

上田を出たときは薄日が差していましたが、長野に向かうにしたがって、鉛色の雲が重く垂れ込み、車窓からでも外の温度が下がってきているのが感じられました。
長野駅に降りると、地面は濡れ、霙が降っていました。バスに乗っているうちに霙が雪に変わり、辺り一面銀世界になりました。
本日、長野県勤労者福祉センターにおいて、「浅川治水と新河川法」の緊急報告集会を「浅川・千曲川等治水対策会議」「共産党県議団」「共産党長野市議団」「あおぞら」「トライアルしなの」との共催で行いました。
悪天候にもかかわらず、関係者も含めると150名近い方々が参加して下さり、会場は溢れるばかりで、資料も不足してしまう程でした。嬉しい誤算とは資料のなかった方々にはご迷惑をおかけしましたが、大変内容のある充実した研修ができました。
『浅川ダム中止後5年が経過し、はじめてダムなしの治水対策が河川整備計画案として長野県が発表した。この内容は、浅川の特性に基づく内水対策や土砂対策などの総合的な治水対策となっており、多くの流域住民は国の許可を一日も早く受け、本格的な治水対策を願っている』等を【開催目的】とした緊急報告会です。
【報告事項】
1.浅川河川整備計画案 長野県出納長 青山篤司氏
2.浅川流域の砂防計画 長野建設事務所長 有賀良夫氏
3.浅川の治水と新河川法 国土問題研究会 中川 学氏
4.県議会・市議会からの報告 県議会議員 石坂ちほ氏・他
県議会は、昨日より一般質問が始まり、高校改革再編・浅川整備計画・補正予算案等々様々な問題に対する質問に対して答弁がなされています。
昨日登庁すると、今井議員が青い顔をして走っていました。
親身になって相談にのっていたY君が命を絶ったとの事。
『どうして?』Y君やご家族が良い方向へいけるよう一生懸命だった今井議員の事を考えると、ご家族のご悲嘆は勿論いかばかりかと推察しますが、今井議員の表情からは深い悲しみが伝わってきました。
今朝の新聞報道によると、「丸子実業高校(小県郡丸子町)1年生のY君のお母さんによると、Y君は所属していた運動部内でいじめがあったことを苦にしていたという。高校側は「いじめとは考えていない」としています。
Y君が学校での悩みについて気持ちを書き留めていたノートには、亡くなる前日の5日、「いじめをなくしてもらって、謝罪をしっかりしてもらいたい」などの記述があったとの事。
又、高校によると、Y君はもともと声が出にくい症状があり、部員が6月中旬にY君をまねたり、7月中旬にY君を含む複数の1年生を正座させ、ハンガーで頭をたたいたことは認めたが、「いじめとは考えていない」(高木房雄校長)との事。
「いじめ」ではなく、暴力? 体罰? しごき? 「いじめ」とは?
今回の事に関しては多くの人が関わり取り組んでいましたが、『命』をたつという最も最悪な事態になってしまいました。この結末を多くの大人たちは、どう受け止めたらよいのでしょうか?
Y君の「魂の叫び」が伝わってきます。
幼児の殺人等が続く昨今、今の世の中、どこか狂っています
今夜は、Y君のお通夜だそうです。
謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます
本日は、一般質問の議案調整のため本会議は開かれず、百条委員会、公共交通等調査委員会、高校改革プラン勉強会が開かれ、島田議員,今井議員が登庁されました。
明日から、いよいよ一般質問が始まります。
『トライアルしなの』は、10月に声帯のポリープ摘出手術した島田議員の声帯ポリープが再発し、悪化、話すと痛みも伴うようになり、声が出なくなってしまいました。診断の結果、再手術を勧められていますが、定例議会中ということで議会終了後再手術をすることになっています。そのような状況ですので、今井議員が代表して22分一般質問を行います。
一般質問最終日、12月12日(月)の三番目、予定では午後一番の1時からです。
時間のある方は是非傍聴にいらしてください。
月日の流れは夢のようで、今年も早師走を迎えました。
本日より12月定例会が始まりました。
県は、総額4億2200万円余の本年度一般会計予算案など33議案を提出しました。
田中知事の議案説明は、まず県政をとりまく最近の状況などに関して説明があり、最後に9月定例会で継続審査になった『組織再編』関連に関して説明されました。
知事は、「今から3年前の平成14年10月に県議会の皆さま方から頂戴(ちょうだい)した「行財政改革調査特別委員会」の「調査報告書」に則(のっと)り、行政機構審議会での議論と答申も踏まえ、さらに検討を重ねた上で、先の9月県議会に組織再編に関する条例案を提案いたしました。
