会派日誌

2005/2/3 木曜日本日各派代表者会と議会運営委員会開催される   年末年始に集まった『山口村越県合併反対』の署名簿、約13000名分の声が県に届けられました。合計で8万人近い方々が署名!

本日は、節分。各地で豆まきが行われています。
議会では、午前に各派代表者会議、午後は議会運営委員会が開催されました。内容は、2月定例会の一般質問及び質疑の日程・知事提出議案について・会期及び議事進行について・他定例議会に関する必要事項の協議、及び議員の所属会派の変更に伴う、議席・委員会の所属・党派名の記載順序・議員控室等移動に伴い生ずる変更事項についてが主な議題で協議検討されました。

*** 2月定例会の日程予定は、下記の通りです。****
                             
 2月16日      開会、知事提案説明
   17日縲怩Q1日  議案調査等のため本会議なし
   22日縲怩Q4日  代表質問
 3月2日縲怩S日・7日縲怩X日  一般質問
   10日縲怩P1日・14日縲怩P6日  各委員会
   18日      各委員会報告・採決
   22日縲怩Q3日  役員の選任
   24日      役員の選任・閉会 

2月定例会は、予算関連等重要な課題が山積の上、議会中にSO(スペシャルオリンピックス)が開催される等、日程的にも休会が入ったりして長い大変な定例議会になることが予想されます。

 又、本日は、山口村より12月定例会が終わって1月4日の知事発言までの間に集まった『山口村越県合併反対』の署名簿、約13000名分の声が、県に届けられました。
それ以前に集まっていた署名と合わせると、合計で8万人近い方々が山口村を信州に残してほしい思いで署名されたことになります。今後も署名活動を続ける予定でいたそうですが、既に「時」は戻らず、<声無き声>になってしまった現実を改めて思いました。
「平成の大合併」で全国初の越県合併。『信州に残りたい』という切なる想いで活動を続けてこられた方達が、せっかく署名をして下さった皆様の思いを無にしてはいけないとの考えで、遠路山口村から届けに来て下さリ、署名活動に協力された県内各地の皆様も県庁に集まり、各派代表者会議場でと知事(総務部長が代理受理)へ報告をし、表現センターにて記者会見を行いました。
県内各地を廻り『信州に残りたい』思いを伝える活動を必死で続けられてきた方達の悲痛な思いが感じられて、改めて心が痛くなりました。その後、晴れやかな表情の中津川市長・山口村の村長・議長他の方々も挨拶に廻ってこられましたが、その表情は対照的で何とも複雑な思いでした。

下記は越県合併反対活動の中心的存在として頑張ってこられた庄司さんのお礼状と、幻となってしまった講演会開催のご案内の手紙文です。きちんと自分の意思を持たれ、その為にご尽力された庄司村議の偉業は、他の反対された皆様と共に、歴史的にも大変意義があると感じられます。

拝啓
昨年来、私ども「信州木曽路山口村の会」にお寄せいただきましたご声援に心から御礼申し上げます。
一月四日知事発言から始まりましたこの月も終わろうといたしております。長いとも短いとも言いようのない月でございました。
 “心を起さうと思はゞ 先づ身を起こせ” (海へ)
この言葉を杖に皆さまの思いが届かなかった私どものつたなさのお詫びと、数々のご支援に感謝をこめまして、同封のチラシの講演会を企画いたしました。(この講演会は中止になりました)
ぜひおこし下さいますようご案内申し上げます。
末筆にはございますが、
皆々様のご健勝を心からお祈り申し上げます。      かしこ
                 信州木曽山口村   庄 司 由 美

