会派日誌

2004/10/14 木曜日10月18日 千曲川現地調査と「浅川の治水問題シンポジウム』開催 19日 長野市の地すべり調査実施 

朝夕急に涼しくなり、木々も彩を加え始めました。高い所では、紅葉が真っ盛りと報じられておりますが、平地でもあと2週間もすれば自然の織りなす美しい造形の世界を堪能することが出来ると思われます。

『トライアルしなの』では、来週の月曜日(18日)縲怏ホ曜日(19日)にかけて、県議会の日本共産党県議団・あおぞら他と共催で、千曲川現地調査と研修会・シンポジウム等を下記の通り行ないます。
シンポジウムは、参加自由ですのでご都合のつく方は是非ご出席ください。

       <千曲川調査等の日程>

★10月18日(月)
  ・13:00   国土交通省千曲川河川事務所集合
       (長野市鶴賀峰村74 227竏窒V611)

  ・13:00縲怩P3:30  同事務所より「実施計画」に基づく河川改修の進捗状況の説明を聞く。
  ・13:30縲怩P6:00  同事務所の案内で落合橋から中野市立ヶ花までの左岸側
    (真島橋手前、村山橋下流の桜堤、西厳寺付近、浅川及び鳥居川合流部、立ヶ花等)を視察予定。
  ・18:30縲怩Q0:30 『浅川の治水問題シンポジウム』    
               講師 大熊孝新潟大学工学部教授
               場所 長野市 長野勤労者福祉センター4階

               資料代 300円
★10月19日(火)
   ・9:30縲怩P2:00  治水問題研修会
             (県議会棟2階 理事者控室)
   ・13:30縲怩P5:30 長野市信更安庭地区の地すべり調査
             

2004/10/12 火曜日台風22号長野県内にも被害 定例会閉会後の議会棟は静寂がもどりました。

台風22号は、9日午後4時ごろ静岡県に上陸。石廊崎では、最大瞬間風速67.6mという信じられない暴風が吹き荒れ、各地で激しい雨を降らせました。全国各地で、土砂崩れや、強風で倒れた電柱に当たっての死亡等、死者・負傷者が出、今回も大きな爪跡を残しました。
県内には、9日午後4時頃最接近し、降雨の中、長野市信更町安庭では5時過ぎに地滑りが発生。飲食店1棟と住宅1棟が全壊しました。付近の国道19号線が、長さ約50m、幅約10m、深さ約8mにわたつて陥没。県内では、山ノ内町、長野市松代町他各所で土砂崩れ等が発生し、交通網も乱れました。
自然のもつ底知れぬ力の大きさ怖さに、今回も尊い命や大切な財産が奪われました。災害に遭われた皆様には心から御見舞い申し上げます。

先週末に9月定例会が終わり、議会棟は急に静けさが戻りました。
本日は、定例教育委員会が開催されるので今井県議は登庁。午後は山口村が長野県に残って欲しい方達が、県庁で記者会見しその後会派控室へ立ち寄られました。
明日から、決算特別委員会の中南信の現地調査が3日間行なわれ今井県議が参加します。

2004/10/8 金曜日9月定例会閉会 全員協議会で「日の丸」掲揚決定  「県民調査費」「スペシャルオリンピックス支援事業費」等の修正予算削除

9月定例会は本日閉会になりました。
本会議前に、議会全員協議会が急遽開かれ、12月県会から議場に国旗を掲揚することが「賛成多数」で決まりました。
協議会場内の傍聴者(約30人程)の怒号「これが長野県の民主主義か」が飛びかう中、1回の議論で多数決で決める会議の進め方に抗議した13人の議員(全県議58人中の2割を超す)が退席する等の異様な雰囲気の中で「国旗掲揚」は採決され、県会議場へ12月定例会から掲揚される事となりました。
「トライアルしなの」では、朝(全員協議会前)議長宛に全員協議会の進め方に対する下記の申し入れを行ないましたが、県民にも議論が見えないまま決定という結果となりました。

                       2004年10月8日

長野県議会議長
古 田 芙 士 様
                     トライアルしなの
                      島 田 基 正
                      今 井 正 子
                      田 中 清 一
                      木 内   均

