくよう県の経営戦略局長あてに申し入れ書を提出しました。
 
午前中の研修会は、県衛生部薬務課から今回の温泉調査についての報告を受け、意見交換を行いました。既に、県内視察中に早速調査結果等の報告を受けた委員会もあり、「トライアルしなの」でも、地元町村・温泉業者の方々から、現状報告と数々の参考意見を頂きました。としての観光シーズン真っ只中という事もあり、雄大な自然美を満喫しながら入る信州の温泉は、人の心を癒すと共に、観光資源として大事な県の資本でもあるので、温泉のイメージアップをはかり、今回の事態を「吉」にかえることが大切であり、県民益のためにも早急な対応をすべきであると判断し、研修会終了後、県に対して申し入れを行うことを決定しました。

○信州温泉の信頼回復ならびに信州温泉ブランド確立のための申し入れ

 この度、県は『信州の温泉品質問題対策本部』(本部長:太田寛・生活環境部長)を立ち上げ、白骨温泉の入浴剤使用に端を発して全県的に「温泉に関する聞き取り調査」ならびに「旅館・ホテル等の入浴施設及び公衆浴場調査」を実施し、その結果を公表した。
 しかし、我々『トライアルしなの』では、この調査結果公表が白骨温泉のみならず本県全ての温泉施設に対して利用客減などの負の影響を与えただけであっては調査本来の意味から大きく逸脱するものであると考える。
 そこで夏の観光シーズンをまさに迎えているこの時期に本県温泉の信頼回復、さらには信州温泉ブランドをこの際しっかりと確立することが重要である。そのため『信州温泉100%安心宣言』(仮称)などの信頼回復のための宣言や直接誘客に結びつくよう温泉施設に対する具体的な支援策を示すことが県の責務である。
 以上、信州温泉の信頼回復ならびに信州温泉ブランド確立のための施策を早急に講じることを申し入れる。

2004/8/3 火曜日鳥取・島根現地視察調査報告(その2)

視察2日目は、島根県議会にて研修させていただきました。以下は木内県議の報告です。

☆7月30日(金) 午後2時45分から4時30分 『島根県議会』 【島根県職員対応】
 
<調査事項>
  ○議会による提言について 【議会事務局職員ほか農林水産業・NPO関係職員対応】
  《概要》
   島根県議会では平成11(’99)年2月議会で議員提案による全国初の「中山間地域活性化基本条例」を制定。これを機にその後「中山間地域活性化方策に関する提言」、「新たな森林・林業活性化プラン策定に当たっての政策提言」、「水産業活性化に関する政策提言」、「新たな農業・農村活性化プラン策定に当たっての政策提言」、「ボランティア・NPO団体活動促進のための環境整備に関する提言」を行ってきた。
  《質疑》
   Q:議会による提言が島根県政の具体的な施策としてどのように具現化しているのか?
   A:県策定のプランに議会側の提言が盛り込まれている。
  《感想》
   議会事務局の政策立案能力の高さに驚く。それぞれ常任委員会を中心として政策提言をまとめているが、議員がそろって議論ができる機会は非常に限られている。それを補っているのが政務調査室である。本庁の担当部局と意見交換を行ったり、具体的な資料をまとめている。長野県議会も見習う点が多い。

過去の会派日誌