2005/2/2 水曜日信州は今日も雪景色  各地で雪害

日本の上空を非常に強い寒気が覆い、各地で大雪となりました。交通機関にも影響が出、各地で交通事故も発生しています。特に被災地の新潟県では車等すっぽりと埋まってしまう程の積雪量で雪下ろし等で大変な様子が報じられていました。
東京都の三宅島では一日、避難指示が4年5ヶ月ぶりに解除され、まだ火山ガスが発生している状態の三宅島へ第一陣の村民が東京港を後に帰島しました。
地球のエネルギー活動により生ずる天災は、人の今まで積み上げてきた大切な生活を奪い去る強い破壊力を持ち、私たち人間の心や暮らしをも壊してしまう恐ろしい力を発揮します。火山の爆発・地震・津波・台風・集中豪雨等々により、尊い命と人々の暮らしがどれだけ奪われてきたことでしょう・・・・・改めて感じます。
県内でも各地で合併問題が検討される中、住民投票等へ向け合併に関する動きが活発化してきています。
合併問題を思うとき、常に心に重い石が乗せられるかのような、深い悲しみと寂寥感を覚えるのは『山口村の越県合併問題』です。
山口村の越県合併問題に関しては、既に岐阜県中津川市に合併が決定していますので前向きに考えねばいけないのでしょうが、何とも残念な思いが残ります。

2005/2/1 火曜日本日より新たなスタート  「トライアル」精神で頑張れ! 頑張れ!

本日2月1日は、2人の議員で構成する『トライアルしなの』としての再出発の日です。
今冬何度目かの雪景色となった長野市、日本各地で大雪のニュースが報じられています。
昨日の団会議は、4人での最後の団会議でしたが、とてもそのような実感がわかないほど、今までどおり和気藹々とした会議で、最後には各議員からのそれぞれの想いと感謝の言葉が述べられ、今後も情報交換等連携をとりながら真の県政改革を行うことを約束しました。
島田代表は、一昨年の選挙後『トライアルしなの』という会派を立ち上げる時の呼びかけの文書である『私は会派をこう思う』という文を改めて読み返し、変わりない『トライアルしなの』の姿勢を貫く決意を述べられました。

                  『私は会派をこう思う』
?基本的に会派はゆるやか、かつしなやかな結合が望ましいと思います。
それは、会派は党と違うからであります。
?会派としてまとまる意味はどこにあるのか
 常に民意に照らし、改革の実現による『長野モデル』の確立という大義ではないでしょうか。
?例えば、県議会改革についての給与、定数等の詳細について取り決め云々することがありましたが、それら細部や技法については、それぞれに所属議員が互いに研鑽し合って、最善の道に向かって進む形が望ましいと思います。
会派が決定権を持つような、しめつけのある会ではありません。
会派の決定に背いた人を除名するなどといった会派でもありません。
本来会派など存在せず、一人一人が自由に発言できることが理想でありますが、議会運営上問題がある一方、他に会派というものが存在する現状では、とりあえずの会派というまとまりが必要ではないでしょうか。

団会議終了後は、4県議と事務局で懇親会を行い、名残惜しくも楽しいひと時を過ごしました。

2月1日の本日は、会派控室から田中議員と木内議員の机が移され、部屋が急に広く寂しくなった感じがします。
会派控室は、移転の指示がでるまでは、従来の部屋ですので、お気軽にお立ち寄リ下さい。