件(くだん)の「報告書」では、多様な行政ニーズに効率的に対応することや、地域の創意工夫による自律的な地域経営を行うことが行政改革の必要性として示されております。また、選択と行政資源の集中化や現地機関の自主性・主体性の向上、行政と民間との協働、スピードの重視、コスト意識の徹底等も、「報告書」に基づき、今回の条例案に取り込んでおります。
さらに、地方分権を先取りした行政システムの構築や縦割り型組織の弊害の除去、現地機関の総合力を発揮できる体制づくりを行うべきとの「報告書」の指摘も、私どもが提案している、地域の課題解決を図る上で予算の提案から執行まで可能とする「地域本部」の設置等と相通ずるものであります。いずれにいたしましても、今回の組織再編案は、今後の3年間で実現せよ、と議会の皆さまから奇(く)しくも3年前に受け取った宿題に、全面的にお応(こた)えする内容であります。仮にまだ相違点がありましたならば、可及的速やかに忌憚(きたん)なくお申し付け下さいますよう、改めてお願い申し上げます。」から始まり、
「本県に限らず全国の自治体では、新年度4月の人事異動の準備を1月から始めます。この点を見据えれば、今12月議会で是非とも、県民の代表としての58名の皆さまに、組織再編に関する条例案の諾否をお決めいただかねばなりません。改めて私が申し上げるまでもなく、長きに亘(わた)って地方自治の現場で貢献されてこられた方々が大半を占める県議会の皆さまは、仮に継続審議という宙ぶらりんな状態のままで年を越して、2月議会の冒頭でお認めいただけたとしても物理的に新年度の組織再編は不可能で、つまりは1年後にずれ込んでしまう点を十二分にご認識かと思います。
それは3年前の「報告書」が謳(うた)う「スピードの重視」「コスト意識の徹底」という観点からも、実に哀(かな)しい展開でございます。さらにご説明を求められる点がありましたら、私を始めとして職員は誠心誠意、対応させていただきます。何とぞ、今議会においてご議決を賜りますよう、心からお願いするものでございます。」で締めくくられました。
はたして、今議会ではどのような結果になるのでしょうか?
本会議終了後、予算関連の研修を行いました。

明日からいよいよ12月定例議会が始まります。
議会棟は、何となく慌しく緊張した雰囲が漂ってきました。
本日は、10時から議会の高校改革プラン勉強会が開かれ、今井議員が出席しました。
午後からは、団会議を行いながら、今井議員は農業振興条例(仮称)制定検討調査会に出席。
島田議員は上田市産院で出産経験を持つお母さん達でつくる『「いいお産」を望み産院存続を求める母の会』の方々が澤田副知事を訪ね上田市産院存続への協力を要請するとの事で、上田市選出の平野議員・高村議員と共に同席しました。
上田市の産院は、現在、松本の信大医学部から二人の医師の派遣を受けていますが、医学部側から上田市へ「来年6月で派遣終了」が伝えられ、目下存続が危ぶまれています。
積極的な「母乳育児指導」を推進する上田市産院を慕って出産する妊婦の方も多く、強く存続を求める願いが結集し、短期間に8万人にも上る署名が集まったとの事。過日上田市長にも署名を携え存続を要望したところ、母袋市長も医師確保を目指し全力で取り組む意志を示されたとの事です。
上田市の産院は1952(昭和27)年に開設し、現在は医師2人、看護師14人。未熟児床を含め27床。04年度決算は3800万円の黒字で、黒字は5期連続。入院患者数は前年比19・2%増の延べ5451人、出生数は29・5%増の483人。うち、半分近い238人が市外在住女性の出産との事です。
島田議員は、本日の副知事への要望を通し、「出産をし、子育てに必死の若いお母さん達にとって、自然分娩、カンガルーケアー、母子同室、母乳育児、「お産は病気ではない」意識の啓蒙、助産婦の育成等を実践している、上田市産院での貴重な体験が、母親としての大きな自信と誇りになっているのだと感じた。
今回のお母さん達の存続を願う熱い気持ちは、これからの医療、福祉の有り方にも、非常に大きな問題を投げかけていると思う。「お産」は、家庭と地域社会全体が、皆で助け合い協力し合って「新たな命」を誕生させる、この世で一番大切な出来事だと思う。
医療、福祉の問題だけでなく、 家庭と地域社会の有り方やその見直し等にまで影響を与える大切なこと。
今回の問題は、県民参加による「コモンズ再生」の具体的な良い実例だとも思う。」と述べています。
早速、上田市長にも要請をする予定との事です。
又、妊婦を単なる産婦人科の患者として捉えるのでなく、 社会のいちばん大切な事業を担っている主体者として捉え、 安心して事業が進められるよう、社会全体の温かい応援が感じられる環境を整えるべきであり、社会の全てが祝福し待ち望んでいる、そんな恵まれた環境で生まれ育った子供たちは、愛情に溢れ、優しい人間として成長し、社会全体が幸せになると思うとの事です。
午後4時30分からは、12月定例議会前のお忙しい時間を頂き、澤田副知事が就任されて始めて、『トライアルしなの』会派として要望をさせて頂きました。