       全員協議会の開催についての申し入れ

 8日に開催される全員協議会において、「国旗・県旗」の議場での掲揚について協議することになりましたが、下記の見解を申し入れますのでご検討ください。

                記

 ○全員協議会を県民に公開し、議員に十分な議論を保証すること。
 ○単純な過半数の多数決にはしないこと。

                           以上

国旗掲揚に対する考えは、「トライアルしなの」では各議員異なりますが、「十分な議論を重ねるべきである」という点では意見が一致し、申し入れを行いました。
結果は「出席議員の3分の2以上の賛成で決定」という議長の判断で、全国で唯一国旗が掲げられていなかった議場に「日の丸」が掲げらけれる事となりました。

午後の本会議は、予定の1時開会が大幅に遅れ3時頃になってようやく開会。
県側が提出した本年度一般会計補正予算案のうち、『スペシャルオリンピックスへの参加支援事業費(2960万円)』『高性能林業機械導入推進事業費(約5000円)』『県産材供給体制整備事業費(約200万)』、『県民意向調査委託料(約900万円)』等の4件、計約9000万円を削除する修正予算案を可決し、残りの総額約56億500万円を原案通り可決し閉会となりました。

「トライアルしなの」では、田中県議が、『スペシャルオリンピックス』『高性能林業機械導入推進事業費』『県産材供給体制整備事業費』関連について、今井県議が『県民意向調査委託料』関連について、修正案反対・原案賛成の立場で討論を行ないました。今回一般質問を行なわなかった田中県議の討論は、いつもながら的確な素晴らしい内容の討論でした。討論の内容は田中清一議員のホームページに載っています。
 『スペシャルオリンピックスへの参加支援事業費』は、来年2月に長野市を中心に開催されるスペシャルオリンピックス(知的障害者の世界大会)に参加(事前の事業含む)する県内全小中学校を対象に市町村が実施する事業の二分の一(上限10万円)を補助する事業でしたが、「スペシャルオリンピックス実行委員会が当初の方針を変更して県等に対する財政支援を求めており、県の支援策が明確でない段階で先行して予算化することは適当ではない」との理由で否決削除されました。しかし、小中学生が「スペシャルオリンピックス」の意義を肌で感じる教育的見地からも是非認めて欲しい予算でありましたので、大変残念でした。
 『高性能林業機械導入推進事業費』は列状間伐のための機械(タワーヤーダ等)を購入するための予算でしたが、既に国庫補助の内諾も得ているとの事であり、「現下の厳しい財政状況にかんがみ、県単独事業(全額県負担)により実施する必要性はない」と言う理由で認められなかったのは残念。国庫補助が得られた時点で財源を振り替えることも出来るとの事なので、財政の基本的な仕組みを理解していれば県民益の立場で考えると大変勿体無い否決であったと思いますが・・・。
 また、『県産材供給体制整備事業費』は民間の専門業者の力を借りて県産材を積極的に売り込んでいくための予算でしたが、「県職員で対応できること」との理由で予算が全額削減されてしまいました。
『県民意向調査委託料』では、全長野県民の文化資産である山口村の越県合併に関して、長野県に山口村が残って欲しいと願っている今井県議が、「小諸や上田で島崎藤村について深く理解を示し活動している人たちでさえ、山口村が岐阜県へ越県合併して行ってしまう事等知らなかったという現状を考えると、広く県民が理解を示した上での意向調査結果は、議会で議決する上でも必要不可欠」の立場で熱弁を揮いました。

『真の県民益の立場で議論が展開されたのか・・・・?』
今議会も、いろいろと感ずるところが多い議会でした。議員の皆様ご苦労様でした。

強風・大雨の心配が懸念され、非常に強い勢力を持つ大型台風22号が日本の南を北東に進んでいます。全国各地で、又又被害が心配されます。地球が怒っているような今年の異常な自然現象は、今後も続くのでしょうか。
長野県内も土砂災害や農作物への被害が心配されます。