2005/1/31 月曜日4人会派としての最後の団会議  田中清一議員・木内均議員は「緑のフォーラム」へ

日本に又寒波がやってきて、各地での大雪が予想されます。
新潟の被災地での雪害が心配されるところです。

今朝、会派の控室に黄色のフリージャとカスミソウを3箇所に、1つの花瓶には4本のチューリップを生けました。
4本のチューリップは、今日が4人での最後の団会議のため登庁する県議たちを迎えます。フリージャとカスミソウは、春の希望が感じられる爽やかな香りで、4人の県議たちを優しく迎えてくれると思います。
様々な報道で既にご存知の方も多いと思いますが、田中清一議員と木内均議員は、この度2月1日付けで「緑のフォーラム」へ移ることになりました。
素晴らしい4人の県議さんのもとで働かせていただいたことに改めて感謝の気持ちがあふれます。今日に至るまでの話し合いの中で、涙で心の中が苦しくなることもありましたが、まだまだ将来のあるお二人ですので、他会派へ移っても益々御力を発揮していただき、常に県民の目線で、真の県民益のために活躍していただきたいと思っています。
昨年末の会派日誌に、『酉歳』の新年は、卵からかえった雛鳥が大空高く舞い上がり、天空より広く見渡せる目と、育まれた強い翼で広く行動し、的確な判断力で生きる『生命力』を発揮する年になるのでしょうか?「愛の力」で育まれた『巣』の温もりをいつも感じ、忘れることがない世の中であって欲しいと願います。
と、私の願いを書きました。
実は、<大空高く>は、他会派の事、「巣のぬくもり」は、「トライアルしなの」の意味を込めて、私なりに何とか4人で存続できたら嬉しいとの願いを込めて書いた文だったのですが・・・とても残念です。
でも、御二人とも素晴らしい人格と議員としての資質を備えもっていらっしゃいますので、頑張って欲しいと願っています。
本日は午後3時から団会議、その後皆で懇親会の予定です。

この「トライアルしなの」のホームページは、当面直しが間に合わないかもしれませんがご容赦頂き、今後は島田基正議員と今井正子議員の活動を、会派活動と共に日誌でお伝えいたします。

2005/1/26 水曜日『トライアルしなの』の団会議に報道が注目

信州の冬の厳しさにも似た、「厳しい長野県の財政状況の中」で、新年度当初予算案の知事査定が始まりました。
又、2月23日に岐阜県と越県合併をすることが決定した山口村では最後の臨時議会が開かれたとの事。
山口村の合併問題は、越県合併反対の署名をした8万人以上の方々を始めとし、多くの長野県民の心に『無念』の気持ちが残りました。しかし、決まってしまった今では、中津川市の中で小さな地域であっても、「輝く地域」になることこそが大切であり、信州長野県から離脱した地域としての責務のように感じられます。

本日、午後3時から『トライアルしなの』の団会議が開かれました。
1月25日に開催された『各派代表者会議』、『各派代表者と知事の懇談会』、『議会運営委員会検討会』についての報告と『トライアルしなの』の会報発行について、今後の会派運営について、マニフェストの総括等について話し合いました。
前回(1/14)の団会議の後、まだ確定でないうちに翌日新聞で「解散へ」という報道が流れてしまい、22日に軽井沢で開催予定をしていた「トライアルしなの」の移動県議会報告会が出来なくなってしまった経緯があり、今井県議は「報道」の在り方について感じた事を、報道した各社へお願いと苦言を呈しておられましたが、本日も朝から報道の方達が見えられ、団会議の結果に注目。団会議中は、議会棟のホールに多数の報道機関が集まり団会議での決定を待っておられました。
ある報道機関の方と話す中で、「『トライアルしなの』は、やはり一味違う存在感のある会派であり、マスコミは注目している」とおっしゃっておられましたが、この会派は本当に良い会派だと感じていましたので、そこで働かせて頂いている私にとっては、今回の事態は「残念無念」の涙が出る思いです。しかし、「個々の意思を尊重する会派」だけに、仕方のない成り行きなのかもしれないと思う事で自分を納得させました。
既に、田中議員は「緑のフォーラム」へ移る意志を固めつつあり、木内議員も木内議員が掲げる要望が受け入れられれば他会派へと考えておられます。「『トライアルしなの』の今後はまだ流動的ですが、午後5時過ぎには、ホールで結果を待ちわびていた報道機関に下記の内容で報告をしました。

                         2005.1.26
報道各位
 
    長野県議会『トライアルしなの』の今後の会派運営と
          マニフェスト総括について

                   『トライアルしなの』
                    代表 島田 基正
 
 本日の団会議において以下のことについて決定しましたのでご報告いたします。

○会派運営について
 ・『トライアルしなの』は解散しない。
  ただし、個々の議員がそれぞれの主義・主張により離脱を含め他会派と連携を図るなどの行動をとることは自由とする。