咽喉のポリープ切除の手術後少し無理をしすぎたせいか、又蚊の鳴くような声しか出なくなってしまった島田議員が話せないこともあり、主に今井議員の要望を副知事へお伝えしました。
?ドクターヘリ、佐久病院の効果について
?補助金・負担金の見直しについて
・大きく県民益につながる事柄に関してや、他県との協力で行われる組織団体等への負担金・補助金については考慮し、削減しないで欲しい。
<例>
・平成17年度妙義荒船佐久高原国定公園連絡協議会
負担金 群馬県 15万円
長野県 なし (平成16年度までは10万円)
・平成18年度開催の第51回青色申告会関東信越ブロック大会
日 時 平成18年9月12日
場 所 上田市民会館で開催予定
宿泊地 戸倉上山田温泉宿泊
参集者 関東信越国税局管内の青色申告会会員
約1200名参集予定
補助金 40万円要望
? 教育改革について
・週5日制の見直し
・教員の質向上について
非常勤講師の制度見直し
・高校教育改革について
長期的展望にたち、現在の位置にある地域の高校の存続を強く望みます。又、県内一律の多部制・単位制の単独高校の設置は難しい。
都市部校の統廃合については、飯山・大町など地域で組織化され、論議がなされているので、各地域での結論を待つべきである。
校名があげられた対象市だけではなく、今こそ全都市部が高校改革について、又、教育全般について論議すべきであると思います。
? 緊急少子化対策・男女共同参画と組織案について
知事部局、各地方事務所所長直属に少子化と男女共同参画の担当を置く。
?「青年の家」事業の継続について
? 仮称「信州廃棄物条例」のめざす「脱焼却・脱埋立」の考え方について
? 公務員(教職員を除く)の残業と時間外手当について

本日三時より、長野県調査委員会による「長野冬季五輪招致委員会の会計帳簿焼却問題に関する調査結果の公開報告会」が議会棟で開かれ傍聴しました。
受付で分厚い2冊の資料が配布され、資料に基づいて磯村委員長が調査報告を公表されました。
報告によると、帳簿を残しておくことによる「不都合な理由」があり、「帳簿は保存の必要がなくなったため“廃棄”されたのではなく、“故意に処分”された」との見解が示されました。
調査委のまとめた報告書の中では、問題点が14項目の『認定』の形で示されています。委員会には、強制的な調査権限がないので、その調査はあくまでも関係当事者の協力に基づくものであり、肝心の会計帳簿が処分されている状況下では明確な『断定』には至らないものの、現存する資料や証言などを基に、「これで間違いなかろう」という意味で『認定』という言葉を使用したとの事。要するに、『クロ』にはなりえず、『灰色』の状態なので『認定』という表現でしか報告ができないのだと思います。
報告書の中で目を引くのは、招致委による国際オリンピック委員会(IOC)委員への過剰接待です。贈り物の金額制限などを定めたIOCの倫理コードに違反する接待費用は、集めた資料で分かっただけで土産が約6300万円、宿泊費や宴会費用といった接待関連が5億円余に上り、お土産関連経費は,一人当たり約66万円。接待関連費用は、一人当たり約540万円近くになるとの事です。
又、1998年冬季五輪開催都市が長野に決まった91年、IOC英国バーミンガム総会の前後に約9000万円の使途不明金が発生していたとの事。使途不明としたのは、バーミンガム総会前に持ち出されたお金と総会後に返金された金額の差額が約9000万円あったとの事です。
いずれも、公金を含んだ余りに多額なお金が、あの全国民を感動させ夢中にさせた「長野オリンピック」の裏でうごめいていたという事となり、招致するためにはその位お金を使わなくては実現しなかったのかと、本当に残念に思います。
しかしその一方、それだけのお金が動いたからこそ、数々の感動と交流を生んだ長野オリンピック」が成功したのか?と複雑な思いも残りますが、頑張った世界中の選手、オリンピックを支えたボランティアの方々、関係各位皆が全力で取り組み、素晴らしいオリンピックになったその輝きは、今でも私達の心に深い感動を残しているだけに、県民に公表できない不明瞭な事実があり、今日の長野県財政にまで大きな影響を残している事実を県民としてはどのように受け止めたらよいのか?・・・・
改めて様々な思いに駆られます。
報告書では、「当時の吉村知事等から話が聞けなかった」としていますが、今県議会で行われている「百条委員会」では、次々と関係者が証人尋問されるのと比べ、何と対照的かと「時」の流れを感じると共に、百条委員会設置に対する意識の差を強く感じました。
埃まみれになりながら倉庫のダンボール箱等から乏しい資料を探しだし、調査し、分析していった長野県調査委員会の皆様のご尽力に心から敬意を表します。