2004/10/6 水曜日明日の総務委員会を残し、本日で委員会審議終了 

4日の月曜日から始まった委員会審議は、本日6日で終了。総務委員会だけが、明日、本日に引き続き知事が出席し質疑が行なわれます。
昼の休憩時に山口村より「長野県に残りたい」方達の代表3名が来庁され今井県議の案内で各会派を説明して廻りました。又、午後から総務委員会へ出席する予定のお忙しい知事から5分だけ要望のためお時間を頂き知事室へ。その後、総務委員会を傍聴されました。当初30分の予定の山口村合併問題について、90分を要し質疑応答が繰り返された様子を目の当たりにし、大変感動したとの事で、山口村の3人の方達は、傍聴後「今日来て本当に良かった」としみじみと申されました。
重く辛い問題を抱え、解決の方向への道は険しく厳しい中で、切なる気持ちがそうさせたのか、知事の答弁を聞いて涙が出る思いだったと、深い喜びを表されていました。昔は、長野へ来るにも泊まりで来なければならなかったけれど、高速道路ができ日帰りができるようになったと、決して若くない3人の方々は帰途につかれました。さぞお疲れだろうなと思いながら、必死で長野県に残りたい思いを訴えられている様子にエールを送りたい感動に駆られました。
「信州に残りたい方」「岐阜県へ行きたい方」思いはそれぞれで、それぞれの思いの中で毎日苦悩されている事と思いますが、どちらも正々堂々と自己主張し、思いのたけをぶつけ合えば新たな道が拓かれるという事はないのでしょうか。本当に大きな重い深い問題です。
提案されている「県民意向1万人調査」の予算が認められるかも今後の大きな課題です。

2004/10/4 月曜日本日より委員会

10月に入ったら急に、涼しいというより昨夜など肌寒い感じを受け、信州は一気に秋が訪れたような感じです。
 昨日、越県合併問題で揺れる山口村で恒例の秋祭りが行なわれました。旧中仙道沿いに集落が連なる新町と馬籠の両地区を神輿が練り歩き、神社では小学生が「浦安の舞」を見事に舞ったとの事。そんな山口村へ今井県議は住民の声を聞くため又、村の様子が心配で調査に行ってきました。
村長さんにもお会いしたとの事。今後、県議会の各会派でも山口村へ出向きどちらか一方的な意見ではなく、長野県へ残りたい人、岐阜県へ行きたい人のそれぞれの意見を聞く機会をもち、12月県会での結論を出すまでに判断基準を原点に戻してみる必要もあるのではないかとも感じます。
それとも、もう住民意向調査で結論が出ているのだからと、あくまで尊重すべきなのでしょうか?

本日より各委員会が開かれ、議論が交わされています。
今週は、各議連も昼の休憩時間を利用し開催されます。

2004/10/1 金曜日本日より衣替え 久々に素晴らしい青空が広がりました。 県議会は一般質問最終日

真っ青に晴れ渡った空が爽やかで美しい朝でした。久々の青空、透明感にあふれ、凛とした清涼感が、朝陽の輝きをより暖かく感じさせてくれました。今朝はそんな素敵な10月のスタートでした。
本日は9月県議会一般質問最終日です。一般質問終了後に、14の議員提出議案の採決がありました。
田中知事に今定例会中の合併関連議案提出をる求める決議案が地元県議である村上議員から議第13号として出されました。上程反対の立場の討論を発言順に「トライアルしなの」の今井県議・「あおぞら」の北山県議・「日本共産党長野県議会」の石坂県議が行い、賛成討論は「自由民主党県議団」の平野県議が行ないました。
今井県議の反対討論は、まず島崎藤村の「惜別の歌」から始まり、情熱を込めて山口村が長野県に残ってほしい思いを切々と述べました。上程反対の討論者は、全て女性。女性議員のひたむきな思いが議場に流れましたが、大きなヤジも議場にあふれました。結果は43対13(欠席1)の賛成多数で提出を求める決議案は可決され、今井県議の思いは届きませんでした。「トライアルしなの」でも意見が2分されました。
但し、決議には法的拘束力はないので、知事は今議会での議案提出を改めて否定した上で、「信州の未来にかかわる分岐点。本格的な議論をいただきたい」と述べられました。今後委員会等でも大波乱が予想されます。
越県合併、本当に難しい問題です。

来週からは、各委員会が始まります。

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