○マニフェストの総括について
 ・平成15年7月3日に発表し、同年12月25日に中間考査したマニフェストについては別紙のとおり総括しました。

以上が報告内容ですが、マニフェストの総括については、近日発行する『トライアルしなの』だよりに掲載していますので、ご希望・ご質問のある方は、事務所までお問い合わせください。<TEL>026ー235竏窒V515

2005/1/24 月曜日「NHK」と「朝日新聞」の報道問題から「報道」とは?

昨日(1月23日)の日曜日、薪ストーブの優しい温もりが心地よい上田の「木楽館」にて団会議を行いました。
2月定例会へ向けての対策等につき話し合いをしました。
このところ「従軍慰安婦特集番組の改編問題」をめぐり「NHK」と「朝日新聞」の事実関係をめぐる双方の対立がニュースとして様々に報じられています。
「報道」を、長年画像や活字でしか受け止めていなかった私ですが、「ニュースの発生源」である県の議会棟という場に職を得てから、報道機関の取材の様子を目の当たりにする機会が多く、こうしてニュースは作られていくのだと、様々な思いに駆られる事がありました。
***以下は、『トライアルしなの』の幹事長としての思いを書いた木内議員(1月16日付)のホームページでの文章です***
一昨日(1/14)、『トライアルしなの』の団会議と研修会が開催されました。
 午前9時から午後12時20分までの研修会は、商工部、生活環境部、農政部、林務部の平成17年度の当初予算要求概要についてそれぞれ説明を受け、意見交換を行いました。
 その後の団会議の内容については、昨日(1/15)の『信濃毎日新聞』、『朝日新聞』と『毎日新聞』に「トライアルしなの解散へ」という見出しで報道されてしまいました。
 団会議終了後(午後6時過ぎ)にこの3社が取材に来たのですが、一方的に「明日の新聞で『トライアルしなの解散』という記事を載せる」と切り出されてしまいました。私からは「23日(日)と26日(水)に団会議を開いて今後の会派運営のあり方について議論をするので皆さんが思っているような結論は出ていない」と説明したのですが、「独自に取材をして確証は得ているので書きます」との返答。
 私からは、再度「皆さんが記事にしたら『トライアルしなの』の幹事長として抗議します」と申し上げておきました。
 この問題については4人でよく話し合い、結論が出た時点で報告します。現時点では、「解散へ」などという公式見解はいっさい出していません
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1月14日の団会議終了後、取材に3社の方々が見えましたが、結論がでている状況ではなかったので、翌朝それでも「小さな記事にでもなったのかな」と思いながら、新聞を開きました。我が家は「朝日新聞」を取っており、まず「長野版」から読み始めるのが私の毎朝の日課ですので、下の方ばかりを目で追い「やはりはっきり決まっていることではないので記事にならなかった。良かった!]と思い、ふと上部に目を移した途端、愕然としました。何と白抜きの大きな見出しで「知事与党解散へ」と、トップ記事で扱われていました。
「報道」とは、こういうものなのかと、改めて様々な複雑な思いで記事を読みました。
これらの新聞報道がもとで、毎週木曜日に表現センターで行われる知事会見で「トライアルしなの」に対する質問が知事になされ、知事の発言が、夕方には選挙時の映像まで添えられてテレビで流れました。
一連の「報道」知事の「発言」に対して、私個人としての私なりの深い思いはありますが、たった4人の会派でも、ニュース性のある存在感のある「トライアルしなの」なのだという認識を強くしました。
4人の議員さん達は、人柄が温かく優しく素晴らしい方達ばかりです。夫々が持たれている議員としての資質も秀でており、大変良い環境で働かせて頂いている事を心から感謝し有難いと思っています。
次回は、26日に団会議を行います。

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